【ラグビー】独占!法大ラグビー部OBインタビュー②・根塚洸雅選手 後編 /「とりあえずチャレンジし続けてほしい」
前編に引き続き、後編では根塚選手の法大卒業後の歩みや、現在のラグビーへの思いについて伺ったお話をお届けします!
※前編はこちらから!
【ラグビー】独占!法大ラグビー部OBインタビュー①・根塚洸雅選手 前編 /「一人でやる」から「人に頼る」へ – スポーツ法政

(※以下、画像提供:クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)
法政大学卒業後、クボタスピアーズ船橋・東京ベイでプロラグビー選手としてプレーする根塚洸雅選手。社員選手としてキャリアをスタートしたが、プロ選手に転向してから、ラグビーに向き合う時間は大きく変わったという。
社員選手時代は、仕事とラグビーに充てる時間が半々ほどだった。プロ転向した現在は、社業に充てていた時間をすべてラグビーのために使い、早めに練習したり、試合映像を見て分析したり、ストレッチを多めに取り入れたりしている。一方で、大学時代との大きな違いとして挙げるのが「リカバリー」の部分だ。
「調子いい時ほど自主練はするな!みたいに怒られて。そういう日はだいたい怪我につながるから、今日はもう練習をやめなさい、うまくいっていない時ほど自主練しなさい。その分はリカバリーに当てなさい、という指示を受けています。」
と語り、1日の中でどれだけ多く良い練習ができるかを意識していた大学時代との変化を振り返った。毎日全力で練習するのではなく、試合から逆算して練習量を調整し、コンディションを整えることもプロとして重要な仕事になったそうだ。

大学時代の経験は今でも活きている。特に大きいのが、コミュニケーション力だ。クボタスピアーズでは多くの外国人選手と日常的に接するため、根塚選手自身「もっとちゃんと英語を勉強しておけばよかった」と、学生時代を後悔する一方で、英語が得意ではない中でも積極的に外国人選手へ話しかけた経験を、「今やってめっちゃ良かった」と振り返った。
「僕がチームに入った時に、ロッカールームが自分の前だけ日本人選手で、右と左と斜めはみんな外国人選手だったんです。それが最初は怖くて。でも、とりあえずノリだけで頑張って話しかけていたら、あっち(外国人選手)も分かってくれてるから、分かりそうな言葉で答えてくれたりとか、だんだんと距離を縮めることができました。」
怖くても躊躇せずに一歩踏み出すことで、コミュニケーションの輪を広げた。「とりあえずやってみる」という前のめりな姿勢は、根塚選手が現役部員に伝えたいことにもつながっている。
「大学の間は何でもいいから、とりあえずチャレンジし続けてほしい。」
プロになり、外国人選手とプレーする中で、知らない世界へ一歩踏み出すことで新たな道が開けることを実感した。
「とりあえず何でも全然知らん世界でも、今まで全くやってこなかったことでも、一歩踏み出して何かチャレンジしてほしいなと思います。そこから、ちゃうかったらちゃうかったでいいやろうし、自分のものにできるものがあれば、新しい道が開けるかもしれないし。」
だからこそ、ラグビーでも私生活でも、守りに入らず挑戦してほしいと語る。

根塚選手にとって、ラグビーから得られた一番のものは「人とのつながり」だという。中学、高校、大学、そして社会人と、所属するチームや環境が変わっても、ラグビーを通じて生まれた仲間とのつながりは続いている。 以前、高校のラグビー部仲間が仕事で困難に直面した際に、みんなで心配して助けたということがあったという。
「高校の時一緒にやってただけで、今になってもみんなで助けようとしてるところとか、こういうラグビーから生まれるつながりっていうのは、この先もずっと続いていくんやろうなっていうのは思いました。」
さらに、ラグビーを通して、周囲への気配りも身についたという。監督がよく話していた「目配り、気配り、心配り」という部分が、ラグビーを通して得られた成長だそうだ。ラグビーを通して学んだ、人との向き合い方、それは今の根塚選手を支える大切なものになっている。
現在はプロ選手としてさらなる高みを目指している根塚選手。今後の目標については、「日本代表にもいきたい」と語り、WTBとして長く現役を続けることにも意欲を見せる。
「WTBっていうポジションは引退が早いといわれるポジションだから、逆にめっちゃ長いことやりたいなと思っています。やっぱりWTBだから仕方ないって言われたら腹立つじゃないですか(笑)。」
自身の可能性に限界を作らず、挑戦を続ける、その負けず嫌いな姿勢は、大学時代から今も変わらない。

法政大学ラグビー部の魅力を尋ねると、根塚選手は「自主性」と答えてくれた。自分たちで考え、やりたいラグビーを追求する。その姿勢は、根塚選手自身が4年間で身につけた「人に頼り、さまざまな視点を取り入れる」という自ら成長することにも通じている。
最後に、現在法大でラグビーに励む後輩たち、そしてこれから法政大学でのラグビーを目指す高校生へ、メッセージをいただいた。
「ラグビーを真剣にやりたいと思う人にはめっちゃいい環境やと思う。仲間と楽しむことを覚えて、それ以外のラグビーの時間も存分に味わってほしい。」
さらに、先輩として後輩への願いを一言。
「ぜひ、選手権に連れてってください!」
かつて法大で戦った先輩から現役選手たちへ、期待を込めた言葉が送られた。
※前編はこちらから!
【ラグビー】独占!法大ラグビー部OBインタビュー①・根塚洸雅選手 前編 /「一人でやる」から「人に頼る」へ – スポーツ法政
根塚 洸雅(ねづか・こうが)
生年月日:1998年9月15日生まれ
身長/体重:173㎝/82㎏
学部:経済学部経済学科(2020年度卒)
経歴:東海大仰星高校→法政大学→クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
(取材:堀川風和里)