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【硬式野球】昨季の『覇者』を倒し、春連覇への道を開け! 東京六大学野球2021春季リーグ戦 対早大戦展望

東京六大学野球2021春季リーグ戦 対早大
2021年4月30日(金)
神宮球場

開幕から2カードを消化し、1勝2敗1分けで勝ち点1.5の法大。明日からは同じく勝ち点1.5の早大との2連戦に臨む。智将・小宮山悟監督の下、昨季優勝を果たした強敵だが、2連勝で勝ち点2を奪い春連覇へとつなぎたい。

早大のエース・徳山

春季リーグ戦途中経過

順位 試合 勝利 敗戦 引分 勝ち点 勝率
1位 立大 ―― ○○ △○ 4 3 0 1 3.5 1.000
2位 慶大 ―― ○○ ●○ 4 3 1 0 3 .750
3位 明大 ●● ―― ○○ 4 2 2 0 2 .500
4位 早大 ●● ―― ○△ 4 1 2 1 1.5 .333
4位 法大 ―― 4 1 2 1 1.5 .333
6位 東大 ●● ●△ ―― 4 0 3 1 0.5 .000

早大戦展望

2カード4戦を終え、1勝2敗1分けで勝ち点1.5の法大。春連覇に向け、残る6戦は勝ち続けるしかない。そんな中、明日からは同じく勝ち点1.5の早大との2連戦を迎える。

早大の投手陣で警戒したいのは徳山壮磨。今季はここまで3試合に登板。防御率7.36と不振に苦しんでいるが、昨春、最優秀防御率を獲得したその実力は折り紙つき。不退転の覚悟で法大戦に挑んで来ることが予想されるだけに、気持ちで負けることなく、しっかりと狙い球を絞って攻略していきたい。


第1先発が予想される徳山

野手陣では蛭間拓哉に警戒だ。昨季の早慶2回戦で早大の優勝を決定づける逆転弾を放ったことは記憶に新しいが、今季も打率.438、本塁打2本と打棒を振るっている。守り抜き、ロースコアゲームで勝つというのが今年の法大の戦い方なだけに、蛭間に一発を浴び、大量失点につながるというような展開になることは防いでいきたい。

法大の投手陣のキーマンとなるのは平元銀次郎(営4=広陵)。今季初登板となった立大2回戦では1回無失点の好投を見せた。三浦銀二(キャ4=福岡大大濠)、山下輝(営4=木更津総合)の両先発から受けたバトンをしっかりとつなげるか、強気な左腕の投球に注目だ。

野手陣のキーマンは齊藤大輝(人3=横浜)。開幕から全試合で3番を務めており、慶大2回戦では神宮初アーチを放つなど打撃好調。チーム1位の.313の打率に加え、同1位タイの2打点と勝負強さも見せている。明日からの2連戦も勝負強い一打を放ち、チームを勝利へと導きたい。


今季打撃好調の齊藤大

立大とのカードを終え、「今まで経験が少なかったメンバーも(試合を)経験できているので、その経験を踏まえて神宮での一球の重さとか大切さを分かった上で練習に取り組みたい」と主将の三浦。空き週を挟み臨む明日のカード、過去2カードの反省を生かし、2連勝で春連覇へと望みをつなぐ。

(五嶋健)

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