第100回日本学生選手権 1日目
2024年9月5日(木)~9月8日(日)
東京アクアティクスセンター
2024年インカレがいよいよ開幕。今年のテーマは「燈竜門」。観客と仲間からの声援が響く中で4日間の熱い戦いが始まった。
4年生と共に戦う最後の青春にseahorse達が挑む!!
第100回日本学生選手権 1日目
2024年9月5日(木)~9月8日(日)
東京アクアティクスセンター
2024年インカレがいよいよ開幕。今年のテーマは「燈竜門」。観客と仲間からの声援が響く中で4日間の熱い戦いが始まった。
4年生と共に戦う最後の青春にseahorse達が挑む!!
種目 | 順位 | 選手名 | タイム | 備考 |
---|---|---|---|---|
400m個人メドレー | 10位 | 光﨑陽(キャ1) | 4分52秒84 | B決勝進出 |
9位 | 鴨下奈苗(社4) | 4分52秒75 | B決勝進出 | |
200m背泳ぎ | 5位 | 伊藤ななみ(社1) | 2分13秒72 | 決勝進出 |
6位 | 石田瑠海(スポ4) | 2分14秒86 | 決勝進出 | |
100m自由形 | 29位 | 水上夏鈴(経3) | 57秒79 | |
40位 | 野村奈緒(経2) | 59秒05 | ||
800m自由形 | 9位 | 松野仁衣奈(スポ3) | 8分45秒60 | 自己新 |
種目 | 順位 | 選手名 | タイム | 備考 |
---|---|---|---|---|
400m個人メドレー |
8位 | 市川薫(経4) | 4分17秒36 | 自己新/決勝進出 |
15位 | 神偉雄(経4) | 4分23秒97 | B決勝進出 | |
10位 | 齊藤優太(スポ2) | 4分19秒26 | 自己新/B決勝進出 | |
200m背泳ぎ |
51位 | 川邉亮太朗(理3) | 2分08秒12 | |
16位 | 諏訪遥希(経1) | 2分00秒97 | B決勝進出 | |
54位 | 大山海怜(経3) | 2分08秒65 | ||
100m自由形 |
60位 | 三浦颯太(社4) | 51秒83 | |
46位 | 山本麻尋(経3) | 51秒48 | ||
19位 | 竹鼻涼太(スポ3) | 50秒51 | 自己新 | |
1500m自由形 |
13位 | 綿貫太地(経3) | 15分41秒09 | |
28位 | 羽尻壮志(経4) | 16分07秒11 | ||
16位 | 白戸亮太(営2) | 15分42秒95 |
種目 | 順位 | 選手名 | タイム | 備考 |
---|---|---|---|---|
400m個人メドレー B決勝 | 4位 | 鴨下奈苗 | 4分52秒87 | |
7位 | 光﨑陽 | 4分54秒27 | ||
200m背泳ぎ 決勝 | 6位 | 石田瑠海 | 2分15秒24 | |
4位 | 伊藤ななみ | 2分12秒50 | 自己新 |
種目 | 順位 | 選手名 | タイム | 備考 |
---|---|---|---|---|
400m個人メドレー B決勝 | 3位 | 齊藤優太 | 4分20秒07 | |
5位 | 神偉雄 | 4分22秒79 | ||
400m個人メドレー 決勝 | 8位 | 市川薫 | 4分21秒72 | |
200m背泳ぎ B決勝 | 2位 | 諏訪遥希 | 1分59秒86 | 自己新 |
「悔やしい思いが一番ですね…」。主将としてではなくチーム法政の一員として、多くの得点を持って帰ることができなかったことに鴨下は悔しさがいっぱいだった。予選は9位通過。同じ組を泳いでいた全体8位の選手に0.3秒ほど及ばず決勝の舞台を逃すことに。それでも10位通過の後輩光﨑とともに、B決勝ではワンツーを狙いスタート台へ。入りのバタフライを「コーチとも最初のバタフライをスムーズにいければ勝負になると話していた」との言葉通り、リラックスして前半を入る。
背泳ぎで順位を落とすものの、後半2種目で大きく追い上げる。それでも「力不足」と本人も振り返るが、力及ばす結果は5位。悔しさをにじませつつも彼女の目はすでに次の勝負を見据えていた。「主将だからというのはもちろんプレッシャーはあるのですが、ここまできたらやるしかないと思っています。2コメに関しては昨年は決勝に残れているのでその経験を活かしたいです。3日目の多大のコメ陣も体力的に相当しんどいと思うのでそこを狙っていきたいです!」。インカレラストレースは大会3日目の200m個人メドレー(以下:2コメ)となる。
最後は悔いなく笑顔で泳ぎ切る。(野田堅真)
ーーレース終わっての率直な気持ちは
悔しい思いが1番ですね…
ーー2本の泳ぎを振り返って
今までやってきたことを無駄にしたくなかったですし、このインカレで結果を出すために1年間取り組んできたので緊張もありました。ただそれ以上に不安も大きくて、入りのバタフライで力んでしまいました。決勝はコーチとも最初のバタフライをスムーズにいければ勝負になると話していたので、前半はその通りの泳ぎができたのかなと。ただ力不足ですね。
ーー400m個人メドレー(以下:4コメ)勢は男女合わせて全員なB決勝種目以上に残ったが
もちろんいい流れを持ってこられたのかなとは思いますが、やはり女子の4コメ勢は2人とも決勝に残ってというのが一番の理想だったので、そこは悔しいです。ただ最低限の仕事はできたのかなと思います。
ーー仲間の声援をいっぱいに受けての最後のインカレ。雰囲気はどう感じている
今終わってみて、大学水泳はほんとに楽しいなと思います。中学、高校の大会とは全くの別物でした。法政の一員として、そして主将として戦えたことは本当に幸せでした。
ーー残りの3日に向けての意気込みを
主将だからというのはもちろんプレッシャーはあるのですが、ここまできたらやるしかないと思っています。2コメに関しては昨年は決勝に残れているのでその経験を活かしたいです。3日目の多大のコメ陣も体力的に相当しんどいと思うのでそこを狙っていきたいです!
(取材:野田堅真)
――決勝のレースを振り返って
タイムは落としてしまいましたが、決勝を泳ぎたくて練習していたので、決勝に出るという目標は叶えられてよかったと思います。
――関東インカレで更新した自己ベストを予選で2秒以上更新、予選の泳ぎは
関東インカレから調子がよく、疲労を上手く取れれば、絶対にベストは出ると思っていたので、その感覚のまま泳いでいました。
――その分、決勝では予選の反動が
そうですね、きつかったです。
――決勝ではオリンピアンとのレース、レベルが高い中で感じたこととは
大学に入って全国の決勝に残ることは初めてで、さらに人生最後の4コメだったので、最後にすごい選手と一緒に泳げて幸せでした。
――最後のインカレ、非常に楽しんでいるように見えたが
普段は緊張しがちで、試合が近づくたびにネガティブな感情になっていたのですが、最終学年では練習のときから生き生きとして、変な緊張もせず臨めていたと思います。
――2コメに向けて
4コメで調子がいいことは分かったので、2コメは上が詰まっていて、厳しい戦いになると思いますが、法政のために何よりここまで頑張ってきた自分のためにも、得点を取っていきたいです。
(取材:松下天)
ーー今の気持ちを率直に
調子や感覚は良かったですし、4月にけがをしてからやることをしっかりとやってきたのでそれなりに自信を持って望めました。ただ楽しんで泳ぐつもりだったんですけど、緊張したのかなかなか上手くいきませんでした。B決勝前はメンタル的にもきつい部分はあったのですが、先輩としてやらないといけないという思いが強かったので頑張れました。
ーー1本目終了後、チームメイトからはどんな声掛けをされたか
色々とみんなも気を使ってくれたんだと思います。ただその中でも「決勝頑張れよ」、「まだタイム上がるよ」と前向きな言葉をかけ続けてくれて、ほんとうに感謝しかないです。
ーー今年のインカレ、これまでと違うと感じる部分はあったか
これまでとは同じ、何も違わないと自分に言い聞かせはきましたが、心のどこかで違うんだと思ってるんだと思います。だからこそインカレならではの雰囲気や緊張感をそれぞれ抱いてレースに臨んでいるのかなと思います。4コメはしっかり2本泳げたので、2コメは自分の1番納得のいくレースをしたいと思います。
(取材:野田堅真)
ーー決勝終えての今の気持ちを
競技人生最後の2バック(200m背泳ぎ)だったので、ベストを目指していたんですけどそこには届かなかったことは悔しいです。ただ1年生の伊藤ななみと一緒に出場して、2人で決勝に残って得点をあげることができたことは良かったです。
ーー今大会の目標はどこに
200m背泳ぎのベスト更新を目標としていました。
ーー今大会これまでのインカレと違ったものはあったか
違いましたね。最高学年として、4年生として決勝に残ってやるぞという気持ちで泳いでました。
ーーインカレ独特の目いっぱいの応援の中で泳ぐ舞台で楽しんでレースできたか
緊張よりも、楽しいよりも「ありがとう」という気持ちが1番ですね。こんな私をたくさん応援してくれてありがとうの気持ちでいっぱいです(笑)。
ーー残り3日間へ向けて
100m背泳ぎは決勝進出が少し厳しいので、絶対にB決勝に残って少しでもチームに貢献できればと思っています‼
(取材:野田堅真)
ーー今日のレースを振り返って
もともとは20秒を切るのを目標にしてて、それがちゃんと達成できたのでほっとしていた部分もあって、B決勝は去年は予選で終わっているので、対抗戦で初めて得点をを稼がなきゃいけないという状況で、新しい緊張感の中でやれて及第点ぐらいの出来かなという感じです。
ーーどのようなレースプランを
僕の泳ぎはバック(背泳ぎ)が楽に泳げると、フリー(自由形)につながって良いタイムが出せるので、ずっとバックを楽に泳ぐかだけをここ一週間は考えていて、今日はそこがうまくいったかなという感じです。
ーーこの大会に向けてどのような練習を
ブレ(平泳ぎ)が他の選手に比べて苦手なので、タイムがそこで離されてしまっていたとこがあったんですけど、そこを先輩に教わりながら試行錯誤して、今日はめちゃめちゃいい泳ぎができました。
ーー今後に向けて意気込みを
まだ2コメもありますし、それは決勝を目指して頑張ります。4コメは4年生が残してくれた想いを引き継げるように頑張っていきます!
(取材:齋藤凌)
――初めてのインカレで決勝のレース、率直な気持ちは
楽しむことを一番大事にしていたので、すごく楽しく気持ちよく泳げましたが、自分の目標のメダルに届かず、少し悔しい気持ちがあるので、3日目の100mに繋げたいと思います。
――決勝は1年生が5人と高校時代から鎬を削ってきた選手たちとのレース、どのような思いが
高校からずっと速く追いつくのに必死で、今日も負けてしまいましたが、本当に尊敬する選手です。
――メダルには届かなかったが自己ベストを更新、レース展開は
隣の選手が最初から強い選手でしたので、離されないようにしようと考え、そこで自分の持ち味である後半で耐えられるかを大事にしていました。
――同じ決勝の舞台に立った4年生の石田選手について
後半が自分よりも強い選手で、泳ぐ直前まで声もかけていただいて、頼もしい先輩です。
(取材:松下天)
ーー今日のレースを振り返って
自分は朝が苦手で、今回の予選はベストタイムからは程遠いんですけど、朝一発目にしては自分にとってはまあまあいいタイムでいけて、なのでいつもは決勝でタイムが良くなるんですけど、今日に関してはタイムを結構落としちゃって、なんか飛び込んだ時から体が重くて、緊張もあったんですけど、緊張と体の重さで気持ちもなんか泳いでるうちに(気持ちが)下がっちゃった部分もあって、なかなか自分の力が出しきれなかったと思います。
ーー初めてのインカレとなりましたが
決勝に行けるぐらいのベストタイムを持ってはいたので、決勝行って法政のガウンを着て、入場の時にみんなとハイタッチすることを思い描いていたので、程遠い結果となってしまって悔しいです。
ーー鴨下さんの隣のレーンで泳ぐことになりましたが、先輩はご自身にとってどのような存在か
自分の練習環境は学校じゃなくてクラブなので、あまり練習を一緒にしたことはないんですけど、メドレーメンバーの女子って(鴨下)奈苗さんと私の2人だけなんですけど、練習を男子に混ざって1人でされているということが自分には信じられなくて、本当に憧れの存在で、隣に奈苗さんがいたことで安心感というか、気持ち的には楽になりました。本当に奈苗さんがいなくなってしまうのは本当に悲しいです。
ーーこの大会に向けて、どのような練習を
自分は3、4月までは今とは違うコーチのもとで練習していたんですけど、そのコーチから離れて4月から新しい環境になったんですけど、その新しい環境で周りの方が世界レベルのすごい選手ばかりで練習にひたすら必死についていくみたいな感じで、ただやってるみたいな感じになっていたので、もっと考えて練習しなきゃいけないなと実感しています。
ーー今後に向けて意気込みを
まずは2コメに向けて、全力を出せるように準備して、全て終わってからもう一度水泳に向き合って、気持ち変えてリスタートできたらいいと思います。
(取材:齋藤凌)