【サッカーJ内定記者会見】目標は「開幕スタメン」法大の10番・洪怜鎭来季からJ1に舞台を移す長崎でプロキャリアスタートへ

2025.12.05

法政大学体育会サッカー部内定者記者会見
12月２日　法政大学多摩キャンパス

来季よりV・ファーレン長崎に加入内定した洪怜鎭(社４＝三菱養和SC ユース）。彼の持ち味はスピードに乗った裏抜けと、パンチのある力強いシュートだ。大学での4年間は「人間的な部分でたくさん成長させてもらった」と振り返った。長崎は今季J2で2位となりJ1への昇格が決定。この結果に関して、「率直なうれしかった」と喜びを表現すると同時に「自分の責任ももっと芽生えた」と気を引き締める。初年度の目標は「開幕戦スタメン」。法大のエースから長崎のエースへ。洪が長崎の地でプロキャリアをスタートさせる。

インタビュー

ーー法大での4年間を振り返って
人生で1番濃かった4年間と言っても過言ではないくらい、いろんなことがありました。人間的な部分でたくさん成長させてもらった4年間だったなと思います。

ーー1番印象に残っている試合は
大学3年生の時の「アミノバイタル®︎」カップの日体大戦です。あの時自分が点を取ったのもそうですけど、チームの雰囲気も含めてめっちゃ良い試合できたなと思います。思い出深い試合になってます。今でも忘れてないです。

ーーピッチ外での思い出
いっぱいありますよ(笑)。ピッチ外だとよく遊んでた大迫蒼人（経４＝ FC東京 U-18）と川﨑淳（社４＝浦和レッズユース）とか3人でよく江ノ島とか行きましたね。そういうのが楽しかったですね。友達と過ごした時間がかけがえのない時間になりました。

ーー来年以降、期待している後輩
ここでつな（小湊絆、スポ３＝青森山田・FC東京内定）とか、こうすけ（松村晃助、経３＝横浜F・マリノスユース・横浜F・マリノス内定）出すのもあれなので、根津元輝（経３＝前橋育英）で。根津はどんな時でも戦いますし、メンタルも強いです。本当に自分は個人的にはすごく期待してて、かわいい後輩ですし、頑張って欲しい選手の1人です。

ーー長崎のチームとしての印象
練習参加に行かせてもらった時に、すごく優しいという印象です。結構こんなに温かく迎え入れてくれるチームあるんだっていう印象です。本当にみんな話しかけてくれたり、すごく楽しい雰囲気で練習できました。とにかく優しくて本当にサッカーをみんな楽しんでるなという印象です。

ーーエジガル・ジュニオ選手やマテウス・ジェズス選手など、強力な外国籍選手もいるが実際に練習参加をして感じたことは
エジはその時ちょっと怪我していました。マテウスと一緒にポゼッションをやりました。「マジでボール取りに行こう」と思って、強く当たりに行ったら、まじでびくとも動かなかったです。まじで体強くて（笑）。本当にちょっと衝撃を受けましたね。あとシュートをマテウスに個人的に教えてもらいました。天然芝と人工芝では感覚がちょっと違うので、練習参加ということもあって、自分はちょっと力んじゃっていました。そしたらマテウスが「リラックスして、こういう感じで打ってみて」と言われて、打った次のシュートが入りました。それで良いコミュニケーションが取れました。

ーーj1 昇格が決まったことに関して
率直にうれしかったですし、それと同時に自分の責任ももっと芽生えました。やっぱりj1で戦っていくには、自分自身もっともっとパワーアップしていかなきゃいけないです。今の自分じゃダメなので、本当に全て変えるくらいの勢いで、来シーズンから臨んでいきたいなというふうに思ってます。

ーー長崎のスタジアムや街並みの印象は
長崎のスタジアムで試合を観させていただいた時に、まず1番最初に思ったのは、ここで立ちたいと思いました。観客席とスタジアムの近さは魅力的ですし、長崎のサポーターの方々の応援というのは本当に感動しました。少し込み上げて熱くなっちゃうくらいの迫力がありました。早くここで戦いたいなと思いました。街並みとかも、みんな温かくて優しい印象です。東京にはない温かさがあって、すごく良かったなと思います。

ーー山口蛍選手など元代表の選手もいるが、学びたいこと、盗みたいことは
練習参加に行った時の話なんですけど、誰よりも早くグラウンドに行って、準備をしてたりというのを見ました。あとは練習参加が夏だったんですけど、ナイターの試合の日に朝1人で来て走ってたんですよ。それを見て「自分全然ダメだな」と、ベテランって言っていいのか分からないですけど、山口選手がこんなに頑張っているのに、自分はまだまだだなと思いました。それで山口選手のロッカーに置いてあったサプリとかを見て、自分も買ってみたりとかしました。たくさん吸収できる部分があるんだと思って、そういう意識的な部分は長崎に入って見習わなきゃいけないです。本当たくさん学べるチャンスが落ちてると思うので、そこは長崎行ってたくさん学びたいと思います。

ーー初年度の目標は
柳沢監督とも話していて、「お前はjリーグスタメンを狙いにいけ」という話を一緒にしています。今はケガをしちゃったんですけど、早く治して、jリーグ開幕戦スタメンというのを狙っています。若手ですけど、自分が野心を持ってやっていくというつもりで、強い気持ちを持って自分の特徴を最初から出していきたいと思います。

ーーファン・サポーターの皆様へ
長崎のために闘って、走って、自分がプレーで感動を与えられるような、長崎のために頑張るので、一緒になって戦っていきましょう！

（記事：白戸大貴）