【バスケ】第92回関東大学バスケットボールリーグ戦 対中大

バスケットボール

【バスケ】第92回関東大学バスケットボールリーグ戦 対中大

第92回関東大学バスケットボールリーグ戦 対中大 

2016年9月11日(日)
日本体育大学世田谷キャンパス

第4戦の相手は今年新人戦で準優勝を果たし、ここまで全勝している中大。序盤はロースコアでの展開となるが、次第に相手の3Pシュートで得点を離されてしまう。終盤には激しいディフェンスから流れを掴むも、1歩届かず4連敗となった。

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豊富な運動量で貢献した植村

試合結果

トータル試合結果

55
法政大学
6 1Q 11 64
中央大学
15 2Q 19
10 3Q 19
24 4Q 15

 

法政大学スターティングメンバー

選手名 身長/体重 ポジション 出身校 得点 リバウンド アシスト
#6 中村太地(法1)  190/65 PG  福岡大附属大濠 14 5 0
CAP#7 藤井裕太(社4) 175/65  SG  厚木東 10 3 3
#11 中野広大(法4) 182/77 SF 土浦日大 3 1 0
#31 金剛鉉(文2) 187/78 F 報徳学園 0 4 1
#1 米山滉人(営1) 194/83 PF 湘南工科大附 6 9 1

法政大学交代選手

選手名 身長/体重 ポジション 出身校 得点 リバウンド アシスト
#8 新沢亮太(経4)  182/73 SG 新潟商 2
#14 植村哲也(文3) 175/74 PG 明成 14 2 1
#18 池下涼星(法3) 177/73 G 法政二 0 0 0
#23 戸堀勇吾(文3) 190/79  PF 國學院久我山 8 8 2
#24 鈴木悠介(法1) 197/92 C 洛南  2
#29 堀川裕作(文1) 192/87  C 福岡大附属大濠 0 1 0
#33 茨城博晃(法1) 195/80 PF 京北 0
#57 玉城啓太(法2) 175/65  PG 京北 0 1 0

 

戦評

第1Q。法大の最初の得点は1年生コンビから生まれる。中村のドライブに合わせてゴール下に走り込んだ米山がパスを受けて得点。続いて中村が反転からディフェンスをかいくぐって得点を挙げる。順調な出だしのように思われたが、後が続かない。放つシュートがことごとくリングを叩き、得点が停滞。同じく、中大もシュートが不調だっただけに先行するチャンスを逃すこととなった。残り3分を切ってようやく米山が得点を挙げたが、このクオーターの得点はここまで。6-11とかなりのロースコアで第2Qへ。
 
 第2Q。戸堀がOFリバウンドからのフックシュートを決めると、植村が3Pを沈める出だし。しかし、またも得点が停滞。3分近く無得点となったが、植村がドライブ、ミドルと中外で得点を挙げると、中野、藤井が3Pを決め、意地を見せた。しかし、中大もクオーター終盤にかけ、シュートの精度を上げていき、点差が広がっていく。21-30で前半戦を終える。
 
 第3Q。玉城、植村、藤井、中村、米山とサイズを落としてのスタート。その利を生かして、外からのシュートを狙っていくと、前半はシュートが不調だった中村が3Pを連続で決めていく。3Pラインより1mほど後ろからでも積極的にシュートを放ち、それを沈めていくなど勝負強さを見せつけた。しかし、これに続く選手がいない。チーム全体としてのシュートの調子は上がらず、中村以外の得点はリバウンドで奮闘した戸堀のフリースローのみ。その間に中大のロングシュートに苦しみ、31-49と20点近くの点差をつけられ、最終クオーターへ。
 
 第4Q。最終クオーターにして、シュートの調子が上がってくるが、中大ルーキーの三上に3連続3Pを決められ、20点ほどのビハインドのまま試合は進んでいく。それでも、残り3分を切ったところから試合の潮目が変わる。前から積極的にプレスをかけていき、ボールを奪取すると、次々と得点につなげていく。植村を中心とした猛攻で11-0のランを見せたが、反撃も時すでに遅し。55-64と点差を一桁差に縮めたが敗戦。開幕4連敗となった。
 
 いまだ未勝利は法大のみ。リーグ最下位に沈んでいる。それでも、先週からチームの状態を上げてきたことは、試合の節々から感じられた。次週こそリーグ戦初勝利、そしてそこからの連勝へ。この4連敗から何を学び、どう修正してくるかが重要となるだろう。(今井惇基)

 

選手コメント

新沢亮太

ー今日の試合を振り返って
チームとして課題にしているディフェンスは、今までの試合よりも良い形で最後まで継続できたと思います。でも、その後の得点につながらなかったので、それはこれからの改善点かなと思います。
 
ーこの敗戦で開幕4連敗となりましたが
勝ち負けは見ないで、自分たちがどれだけやってきたことをやれるかというのをチームとして重視しているので、そこだけですね。これからです。
 
ー新沢選手としては最後のリーグ戦となっていますが
それもやはり自分のやることをやるだけかなと思っています。
 
ー試合を終えて中大の印象は
全然やれない訳ではないので、ディフェンスは継続して、これからオフェンスの部分を改善していければ良いと思います。
 
ー次週に向けて
やはり来週は特に大事なところになると思いますが、やることは変わらず、ディフェンスとリバウンドはチーム全員の共通意識としてしっかりやりたいです。あとは今週の改善点をしっかりと来週につなげて、次こそ勝ちたいです。

 

戸堀勇吾

ー今日の試合を振り返って
ディフェンスが徐々に良くなってきて、試合を重ねるごとに内容は良くなってると思います。塚さん(塚本清彦ヘッドコーチ)は勝ちにこだわらない、勝ち負けだけじゃないって言ってるんですけど負けっていうのは嫌ですね。選手全員それは思っていると思います。親にも「また負けたんだね」とか言われるの嫌だし。勝ちたいとはみんな思ってます。でもディフェンスは本当に良くなってます。広大さん(中野広大)もすごく良いディフェンスあったし今日も米山(米山滉人)に何回も助けられた部分があったので良くなってたとは思います。
 
ー中大戦に臨む前に意識していたことは
今日、試合来る前に法政二校に集まってミーティングした時は「活力」とか「闘志」とかそういった目に見えないものについての話がありました。あとは中大のインサイド2人の森選手と浅見選手が得点源ってことが分かっていたのでそこを抑えていこうっていうことは言われていました。そこを抑えれば勝てると思ってました。
 
ーフリースローを打つ場面が多く見られましたが確率については
自分のことを試合慣れしてないビビりだなって思いました。「俺ってこんなに入らないんだ」って。練習でもそんなに確率がいいわけではないんですけど「あ、やっぱり入らないか」って感じです(笑)高校の時からそんな感じです。でも今日の試合の最後のフリースローの時に塚本さんからの声があったので、決めようって思ったら2本とも入ったので良かったです。最後のフリースローは少し間隔を変えて打ちました。
 
ー来週の対立大戦に向けて
立教も弱点を見つけたらそこからガンガン攻めていきたいと思います!
 

中村太地

―試合を振り返って
自分が試合の入りに集中していなくて、ファールが混んだりしたところに、チームを動かす力というのがまだまだだなと思いました。
 
―チームの1番の敗因は何だと思いますか
前半いい試合とかはあったりするから、40分間というか後半の入りだったり4Qの入り、3Qの終わり方というところで次に繋がることができていないので。入り方と終わり方にもっとフォーカスして、離すところだったり追い付くところをもっと覚えていかないとだめかなと思います。
 
―コーチ陣から言われていたことは
ここ何ヵ月かディフェンスを言われてきていて、ディフェンスはちょっとずつ機能し始めたんです。だけどそのディフェンスで足に(疲労が)きていて、それでオフェンスが停滞することがあります。オフェンスに集中するとなるには、足にきているなかで自分のシュートをどうやって打つか、ということを求められているかなとは思います。
 
―次に向けて
いらないミスとかの点がなければもっと点差は詰まっているし、勝負どころでもっと力を発揮できると思うから、当たり前のことを当たり前にするということをやればもっといい試合になるんじゃないかなと思います。

フォトギャラリー

  • 0X0A2720 R豊富な運動量で貢献した植村
  • 2 Rリバウンドなど攻守にわたり活躍した戸堀
  • 3 R要所で仕事をするのは上級生だった(藤井)
  • 4 R得点面で牽引した中村
  • 5 R体を張ったプレイを見せる米山
  • 6 Rスタメン出場の金
  • 7 R不調の中でも多くのプレータイムを得た玉城
  • 8 Rリバウンドが課題か(堀川)
 

 

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