【硬式野球】秋季リーグ直前インタビュー⑥~吉鶴翔瑛投手~
吉鶴翔瑛 投手
※9月7日に行いました。
ーー夏のオープン戦を振り返って
9月に入って自分の調子を取り戻してきたのでいい感じかなと思います。
ーーこの夏で強化した部分は
真っ直ぐのベース板の強さをもう1回強くしたことと、変化球で言うとスライダーを少し改良しました。
ーー前日の試合(東京ガス)は6回無失点と素晴らしい内容だったがいい感覚が掴めたか
そうですね。感覚はいい感じです。
ーーオープン戦を通して一番意識したことは球の強さか
そうですね。春真っ直ぐが打たれてしまったのでそこを強くしていこうと言うことでやりました。それがやっぱり好調につながっているかなと思います。
ーー期待する後輩は
ピッチャーで言うと倉重(聡、営1=広陵)がオープン戦ずっと投げているのでこの秋登板があるんじゃないかなと思います。
ーー吉鶴選手からみて倉重投手の良さは
先発でも中継ぎでも試合を作ることができたり、ピンチではギアを上げることができるのでそういったところがすごいかなって思います。
ーー吉鶴投手から見て篠木投手のコンディションは
JAPANに行ってた時も調子が良さそうだったのでいい感じに来てるんじゃないかなと思います。
ーー北海道ベースボールウィーク2024でも好投していたが、その中で何か掴んだものは
実は1日目(日本ハム2軍戦)、自分の中ではあまり指に掛からなかった感覚があって、2日目で軸足で強く踏むことを意識して投げていい感覚でやれたのでそれを継続してやっています。(調子悪い中でもプロを抑えられたことは自信になったのでは)そうですね。はい。
ーー今のチーム状況については
前半戦は勝てない時期がありましたが、後半になるにつれて都市対抗で優勝しているチーム(三菱重工East)や大学で上位になるチームに勝てたりしているのでチーム状況ってところではいい感じでリーグ戦を迎えられるんじゃないかなとおもいます。
ーー以前4番に推していた内海壮太(法4=御殿場西)が4番に座っているがどのくらいの成績を期待しているか
オープン戦でもかなり打ってますし、点数が欲しい場面でかなり打ったりもしているので数字的には3割を超えて、1番は打率というより打点を稼いで欲しいなと思います。
ーー木更津総合の後輩・中西祐樹捕手(法2=木更津総合)とバッテリーを組むこともあるが
後輩の鑑というか。1番後輩っぽい後輩なんじゃないかなって思います。気遣いは誰よりもできるかなって。(𠮷安遼哉主将(法4=大阪桐蔭)と比較して)どちらが投げやすいとかはないのですが、どっちも良さがあって。𠮷安は4年間ずっとバッテリーを組んできて下級生の頃から意見を交わしてきたりしたので自分が投げたいボールとかを1発でわかってくれたりするところが良さとしてあって。中西は高校が一緒で野球に対しての考え方が一緒なのでその中で自分と中西の意見が合うっていうことはあります。(中西選手と意見が合うのは木更津総合・五島監督の方針によるものなのか)そうですね。全体とかバッテリーとかでのミーティングが高校時代かなりあったのでそういうところで考え方が似通ってくるのかなっていうのはあります。
ーー今回のリーグの山場は
序盤から立教、早稲田とくるので、立教は結果春勝ち点を取れましたけど第3戦まで行ってますし、早稲田は連敗しているのでまず最初の勝ち点2つを取らないと優勝には届かないと思うので、最初の2つが壁かなと思います。
ーー早大は2戦目に左腕の宮城誇南選手との対戦が予想されるが、宮城選手の良さは
宮城選手はボールの出どころが見にくいので、球速よりもボールが速く見えるなっていうのが1番の印象なんですけど、うちの野手陣も近くのポイントで逆方向に打つ練習をずっとしてきたので、秋は攻略できるのかなとは思います。
ーー秋リーグはこの選手には特に打たれたくないみたいな選手は
春は印出太一(早大4年)と尾瀬雄大(早大3年)には結構打たれてしまったので、最後くらいは抑えたいなと思います。(印出選手はどんなバッティングをしてくる印象か)
真っ向勝負しても力では負けずに振ってきますし、交わすために変化球で勝負してもリーチが長いので対応力もあって厄介な打者だなっていう印象があります。
ーー夏のオープン戦を通して明大の宗山塁選手が好調ですが、どのようにして抑えたいか
宗山(明大4年)はやっぱり世間的にも騒がれてますし注目度も高いとは思いますけどまだリーグ戦では打たれたことはないのであんまり意識せずに打線の1人として抑えたいなというのはあります。
ーードラフトが近づいているが
行きたい球団は特にないっていうのは春から変わってないのですが、やっぱり順位は上位、具体的にいうと3位以内に指名されたいなっていうのはあります。
ーー秋リーグのチームの目標
全部の大学に勝って完全優勝したいです。
ーー秋リーグの意気込み
春は4位という結果で終わってしまったので最後はチームで束になって戦いたいなと思います。
ーー応援してくださる方々へメッセージ
まだ自分が入ってきてから優勝できていないので最後に4年生としていい形で終わりたいですし後輩たちにもいい景色見させてあげたいので春と変わらないご声援をよろしくお願いします。
(取材・中山達喜)
吉鶴 翔瑛(よしつる・しょうえい)
経営学部4年 ・2002年8月7日生まれ
鹿児島県出身・木更津総合
175cm 79kg・左投左打
昨季成績:8試合 37回 25奪三振 与四死球9 防御率3.16 3勝3敗
『MAX151km/hの直球と多彩な変化球で打者を翻弄する法大左のエース。昨季は防御率3.16と振るわなかったが、球の強さをテーマに夏場調整を行い再起を図る。最後となる今秋はフル回転で優勝に貢献したい。』
硬式野球部の写真はスポーツ法政新聞会の公式インスタグラムにも掲載しております。ぜひご覧ください。