【硬式野球】秋季リーグ振り返りインタビュー⑭～鈴木大紀学生コーチ～

鈴木 大紀 学生コーチ

ーー4年間を振り返って印象に残っていることは
学生コーチとしてベンチに入らせていただいた、今秋の立大4回戦の13回サヨナラ勝ちというのが印象に残っています。痺れる試合でしたし、最後は松下（歩叶、営3＝桐蔭学園）が決めてくれてとてもうれしかったです。（立大4回戦の投手陣については）負けられない試合の中でよく粘ってくれたと思います。

ーー大島監督、髙村助監督への思いは
監督さんは中学校の野球チームの出身が同じという縁もあって、法大野球部にに入ったので本当にお世話になりました。最後は監督と学生コーチという関係で、試合や練習でコミュニケーションを取りながらやってきたので、感謝しています。助監督さんは今年の2月から就任されて、プロ野球を経験していてレベルの高い考え方でした。考えを理解するのが少し難しい部分もあり、迷惑をかけましたが最後までやり抜くことができて、感謝してします。

ーー4年生同期への思いは
4年間とても長くて、1年生の時は整備などから始まって大変なことも多かったです。それでも、同期がいたからこそ乗り越えられたと思います。優勝には届きませんでしたが、練習で努力したり、一緒にやってきたことは思い出に残っています。

ーー後輩への思いは
投手を中心に見てきたので、今秋出てきた野崎（慎裕、営3＝県岐阜商）や倉重（聡、営1＝広陵）は楽しみにしています。リーグ戦で通用するかと言われたら、まだ課題もあると思いますが切磋琢磨して頑張ってほしいです。（他に来年期待の選手は）山床（志郎、文1＝高鍋）、針谷（隼和、営2＝桐光学園）、古川（翼、キャ2＝仙台育英）、丸山（陽太、スポ3＝成東）などたくさんいますが、突出していないと思うので、全員で競い合いながらやれば強い投手陣になると思います。

ーー学生コーチになった経緯は
大学2年生の冬になりました。フレッシュも終わってリーグ戦しかないとなった時に、選手として出場するのは厳しいだろうと思いました。その中でも、チームの勝利に貢献したいと思っていたので、何か別の形で携わろうと考えました。その時は自分達の代も学生コーチがいなかったので、自分が学生コーチになったらチームのためになると思い、監督、助監督に相談して学生コーチになりました。

ーー選手を続けたい葛藤もあったか
入学したときはずっと選手をやりたいと思っていましたが、自分の球が思うように投げられなかったので、迷いは少ししか無かったです。大学2年生の時は選手としては厳しいかなという気持ちが強かったです。

ーー学生コーチになる決心を後押ししてくれた存在は
大島さんには助監督の時に相談させていただきました。選手として頑張っている姿を見てきたから、学生コーチとしても頑張ってほしいというのを、大島さんが涙ぐみながら話していて、そこで決心しました。

ーー家族に学生コーチになると話した時の反応は
驚きはあまり無くて、「選手お疲れ様、学生コーチも頑張って」という感じでした。

ーー投手チーフとして苦労したことは
投手陣は個性的で、マイペースな人も多いので練習の時にまとめるのが大変でした。（まとめるために工夫したことは）篠木（健太郎、営4＝木更津総合）や吉鶴（翔瑛、営4＝木更津総合）に相談して、篠木や吉鶴が指示を出せば、周りが動いてくれるというのもありました。周りの力を借りながら練習を回していました。

ーー篠木選手と吉鶴選手はどういった存在か
自分で考える力があると思います。そこが3年生以下と大きく違う部分だと思います。特に3年生には2人を見習って、チームを引っ張る姿勢を見せてほしいです。

ーーこれからのご自身の将来については
野球は大学で終わりになりますが、野球で経験したことを社会人になってからも生かしていきたいと思います。自分が主体的に動いて会社や社会に貢献していきたいです。

ーー応援してくださったファンの皆様にメッセージを
優勝という１つ大きな目標は達成できず、悔しさと申し訳なさがありますが、最後の法明戦まで温かい声援を感じたので、感謝しています。最後まで応援していただきありがとうございました。

（取材：松野要）

鈴木 大紀（スズキ・タイキ）
法学部4年2002年10月13日生まれ
埼玉県出身・法政二
173cm・72kg

硬式野球部の写真はスポーツ法政新聞会の公式インスタグラムにも掲載しております。ぜひご覧ください。

【秋季リーグ振り返りインタビュー一覧（公開次第更新いたします）】