【自転車】全日本学生チームロードTT 優勝狙うも悔しい4位入賞…

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【自転車】全日本学生チームロードTT 優勝狙うも悔しい4位入賞…

第54 回 全日本学生選手権チームロードタイムトライアル大会
2015年5月31日(日)
埼玉県加須市・羽生市 利根川上流域南側(62.4km)

東日本学生選手権トラック競技大会で表彰台ラッシュに沸いた法大。今レースの舞台は平坦なロードのため、多くのトラック種目専門の選手が出場し優勝を目指したが悔しくも4位で表彰台を逃した。

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炎天下の中レースは行われた

試合結果

総合成績

 順位 大学    出場選手 総タイム<平均速度> タイム差 
 1位  鹿屋体育大学 原田裕成、徳田優、山本大喜、冨尾大地 

 1:23’04″67

<45.07km/h>

 
 2位 朝日大学   渡部翔太朗、金田聡士、浦田真成、仲沢優祐

1:23’13″46

<44.99km/h> 

 +00’08″79
3位  明治大学   小林和希、眞砂英作、河津賢人、松本祐典

 1:23’15″46

<44.97km/h>

 +00’11″06
 4位 法政大学   相本祥政(人4)、新村穣(法4)、寺崎浩平(営4)、荒井佑太(営2)

 1:24’32″07

<44.29km/h>

+01’27″40 
 

戦評

 天気は快晴、気温が30度まで上昇するなかレースは行われた。距離は62.4㎞、例年パンクなどのアクシデントが相次いで起こっている。今大会は、ツールド北海道への学連推薦校決める大会の1つでもあるため、法大も優勝を目指しレースへ臨んだ。
 メンバーは、相本・新村・寺崎・荒井の4名。昨年の結果に基づき5番目に出走した。 1周目終了時は鹿屋大、朝日大に次ぐ3位のタイム。強風の影響か疲れが見えた。その後、荒井が脱落してしまい3人に。最終周回、1位の鹿屋大の1分27秒後にゴール。結果は4位、惜しくも表彰台を逃し選手たちの顔には悔しさがにじんでいた。
 それぞれがレースを振り返り、反省点を口にする。既に、その眼は次の大会を見据え絶対に勝ちたいという気持ちの強さが見えた。勝利への指針は見えている、あとは努力あるのみだ。 (梶山麗)
 
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スタート位置につく荒井(左)、寺崎

選手たちのコメント

相本祥政

 ―作戦などは
全部で2往復あって、1往復半まではずっと4人で落ち着いて、そこまではバラバラにならないように行こうっていうのが作戦でしたね。
 
―今日のコンディションは
悪くはなかったと思います。
 
―今大会での目標や、かける思いというのは
法政として、今年は一番を狙える年だと思っていたので。狙っていたのは優勝でした。
 
―今大会のメンバー選出はどのように行いましたか
一応最初の6人を実力的に選んで、その中から調子のいい4人をっていう形で選びました。
 
―5月16日から17日にかけて行われた2days race in 木祖村について、どのような大会なのですか
初めて出たんですけど。かなり強いおじさんが走るような感じで、プロは誰もいないみたいな。サラリーマンをやりながら、趣味で自転車をやってる、プロに通用するぐらいのおじさん達が集まってくるような大会です。別にその人達とやりたかったわけではなくて、2週間後にある個人戦ロードのコースと同じコースを走るレースだったんで、模擬レースみたいな感じで。あと2週間後の個人戦(全日本学生選手権個人ロードレース大会、以下個人戦)を目標に、どのような形でレースを組んでいければいいかなっていうのを考えるために出場したレースです。
 
―(2days race in木祖村に出場されていた)後輩の走りについて
想像以上に弱かったですね。
 
―今日見つかった課題
個人的にはやっぱりスピードがまだ足りないかなっていうのはあるんですけど。ただ、こういうTT競技ってあんまりあることもないので、いい練習にはなったと思います。あとは、最後1往復半終わってからの、1時間を超えてからの持久力が一気に落ちて来たんで。1時間超えてからの持久力をもうちょっとつけなきゃいけないかなと思いました。
 
―次に出場される大会は、6月14日の個人戦ですか
そうです。
 
―意気込みをお願いします
この1年でシーズン開けて、最初にある全国大会で、今年の個人的な目標として掲げているのが個人戦なので、本当に勝ちにこだわって。多分逃げはできると思うので、しっかり勝ち逃げにのれるように。優勝できるように頑張ります。
 

寺崎浩平

―今日のレースの感想をお願いします 
この全日本TTに向けて1週間、練習してきたんですけど練習の時はそれなりのタイムで、 風が無かったっていうのもあるんですけど、例年風が強いのは分かってたんですけど実際は風のメリハリがあってペースを維持できなかったっていう面と3人になってしまったのが残念だなと思います。 
 
 ―やはり強風の影響は大きかったですか
ここまでの風を想定していなかったっていうのもあるんですけど、どのくらいのペースで入ったらいいのかっていうのが分かんなくて、それで足を使っちゃったなっていうのはやっぱりあります。 
 
  ―今日の自身のコンディションは 
コンディションは90点くらいだったと思います。  あとの10点は 気持ちが間に合わなかったなっていう感じです。  
 
―今回のコースは走りにくかったですか
特にそういうのは無くて、例年パンクとかがあるのでしないようにとは思って走ってました。 
 
 ―昨年に引き続きの出場でしたが 
あまり乗り気じゃなくて、4年生で最後なので最後くらい表彰台に乗りたかったんですけど、こういう結果になってしまってすごく残念です。
 
 ―個人戦までどう調子を上げていきますか
もうロードに乗ることもそんなに無いと思うので、個人戦に専念して良い結果を出せたらと思います。 
 
 ―これからどんなトレーニングを 
1000メートルに向けて、中間のスピードをどれだけ上げれるか練習をしていきたいと思います。  
 
―今のトラックの状況はどうですか
去年に比べて、バンクの申請できる日にちっていうのが2倍ぐらいに増えたので、トラックに入れるのでトラックの選手としては練習しやすい環境にあるかなと思います。  
 

荒井佑太

―今日のレースの感想をお願いします
負けたのは自分の責任なので、すごく責任を感じています。 
  
―自身の反省点は
4年生の先輩がいる中で、しっかりと自分の力を発揮できなかったことが申し訳ないですね。  
 
―今回のコースは走りにくかったですか
平坦なので、自分の得意な種目ではあるので走りにくいとかは。ただ今日はすごく風が強かったので、そういう面では苦しい場面はありましたね。 
 
―今日の自身のコンディションは 
シーズンの最初は良いかたちでスタートできたんですけど、今調子が悪いのか、弱くなっているのか分からなくて今とても苦しい状態です。  
 
―今回の大会でメンバーに選ばれたことに対して
やっぱり走りたくても、走らなかった青野先輩だったり、そういう人の思いも背負って代表選手に選ばれたので、全力で行くつもりだったんですけど結果がついてこなかったので、すごく責任を感じています。  
 
―選ばれたことでプレッシャーは
周りが4年だけなのもあったんですけど、そういうプレッシャーを自分に与えないように上手く3人の4年生が自分をコントロールしてくれたので、それなのにも関わらず自分の力が発揮できなかったので、自分の情けなさをすごく感じますね。  
 
―レース前先輩からアドバイスは 
とにかく落ち着いて、4人で走りきろうと声をかけられました。  
 
―来週の個人ロードに向けて 
今日の試合は反省点しかないので、落ち込んでてもしょうがないので今日なぜ上手な走りができなかったのかを分析して、次のTTではこの悔しさを晴らしたいなと思います。      

 

フォトギャラリー

  • image1ロード種目専門から唯一出場した相本主将
  • image3最後は3人でゴールを目指した
  • image4暑さが選手たちの体力を奪う
  • image6試合前にリラックスした表情を見せる相本(左)、新村
  • image7荒井は終盤で遅れだす
  • image94年生は最後のレース(写真:寺崎)
  • image2レースは炎天下の中行われた
  • image84位入賞も悔しさを滲ませる荒井
 

 

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