【バレー】 春季リーグ戦 対東海大 強豪相手にあと一歩及ばず、今季初黒星
春季関東大学男子1部リーグ戦 対 東海大学
2014年4月13日(日)
日体大世田谷キャンパスメインアリーナ
全カレ王者・早大を破り良いスタートとなった、第1戦。続く第2戦の相手は高さと攻撃力が武器の東海大。相手の強烈なジャンプサーブに苦戦し1セット目を落とすも、エース木村の躍動もあり2セット目を奪取。開幕2連勝で勢いに乗りたい法大だが・・・
試合結果
トータル試合結果
1 法政大学 |
19 | 1セット | 25 | 3 東海大学 |
---|---|---|---|---|
25 | 2セット | 20 | ||
21 | 3セット | 25 | ||
18 | 4セット | 25 | ||
― | 5セット | ― |
法政大学スターティングメンバー
選手名 | 学部/学年 | ポジション |
---|---|---|
#22 榎本 京祐 | 法1 | レフト |
#1 村上 竜也 | 営4 | センター |
#7 木村 築 | デ工4 | ライト |
#10 千住 治 | 営3 | レフト |
#11 田中 尚 | 法3 | センター |
#12 長谷川 優太 | 法3 | セッター |
#27 小林 慎平 | 営1 | リベロ |
戦評
第1セットは長谷川優太(法3)の力強いサーブで幕をあける。先制点を挙げた法大はその後勢いに乗るかのように連続得点。序盤は、法大がリードしていた。しかし、8-4の場面で相手側がタイムアウトを取ると状況は一変。直後に4連続失点を喫し同点に追い込まれると、その後は相手のブロックやジャンプサーブなどに苦しみ逆転される。後半になっても相手の勢いを止められずそのまま第1セットを落としてしまう。
第2セットはエース木村築(デ工4)のスパイクで先制点を奪取すると、そこから一進一退の攻防が繰り広げられた。その後、17-18の場面で相手がサーブをミスすると、それに乗じた法大は村上竜也(営4)のブロックなどで5連続得点を記録し逆転。そこからはルーキー小林慎平(営1)の安定したレシーブや相手のミスなどもあり、このセットを見事勝ち取った。
ここから勢いを取り戻したい法大は続く第3セットで千住治(営3)のアタックや木村のクイックなどで序盤をリードする。しかし、10-8の場面で相手に5連続得点を許すとそこからは逆転される苦しい展開となる。その後も木村の力強い攻撃などで得点をあげるもなかなか点差を縮められない。結局、最後は相手の強烈なスパイクによりこのセットを失ってしまう。
後がない第4セット、法大は木村の2連続得点で幕を開ける。そこからは相手も高いブロックなどで応戦し混戦の様相を呈していく。しかし、5-5の場面でまたも法大は連続失点を喫してしまい直後に法大はタイムアウトを取る。その後も粘るものの、点差を広げられ苦しい展開となり9-14の場面で再びタイムアウトを取る。直後に村上が絶妙なブロックで点をあげるも、波に乗った相手の勢いを止めることができない。最後は相手のブロックに阻まれ試合終了。
法大は今回の敗北で1勝1敗となった。次戦は東海大と同じく高さのある攻撃が持ち味で、昨年の全日本インカレで敗れた順大。インカレでの雪辱を果たせるかが注目だ。(松本凌太)
コメント
濱口 純一 監督
―今日の試合を振り返って
最初東海大のサーブにやられて、うちのサーブレシーブが崩されたので、それがだめだったと思います。あとは、ブロックがついてはいるんですけど弾かれたり上から打たれたりすることがあったので、そこがうまく拾えてればよかったんですけど。それができなかったのでちょっと残念な結果に終わりました。
―相手の印象
両サイドのエースが高さがあって、スパイクも長く打ってきていてうちがレシーブできなかったというところもあって。まあ攻撃にやられたという感じですかね。
―相手のレシーブの粘り強さに関してはいかがですか
そうですね、完璧に4セット目くらいから体力負けかなと。明らかに足が動かなくなったってことがわかったので。そこは修正できればいいかなと思います。
―途中出場した久保田選手はいかがでしたか
久保田に関しては去年もリベロをやっていましたので、ディフェンスを固めて木村、田中、村上のサイド陣とセンター陣に打たせようという方法を2セット目から考えたので、ああいう起用になりました。
―昨日から新入生の活躍も見られますが
榎本君は出だしでちょっと力んでミスが多かったのでそれも含めた形で交代させたんですけど、小林に関してはしっかりサーブレシーブも普通のレシーブもやってくれたのでこれから慣れてきたらもっとよくなると思います。期待しています。
―次戦への意気込み
まずは一戦一戦大事に勝てるようにこの一週間しっかり集中してやっていきたいと思います。
久保田 雅人(営4=都城工高)
―今日の試合を振り返って
途中出場だったのですが、自分の持ち味のレシーブがよく上がったかなという印象がありました。
―昨年まではリベロでの出場でしたが、今日はサイドアタッカーとしての出場でした
千住の代わりもいないですし、今は池田と鈴木がけがをしていてスパイカーが足りていないので、その代わりです。リベロもするんですけど、一応けが人がもし出た時のための交代で使われるように練習しています。
―アタックのほうはかなり練習を積んだのでしょうか
まあそこそこです。いろいろなところから打つのが持ち味なので、そこを生かしていけたらと思います。
―今日は2セット目からの出場でしたが
連続失点が多かったのでそこを一本で切れるように、サーブカットからスパイクをしっかり打てるようにしていこう、という声をかけました。
―東海大の印象は
高さとうまさがあるので相手のセンター線のスパイクをブロックできなかったことが一番大きかったかなと思います。
―今後の課題について
チャンスボールもサーブカットも、一本一本終盤になるにつれて崩れていくことが多いので、それを改善していけたらいいなと思います。
―次戦に向けて
来週は二戦二勝して、頑張っていきたいと思います。
長谷川 優太(法3=宇部商高)
―今日の試合の振り返りをお願いします
1セット目の序盤に流れをつかんだんですけどその流れをつかんだままいけず、コンビミスとか自滅的な形で追いつかれて逆転されて1セット目相手に取られて、そこから流れがおかしくなって。1セット目取っていればもしかしたら勝っていたかもしれないと思います。もったいないゲームでした。
―相手の印象は
若いチームで荒い部分もあったんですけど、高さと若いながらの経験値にやられたかなと思います。
―相手のサーブはセッターから見ていていかがでしたか
ジャンプサーブがすっごい強くてはしっていて、そのサーブも入ってきたので、キャッチする人は苦しかったと思います。でもよく返してくれました。
―今日の敗因は
3セット目後半から4セット目はみんな疲れが出てきて、飛べなくなったり足が動かなかったりで、体力無いなと感じました。
―この二日間で一勝一敗ですが
雰囲気はそんなに悪くないので、来週もこの雰囲気で頑張ります!
千住 治(営3=習志野高)
―今日の試合を振り返って
相手をちょっと乗せちゃったことと、1セット目に8-4で勝っていてそこを踏み切れなかったところが敗因ですね。
―東海大の印象
印象は高さと攻撃力があるチームですね。ノリに乗っちゃうと手が付けられないようなチームなので、最初に乗させないようにしていたんですけど、負けちゃいましたね。
―チームの今の状況と連携はどうですか
状況は結構悪いですね。ケガ人が多くて、自分もそうなんですけど(2週間前に右足首を負傷)、エースの池田さんもいないし、自分の代わりもいないですし…。でもチームの連携としては(長谷川)優太が上手く回してくれているので、怪我人が多くても決して負けるようなチームではないと思います。
―今後強化すべきところは
チームが踏み切らないと点を取られてしまうので。我慢の試合でどれだけ耐えられるかがポイントになると思います。
―次の順大戦へ向けて
順大も(身長が)高いチームで全日本インカレの時に敗れているので、リベンジするつもりで戦っていきたいです。
喜舎場 洋平(国2=八千代高)
―今日の試合を振り返って
早大戦と違って相手のミスで自分たちに得点が入る事が少なく、その上相手のサーブが強くブロックがしっかりしていて自分たちの得点できる機会が少なかったのかなと思います。自分はピンチサーバーとしてチームの雰囲気を変えなければいけないと思ったので明るくコートに入る事、あと監督の方からレフトの手前を狙っていけと指示が出ていました。ただ、第3セットにピンチサーバーに入った時に(サーブが)高めに浮いてしまい、その後そのセットを落とし、第4セットも落としてしまったのがとても悔しかったです。
―東海大の印象
チーム全体的に声が大きくて、自分たちも負けないように声で盛り上げていたのですが、「勝ち」にこだわる気持ちが相手の方が上回っていたのかなと思います。
―ピンチサーバーとして入る際に心掛けている事は
雰囲気が悪かったりここぞという場面で自分が起用されると思っているので、監督がコートの中の状況に対して何を求めているのかを自分が入る直前に回りに聞いたりして、言われた事をしっかりやる事に専念しています。ピンチサーバーとして一本でも相手のスパイクをあげられれば空気ががらりと変わると思っているので。
―ピンチサーバーとして入る際に緊張はありますか
いざ呼ばれてコートに入る際はそこまで緊張はないのですが、待機して呼ばれるまではやはり緊張しますね。
―順大戦の抱負
レギュラーに選ばれるために練習で監督が求めている事をしっかりと忠実にこなすことです。自分の持ち味は元気で周りを盛り上げる事だと思っているので、仲間を下からしっかりと支えて押し上げられるように頑張っていきたいです。
レギュラーに選ばれるために練習で監督が求めている事をしっかりと忠実にこなすことです。自分の持ち味は元気で周りを盛り上げる事だと思っているので、仲間を下からしっかりと支えて押し上げられるように頑張っていきたいです。
フォトギャラリー
- チームの柱木村
- センター村上
- 期待のルーキー榎本(左)と小林
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