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【陸上競技】天皇賜盃第95回日本学生陸上競技対校選手権大会結果(3日目)・男子400メートル障害 菊田響生 けがを乗り越え自信初の全日本インカレ優勝で関東インカレとの2冠達成!

天皇賜盃第95回日本学生陸上競技対校選手権大会
2026年9月7日(月)
日産スタジアム(神奈川)

3日間にわたって日本学生陸上界の猛者たちが集う日本インカレ。法大からも、数多くの選手たちが出場した。大会最終日となる3日目は、男子400メートルハードルで菊田響生(スポ2=法政二)が自身初の優勝を果たした。また、男子砲丸投には昨年の日本インカレ覇者である山田暉斗(経4=法政二)が出場。最後の日本インカレは3位に終わった。

男子個人結果

400mH決勝

組・着 選手名 記録
1位 菊田響生 49.07

400mH準決勝(3組/2着+2)

順位 選手名 記録
1組8着 千葉遼(経1) 52.42
2組2着 菊田響生(スポ2) 49.32

砲丸投決勝

順位 選手名 記録
3位 山田暉斗(経4) 17m14

Pick up

菊田響生

男子400メートルハードルの菊田響生(スポ2=法政二)が関東インカレに続いて日本インカレでも栄冠を手にした。
優勝候補の一角として迎えた今大会だったが、意外にも試合前は不安や緊張でいっぱいだったという。「高3のインターハイ決勝以来のすごい緊張」と語るように、前日の夜も眠れないほどだったという菊田。それには訳があった。

6月の名古屋。アジア大会代表をかけて臨んだ日本選手権の予選、10台目のハードルで踏み切りが甘く、まさかの転倒。その影響もあり「1人では生活できなかった」と言うほどの右手首骨折を経験。7月の下旬までは練習もできないほどの状態だった。
そんな菊田を支えたのは家族だった。けがをした後は実家に帰り、「両親に助けてもらいながら」生活したという。
そんな状況でも、できる練習を地道に続けた。復帰してからは、「初めて経験した」というほどのブランクを前に、「なまっていた」と振り返る。当初はじっくりと調子を戻していく予定だったものの、なかなか上がらない調子には焦りも出てきた。それでも「しっかりとやれることをして、勝つことだけを意識して準備」をしてきた。

迎えた予選。前半から突っ込んでスタートすると、リードを広げる。しかし、ここでアクシデントが起こる。もともと足に痛みを持ってスタートしていた菊田だったが、10台目のハードルに足をぶつけてしまう。日本選手権の悪夢が頭をよぎった。それでも立て直し、組3着で予選を通過した。
この悪夢を断ち切った菊田は、決勝まで進むと今季ここまで学生タイトル(学生個人、関東インカレ)争いで1勝1敗の柳田聖人(東洋大4年=東農大二)に競り勝ち二冠を達成した。
雨の降る悪いコンディションということもあり、目標と語っていた48秒5には届かなかった。それでも、「勝ち切る」ことができた意味は大きい。日本選手権での悪夢は、学生王者誕生へのプロローグだったのかもしれない。

(記事:篠﨑勇希)

インタビュー

菊田響生

ーー予選のレースは10台目でハードルを倒しながらも3着
最初は少し速めに入ったんですけど、最後内側から選手が何人か来て、それにつられてちょっと力んでしまって、最後遠くて。試合前からちょっと前ももが痛くて。
で、予選の時に10台目の手前でちょっと筋肉に違和感があったので、慌てて16歩で足を出そうと思ったんですけど間に合わなくて。
なんとか3着でいけたので良かったんですけど、やっぱりああいうアクシデントも、しっかり対応していかなきゃいけないと思うので、そこの部分ではまだまだかなと思います。

ーー準決勝のレースを振り返って
昨日のマイルですごく悔しい思いをして、本当にもう400メートルハードルだけだったので、絶対に優勝すると言う気持ちで。
まずは冷静に、1番得意な外側レーンだったので自分のレーンに集中して、自分の走りしようと思ったので。なんとかベストも出せましたし、ちょっと最後10台目も危ないところがあったので、決勝で修正していければいいなという風に思っていたので、とりあえず着で通って良かったです。

ーー決勝のレースは不安や緊張もあった
高3のインターハイの決勝以来のすごい緊張で。すごく不安もあって、昨日もあまり眠れなかったんですけど。本当にラスト1本集中して絶対優勝するっていう気持ちで走れた結果優勝できたので嬉しいです。でも、自分が目標にしているのは、もっと上の舞台で、まだまだ世界の舞台で戦えないと思うので、まだまだ練習していかないといけないなと思いました。
とりあえず、今回勝てたことは良かったです。

ーー決勝のレースプランは
前半速いペースでいってしまうと、予選のようになってしまうので、少し抑えめに入りました。6台目のハードルから切り替えて、うまくはまれば優勝できるかなと思っていました。なんとか最後に粘って、内側から栁田(聖人、東洋大4年=東農大二)さんがきていましたが、競り勝てて良かったです。監督と話していた通りのレースができました。

ーーケガの期間は、どのようにモチベーション保って練習していたか
けがをしてすぐは1人で生活できなかったので、1回実家に帰って、両親だったり家族に助けてもらいながら1ヶ月ぐらい過ごして、そこから1ヶ月半後に練習を再開して。
ケガが右手首だったので、最初はほんとに手が使えない状態で、ウエイトとかもできないですし、チューブを使ってお尻を鍛えたりとか、下半身の強化をメインにやっていました。
それでやっと治ってきて、走れるってなった時に、徐々に戻していければいいなと思ったんですけど、やっぱり1ヶ月半という期間を、僕も初めて経験したので、あまりにも長すぎてなまっていた部分がありました。
焦らずというのは意識して練習していたんですけど、やっぱり近づくにつれて焦りが見えてきて今日すごい緊張しました。でも本当に調子が戻らず、1週間前もあまりいい走りができなかったんですけど、なんとかこの1週間で気持ちだけを高めていって、しっかりやれることをして勝つことだけを意識して、準備はできたかなっていう風に思います。

ーー(関東インカレ、日本インカレ)2冠というのは
関東インカレでは絶対勝たないといけないですし、この日本インカレで48秒台っていうのを目標にしていたので、そこに届かなかったのはちょっと残念ですけど、しっかり勝ち切れたとことはすごく今後の自信にもなりました。

ーー今後に向けて具体的な目標は
今シーズンあと1から3試合くらいなので。まずは今シーズン目標の48秒台中盤を狙っていきたいなと思っていて。来年以降、世界陸上だったり、再来年にオリンピックがあるので、そこに向けて着実に1歩ずつ、強い先輩方やあとは高校生の後藤大樹(洛南高2年)くんだったりがいるので、そこに食らいついて代表争いができればいいなと思います。

(インタビュー:篠﨑勇希)

山田暉斗

ーー最後の日本インカレだったが
自分の中で、決めきるところで決めきる、勝ちきるところが足らなかったという感じです。

ーー今後も競技自体は続けるのか
できれば続けたいと思っているので、ここからまた頑張ります。

ーー4年連続出場した全日本インカレを全体的に振り返って
投げの要所がつかめなかっただけで、多分自分の体の状態とか技術とかは、少しずつ上がってきている実感はあります。これで折れずに積み重ねていけば、国体があるので、そこまでに調整して、「全カレで出しておけよ」と言われるくらいの記録を出せるように頑張っていきたいと思います。

ーー今日の試技を振り返って
前半はそこまで悪いってことではなかったんですけど、天候とか相まって、自分が好きに投げれる本数が少なかったので、6本投げると思って前半で詰めて投げられたらよかったと思います。

ーー今後に向けて
とりあえず学生の間に学生記録を出していきたいと思うので、しっかり次の国体で決めるような気持ちで学生記録、できれば19mや日本記録も視野に入れて頑張っていきたいと思います。

(インタビュー:篠﨑勇希)

(撮影:篠﨑勇希、松野要、寺西幸咲)

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陸上競技部の写真はスポーツ法政新聞会の公式インスタグラムにも掲載しております。ぜひご覧ください。

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