関東学生アメリカンフットボール春季オープン戦 対桜美林大
2024年5月25日(日)
川崎総合グラウンド

2つのTDを奪う活躍を見せた阿部
試合結果
トータル試合結果
法政大学ORANGE |
7 | 1Q | 6 |
桜美林大学THREE NAILS CROWNS |
---|---|---|---|---|
13 | 2Q | 0 | ||
6 | 3Q | 7 | ||
6 | 4Q | 0 | ||
法政大学ORANGE | 32 | Total | 13 | 桜美林大学THREE NAILS CROWNS |
試合得点
Q | ポジション | 選手 | 得点方法 | TFP |
---|---|---|---|---|
1 | RB | 竹村真柊(法3=箕面自由学園) | TD | ○ |
2 | WR | 阿部賢利(営3=法政二) | TD | × |
2 | RB | 竹村真柊 | TD | ◯ |
3 | WR | 阿部賢利 | TD | × |
4 | QB | 齊藤空大(法4=駒場学園) | TD | × |
第1QはRB 小松桜河(文4=日大三)のリターンで開始された。法大最初の攻撃では1stダウンを更新できず。P 森川温(スポ4=法政二)がパントを蹴り、攻撃権は桜美林大へ。するとこの桜美林大の攻撃を止めることが出来ず。さらにデッドヒットなどの反則も重なると、最後はTDを奪われ、先制点を許す展開に。TFPは失敗に終わるも、0ー6とビハインドでのスタートとなった。再開後はジュッフムハマド(1年)のリターンで自陣20ヤード付近から攻撃開始。するとQB 齊藤空大(法4=駒場学園)のランプレーやTE 牛島基希(経3=法政二)のランにより、ゲインを重ねる。最後は齊藤から副将・RB竹村真柊(法3=箕面自由学園)へのTDパスが通り、今試合最初のTDに成功!さらにK鎭野涼太(社3=法政二)がTFPをしっかりと沈めて7ー6と逆転したところで第1Qが終了した。

今試合最初のTDを奪った竹村
第2Qは桜美林大の攻撃から開始。この攻撃は桜美林大の反則もあり、パントを蹴らせ攻撃権は法大へ。自陣35ヤード地点からの攻撃はRB 宮本樹音(文2=佼成学園)のランや齊藤からWR 高津佐隼世(キャ4=佼成学園)へのパスもあり、敵陣20ヤード地点まで前進する。最後は齊藤からWR 阿部賢利(営3=法政二)へのTDが成功!TFPはブロックされてしまうが、13ー6とリードを広げる。

阿部と齊藤はハイタッチで喜びを表現した
再開後の桜美林の攻撃をしっかりと抑え、攻撃権を取り戻すも、法政も上手く攻撃を展開できず。パントを蹴り、攻撃権は再び桜美林大へ。敵陣45ヤードからの攻撃はランプレーにより、1stダウンを更新され敵陣20ヤードまで前進されてしまう。最後は4thダウンとなったところで桜美林大はFGを選択。しかしこれが失敗に終わり、攻撃権は法大へ。自陣20ヤード付近からの攻撃は齊藤から阿部へのロングパスもあり、一気に敵陣25ヤードまで前進。すると2ndダウンの攻撃で齊藤から竹村へのパスが通りTD!TFPも鎭野が沈めて20ー6とさらに突き放したところで第2Qが終了した。

竹村と齊藤のハイタッチ
第3Qは法大のキックオフで開始。桜美林大の攻撃は敵陣35ヤード地点からとなった。すると桜美林大のランプレーとパスプレーを止められず、自陣20ヤードまで前進されてしまう。最後は2ndダウンの攻撃でパスTDを決められ、さらにTFPも成功。第3Q最初の攻撃で20ー13と点差を詰められてしまう。それでもすぐさま法大が攻勢に出る。自陣30ヤードからの攻撃となると齊藤から高津佐へのパスとRACにより敵陣20ヤード付近まで前進する。すると3rdダウンの攻撃で齊藤から阿部へのパスが通りTD!さらに2ポイントコンバージョンを狙い、突き放しにかかるも、これは失敗。それでも26ー13と点差を再び広げる。その後はしっかりと相手の攻撃を抑えて第3Qが終了した。

阿部は今試合2TDを奪う活躍を見せた
最終第4Qは桜美林大の攻撃から。この攻撃をしっかりと抑えて、攻撃権は法大へ。さらに桜美林大の反則も重なり、自陣45ヤードからの攻撃となる。齊藤から牛島、高津佐、WR 渡辺和輝(キャ3=法政二)へのパスが立て続けに通り、1stダウンを更新し続け、敵陣20ヤードまで前進する。さらに阿部へのパス成功により敵陣10ヤード付近まで前進すると、最後は今試合TDを演出し続けてきた齊藤が自らランTD!32ー13と試合を決定づける。その後はディフェンス陣も得点を許さず。32ー13で試合終了。ホームグラウンドでの試合を勝利で飾った。

試合を決定づけた齊藤
日大戦での敗戦からしっかりと立て直し、今春初めてのホームグラウンドでの試合を勝利で飾った法大。10試合が組まれた春季オープン戦も残すは6月の4試合となった。関西学院大学、関西大学といった強敵との試合も組まれている。『自由と進歩のフットボール』を掲げるチームの、着実な成長に期待したいところだ。
選手インタビュー
副将・竹村真柊(法3=箕面自由学園)
ーー今日の試合を振り返って
今日は自分はパスで(TDを)取ったんですが、ランがちゃんとできてないので、そこは日大戦と同様で同じ課題が出たかなと思います。
ーーご自身のプレーを振り返って
決めるところを決めれてなかったのでさっきと同じでそこが課題かなと思います。
ーー日大戦の敗戦からチーム内で何か変化はあったか
日大戦あんなふうに完敗して、それぞれいろんな課題が出て、そこをこの1週間でしっかり全力で潰そうという中での今日だったので、この結果なので別にその現状に満足せずに、これからも日々精進していきたいと思います。
ーー6月のオープン戦に向けて
この6月しっかりランで勝った試合やなって思えるように頑張ります。
(取材・川邉まなみ)
阿部賢利(営3=法政二)
ーー今日の試合を振り返って
日大とか立命に負けて自分たちは弱いということを自覚した上での試合でした。点差から見るにも実力差はないと思うし、たまたま運が良くて勝ったみたいな感じはあると思います。もっと全員一人ひとりが勝ちにこだわって日々練習していくべきかなと思います。
ーーご自身のプレーを振り返って
運が良かったですね(笑)。日大戦では全然良いプレーが出来なくて、しっかりビデオ観て、対策したのが1番大きかったかなと思います。
ーーどんなWRを目指していきたいか
自分は今日は特に(パスを)取ってTDが多かったので、11番の高津佐隼世選手みたいに、(パスを)取った後にもっとヤードを稼げる選手になりたいです。
ーー6月のオープン戦に向けて
大きいのは関大戦と関学戦だと思うので、関学も自分たちを潰すために本気でやってくると思うので、しっかり正面から当たりたいなと思います。
(取材・白戸大貴)