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【陸上競技】第42回U20日本陸上競技選手権大会結果・男子400メートル 小澤耀平 大会新記録で優勝&男子400メートル障害はW表彰台!!

第42回U20日本陸上競技選手権大会
2026年10月3日(土)~10月4日(日)
草薙総合運動場陸上競技場(静岡)

2007年1月1日から2010年12月31日の間に生まれた競技者のみが出場できる本大会。2日間にわたって、U20世代の日本一を懸けた激戦が繰り広げられた。法大からは計8名が出場。男子400メートルでは、小澤耀平(スポ1=城西)が決勝で自己ベストと大会新記録を更新し、圧巻の走りで優勝した。男子800メートルでは草木迫諒(経2=雪谷)が4位入賞、男子400メートルハードルでは千葉遼(経1=東北学院)、栃木匠吾(現1=市立柏)がそれぞれ2位と3位を獲得し、そろって表彰台に上がるなど法大勢は輝かしい成績を収めた。

男子結果

200mB決勝(+2.9)

組・着 選手名 記録
6位 櫻井和輝(経1) 20.98

200m予選(4組/1着+4)

組・着 選手名 記録
1組4着 櫻井 21.24(+1.5)

400m決勝

順位 選手名 記録
1位 小澤耀平(スポ1) 46.35

400m予選(4組/1着+4)

順位 選手名 記録
2組1着 小澤 46.87

800m決勝

順位 選手名 記録
4位 草木迫諒(経2) 1:50.95

800m予選(3組/2組+2)

順位 選手名 記録
1組4着 草木迫 1:51.30

110mHB決勝(-0.4)

順位 選手名 記録
3位 岩本咲真(スポ1) 13.78

110mH予選(4組/1着+4)

順位 選手名 記録
1組5着 岩本 13.68(+1.6)

400mH決勝

順位 選手名 記録
2位 千葉遼(経1) 51.19
3位 栃木匠吾(現1) 51.49

400mH予選(4組/1着+4)

順位 選手名 記録
1組1着 千葉 50.42
2組2着 栃木 50.65

三段跳決勝

順位 選手名 記録
13位 柳澤響喜(スポ1) 14m64(+0.1)

やり投決勝

順位 選手名 記録
10位 濵中賢悟(社1) 60m18

Pick up

小澤耀平

狙ってとった優勝だった。男子400メートルの小澤耀平(スポ1=城西)は、予選を組1着で通過すると、「アドレナリンがでていた」という決勝でも後続を引き離して勝負を決めた。高校3年時のインターハイで出した46秒38を0秒03更新する46秒35という記録は昨年更新されたばかりの大会記録46秒51をも大きく上回った。
「頭を使えた」と言う予選のレースは、体の力を入れずに足だけを回転させる意識で走った。午後の決勝のレースでは、「いつもはビビッて抜かされてしまう」という後続の猛追にも、「もう逃げるしかない」と足が回った。レース後には応援席にいる仲間へ向かって、ガッツポーズやパフォーマンスを連発。同期の応援が力になったといい、観戦に訪れていた家族に対しても「いいところを見せられてうれしかった」と喜んだ。
大学生活1年目は国際大会も経験したが、思うような結果が出ず、一時は陸上をやめようかとも考えたという。それでも「(競技を)続けてこういう結果が出てよかった」と話すその顔にもう迷いはなかった。
今回の結果で「安心した気持ち」になったと小澤は語る。さらに今後について、「陸上に専念して、4年生まで集中力を持たせたい」。
小澤が学生陸上界に耀きを放つその一歩目を踏み出したのは静岡だった。

千葉遼&栃木匠吾

法大のお家芸は、静岡・草薙でもさく裂した。男子400メートルハードルの千葉遼(経1=東北学院)と栃木匠吾(現1=市立柏)が2、3位に入り、そろって表彰台に上がった。
2人の入学時の評価は、いわば対照的なものだった。昨年のインターハイ400メートルハードルで6位入賞を果たした栃木に対して、千葉の高校時代は八種競技での実績はあるものの、400メートルハードルを専門とはしていなかった。
そんな千葉に対して、入学当初の栃木は「正直全然気にしていなかった」という。それでも「練習をやっていくうちに早いなと思いつつ恐れていた」。その予感は的中した。5月5日の法大競技会で49秒44の好記録をマーク。
その後は、関東インカレや日本インカレのメンバーを勝ち取り、予選を突破する活躍を見せた。
千葉はこの結果を、「入学前の目標としては満点に近い」と自身でも評価していることを前置きしつつ、好タイムがシーズンの前半に出て、その後はなかなかタイムを伸ばせなかったことから、総括すると「50〜60点」と評した。
飛躍の要因を聞くと、「同期の栃木」の存在を挙げてくれた。
栃木の存在については、「自分よりも知識も経験も長いですし、よくいろいろなことを聞くと教えてくれたりするので。ライバルであり、友達でありみたいな感じで思っています」。
その栃木は、400メートルハードルの強豪がそろう厳しい部内競争もあり、前半シーズン、期待されたほどの結果を出すことができなかった。しかし、「急に感覚をつかめた」という先週の関東新人大会で優勝を飾ると、その勢いで今大会でも銅メダルを取ってみせた。
「千葉と2、3番手を取れたことは最低限」とまだまだ上へ行くつもりだ。
法大『ヨンパー』勢の頼もしいルーキー2人はお互いに高め合いながらどこまで行くのか。
学生表彰台のワン・ツーを取る姿も見てみたい。

(記事:篠﨑勇希)

左から千葉と栃木

インタビュー

小澤耀平

ーー優勝した率直な思いは
去年のインターハイの記録(46秒38、当時高校歴代8位タイ)を超えられて、大会新で優勝できたのはうれしいんですけど。去年のインターハイの決勝のタイムとほぼほぼ変わらなくて、ちょっとスランプ気味なのかなと思っていて。そこが悔しいところです。

ーー予選から突っ込むレースだった
向かい風ということで。最初力を使ったら後半耐えられなくなっちゃうので。ゆっくりではないんですけど、足だけ回転させて、体はもう力入れずに走って突っ込むことが予選も決勝もうまくできて。そこは頭使えて良かったなと思います。

ーー決勝のレースを振り返って
やっぱり後ろにいた1個下の奥村(晃大、西京高3年)くんの足音がめちゃくちゃ聞こえてきて。いつもはビビって抜かされちゃうんですけど、今回はアドレナリンがすごく出ていて。もう逃げるしかないと思って、すごく足の回転が回って、いい刺激になりました。

ーー仲間に向けてガッツポーズ。お母様も応援に来ていたが
今日の応援は同い年の子たちがすごく応援してくれてやる気にもなったし、家族にいいところが見せられてうれしかったです。

ーー前に語っていた「苦しい時期」も含め、1年を振り返って
苦しい時期は陸上を辞めようかなみたいに一回考えていて、病みつつあったんですけど、やっぱり続けてこういう結果が出て良かったなと思います。ここで努力が報われなかったら辞めてたかもしれないですが、1位をとれて良かったです。

ーー今後の目標
大学1年生で結果を出せて、今後が安定っていうわけではないんですけど。自分の中では安心した気持ちで2年生を迎えられるので。2年生は前半シーズンからいい結果を出して。気持ちの整理とか、いったん陸上に専念して、4年生まで集中力を持たせたいなと思ってます。

千葉遼

――優勝を狙う中での2位となった
悔しい気持ちが1番大きいんですけど。風が強かったりといったコンディションが悪い中で、納得できるタイムを出せなかったのもさらに悔しいなという部分はあります。

――予選・決勝のレースを振り返って
予選は自分の理想とするレースができたかなと思って。ラストも余力あって通過できたので、決勝も行けるかなと思ったんですけど、決勝と予選でちょっと(グラウンドの)コンディションが変わってしまって。決勝は前半300(メートル)で置いていかれてしまって、最後ラスト100(メートル)でも追いつかなかったので、そこがこれからの課題かなとは思います。

――1年目を総括して
入学前の1年目の目標としては満点に近いかなとは思います。専門的にヨンパー(400メートルハードル)始めたのが今年で初めてで、メンバーにもいろいろ選んでいただいて。ただ、タイムが最初の5月とかに出ていたので、そのタイムから見て総括すると60点から50点くらいなのかなというふうには思います。

――高校から大学に入ってタイムが伸びた要因
多分環境が1番大きいのかなと思います。1個上に全カレ(全日本インカレ)優勝した菊田(響生、スポ2=法政二)さんがいたり、同級生の栃木(匠吾、現1=市立柏)がいることがそうですね。練習からもう全カレ標準切りの選手たちと一緒に練習できるのは、自分が成長できた大きなきっかけかなというふうには思います。

――冬季練習の内容や課題
ハードリングとか言えば多分尽きないんですけど、大きくあげるとすれば走力の面だと思います。ロングはもちろんなんですけど、短い距離のスピードであったり。長い距離よりも単純な短い距離のスピードが上がってくれば、もっとインターバルもいい流れで走れたりするのかなというふうに思います。

――来年の展望
今年はアベレージがそんなに高くない結果で終わってしまったので、来年はいろいろな大会のメンバー入りというのはもちろんなんですけど、49秒台を何回も出せるようなレースをできるようになって、最終的に来年の中盤から49秒前半ぐらいを狙えたらいいかなと思います。

栃木匠吾

――予選からレースからを振り返って
予選はいい感じでセカンドベストぐらいで行けて、気持ちある程度ゆとりもあっていい感じで走れたんですけど。決勝はやっぱり風もあって、バックストレートがめちゃくちゃ向かい風で、ラスト全然追えないという最悪な条件で。最後10台目の着地でちょっとガクッとつまずいちゃって、そこでスピード乗り切れなかったというのもあるんですけど、千葉と(着順が)2番、3番で最低限頑張れたかなという感じです。

――千葉選手の存在は
入学当初は全然気にしてなかったんですけど、練習とかしていくうちに早いなと。同期にライバル的な存在がいるというのはすごくお互いを高め合えているかなと思います。

――先週からのコンディション
先週の関東新人から結構感覚つかめた部分があって、その中でも関東新人で3本(男子400メートルハードル予選・準決勝・決勝)しているというので少し疲労もありつつも、この2戦でだいぶ調子上げれたので来年につながるかなという感じです。

――冬季練習の内容や課題
来年の法政はヨンパーが強くて、関カレ(関東インカレ)も全カレも自分は出れるか際どいラインにいるので。まずはスプリントの部分、スピードが圧倒的に足りないというのがあって、スピードを高めつつも持久力も上げていきたいなという感じです。

草木迫諒

ーーU20日本選手権大会を振り返って
結果は4位で。元々優勝するつもりだったので悔しいですけど、決勝で戦えたのは良かったと思います。

ーーコンディション面は
ちょうど1か月前ぐらいに日本インカレがあって。その時はレース展開で負けてしまったので、今回はレース展開というところを課題にして練習に取り組んでいました。

ーーレースプランも含めて予選から振り返って
先ほど言った日本インカレのレース展開は、一番後ろから徐々に順位を上げていくプランだったんですけど、それだと自分の特徴に合わなかったので。今回は最初の100メートルからちゃんとスピードを出して、前の位置について、しっかり前で勝負するというところを目標にレースしました。

ーー引っ張る展開を経験して手応えは
手応えとしてはかなりあって。今後もこの形を軸に色々試していきたいと思っています。

ーー今シーズンはこれで締めくくりか
大きい大会は終わりで、あと1回くらい記録回に出て、自己ベストを更新できたらいいなと思っています。

ーーここから冬季、さらに来シーズンに向けてどのような練習を積んでいくか
冬季は自分の弱点でもある長い距離のペース走とかを強化して、春先の学生個人と関東インカレに向けてやっていきたいと思っています。

岩本咲真

ーー今大会を振り返って
予選は結構調子が良くて、ベストを狙っていこうと思って走って、ベストは出たんですけど。ちょっと競って固くなってしまう部分があって、自分の走りが後半はできなくて。タイムとか、記録にこだわりすぎて、自分の走りができていなかったというのが課題で残っています。

ーー予選は自己ベストを大幅更新。レースを振り返って
タイム的にはもう少しほしかったというのはあるんですけど、自分が想定していたぐらいのタイムは出せて。それは良かったんですけど、ちょっと自分の得意なところがあまり出しきれてないレースになってしまったので、そこは修正したかったなという部分ではあります。

ーー決勝のレースは
予選でできなかった部分をしっかり決勝でやっていこうと思って、1台目から攻める気持ちで入ったんですけど。気持ちを入れすぎてしまった部分があって、1台目からちょっと力んでしまう形になって。最初はちょっと出遅れて、後半も形はバラバラになってしまう感じだったので。修正しきれていなかったのはちょっと悔しいです。

ーー修正したかった部分とは
1台目の入りが得意というか、結構スピードを持って入れるのが武器だと思っているので。そこで1回飛び出したかったなというところはありました。

ーー大学1年目を振り返って
1年目は色々な種目に挑戦させていただいて。400をやったり、トッパー(110メートルハードル)だったりをさせてもらって。
色々と自分の課題としっかり向き合えるシーズンになったかなと思います。

ーー今後に向けて
来年はトッパーで勝負したいという気持ちが今のところ強いので。しっかりと冬季練習を積んで、トッパーでタイムを出して、先輩方と競られるような強い選手になっていきたいなと思います。

(インタビュー:篠﨑勇希)

(取材:篠﨑勇希、宮川茉優)

陸上競技部の写真はスポーツ法政新聞会の公式インスタグラムにも掲載しております。ぜひご覧ください。

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