1点目を日大のスパイクで幕を開けた第1セット、連続して得点を決められるも3-4の場面で、L関大斗(営2)の屈強な守りからWS小竹飛斗(法3)がスパイクを決めきる。さらにMB村岡蓮斗(法2)のスパイク、ブロックが炸裂し10-7とリード。その後、法大は小竹やWS川波颯(文3)の活躍で点を重ね、両者1歩も譲らぬ展開で得点は均衡する。20点台に乗っても同点が続いたこの試合、日大に一足先にマッチポイントを握られるも村岡の得点でデュースに。しかし惜しくも1点が取り切れず、デュースにもつれ込んだもののこのセットを落とした。

続いて勢いに乗りたい第2セット。序盤から相手に一歩リードを許す展開に。何とか食らいついていく法大だったが連続得点を取られるとタイムアウト、メンバーチェンジを利用して流れを引き寄せようと試みる。しかし流れを変えることができずに迎えた中盤、ここで法大の鉄壁、MB村岡、MB小田周平(営2)が相手の勢いを止める。2本連続で相手のスパイクをシャットアウトすると法大に流れを持ち込む。MBの存在感を示すプレーで相手を翻弄し追い上げるも22-25で第2セットを落とす。

第3セット、序盤に3連続得点を許し立ち上がりから相手にリードされる展開となる。試合中盤、村岡のスパイク、小田のフェイントなど真ん中からの攻撃が連続して決まる。しかし、序盤から徐々に開いた得点差を縮めることができず相手が20点台に乗った時点で5点差の15-20。なんとか1セット取りたい法大だが、その後も逆転とはならず19-25でこの試合の幕を閉じた。

法大のペースに持っていくことができず苦しい敗戦。しかし多様な方法で得点を取りきるなど1部リーグらしいハイレベルな試合を展開した。1部リーグ残留をかけて後がなくなった今気持ちを切り替えて法大らしいプレーで白星を重ねていってほしい。

インタビュー

小田周平(営2)選手

ー今日の試合を振り返って
相手にブレイクされる場面が多くて、こっちのサイドアウトがなかなか取れない状況だったので、そこで点差がついて自分たちの流れに持っていけなかったのが敗因なのかなと思います。

ー試合前の戦略は
相手のオポジットは高い選手なので、そこを何回かやられるのは割り切って、他の選手を抑えながら、 相手の攻撃を封じようという話をしてました。

ー今日は攻守で活躍があったが、自分を評価するなら何点か
50点ぐらいかなと思います。（理由は）スパイクは相手に対して通用する攻撃ができたので、攻撃面では良かったのかなと思うんですけど、ブロックの面でなかなか割り切れない場面が多くて、そこでブロックポイントもなかったし、ブロックタッチもなかなか取れなかったので、ブロックが課題かなと思います。

ー今日の試合をどのように生かしていきたいか
しっかり切り替えて、残りの試合全部勝てるように頑張りたいと思います。

ー次の試合に向けて
ブロックとスパイクを多く決めれるように頑張りたいと思います。