【ラグビー】関東春季大会 対流経大 見い出せない勝機、苦境を打破できず連敗続く
関東春季大会 Aグル―プ 対流経大
2015年5月31日(日)
たつのこフィールド
最上位のAグループで開幕3連敗と今春いまだに勝ちのない法大。第4戦で迎える相手は昨季リーグ戦を制した流経大だ。同じ関東大学リーグ戦に所属し、外国人選手を起用するチームの一つだけに、秋に向けて良いイメージを残したいところ。けが人も多く、苦しい状況におかれているが、強豪相手にどのような試合を繰り広げたのだろうか。
試合結果
トータル試合結果
21 |
7 |
前半 | 33 | 59 流経大 |
---|---|---|---|---|
14 | 後半 |
26 |
ポイント詳細
1/2 | T | 5/4 |
---|---|---|
1/2 | G | 4/3 |
0/0 | PG | 0/0 |
0/0 | DG | 0/0 |
※(カッコ内)は前半/後半表します
法政大学メンバー
No. | ポジション | 選手氏名 | 学部/学年 | 身長(cm)/体重(kg) |
---|---|---|---|---|
1 | PR | 越田勝利 | 経4 | 171/100 |
2 | HO | 前島利明 | スポ4 | 174/108 |
3 | PR | 川地光節 | 社4 | 180/107 |
4 | LO | 西竜徳 | 社4 | 181/88 |
5 | LO | 吉村公太朗 | 経4 | 185/99 |
6 | FL | 堺光弘 | 現4 | 169/87 |
7 | FL | 原田将善 | 現4 | 173/91 |
8 | NO.8 | 増田征和 | 経2 | 177/90 |
9 | SH | 根塚聖冴 | 社1 | 163/67 |
10 | SO | 林修兵 | 社3 | 168/80 |
11 | WTB | 中井健人 | 1 | 180/80 |
12 | CTB | 井上史也 | 現4 | 165/77 |
13 | CTB | 時崎剛生 | 国3 | 177/84 |
14 | WTB | 北島遥生 | 現2 | 174/78 |
15 | FB | 萩原蓮 | 経1 | 170/77 |
16 | Re | 李承記 | 経1 | 180/93 |
17 | Re | 大澤翔舞 | 営2 | 172/87 |
18 | Re | 金子崇 | 社2 | 176/102 |
19 | Re | 大塚翼 | 社3 | 187/83 |
20 | Re | 西松大輝 | 現3 | 175/88 |
21 | Re | 坂本泰敏 | 経3 | 171/80 |
22 | Re | 奈良望 | 1 | 178/87 |
23 | Re | 和田源太 | 経3 | 178/89 |
戦評
法大のキックオフで試合開始。前半4分、自陣22m内での相手ラインアウトからモールでゲインされると、BKが左に展開し先制トライを許す。ディフェンスが不安な法大にとって、欲しかった先制トライを挙げられる。その後も自陣22m内でラインアウトモールを組まれるが、必死のディフェンスでなんとか耐えた。しかし9分、ラック周辺を相手スクラムハーフにあっさり突破されたのをきっかけにトライを許し、0-12とされ点差が開く。流れを相手に渡し切らないために、ここで1つトライが欲しい法大。迎えた12分、敵陣22m内で、スクラムハーフの根塚を中心に素早いアタックを展開すると、最後はブラインドサイドにいた中井とのクロスプレーでディフェンスラインを翻弄しトライ。頼もしい1年生コンビで得点を挙げると、コンバージョンキックも1年生の萩原が決め7-12とした。しかし、19分に自陣からのラインアウトを失敗し、セブンズ日本代表でもある合谷和弘の個人技でディフェンスをかわされ、トライを許す。32分にも追加点を挙げられると、35分には敵陣でアタックしていたがパスミスでボールを失い、それを拾われると一気にインゴールまで持ちこまれ連続トライ。早大戦と同じく、7-33で前半を終えた。
点差を縮めたい法大であったが、課題であるセットプレーのミスに苦しんだ。後半8分、相手ラインアウトモールから、FWにフェイズを重ねられ後半最初のトライを奪われると、13分には自陣インゴール手前でのマイボールスクラムからボールを失いトライを許す。17分には敵陣22m内で粘り強くアタックを続けると、最後は中井が長い腕を伸ばしてインゴールにボールを置き、この日2つ目のトライ挙げるも、25分にまたもマイボールスクラムでの連携ミスでトライを献上。それでも35分、FWを中心にフェイズを何度も重ねて西松が粘り勝ちのトライを挙げたが、結果は21-59と大差での敗戦となった。
ステップを切る中井、トライも奪った
昨秋のリーグ戦では大勝を挙げることのできた流経大戦であったが、この春季大会では対照的に大敗となった。特にこの試合では早大戦と同じく、セットプレーのミスが直接スコアにつながる場面が多く見られ、なかなか修正することができずにいる。春季大会最後の試合である次戦は、同じリーグ戦に所属する東海大。ここまで全敗の法大であるが、最後に意地をみせることができるか、セットプレーが鍵を握る。(菅聡太郎)
最終戦の東海大戦では意地を見せてほしい
選手のコメント
吉村公太朗(LO,主将)
―今日の試合を振り返って
早稲田戦から 一週間ディフェンスとブレイクダウンということを意識してやって来ました。一発で抜かれてしまったということと、セットプレーのミスということがあって相手に得点を与えてしまいました。準備してきたディフェンスというのをできたところもあったのですが、まだ甘いところがあってそこで点を稼がれてしまったという印象です。
―おっしゃられたようにセットプレーでのミスというのが失点につながってしまいましたが
直接勝敗に関わってくることでもあるので、セットプレーはこれから大きな課題として修正していきたいと思います。
―けが人も多く苦しいチーム状態ですが、キャプテンとしてどのような思いがありますか
コンタクトスポーツなのでけが人がでるのは仕方のないことなのですが、それでも同じ力を出すことができる選手の層を今後作っていかなければいけないと思っています。
―その中で今日も3人1年生がレギュラーとして活躍を見せていますが、1年生のプレーはいかがですか
1年生は経験が無い分、自分たちがフォローしながらプレーさせていければいいと思っています。チームが連敗しているので、個々の能力を生かすことができるようなチームにしていきたいです。
―春の最終戦、東海大戦に向けて
リーグ戦の相手でもありますし、勝ちにこだわってやっているので、東海には良い結果を残すことができるように、この一週間準備していきたいです。
越田勝利(PR,この試合が復帰戦)
―今日の試合を振り返って
復帰明けで動けなかったので、まず動けるようにもっと頑張っていきたいです。
―今季初のAチームでの試合出場となりました
Aチームは慣れているので、特には大丈夫でした。
―流経大の印象はいかがでしたか
大きい選手が多かったですが、その割にはコンタクトで勝てる面があったので、もっと刺さっていくべきだと思いました。
―今日はラインアウトでのミスが目立ちました
もっとムーブスピードを速くして、リフターであったりジャンパー、スローの精度を上げていけば今後取れると思います。
―残るは東海大戦のみとなりましたが、これまでを振り返って修正したい点はありますか
スクラムをもっとクリーンに出せて、ラックからでもバックスに良い球が出ていないことがあるので、まずそこをしっかりして、走り勝てるようにしたいです。
ー次戦への意気込み
軽く倒すくらいでいけるように頑張ります。
萩原蓮(FB,フィジカルとキックが自慢のルーキー)
―試合を振り返って
あまりボールがもらえなかったので、もう少し積極的にいこうと思いました。
―今日は全てのコンバージョンキックを決めました
練習通りという感じです。
―流経大の印象は
タックルでの1対1が負けていて、そこで崩されたので、それができれば負けない試合だったと思います。
―春季大会は全ての試合に出場していますが
まだ1年生なので、チームの足を引っ張らないように、正確なプレーを意識しています。フルバックなので周りを指示するプレーもしていきたいです。
―東海大戦に向けて
また東海大にも外国人選手がいるので、しっかり周りを生かしたアタックでボールをもらってゲインすることを頑張りたいです。
フォトギャラリー
- 復帰した越田
- 最上級生となった堺
- 後半途中にけがで交代となった井上
- LOとして出場した西
- フル出場の川地
- 途中出場の大塚
- 今日もキッカーを務めた萩原