関東大学リーグ戦 Div.I-A
2021年10月24日(日)
ダイドードリンコアイスアリーナ
前回の東洋大戦では、序盤こそいい戦いをしたものの先制点を決められてから一気に相手ペースになり結果的に0-3で開幕戦黒星発進となった法大。続く早稲田戦は、4強に食い込むためなんとしても勝利を掴みたかったが、シュート数こそ相手の2倍以上あるにも関わらず最後の決定力不足が響き無念の敗戦となった。
試合結果
トータル試合結果
2 (51) |
0(9) | 1P | 1(7) | 4 (24) |
---|---|---|---|---|
0(17) | 2P | 2(10) | ||
法政大学 | 2(25) | 3P | 1(7) | 早稲田大学 |
※(カッコ内)は、シュートの本数を表しています。
ゴールデータ
チーム | 時間 | ゴール | アシスト | アシスト | PP/PK |
---|---|---|---|---|---|
早稲田大 | 7:06 | 24 有賀峻 | 28 鎌田悠希 | 29 大塚鵬蓉 | ― |
早稲田大 | 23:30 | 23 川本周平 | 29 大塚鵬蓉 | 9上山響平 | PP |
早稲田大 | 32:39 | 21 杉本華唯 | 9 上山響平 | 28 鎌田悠希 | ー |
法政大 | 47:05 | 44 床勇大可 | 77 安藤永吉 | 17 北川海斗 | PP2 |
法政大 | 49:44 | 86 伊藤俊之 | ー | ー | PP |
メンバー
SET | DF | DF | FW | FW | FW |
---|---|---|---|---|---|
1 | 44 床勇大可(1) | 92 齊藤輝(1) | 77 安藤永吉(3) | C86 伊藤俊之(4) | 17 北川海人(1) |
2 | A21 栗原皐成(4) | 29 砂岡鷹(2) | 80 金澤颯(2) | 14 荒井大空(2) | 91山村旭飛(1) |
3 | 65 高橋颯人(4) | 16 糸崎勇(4) | A18 金子凌大(4) | 12 山口琢也(3) | 11 高木然(1) |
4 | 5 菊池聖(3) | 72 小金澤祐太(2) | 28 岡本鱒乃助(3) | 15 冷水大雅(3)1 | 13 加藤真哲(1) |
※GKは#54梯航輔(1)が先発出場。控えに#1柏原瑞(3)。
戦評
関東大学リーグ第2戦。春に行われた練習試合同様、強豪早大相手に完封勝利となるか。
第1ピリオド。開始7分に相手に隙をつかれ、先制点を許してしまう。しかしそこから徐々に調子を上げてシュートチャンスを引き寄せるも、なかなか得点につながらない法大。その後幾度と無く激しい攻撃を仕掛けるも、堅牢な守りを破れず、0-1で第1ピリオドを終える。
続く第2ピリオド。開始早々一方的に責められ、あえなくして追加点を奪われてしまう。そしてこれ以上の失点はなんとしてでも避けたい法大であったが、残り7分で再びシュートを決められ0-3に。最後まで果敢に攻めるも、PPを生かしきれずに試合は最終ピリオドへ。
運命の最終ピリオド。もう後がない法大は序盤から積極的なプレーを展開する。しかしGK梯航輔(1)の好セーブも虚しく、開始5分に失点。このまま0-4で早大が快勝するかと思いきや、ここから法大の反撃が始まった。相手の4点目からわずか2分後、DF床勇大可(1)が勢いよくゴール前へ飛び出し、今大会の法大初得点を決める。そこから勢いづいた法大はPPのチャンスを生かし、キャプテンの伊藤俊之が追加点を決めた。しかしその後はタイムアウトを重ねて得点を狙うも、あと1歩及ばず。2-4で試合は幕を下ろした。
試合後、「法大に足りないのは決定力だ」と語る床。次の中大戦は悲願の勝利なるか。(撮影・取材 鳥越花音、糸口真子、溝口真央)
選手インタビュー
安藤永吉
―今日の試合を振り返って
4強に入るためには絶対に勝たないといけない試合でした。でも練習試合で6-1でぼこぼこにされちゃってたので、ビデオで分析してかなり準備して、シュート数とか見ると結構打っていけていたと思うんですけど、最後の決定力不足というのが相手との差だったのかなと思います。
―どういう試合展開をしていこうと考えていましたか
1Pやってみてシュート少なかったので、2P以降はシュートを打っていこうという話になっていました。試合時間が経過するにつれてどんどんチーム全体の動きはよくなっていったんですけど最初の動きの悪さが結局結果に影響を与えたのかなと思います。
―最後の一押しが足りない点については
もっと全員がゴールに向かう意識をもって、シュートを打っていかないことには始まらないと思うのでシュート数をもっともっと増やしていかないといけないのかなと思います。
―今大会どういう風に戦っていきたいですか
もう2試合終わったことに対してぐだぐだ言っても仕方ないし、次の中央と明治に勝たないことには、上位に入ることは厳しいのでまずはそこに向けて頑張っていけたらなと思います。
ー今の選手たちの状況は
格上との試合となると、試合前に少し不安な空気は流れてしまったりはするんですけど、いざ試合が始まると意外といい試合をするんです。だからみんな勝ちたいっていう秘めたる思いは持ってると思うのでそのいいところをもっと生かすために日頃の練習とかメンタルの部分とかもっと考えていけたらと思います。
―次の中央大の戦略は
今日よりもっとシュートを打って泥臭い試合をしたいです。一発で点を決めようということばかり考えるんじゃなくて、ゴール前でごちゃごちゃでリバウンド誰が打ったか分からないっていうのでも良いのでとりあえず打って得点を決めれたらなと思います。
―では最後に中央戦への意気込みを教えてください
中央大も自分たちと同じで人が2人抜けていて、頑張れば戦力的にはいけると思うのでしっかり戦略を練って勝っていけたらなと思います。
床勇大可
ー今日の試合を振り返って
序盤にアンラッキーな形で点が入ってしまって。そこからリズムを作れずに、そのままズルズル試合が進んでしまいました。最後は追い上げましたが、駄目でしたね。
ー得点を決めた時はいかがでしたか
その時、法大の得点は0点で。チームの雰囲気も良くないし、元気もなかったので、「自分が点を入れたりしないとだめだなぁ」と思いました。それでゴール前に行ったら、はいったという感じですね。
ータイムアウト中に監督さんから言われたこと
とりあえず点差があって、時間もないので積極的に攻めていいよと言われました。
ー今のチームに足りないところ
自分を含めて決定力が全然ないと思います。僕も上から撃つというシーンがありましたが、そこでパシッと決められるようにならないといけないと思います。
ー夏休み中にプロの練習に参加してみてどうでしたか
違うスポーツをやっているように感じました。最初のほうは頭を使うことが多くて、ついていくのがやっとでした。やっぱり頭を使って1つ1つのプレーをやらなければいけないと思いました。
ーそれを踏まえて現在力を入れていることは
トップリーグのプロの試合を見て、どういうところでどのように考えてプレーしているのかということを自分なりに考えています。加えて体が小さいので、ウエイトトレーニングを頑張っています。
ー次の試合への意気込み
点を取れる時に点を取って、守って勝ちたいと思います。