前戦での試合の悔しさをバネに戦った法大。試合開始に伴い林来連(経済4)、渡邊桂也(経済2)、岩﨑琢未(スポ2)でパスを回しながらゴールを狙うも中央大に先手を取られてしまう。その後法大は3分30秒に1点目を決めるがすぐさま中央大にゴールを決められた。前半の序盤では加藤怜央(現福4)が相手からの攻撃を上手くカバー、岩﨑は上からストレートに1本、林が鋭く1本などと攻撃をしなかったわけではないが大きな展開はなかった。中盤に差し掛かる15分30秒ではエースの渡邊が得点を入れる。それに続き石田季里(経済3)が下から決めようとするが失敗。しかし18分30秒にスマートにボールをゴールに運び法大8-8中央大と同点にした。そこからお互いに点数を入れ合い、今松祐也(経済3)が攻撃に成功しまたも同点(法大11-11中央大)となる。さらに岩﨑が軽やかにゴールを決め、その流れを崩さぬよう好セーブ率を誇るGK高木アレキサンダー(経済4)も自分の敷地にはボールを入れさせない。加藤からのパスでまたも岩﨑が得点を決めたり、石川洸達(経済4)からボールを受け取りフェイントをかけたりとパスが素早く上手い中央大に1点の差をつけ(法大13-12中央大)前半戦は終了。
後半戦は連続で得点を決め、3点差に引き離す場面が何度かあった。後半戦が開始しすぐに2本を入れられてしまうが法大も2分16秒に1本入れる。そこから渡邊が3分30秒から7分までに連続で3本を決める。8分44秒に石田、11分になる数秒前に今松が得点を決め法大20-17中央大の3点差に。その後中央大にも得点を許してしまうが布田航(経済3)がストレートに、渡邊がゴールをし24-21と3点差を保った(17分30秒)。
得点を決める布田航選手
その後タイムアウトを挟み試合が再開した直後攻められるも山本浩介(経済4)が見事ブロック。18分43秒にまたも岩﨑がストレートにゴールを奪った。23分までの5分間なかなか攻め込むことを阻まれるもGK高木もセーブをする。25分に親泊寛粋(経済1)が攻め込むが惜しくも得点にはならず。しかしそれを挽回するように渡邊が27分に1本を決める。残り1分を切り岩﨑が攻め込みに成功、GK高木も完璧にブロックをしそこで再度3点差となりこのまま幕を閉じたかったがそうもいかず1本決められ2点差の法大29-27中央大で試合は終了し法大の勝利となった。
鋭い目つきでゴールを守る高木アレキサンダー選手
選手インタビュー
高木アレキサンダー主将
―今日の試合を振り返って
自分たちの体育館で試合(公式戦)をやることが今までなくて、なので雰囲気的になれなくて試合って感じがあまり出なかったんですけど逆にいつも練習している所だからこそみんないつも通りのハンドボールをできたのかなと思いました。
―試合前に意識したこと中央大学の印象は試合前と試合後で変わりましたか?
そうですね。先週までは中央大学のフル代表の合宿に参加していた人(ここでは名前を伏せさせて頂きます。)が練習試合でもいなくて、今日から来ると知っていてどうなるかなと思ったんですけど、意外とそこに関しては強く一人一人の役割を果たすとか、ちゃんとよってどこに勝負をさせるのかをはっきりとできたので良かったと思います。
―自分で頑張れたなと思うところ
今日自分的にはセーブ率がすごく高かったのでほぼ100点に近いプレーができたのかなと思います。
―GKである高木主将から見たオフェンス、ディフェンスについて
最初の前半15分とかは簡単なミスだったりDFも簡単に抜かれてしまうこともあったんですけど、そこを自分が止めれたのは大きくて、その後タイムアウトでやることをはっきりしてOFとかもシュートが今日はよく入っていたと思います。
―上級生として(試合で)意識していること
下級生が沢山試合に出ているので、そこは上級生として下級生が調子悪かったりしたら自分たちが引っ張るように、特に自分はGKで周りもよく見えるポジションなのでみんなで指示出すとかチーム全体を自分から引っ張っていけるようにと思ってます。
―今後のリーグ戦に向けて
まず、2勝できたのは大きいのですが、明日の試合も今まで準備してきた1つの大事な試合だと思うのでまずは先のことは考えず1試合1試合を大事にやっていきたいと思います。
石田季里選手
ー今日の試合を振り返って
途中流れを返される場面もあったんですけど、基本的にはこっちが流れを作ってそのまま試合を押し進められたかなと思います。
―個人として意識したことは
自分の攻めは一対一なのでそれを活かして、とりあえず自分は点数を取ることを第一に、その後のその意識を持ちつつ(他の人の)アシストができたのでこの試合は良かったなと思います。
―今日はお互いに点を譲らない試合が続きました、ハーフタイムではどのような話を
前半は相手の真ん中のDFが広くて、それを上手く使えていたのですけど、後半修正してくることを踏まえて一回外側で攻めを作っていこうと言う話になりました。
ー立教大学との試合について
立教大学とは実力も拮抗していると思うので、今日でやりきった感はあるのですがそこをなんとか切り替えて気持ちを強く持ちたいと思います。
―昨季リーグの王者中央大学に勝てた試合は自信になると思うのですが
そうですね。めちゃくちゃ嬉しいです。
竹中柊翔選手
ー今日の試合を振り返って
今日は正直めちゃめちゃ強い相手で勝てるかギリギリだと思っていたのですが先輩たちが大活躍してくれて勝利できて良かったです。
―初めてのリーグ戦ではどんな役割を果たしたか、これから果たしたいなどありますか
先輩たちがしっかりしているので自分は好きなようにやっていいよと言われているので自分のできるプレーを楽しんで良かったと思います。
―チームの雰囲気はどうでしたか
最初のアップの時は会場が法政だったというのもあっていつもの感じなので(試合感がない)上がりきっていなかったのですが試合に入るとみんなしっかり(気持ちが)上がって楽しくできたので良かったです。
―今日の結果について
本当に嬉しいです。
―次回立教大学との戦いについて
自分は出るか分かりませんが、しっかり明日も勝って上位に上がっていきたいと思います。
昨季王者の中央大学に引けを取らず攻め込み姿勢、さらにGKの好セーブも相まって同等に戦いに挑み結果的に勝利にした法政大学。本日の対戦相手は立教大学。立教大学は現在の試合後順位で法大に続く6位で絶対に負けられない試合となる。昨日の勢いそのまま、法大らしく活発に試合に臨んでほしい。