2021年(令和3年)関東学生新人選手権
2021年6月12日(土)新座市民総合体育館、20日(日)・21(月)横浜武道館
春のリーグ戦が中止となった中、2年ぶりに行われた関東学生新人選手権。3日間にわたって開催され、12日にダブルス、22、23日にシングルスが行われた。今年度最初の公式戦となった今大会には、下級生を中心に多くの選手が出場。今後に向け期待の高まる結果となった。
試合結果
男子ダブルス
結果 | 選手名 |
2回戦敗退 | 野崎蓮(法2)・小野寺秀斗(法1) |
米田悠(法2)・西村直(法1) | |
3回戦敗退 | 加藤健太(国2)・堀千馬(営2) |
三浦空(法3)・蘇健恒(デザ工2) | |
ベスト32 | 内田柊平(営1)・高橋天馬(国1) |
男子シングルス
結果 | 選手名 |
2回戦敗退 | 野崎 |
3回戦敗退 | 堀 |
西村 | |
4回戦敗退 | 三浦 |
5回戦敗退 | 加藤 |
内田 | |
小野寺 | |
ベスト32 | 米田 |
ベスト8 | 高橋 |
ベスト4 | 蘇 |
戦評
男子ダブルス
法大からは5組が出場した。1回戦には野崎蓮(法2)・小野寺秀斗(法1)ペアが登場。見事ストレートで勝利し、初戦を突破した。
続く2回戦では野崎・小野寺ペアが今大会ダブルスで準優勝を果たした明大ペアに敗れ、米田悠(法2)・西村直(法1)ペアも粘りのプレーを見せるも3回戦進出はならず。三浦空(法3)・蘇健恒(デザ工2)、内田柊平(営1)・高橋天馬(国1)の2組が3回戦へ勝ち上がった。
3回戦から登場した加藤健太(国2)・堀千馬(営2)ペアは、國學院大ペアと対戦した。2セットを先取し、このまま勝利するかと思われたが3セット目で流れが変わり、試合はフルセットまでもつれる。最後は15-17で敗れ、悔しい逆転負けとなった。三浦・蘇ペアも先に2セットを取ったが、その後は相手ペースに。最後まで相手の勢いを止めることはできず、4回戦進出はならなかった。
3回戦は不戦勝となり、4回戦へ駒を進めた内田・高橋ペアは強豪・専大の阿部悠人・渡辺龍介と対戦。強敵相手に食らいつくも力及ばず、ベスト32という結果で終わった。
男子シングルス
法大からは10人が出場。全員が2回戦から登場し、野崎は2セット目を奪うも流れをつかむことはできず3回戦進出はならず。西村、堀は2回戦を突破し迎えた3回戦。両選手ともフルセットの末、惜しくも3回戦敗退となった。三浦は順調に勝ち進んだが4回戦は接戦となり、最後は一歩及ばず勝利とはならなかった。
6人が順調に勝ち上がり、5回戦では小野寺、加藤は粘りのプレーを見せるも6回戦に進むことはできなかった。内田も4回戦と同様にフルセットまでもつれる展開となったが、惜しくも5回戦突破はならず。チャンスがあった中での敗戦に悔しさをにじませた。米田は7回戦進出はならなかったがバックハンドで得点を重ね6回戦まで勝ち上がり、ベスト32と健闘を見せた。
ルーキーの高橋は7回戦で中大の菊地慎人に勝利するも準々決勝で敗れ、準決勝進出はならなかったが昨年大会が中止になった影響で2年生も多く出場していた中、堂々のベスト8。フルセットまでもつれる試合も多かったが、落ち着いたプレーでしっかり勝ち切る強さが光った。
蘇は7回戦、準々決勝を危なげなく突破し、迎えた準決勝の相手は今大会シングルスとダブルスで2冠を達成した明大の宮川昌大。力強いスマッシュが決まり第1セットを取ったが、第2セットを落とすとそのまま相手ペースとなり決勝進出はならなかった。しかし目標であったベスト4入りを果たし、来月行われる全日本大学総合選手権(インカレ)団体の部に向けて幸先の良いスタートを切った。
リーグ戦経験のない選手が出場した今大会。特に1年生は大学入学後初の公式戦となった。その中でも男子シングルスでは蘇がベスト4、高橋がベスト8に入るなど今後の法大を担う選手たちが躍進した。今大会の経験を活かしてインカレ団体の部、秋のリーグ戦では活躍する姿を見せてほしい。(齋藤彩名)
選手インタビュー
蘇健恒
ー今大会で目標にしていたことは
シングルスがベスト4、ダブルスはベスト8に入ることを目標にしました。
ーシングルス、ダブルスの試合を振り返って
シングルス、ダブルスの試合どちらも緊張しました。ダブルス(の3回戦)では2-0でリードしていましたが後半、緊張感がある中で凡ミスが増え、自分たちのプレーに持って行けませんでした。また、相手の変化に対しても対応できず負けてしまいました。目標を達成することができず、悔しい気持ちがあります。シングルスでは、1試合目からすごく緊張していました。前半では、相手のゆっくり、飛んでこないボールに対して凡ミスが多かったです。後半では、自分で打つタイミングや打点などを少しずつ調節し、勝ってて良かったと思います。
ーご自身のプレーで良かった点は
競った場面で思い切りプレーをできたことだと思います。また、苦手な相手や苦手なボールに対しての対応力が以前より高くなったと思います。
―次の大会に向けて修正していきたい点は
左利きに対してのサーブのレシーブミスが多く、レシーブの種類も少なかったので、これからは左利きのサーブを沢山練習していきたいです。
―今後に向けての意気込みをお願いします
インカレでは、1試合でも多く勝ってチームに貢献できるように頑張りたいです。
米田悠
ー今大会で目標にしていたことは
ランク(ベスト16)入りです。
ーシングルス、ダブルスの試合を振り返って
ダブルスではすぐに負けてしまいましたが、シングルスでは目標のランク入りには届かなかったものの、ベスト32という結果は自分としては悪くはないと思います。
ーご自身のプレーで良かった点は
練習してきたことを発揮できたと思います。
―次の大会に向けて修正していきたい点は
技術面はもちろん、試合中の戦術面も修正していきたいです。
―今後に向けての意気込みをお願いします
次の関東学生に向けてまた頑張っていきたいです。
内田柊平
ー今大会で目標にしていたことは
目標はベスト8以上です。
ーシングルス、ダブルスの試合を振り返って
シングルスもダブルスも負けた試合が惜しい負け方でチャンスがあっただけに悔しいです。
ーご自身のプレーで良かった点は
良かったのは気持ちの面で競っても落ち着いてプレーできていたところです。
―次の大会に向けてに修正していきたい点は
バックハンドの強化をしていきたいです
―今後に向けての意気込みをお願いします
今後は一つ一つの大会で上位を目指します。
高橋天馬
-今大会で目標にしていたことは
ランクに入ることです。
-シングルス、ダブルスの試合を振り返って
シングルスでは目標にしていたランクに入れて良かったです。ダブルスでは相手のプレーに圧倒され、あまり良い結果ではなかったので悔しいです。
-今大会のご自身のプレーで良かった点は
フォアハンドのミスが減り、ラリーでの得点が多かったことです。
-次の大会に向けて修正していきたい点は
決定打のミスを修正していきたいです。
-今後に向けての意気込みをお願いします
次の試合は関東学生選手権になるのでシングルスもダブルスもランクに入れるように頑張ります。