【ハンド】2016年度関東学生ハンドボール連盟秋季リーグ 第9節 対東海大 わずか1点及ばず…勝負の入れ替え戦へ
関東学生ハンドボール連盟秋季リーグ
2016年9月24日(土)
日本大学八幡山総合体育館アリーナ
遂に秋季リーグ最終戦。ここで負ければ入れ替え戦が決定するという、まさに崖っぷちの商況だった。前半は良好な立ち上がりを見せるも、終盤の連続失点が響き1点のビハインドを負い後半へ。点を取り、取られるシーソーゲームとなる。最終的には一歩及ばず、惜敗。入れ替え戦が決定した。
試合結果
トータル試合結果
24 法政大学 |
13 | 前半 | 14 | 25 東海大学 |
---|---|---|---|---|
11 | 後半 | 11 |
スターティングメンバー
選手名 | ポジション | 出身校 | 得点 |
---|---|---|---|
#20高間アミン(経3) | LW | 群馬・富岡 | 6 |
#35松岡寛尚(経1) | LB | 茨城・藤代紫水 | 4 |
#31山本祐輝(社1) | CB | 埼玉・浦和学院 | 2 |
#25黛祐貴(経2) | RB | 群馬・富岡 | 1 |
#36本田拓海(社1) | RW | 神奈川・法政二 | 2 |
#3長谷川良介(社4) | PP | 茨城・藤代紫水 | 2 |
#21柿崎雅俊(デザ4) | GK | 埼玉・浦和学院 | – |
交代選手
選手名 | ポジション | 出身校 | 得点 |
---|---|---|---|
#26内門竜之介(経3) | RW | 鹿児島・鹿児島工業 | 5 |
#6石川雄貴(経4) | RW | 神奈川・法政二 | – |
#39山本晃大(スポ1) | CB | 大分・雄城台 | 2 |
#23福本直也(経2) | CB | 神奈川・法政二 | – |
#9猪俣淳三郎(経4) | LW | 神奈川・法政二 | – |
#12仲村充(社2) | GK | 茨城・藤代紫水 | – |
※LW…レフトウイング(レフトサイド)、LB…レフトバック、CB…センターバック、RB…ライトバック、RW…ライトウイング(ライトサイド)、PP…ピヴォットプレーヤー
戦評
この試合に負ければ入れ替え戦という1部残留をかけた最終戦。前半開始早々、東海大に先制点を取られてしまう。しかし、そこからしっかりと切り替え、パスをしっかりと回し内門竜之介(経3)が1点目を決める。その後も一挙3点を奪い、点差を引き離していく。そこからは点の取り合いとなり、一進一退の攻防が続く。開始16分には相手ディフェンスに苦しめられ、なかなかゴールできず流れは東海大に。18分にタイムアウトを取り法大ペースに持ち込もうとするも、残り約10分間で6連続失点とここで逆転を許してしまう。最後に山本祐輝(社1)や山本晃大(スポ1)がゴールを重ねるも追いつくことができず13-14で前半を折り返した。
後半は松岡寛尚(経1)、長谷川良介(社4)のペナルティスロー、内門の得点で同点とするも、あと一歩というところで先行できない。26分には相手の失格で数的有利となるも、残り3分を切ったところで法大も退場が出てしまい人数は6対6の状態に。最後に松岡が渾身のシュートを放つもここで試合終了。スコアは24-25となり勝利を手にすることができなかった。
今回の試合で敗れたことにより、入れ替え戦行きが決定した。今季、引き分けや僅差での試合が多かったが、一度も勝利することはなかった。10月2日に行われる入れ替え戦。最後は法大らしいプレーで勝利をもぎ取ってほしい。(羽根田萌)
監督・選手 コメント
佐藤浩監督
-今の率直なお気持ちは
絶対勝たなければいけない試合で勝てなくて残念です。ただ、次の試合が決まっているので気持ちを切り替えて。必ず勝つというチームの形をすぐに切り替えて作っていきたいと思います。
-今日の試合を振り返って
3点差から4点差という点差を広げられるシーンでミスしたりというのが、リーグ戦を通してあったのですが、それがやっぱり出てしまって、結果的に向こうに追い付かれてってなってしまいました。リーグ戦を通しての同じ悪いパターンが今日の試合に出てしまいました。
-今日の作戦は
向こうの佐藤(立盛)くんが一番怖かったので、彼をどういう風に抑えるかがポイントで。そんなにやられはしなかったかなと、点は取られたのですが、想定以上には取られなかったので、しっかり守れたと思います。うちの試合運びとして25点前後で勝負するというのはできていたので、ゲーム自体は思った通りの試合になったかなと思います。
-24-25というスコアについては
想定内ですね、これが30点になったら当然取られすぎですし。その中で相手を25点以内に抑えてうちがそれ以上取るという、今日それで点が取れなかったところが敗因ですね。
-最後のタイムアウトではどのような指示を
もう作戦云々ではなく、みんな声に出して気持ちだと。そこを改めて、どんな状況になっても最後まであきらめないでみんなで食らいついていくという形で、意思を統一させた感じですね。
-入れ替え戦に向けて
まずは明日、2部の最終戦があります。対戦相手がまだ確定していないので、そこでしっかり相手を見て、それで自分たちのイメージと強みをしっかり出せるような作戦を残りの時間でやって、リーグ戦の最後だけでも法政らしい試合をできて終わりにしたいと思います。
長谷川良介
-今の率直な気持ちを
気持ち的に向こうが上回ってた上のが1点差という結果に出たと思います。
-試合を振り返って
展開は悪くなかったです。ただ、OFで足が止まってしまって、相手のデカイ前に出るディフェンスに対して僕が崩せればよかったんですけど、崩せずOFで点が取れなかったのが痛かったです。
-OFがだめだったということはDFは良かったということですか
25点は悪い方ではないと思うので、それよりもうちの攻撃力が弱かった感じですね。
-リードを広げられない展開になってしまいました
リーグ戦を通して、最初はいいんですけど、そこから突き放すことができないので、入れ替え戦では点差をつけられるようにしていきたいです。
-突き放せない原因は
原因と言ってしまうと難しいですけど、法政はあまり勝っていないので勝ちへの持っていき方というのが体に染みついてないのかなと思います。
-勝ち慣れてないということですか
何回か勝てれば、勝ちという感覚を覚えると思います。でも、勝ちへの意識はあるんですけど、体に染みついてないです。そこはみんなが常に殻を破って攻撃的にやっていかないといけないなって思います。
-入れ替え戦の意気込み
まあ切り替えて、楽しくやってインカレへ向けてチームが勢いづけられるような勝ち方をしたいと思います。
高間アミン
-今の率直な気持ちを
入れ替え戦決まっちゃって悔しいですけど、切り替えて、1週間勝つことだけを考えてやっていきたいと思います。
―試合を振り返って
負けたら入れ替え戦なので、みんな緊張してたとは思うんですけど、日頃の練習から雰囲気を盛り上げて強い思いを持って戦えたと思います。
-勝たなければいけない重圧は
ありましたけど、自分たちは何度もそういう試合を経験して、東海大は経験していない。そこのアドバンテージの差だと思います。
-昨季は勝利を挙げた相手に敗れた敗因は
内容的には前半を終えたところで互角の状態。自分たちとしては、上々の立ち上がりでした。でも、後半は勝負所で決められたのとルールが変わったところに自分が対応できず、退場してしまったのは原因だと思いますね。
-リードしても差を広げられない展開になってしまいました
シュートに持ち込めなかったり、自分もPTを外してしまったこともあると思います。あと、ディフェンスで自分のサイドから入ってしまって、なかなか守れなかったというのはありますね。
-足をつって交代がりましたが、具合は
来週には影響は出ない程度なので多分、大丈夫です。
-入れ替え戦への意気込み
負けられないので、勝ちたいと思います。
本田拓海
-今の率直な気持ちを
悔しいです。最後は勝ちきれなくて、この1週間の練習は勝つためにやってきたので、負けたのは悔しいです。
-試合を振り返って
最初は法政らしいガツガツした流れだったんですけど、途中から点が取れなくなって連続して失点してしまったりして、流れが悪くなって立て直せなかったかなと思います。
-流れが悪くなった原因は
シュートで終わらないような簡単なミスが多かったです。
-勝利への重圧は
毎試合勝たなきゃいけないとは思ってますけど、今日は特にみんな強かったですね。自自分たちは入れ替え戦のかかった試合が多かったので、プレッシャーを感じずにやろっという話はしてました。
-積極的にボールを取りに行く場面が多かったが
パスカットができるなと思ったら、結構ガツガツ行くようにしてますね。
-入れ替え戦の意気込み
勝つしかないので気持ち入れて、勝ちに向けてみんなで頑張っていこうと思います。
フォトギ
- 2人のDFに阻まれながらもシュートを放つ松岡
- 最高学年としてチームを盛り上げた長谷川(左)と柿崎
- 山本祐はその高身長を生かし得点を重ねた
- 本田は常にアグレッシブに動くことで、攻撃のチャンスをつかむ
- 試合途中負傷をした高間
- DF時、体を張ったプレーを見せた長谷川(左)と石川
- 長谷川は真っ正面から切りこむも、相手チームのDFに止められてしまった
- わずか1点及ばず惜敗となった