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【硬式野球】満塁弾でまさかのコールド負け 11四球と投手陣が乱調 西村大和の適時打も反撃及ばず 2025秋季フレッシュ/早大戦

東京六大学野球2025秋季フレッシュトーナメント 早大戦
2025年11月4日(火)
神宮球場
前日のフレッシュ初戦で見事4連覇中の慶大に快勝した法大は、山崎隆之介 (法2=横浜)に先発のマウンドを託した。しかし投手陣は11四球を出すなどコントロールが定まらず、最後は満塁本塁打を浴び、大会規定によりコールド負けを喫した。

7回に満塁本塁打を浴びた菅井

試合結果

トータル試合結果

1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
法大 0 0 0 0 0 0 1 1 5 0
早大 0 2 0 2 1 0 9 8 0

(法大)●山﨑、名取、近江、菅井ー只石
(早大)○安田ー尾形

[本塁打]
法大:なし
早大:尾形 1号満塁(7回 菅井)

打撃成績

打順 位置 選手 打数 安打 打点 四死球 打率 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 9回
1 (6) 岩井 4 1 0 0 .250 左安 一邪飛 空三振 二ゴロ
2 (4) 小川大 2 0 0 1 .500 一邪飛 死球 遊ゴロ
3 (7) 山田 3 0 0 0 .143 併殺打 空三振 三飛
4 (2) 只石 3 0 0 0 .000 中飛 投ゴロ 三飛
5 (8) 高田 3 1 0 0 .500 中安 空三振 中飛
6 (D) 佐藤哲 2 0 0 0 .000 捕邪飛 一飛
H 豊田 0 0 0 1 .000 四球
7 (9) 野田 2 1 0 1 .400 右飛 四球 左安
8 (3) 武田 3 1 0 0 .333 中安 中飛 空三振
9 (5) 西村 2 1 1 0 .400 犠打 右飛 右安①

投手成績

球数 打者 防御率
山﨑 3 2/3 84 21 5 4 5 4 9.82
名取 0 1/3 9 2 0 0 1 0 0.00
近江 1 20 6 2 1 1 1 9.00
菅井 1
2/3
46 10 1 1 4 4 21.6

ベンチ入りメンバー

13 近江駿弥(法2=札幌一) 31 武田勇哉(営1=常総学院 ) 1 豊田凌平 (法2=鳴門 )
15 名取由晃(経2=川越東) 33 吉野雅人(経2=湘南学院) 6 石井翔大(人2=札幌日大)
16 菅井颯(営2=日大山形) 25 佐藤哲平(スポ2=立命館慶祥) 7 野田泰市(文2=三重)
19 山﨑隆之介(法2=横浜) 37 西村大和(法1=報徳学園) 9 高田洸希(法2=享栄)
11 櫻田朔(法1=青森山田) 37 西村大和(法1=報徳学園) 46 荒居進志郎(営2=法政)
24 槙野遥斗(営1=須磨翔風) 45 田中吟侍(法1=法政二) 47 片貝桜詩(文2=法政二)
23 只石貫太(営1=広陵) 8 小川大地(営2=大阪桐蔭) 29 山田頼旺(法1=中京大中京)
32 小野太輔(営1=下妻一) 39 岩井天史(人1=滋賀学園)
43 岩出純(キャ1=作新学院) 44 大高拓磨(法1=聖隷クリストファー)

戦評

昨日、フレッシュ4連覇中の慶大を相手に接戦を制した法大。決勝進出を懸けた負けられない一戦のマウンドを託されたのは、今季リーグ戦でもベンチ入りを果たした山崎隆之介(法2=横浜)。対する早大の先発はリーグ戦でも実績のある安田虎汰郎(2年=日大三)。

1回表、先頭の岩井天史(人1=滋賀学園)が左前安打で出塁するも、1死から山田頼旺(法1=中京大中京)が併殺打に倒れ、先制とはならなかった。その裏、法大先発の山崎は先頭から2者連続で空振り三振を奪う。その後3番・尾形樹人(2年=仙台育英)に四球を与えるも、続く高橋海翔(2年=山梨学院)を内野フライに打ち取り無失点で切り抜けた。

2回表、1死から高田洸希(法2=享栄)が二遊間を破る中前安打で出塁するも、後続が倒れ無得点に終わる。その裏、先頭・徳丸快晴(1年=大阪桐蔭)に右越え二塁打で出塁を許すと、中村俊瑛(1年=滝川)にバスターで右前適時打を浴び、1点を先制される。さらに1死二塁から8番・金子大智(2年=松本深志)にも中前適時打を許し追加点。その後、高崎亘弘(1年=早稲田実)に四球を与え1死一、二塁のピンチを招くも、後続を断ち切り、この回2失点で踏みとどまった。

3回表、先頭の武田勇哉(営1=常総学院)が中前安打で出塁。続く西村大和(法1=報徳学園)がきっちりと送りバントを決め、チャンスを広げる。岩井は一邪飛に倒れるも、小川大地(営2=大阪桐蔭)が四球を選び、2死一、二塁の好機を作る。しかし、山田が空振り三振に倒れ、この回も無得点に終わった。その裏、山崎は先頭から2者連続でゴロに打ち取り、落ち着いた立ち上がりを見せる。5番・徳丸にストレートで四球を与えるも、続く中村俊を空振り三振に仕留め、追加点を許さなかった。

4回表、法大は安田の前に3人で攻撃を終える。流れをつかめぬまま迎えたその裏、先頭・黒須真太朗(2年=日大鶴ヶ丘)に右前打を許すと、高崎にも中前打を浴び、1死一、三塁のピンチを背負う。続く佐藤寛也(2年=早大学院)を挟殺に仕留めるも、四球を与え満塁とすると、3番・尾形にも押し出しの四球で先制点を許した。ここで法大は山崎に代え名取由晃(2年=川越東)をマウンドへ送るも、なおも押し出しで2点目。それでも最後は徳丸を中飛に打ち取り、この回を2失点で切り抜けた。

5回表、先頭の野田泰市(文2=三重)がストレートの四球で出塁。続く武田、西村がいずれも大きな当たりを放つも外野フライに倒れる。2死一塁から岩井は空振り三振に倒れ、この回も無得点に終わった。その裏、先頭の中村に右越え二塁打を浴びると、タッチアップを許し1死三塁。
続く金子に左前適時打を打たれ、1点を追加された。さらに高崎に四球を与え1死一、二塁とピンチを広げるも、後続は断ち切り5点差で試合を折り返した。

6回表、法大は上位打線からの攻撃となるも、リーグ戦経験豊富な安田の前に三者凡退。攻撃の時間はわずかで、流れをつかめない。その裏、4番手として菅井颯(営2=日大山形)がマウンドへ。先頭の尾形に四球を与えるも、後続を断ち無失点に抑えた。

7回表、1死から代打・豊田凌平(法1=鳴門)が四球で出塁すると、続く野田も左翼線への安打で一、二塁の好機をつくる。続く武田が三振に倒れるも、西村が右前適時打を放ち1点を返す。岩井は二ゴロで反撃はここまで。その裏、この回菅井は制球が定まらず、先頭から2者連続で四球を与える。1死から、再び四球で満塁のピンチを招くと、3番・尾形に右翼ポール直撃の満塁本塁打を浴び、大会規定によりまさかのコールド負けとなった。

終盤に一矢を報いたものの、11四球と投手陣の制球難が響き、無念のコールド負けを喫した。

(記事:古川千遥)

選手インタビュー

西村 大和 選手

ーー本日の試合を振り返って
今日の試合は序盤に点を取られてその流れのまま試合が流れてしまって、チームの課題が多く見つかる試合でした。

ーー慶大戦では2回に二塁打を放ったが打った感触は
変化球でしたが、上手くついていけて強いスイングができていい感じに打てました。

ーー7回に適時打を放ったが振り返って
終盤どうしても点が欲しい場面だったので何とかヒットになって良かったです。

ーー本日も犠打を成功させたが秘訣は
春のリーグ戦で失敗してから常に練習から意識していました。

ーー2日連続で安打を放ったが調子は
調子は良くなってきています。そこに力強さも加えて頑張りたいと思っています。

ーー次戦への意気込みを
勝利につながるヒットや守備をチームのために頑張りたいと思います。

 武田 勇哉 選手

ご回答いただき次第、掲載いたします。

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