【ハンド】2016年度関東学生ハンドボール連盟 秋季リーグ戦 第2節 対早大 後半ペース乱れ、開幕連敗スタート
関東学生ハンドボール連盟秋季リーグ戦
2016年8月28日(日)
日本大学八幡山総合体育館アリーナ
前節の敗戦から、DF面を課題としている法大。今節の対戦相手は早大、前半立ち上がりは悪かったものの、徐々に立て直し2点差で前半を折り返す。後半の逆転が期待されたが、攻撃のミスからDFが機能せず。点差を離され2連敗を喫した。
試合結果
トータル試合結果
31 法政大学 |
15 | 前半 | 17 | 39 早稲田大学 |
---|---|---|---|---|
16 | 後半 | 22 |
スターティングメンバー
選手名 | ポジション | 出身校 | 得点 |
---|---|---|---|
#20高間アミン(経3) | LW | 群馬・富岡 | 6 |
#31山本祐輝(社1) | LB | 埼玉・浦和学院 | 7 |
#35松岡寛尚(経1) | CB | 茨城・藤代紫水 | 7 |
#37服部流征(経1) | RB | 富岡・高岡光陵 | – |
#4竹野恭平(社3) | RW | 神奈川・法政二 | 3 |
#3長谷川良介(社4) | PP | 茨城・藤代紫水 | 2 |
#21柿崎雅俊(デザ4) | GK | 埼玉・浦和 | – |
交代選手
選手名 | ポジション | 出身校 | 得点 |
---|---|---|---|
#25黛祐貴(経2) | RB | 茨城・藤代紫水 | – |
#26内門竜之介(経3) | RB | 鹿児島・鹿児島工業 | 5 |
#12仲村充(社2) | GK | 茨城・藤代紫水 | – |
#7堀竜泰(社4) | PP | 佐賀・東明館 | 1 |
#23福本直也(経2) | CB | 神奈川・法政二 | – |
#6石川雄貴(経4) | RB | 神奈川・法政二 | – |
※LW…レフトウイング(レフトサイド)、LB…レフトバック、CB…センターバック、RB…ライトバック、RW…ライトウイング(ライトサイド)、PP…ピヴォットプレーヤー
戦評
今節のスターティングメンバーには、山本祐輝(社1)、松岡寛尚(経1)、服部流征(経1)と7人中3人が1年生という布陣で挑んだ。
試合前半、先制点は早大。そのまま早大のペースで4点を連取されてしまう。ここで法大がこの流れを断ち切るために、タイムアウトを取る。山本と松岡のポジションを交代し、試合が再開。その直後、山本がシュートを決め法大初得点となった。これがきっかけとなり法大は体制を立て直し始める。雰囲気は良くなったものの、ノーマークシュートを外すなどミスが続く。しかし、早大のミスもあり開始22分で11-11の同点となった。点を取って獲られるシーソーゲームが展開される。最終的に2点のビハインドで前半を終えた。
前節に引き続き活躍した松岡
勝負の後半、開始直後柿崎雅俊(デザ4)が顔面で体をはったファインセーブを見せ会場を沸かせた。前半はOF面では1年生の活躍が目立ったが、後半では上級生が躍動。竹野恭平(社3)が正面から切りこみ、ボールをゴールへと叩き込む。しかし、前半と同じく後半開始4分半で17-23と6点差をつけられてしまう。再び体制を整えるため、法大がアイムアウトを取るものの依然として点差は縮まらない。パスカットやパスミスから三輪颯馬(早大)に速攻をしかけられ、さらに点差が大きくなる。追いつこうと善戦したものの、後半は法大のミスとDF面が機能しなかったため、31-39と8点で試合終了となった。
試合後、悔しげな表情の選手たち
勝てない試合ではなかった。それだけに試合終了後の選手たちの表情には、悔しさがにじんでいた。ミスだけではない。前節の試合と同じく相手に先制点を取られ、追いかける試合展開となってしまう立ち上がりの悪さも課題となるだろう。次節は春季リーグ覇者の明大。厳しい戦いとなるだろうが、法大は春季リーグ戦で明大に1点差までせまり僅差で敗戦した。
今日上がった課題を克服すれば、十分勝てる可能性はあるはずだ。「次は勝ちます」と竹野も力強く口にする。次節こそ法大らしい全員で戦うハンドボールで勝利をつかみ取って欲しい。(梶山麗)
監督・選手 コメント
佐藤浩監督
―今日の試合を振り返って
30点以上取れているのに勝てなかった、非常にもったいない試合だったと思います。DFが機能しなくなって、そのきっかけが攻撃のミスからなんですね。そこをいっぱいやられて40点近くとられてしまって、後半の相手がDFを高くしてきたところですね、そこがポイントだと思うんですけど、それに対して縦に行かなくてはいけないのに横に逃げるようなプレーをして、結果的にそこでパスカットされたりだとか、怖くないから全部守られてしまったりっていうところで相手のペースになってしまったところですかね。今日のポイントはそこだと思います。
―前半タイムアウトをとってから、山本選手と松岡選手のポジションが変わってから体制が立て直されたように見えました
そこらへんの具体的な指示は私はしてなかったので、彼らの中で1分間の中で話し合った結果のポジションチェンジだったと思うんですね。結果的に、昨日松岡の調子が良くて、山本がはいらなかったときに勝負という形で決めていたのが、良いポイントだったのかなと思います。
―前節と合わせてみると、後半の立ち上がりの悪さが課題となるんでしょうか
立ち上がりすぐ悪いだけだったらいいんですけど、そこからずるずると悪くてタイムアウトを取って修正できたらいいんですけど、昨日今日と修正が効かない、選手間の会話が足りない。さっきも選手と話したんですけど、選手がこうしようと思っても、思っただけで終わってて、ちょっとだけ話し合えば改善できたものを遠慮してしまって、言わなくても通じてると思う甘さと言いますか、そこを改めて改善したいと思います
―来週は明大戦、順大戦と続きますが
明大のDFは特に真ん中が高いので、真ん中から勝負したらだめだと思うので、今日少しポストを外側において上手くいったプレーがあるんですけど、わざわざ真ん中から勝負せずサイドのところで勝負を始める、それで広がったら真ん中で勝負という相手の嫌なところをプレーすることによって、うちのペースにもっていけるかなと思います。今日は結構相手が高かったんですけど真っ向勝負みたいな形になったんですよ。それはやっぱりだめだと思うので。相手の弱いところを徹底的に攻めるという形で2試合臨みたいと思います。
竹野恭平
ー試合を振り返って
結構追いつくチャンスはあったのですが、そこで全体的に弱気になってしまったのでもう少し強気に行かなければならなかったかなと思います。
ー相手キーパーは昨日より小柄でしたが、何か変えたりなどありましたか
基本的に打ち方はそんなに変えてないですね。昨日は顔面横とかを打ってたんですけど、止められていたのもあったので下を狙ったりはしました。
ー高間選手と2人で崩す速攻がありましたが、理想はあの形ですか
そうですね。自分が中に行って、ディフェンスが中に寄ったらアミン(高間)が外でっていうのが理想です。その逆の形も上手くできたらなと思います。
ー相手の左サイドにかなり速攻を走られましたが、それを食い止めるためには
一番の問題は、法政がシュートまで行けずに相手にカットされてしまったことだと思います。あそこまでやられてしまうのはこっちの戻りの準備不足でもあります。
ー開幕2試合を戦った印象は
全体的にはまだ固いかなと思います。法政らしくプレーが出来ていないので、もっと盛り上がってやるのと、ミスが相当多いので基本的な所をもっと意識する必要があると感じでいます。
ー次節に向けて
次は勝ちます。頑張ります!
内門竜之介
ー試合を振り返って
途中からの出場だったので、悔いのないように自分のプレーをしようと思ってコートに入りました。
ーご自身のプレーに関しては
昨日と比べると気持ちは入っていました。前を見てシュートを狙うってことができて、結果的に入ったのでそこは良かったと思います。
ーポストに入っていく場面もありましたね
そうですね。速攻の時は自分がポストに入るっていう役割なので、練習通りにできたプレーでした。
ー38失点という失点数に関しては
上から打ってくるチームに対して引いてしまったので、しっかり前で当たるっていう練習をしていかないといけないと思います。サイド勝負っていう話はしていたんですけど、そこまで持っていけなかったのが敗因だと思います。
ー法大はフローターの3人で決め切る形が目立ちましが
上から打てる選手がいるので、まずはシュートを狙ってます。ポストが空いたらそこに落としてサイドに持っていくっていうのが一つの形なんですけど、今日は上からでも入ったので攻めきれたところはあります。
ー開幕2試合を戦った印象は
法政の良い所が半分も出ていないので、前後半ともに良いプレーができるようにしていかないといけないと思います。
ー次節に向けて
頑張ります!
フォトギャラリー
- 途中出場ながらも攻守で活躍した内門
- 円陣を組み試合へと挑む選手陣
- 2試合連続出場の黛
- 高い攻撃力を誇る松岡
- 2人に抑えられながら攻める堀
- スタメンとして活躍した山本
- サイドからゴールを狙う長谷川
- 要所で得点を獲得した竹野