2024年6月16日(日)
JR東日本カップ2024第98回関東大学サッカーリーグ2部
第9節 法大-城西大
法政大学城山サッカー場
前半で勝負アリ、3連勝を果たした!スタメン出場でキャプテンマークをつけた中川が4分で先制点を奪うと、その直後に洪が関東リーグ初ゴール。続く21分にも青木が独力で決め切った。6月は2部で唯一の3連勝。順位も11位から6位まで上げてきた。11得点1失点と、2部では圧倒的な勢いで飛び出す先は「アミノバイタル®︎」カップだ。今月19日に開幕を迎える関東選手権は、”負けたら終わり”の一発勝負。一戦一戦に全てをかけ、勢いのまま優勝へ突き抜ける。
青木が勝負を決め切る3点目!
試合結果
3
法政大学 |
3 |
前半 |
o |
1
城西大学 |
0 |
後半 |
1 |
試合スタッツ
時間 |
経過 |
大学 |
選手名 |
得点経過 |
4分 |
得点 |
法大 |
中川敦瑛 |
1-0 |
8分 |
得点 |
法大 |
洪怜鎭 |
2-0 |
21分 |
得点 |
法大 |
青木俊輔 |
3-0 |
後半開始 |
交代 |
法大 |
日髙華杜→櫻井稜 |
|
|
交代 |
法大 |
小池直矢→溝口駿 |
|
58分 |
交代 |
法大 |
洪怜鎭→小湊絆 |
|
61分 |
交代 |
法大 |
中川敦瑛→松村晃助 |
|
76分 |
交代 |
法大 |
浅野直希→大畑凜生 |
|
84分 |
得点 |
城西大 |
吉川元輝 |
3-1 |
スターティングメンバー
背番号 |
ポジション |
選手名 |
学部・出身校 |
21 |
GK |
寺田周太 |
経済2・法政二 |
3 |
DF |
竹内豊 |
現福4・新潟明訓 |
18 |
DF |
日髙華杜 |
経済3・大津 |
19 |
DF |
保田成琉 |
社会2・阪南大高 |
26 |
DF |
薬師田澪 |
経済3・大津 |
7 |
MF |
青木俊輔 |
社会4・東福岡 |
8 |
MF |
浅野直希 |
経済3・ガンバ大阪ユース |
24 |
MF |
小池直矢 |
現福2・前橋育英 |
28 |
MF |
根津元輝 |
経済2・前橋育英 |
10 |
FW |
中川敦瑛 |
経済4・横浜FCユース |
17 |
FW |
洪怜鎭 |
社会3・三菱養和SCユース |
サブメンバー |
1 |
GK |
諏訪部隼 |
経済3・法政二 |
2 |
DF |
櫻井稜 |
経済2・鹿島学園 |
4 |
DF |
木村恵風 |
社会4・横浜F・マリノスユース |
16 |
DF |
荒井駿希 |
スポ3・静岡学園 |
11 |
MF |
溝口駿 |
経済4・法政二 |
14 |
MF |
中村翼 |
経済4・横浜F・マリノスユース |
22 |
MF |
大畑凜生 |
現福3・矢板中央 |
23 |
FW |
松村晃助 |
経済2・横浜F・マリノスユース |
27 |
FW |
小湊絆 |
スポ2・青森山田 |
日程と結果
節 |
日付 |
対戦校 |
結果 |
会場 |
1 |
4月7日 |
神奈川大 |
●0-1 |
法政大学城山サッカー場 |
2 |
4月14日 |
山梨学院大 |
●1-2 |
山梨学院大学川田ツインサッカー場 |
3 |
4月28日 |
日本体育大 |
●0-1 |
法政大学城山サッカー場 |
4 |
5月5日 |
拓殖大 |
⚪︎3-0 |
拓殖大学八王子国際キャンパスサッカー場 |
5 |
5月19日 |
早稲田大 |
△2-2 |
早稲田大学東伏見サッカー場 |
6 |
5月26日 |
順天堂大 |
●0-2 |
順天堂大学キャンパスさくらサッカー場 |
7 |
6月2日 |
立教大 |
⚪︎4-0 |
法政大学城山サッカー場 |
8 |
6月9日 |
立正大 |
⚪︎4-0 |
法政大学城山サッカー場 |
9 |
6月16日 |
城西大 |
⚪︎3-1 |
法政大学城山サッカー場 |
10 |
7月14日 |
慶應義塾大 |
– |
慶應義塾大学下田キャンパス |
11 |
7月21日 |
産業能率大 |
– |
産業能率大学第二グラウンド |
12 |
7月28日 |
立正大 |
– |
立正大学熊谷キャンパスサッカー場 |
13 |
8月3日 |
早稲田大 |
– |
法政大学城山サッカー場 |
14 |
9月21日 |
立教大 |
– |
立教大学富士見総合グラウンド |
15 |
9月29日 |
日本体育大 |
– |
日本体育大学横浜・健志台キャンパスグラウンド |
16 |
10月6日 |
城西大 |
– |
JOSAI SPORTS FIELD 第1グラウンド |
17 |
10月13日 |
順天堂大 |
– |
法政大学城山サッカー場 |
18 |
10月20日 |
慶應義塾大 |
– |
法政大学城山サッカー場 |
19 |
10月27日 |
産業能率大 |
– |
法政大学城山サッカー場 |
20 |
11月3日 |
神奈川大 |
– |
神奈川大学中山キャンパストラック内フィールド |
21 |
11月10日 |
拓殖大 |
– |
法政大学城山サッカー場 |
22 |
11月16日 |
山梨学院大 |
– |
法政大学城山サッカー場 |
マッチレポート
複数得点、無失点の2連勝で波に乗っている。ホーム城山3連戦を勝ちで締めくくりたい法大は、スタメンにゲームキャプテンの中川敦瑛(経4=横浜FCユース)が復帰した。
試合は前半開始早々に動く。4分、前線から激しくプレスにいくと、相手GKのパスミスを誘う。これを中川が奪って冷静に流し込み、早くも先制に成功する。続く8分、後方から細かく繋ぐと、中川のパスに抜け出した洪怜鎭(社3=三菱養和ユース)がシュートを突き刺し、追加点を得る。先週にも「もうそろそろ(得点を)取らないと」と話していた洪、これが嬉しい関東リーグ初ゴールとなった。さらに21分、青木俊輔(社4=東福岡・V・ファーレン長崎内定)が中盤でパスを受け取ると、ボックス前からシュートを放つ。一度は相手GKに弾かれるも、そのこぼれ球を拾って自ら押し込み3点目。青木の2試合連続ゴールでリードを広げる。終了間際には攻め込まれるが、今節も寺田周太(経2=法政二)を中心にゴールラインを割らせない。試合を優勢に進め、3-0で試合を折り返す。
先制点の中川。相手のミスを逃さなかった。
エンドの変わった後半は一進一退の攻防が続く。追加点を狙う法大は13分、小湊絆(スポ2=青森山田)を投入。すると直後にロングボールから抜け出しチャンスを作る。しかしその後は、城西大に攻め込まれる時間が続く。暑さもありダブルボランチが足を攣るなどアクシデントも多く、中々自分たちの時間が作れないが、ピンチの場面では寺田がファインセーブを連発。耐える時間が続く中、ゴールキックからの競り合いでファールを取られ、エリア手前の良い位置でFKを与えてしまう。39分、直接狙ってきたボールを寺田がパンチングするも、こぼれ球を押し込まれ1点を返される。しかしここで崩れないのが今季の法大、最後までリードを守りきり3-1で試合終了。
クリーンシートとはならなかったものの、ホーム城山で嬉しい3連勝を飾った法大。これにてリーグ戦は一旦中断し、アミノバイタルカップが始まる。この勢いのまま、昨夏のリベンジを果たしてくれることだろう。
(取材:中田沙羅 撮影:今本壮史、白戸大貴)
試合後の一面
試合後順位表
順位 |
大学名 |
勝点 |
試合数 |
勝-分-負 |
得点/失点 |
得失点 |
1位 |
慶應義塾大 |
18 |
9 |
5-3-1 |
28-13 |
15 |
2位 |
日本体育大 |
17 |
9 |
5-2-2 |
19-14 |
5 |
3位 |
早稲田大 |
15 |
9 |
4-3-2 |
16-15 |
1 |
4位 |
順天堂大 |
15 |
9 |
4-3-2 |
12-11 |
1 |
5位 |
神奈川大 |
13 |
9 |
4-2-3 |
10-9 |
1 |
6位 |
法政大 |
13 |
9 |
4-1-4 |
17-9 |
8 |
7位 |
山梨学院大 |
12 |
9 |
4-1-4 |
19-17 |
2 |
8位 |
立正大 |
12 |
9 |
3-3-3 |
9-14 |
-5 |
9位 |
立教大 |
11 |
9 |
3-2-4 |
12-15 |
-3 |
10位 |
産業能率大 |
10 |
9 |
2-4-3 |
8-11 |
-3 |
11位 |
拓殖大 |
7 |
9 |
2-1-6 |
13-18 |
-5 |
12位 |
城西大 |
4 |
9 |
1-1-7 |
9-26 |
-17 |
監督インタビュー
井上平監督
ーー今日の試合を振り返って
もっと出来たなっていう印象です。
ーー後半相手に攻め込まれる展開が多かったが
後半は4点目を奪いに行きました。1つはアクシデントがあったんだけど選手もそこで2枚替えて、奪いにいったんだけど、そこで点が取れなくてゲームプランが上手く締められませんでした。それで(足が)攣ったりとか、交代枠が無くなったりしました。そこに関しては俺も学びがあった試合になったなと思います。
ーー暑さの中でもハードワークを欠かさず行っていたが
そこはみんな前向きにやってくれて、それが前半の3点にもつながったと思います。そこはポジティブで良いと思います。
ーー「アミノバイタル®」カップの意気込みを
優勝しか考えてないです。でも優勝することを考えていても結局は一つ一つ勝っていくしかないです。次の1試合に向けて闘っていきます。
洪怜鎭(社3=三菱養和SCユース)
ーー初ゴール、感想
正直、ホッとしてます。ずっと(ゴールを)とれていなかったし、結構自分でも苦しかったので、嬉しかったですね。
ーーどんな気持ちで挑んだか
前日から、ゴールのことしか考えていなかったです。もちろんチームのために走る、戦うというのは大前提で、やっぱりFWとして常に結果を求められているので、(得点は)意識して入りました。
ーー監督からの指示
いつも通り、チームのために走ってハードワークするっていうのは口酸っぱく言われていました。そこプラスFWなので、結果は求めようということと、自分の特徴である、背後を狙うというところは言われてました。
ーー今後に向けて
アミノ(バイタルカップ)がこれから始まってくる中で、チーム全体として、みんなで勝っていかなきゃいけないと思います。より一層ハードワークの部分だったりを、みんなでしっかりともう一回見つめ直して、試合を重ねるごとに、強度だったり、チームの完成度を高めていけたらなと思います。
うれしいうれしい関東リーグ初ゴール!試合前にはバッドホップもしっかり聞いてきた様子。
根津元輝(経2=前橋育英)
ーー試合を振り返って
チームとしては早いうちに3点取れて良かったのですが、後半自分や(浅野)直希のダブルボランチが早い時間帯で足を攣ってしまって、そこから厳しい状況になったので、個人としてはだいぶ課題が残ったゲームになりました。
ーーボランチはポジション争いが激しいですが
立教戦前は小倉が代表に行く前で、小倉と揖斐ちゃんが出たりしていて、中々試合に出られない状況でした。今は小倉が代表に行って、立教戦から少し出始めて、そこで自分が絶対にポジションを奪ってやるという気持ちで、立教,立正とプレーしてきました。そこはチームが目標として掲げている3-0以上を2つとも達成することが出来て、少しは自分のストロングを出してチームの勝利に貢献出来たと思っているので、その長所をもっと発揮していけば、良い選手が揃ってますけど自分が試合に出ることが見えてくると思っています。
ーーアミノバイタルカップへの意気込み
今年は関東2部で、中々1部とかの強い相手とやれないなかで、アミノで関東1部のチームと対戦する機会があるので、法政は関東2部でも1部でチームとやれるんだぞという強い気持ちを発揮出来る良い場所でもあると思います。残り少ない期間ですけどチームでしっかりモチベーションをあげて練習していきたいです。
根津は熾烈なボランチ争い真っ只中にいる。さらなる躍動でスタメン定着となるか。