【陸上】第93回関東学生陸上競技対校選手権大会1・2日目
関東学生陸上競技対校選手権大会
2014年5月16日(金)17日(土)
熊谷スポーツ文化公園陸上競技場
今年も関東インカレが幕を開けた。初週の16日・17日は埼玉県熊谷市で行われた今大会。女子400mでは川端涼夏(スポ3)が優勝。男子110mHでは出場三選手が全員決勝進出、100mでは大瀬戸一馬(スポ2)が3位入賞など、各選手が実力を如何なく発揮した。
試合結果
個人成績
種目 | 成績 | 名前 | 記録 |
---|---|---|---|
男子100m予選 | 1組1位 | 大瀬戸一馬 | 10.60 |
〃 | 3組3位 | 西垣佳哉 | 10.62 |
〃 | 4組4位 | 長田拓也 | 10.65 |
男子100m準決勝 | 1組3位 | 大瀬戸一馬 | 10.30 |
〃 | 1組7位 | 長田拓也 | 10.62 |
〃 | 2組5位 | 西垣佳哉 | 10.56 |
男子100m決勝 | 3位 | 大瀬戸一馬 | 10.27 |
男子400m予選 | 2組2位 | 猪口悠太 | 47.79 |
〃 | 3組4位 | 矢野琢斗 | 48.19 |
〃 | 5組4位 | 伊藤健太 | 47.78 |
男子400m準決勝 | 1組6位 | 伊藤健太 | 50.57 |
〃 | 2組8位 | 猪口悠太 | 49.83 |
男子10000m決勝 | 29位 | 中村涼 | 30分32秒16 |
〃 | 34位 | 足羽純実 | 31分21秒49 |
男子110mH予選 | 1組2位 | 川口逸人 | 14.59 |
〃 | 3組1位 | 金井大旺 | 14.26 |
〃 | 4組2位 | 山口裕之 | 14.49 |
男子110mH準決勝 | 1組1位 | 金井大旺 | 14.07 |
〃 | 1組4位 | 山口裕之 | 14.16 |
〃 | 2組4位 | 川口逸人 | 14.22 |
男子110mH決勝 | 4位 | 川口逸人 | 14.30 |
〃 | 5位 | 山口裕之 | 14.34 |
〃 | – | 金井大旺 | DQ(FSn) |
男子3000mSC予選 | 1組16位 | 加藤巧記 | 9分35秒76 |
〃 | 2組4位※ | 大久保誠吾 | 9分5秒62 |
〃 | 2組7位※ | 森永貴幸 | 9分8秒66 |
男子4×100mリレー予選 | 1組1位 | 西垣-大瀬戸-冨田-長田 | 39.16 |
男子4×100mリレー決勝 | 2位 | 〃 | 39.31 |
女子400m予選 | 1組2位 | 川端涼夏 | 56.72 |
女子400m準決勝 | 2組1位 | 川端涼夏 | 57.20 |
女子400m決勝 | 1位 | 川端涼夏 | 56.00 |
※決勝進出
フィールド・他競技個人成績
種目 | 結果 | 選手名 | 記録 |
---|---|---|---|
男子走高跳決勝 | 7位 | 高須賀俊徳 | 2m05 |
男子三段跳決勝 | 18位 | 佐藤文哉 | 15m03 |
男子円盤投決勝 | 8位 | 花田優平 | 46m03 |
男子やり投決勝 | 19位 | 望月雄太 | 63m09 |
十種競技 | 総合4位 | 久山陽大 | 6712点 |
戦評
快晴の中行われた関東インカレ1日目。今年の初週は熊谷市で行われた。
法大陣最初の出番は十種競技の久山陽大(経4)。100mを11秒2で走り抜けこの種目を3位で得点を882とする。久山はこの後も順調に好成績を残し、今季ベストには届かなかったものの合計得点6712点とし、総合4位と法大の対抗戦ポイント獲得に貢献した。
この後は女子400mの川端涼夏(スポ3)や男子100mの大瀬戸一馬(スポ2)が期待通りの活躍を見せそれぞれ決勝進出を果たす。そして、この日一番の大健闘を見せたのは男子110mH陣。矢澤航(13年度卒)という絶対的な存在が抜けた中、出場全選手が持てる力を出し尽くし、全員が決勝進出を決める。
フィールド競技でも高須賀俊徳(経4)が走高跳で、花田優平が円盤投でそれぞれ入賞するな着実にポイントを獲得した。
上々の結果で終わるかと思われた初日だったが、最後の10000mでは中村涼(経3)足羽純実(現2)両選手が下位に低迷。実力者が多くエントリーした今大会で、序盤から前方集団から引き離されるなど満足のいく結果を残すことはできずに終わってしまった。
迎えた2日目も強い風と日差しの中で行われた。
最初に出場したのは女子400mの川端涼夏。前半は強い向い風を考慮し抑え気味で入り、後半に勝負をかけ逆転。見事初優勝を飾った。「表彰台が目標だったので優勝できるとは思わなかった」と喜びを口にし、目標とする400mHと合わせた2種目での表彰台に向け、最高のスタートを切った。
続いて行われた110mH決勝では川口逸人が4位、山口裕之が5位と惜しくも表彰台は逃したものの、見事入賞を果たした。
午後から行われた注目の男子100mでは大瀬戸が3位入賞。「今季は調子が良い」と本人が話すように10.27という好記録を残す。また2日目の最終種目となった4×100mリレーでは、前半はトップに立つが、後半に逆転されてしまい2位に終わる。しかし初日の予選で法大記録を残したように、今後に期待が持てる結果となった。
各選手が着実に結果を発揮し、ポイント獲得をすることができた一週目。次週の日産スタジアムでも、法大陸上部の活躍に期待が懸る。(佐々木岳)
コメント
川端涼夏
-初優勝の感想をお願いします
正直表彰台を狙うことを目標としていたので、優勝できるとは思っていませんでしたが、優勝できてとても嬉しく思います。
-今日のレースを振り返っていかがでしたか
今日は風が強かったので、前半は外側の選手についていこうと考えていて、後半は私の持ち味なので、そこを生かしたレースにしたいと思っていました。その考え通りのレース展開ができたかなと思います。
-優勝の要因は
前半が遅かったので、そこの強化に努めたこともあって前半もスピードに乗れましたし、後半の持ち味を生かした走りができるように、長い距離の練習を踏んだのも、ここで実ったかなと思います。
-決勝のレース前に監督からアドバイスや話はありましたか
大丈夫だから頑張れと、そんな顔をしてくれました。
-昨日の予選、準決勝と危なげない走りでしたが、意識していたことはありますか
決勝に行くことを前提に、あまり余計な力を使わないようにしていました。
-昨日の準決勝を終えてから今日の決勝まで、何か考えていたことや準備してきたことは
特に何もしてないんですけど、準決勝で良い走りができたので、そのイメージを崩さずに、決勝を走ろうと思っていました。
-来週の400mHの目標や意気込みをお願いします
来週も2種目表彰台を目指して頑張りたいと思います
大瀬戸一馬(スポ2)
-今日(5/17)のレースを振り返って
今季は調子が良かったので、あわよくば1位、2位を狙っていたのですが、(結果が)3位ということで、若干悔しいところもあります。でもタイム自体はすごく良かったので、これからある世界リレーに向けていい励みにはなったかなと思います。
-決勝では東洋大の桐生選手と一緒のレースでしたが
今季は結構一緒に隣で走らせてもらっていて、1つ前の試合(ゴールデングランプリ)では惜しいレースになって、今回はいけるかなと思ったのですが、やはり実力の差を見せつけられました。
-日本代表として世界の 舞台でも戦われていますが、学生同士の大会に出ての感想は
関東の学生の大会はいつも本当にレベルが高くて、今季は特に学生が強かったので、厳しい戦いになるかなと思っていました。でも僕も今季は調子が良くて、いけるかなと思っていたので、そういう部分では残念だったところがあります。
-4継については
予選では結構良い走りができたので、いけるかなと思ったのですが、バトンの受け渡しが上手くいかないところもあって、僕自身加速に乗り切れませんでした。そういう部分では悔いは残りました。でも去年目標としていた順位より上の順位になれたので、その点はすごく嬉しいです。
-世界リレー代表に選ばれましたが
僕は他の選ばれた方々の実力に比べてまだまだな部分があるのですが、選ばれたからにはいい経験だと思って、僕なりに精一杯走っていきたいなと思います。
-次の日本選手権に向けての意気込みを
去年は苦労したシーズンの中で日本選手権で6位に入ったので、今年はもっと上の順位、欲張れば3位以内を狙いたいなと思っています。
去年は苦労したシーズンの中で日本選手権で6位に入ったので、今年はもっと上の順位、欲張れば3位以内を狙いたいなと思っています。
フォトギャラリー
- 2位で表彰を受ける4×100mリレー選手
- 見事女子400mを制した川端
- 100m3位の大瀬戸
- 猪口は決勝進出を果たすことはできなかった
- 10種競技4位の久山
- 決勝でも好走した川口
- 10000m出場の足羽と中村は苦戦した