【ボクシング】シーズン到来! 注目選手8人が昇格への決意を語る!

ボクシング

【ボクシング】シーズン到来! 注目選手8人が昇格への決意を語る!

2017年3月16日(木)
法政大学市ヶ谷体育館

入れ替え戦で中大に敗れ、2部降格となったボクシング部。今季は1部昇格を掲げて日々練習に励んでいる。5月に開幕するリーグ戦を前に、注目選手8人に意気込みを伺った。

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引き締まった雰囲気で練習が行われた

選手インタビュー

中原隆太朗(新主将)

-現在のチーム状況は
試合までもあと58日しかないので、減量期間等を含めると動ける時間は結構少ないです。基本的な事ですけど、声出し中心にチームを盛り上げていっているところです。

-主将に就任されましたが、どんなチームのイメージを描いていますか
リーグ戦には何人かしか出られないですけど、控えの選手含めて全員で戦えるチームにしたいです。強い選手だけではなくて、全員力で法政を1部に上げるんだと考えています。

-国体では準優勝されましたが
1回戦でこめかみにパンチを食らって倒れてしまい、正直かなりテンパりました。ですが、練習でやっていたことをとにかく繰り返して何とかTKOを奪う事が出来たので、毎日同じ事を歯を食いしばってやるのが身になったんだなと感じましたね。そこで勝てたので、勢いが付いて準優勝まで行けました。

-今季の目標は
もちろん、1部昇格です。上がるだけじゃなくて、個人的には来年に繋がるように初歩的な所を固められるようにやっていきたいです。

-昨季は降格の瞬間をリングで迎えたわけですが、今季に期する思いは
中大とは控え室も同じだったんですけど、向こうは胴上げしてる中で泣きながら反省会をしました。もうあんな思いは二度としたくないですし、後輩にも来年は1部で戦ってほしいので、1部に上がるしかないです。

-入れ替え戦で1部校を倒すためには
人数も少ないので、怪我をしない事です。そこはチームの課題でもあるので、万全の状態で臨めるようにやっていきたいです。

-リーグ戦に向けて
何としても1部に復帰します。個人でもしっかり戦えるように準備します。
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「全員」の力を合わせ、1部昇格を誓った

石田智裕

―昨季を振り返って
僕は元々ミドル級だったんですけど、ミドル級の森脇がエース的存在なので、チーム状況からいってその下のウェルター級に落としてっていうのが昨季はメインでした。今季もそうなると思うので、減量を言い訳しないようにしっかり頑張っていきたいです。今季は2部なんで全て勝って1部に上がれるようにやっていきたいなと思います。

ーチームとしては
昨季の入れ替え戦の時に自分が負けてしまって、チームとしても負けてしまいました。自分が1年生の時に2部から1部に上がったんですけど、その時の先輩の事を思うととても申し訳ないなという気持ちしかありません。また、試合後に集合している時に、中大が胴上げしているを見てとても悔しくて、今季は絶対やり返してやろうとチーム全員が思っています。
 
―昨季の課題は
自分の場合は距離をとって戦うんですけど、くっつかれた気はどうしてもレフェリーから見てつかんでるように見えたりとか少し攻めが足りなかったりだとかというのがありました。自分のボクシングが崩された時の対応を考えながら練習していきたいと思っています。
 
―そのためにはどんな工夫を
例えば距離をとる以外に接近戦の練習をしたりしています。自分は昨季は下がることが多かったので逆に相手を下げさせるように、相手をどうやって下げさせるか練習をしています。
 
―最高学年ですが
最後の年なので個人的には全て圧倒的に勝ちたいです。チームとしても1部に上がって、後輩が1部で戦える環境を作って引退したいです。
 
―今季に向けて意気込みを
3年間活躍できなかったので、今年は絶対に全勝して活躍してチームを1部に上げたいです。
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石田は今季にかける思いが強い
    

水口悠太郎

—昨季はどういうシーズンでしたか
昨年は一部から二部へ降格してしまったので、とても悔しい一年でした。後輩には味わって欲しくないので、今年は一部に昇格したいです。

—実際にリングに上がった印象は
個人戦と違って一人一人がチームを背負っているという気持ちがあったので、おぼつかない部分はありました。逆にチームで戦っているという部分もあったので、もう一度上がって戦ってみたいです。

—現在はどのような練習をしていますか
今はチームでの勢いが欲しいので、積極的に声出しをして練習中もチームのムードをあげられるようにしています。最近は良い雰囲気になりつつあって、このままの調子でリーグ戦を迎えられるようにしたいですね。

—練習では他大学との合同練習も取り入れていますが、その意図は
法大だけでは鍛えられない部分、分からなかった所が理解できるようになって、良い練習になっています。

—最上級生として下級生たちの雰囲気は
みんな強い人たちばかりなので一部で戦わせてあげたいです。新しく入った一年生も真面目な選手ばかりで馴染んでくれればもっと強くなると期待しています。

—今季の目標は
もちろん一部昇格です。
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「下級生を一部で戦わせてあげたい」と熱く語った

竹原毅

ーリーグ戦に向けて、調子は
今は悪いですけど、試合までには仕上げて勝てるようにがんばります。

ー具体的に不調の要因は
下半身です。(パンチの)威力がないんで土台からしっかりやっていきたいと思います。

ー売りにしていきたいところは
攻めですね。試合が盛り上がって、次につなげることができると思うので。

ー自身の階級について
元々軽量級だったんですけど、今季はライト級で試合をしたりしてます。去年がバンタム級、一昨年がフライ級、その前がライトフライ級なので、どんどん上がっていってます(笑)その分パンチの威力も必要ですね。

ーリーグ戦に向けての意気込み
1試合1試合全力で盛り上がる試合をするので応援よろしくお願いします。
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階級を変え、挑戦を続ける

森脇唯人

ーリーグ戦に向けて、調子は
順調に仕上がってきてるので、このままリーグ戦につなげて、そのあとの国体、全日本で優勝できるように今は体を仕上げてますね。

ー昨季は終盤に悔しい思いをしたと思いますが
昨季の最終戦で勝ってればチームが1部に残留できていましたし、そのたった1敗で失ったものは多くて。2年生での階級賞、1部残留、世界選手権日本代表。あの1敗でチャンスだったものを失ったので、あの負けを忘れないように練習してきました。

ーこの冬重点的に取り組んだ点は
近い距離での接近戦がまだ甘くて、そこも敗因かなと思うので、近い距離でも遠い距離でも戦える選手になれるように今練習してます。

ー接近戦に関しては昨季から課題にあがっていましたが
国際大会のビデオとかを見てると、外国人選手や日本のトップ選手は遠い距離もボクシングできて、近い距離も暴れて派手にボクシングできる選手だと思ったので、そういうところを見ると自分はまだ甘いかなと思いました。最初は遠い距離のスペシャリストになろうと思っていたんですけど、必ず近い距離になるシーンはあって、そこでどうやって自分のボクシングをアピールできるかが重要だと思うので、近い距離での大切さをこの1年考えさせられました。

ーリーグ戦に向けての意気込み
もちろんリーグ戦は1部昇格で、それもギリギリではなく圧倒的に。リーグ戦でも入れ替え戦でも圧倒的に勝って、僕たちの代になる来年は、本気で初優勝を狙えるようにがんばっていきます。
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法大のエースは更なる高みを目指す

黒田虎之介

-現在の調子は
個人的には、あまり良くはないですね。チームの雰囲気は良いと思います。

-昨季はどんなシーズンでしたか
リーグ戦は全然だめだったんですが、国体にも出場して全日でベスト8という結果を残せました。個人としては悪くなかったと思います。

-結果の出た大会と出なかった大会に違いは
そこまではないですね。自分のスタイルを貫いて戦いました。なので今季のリーグ戦もそのようにやっていきたいです。

-1部校に勝つためには
技術とかそういう所ではなくて、どれだけ全員が1つになって戦えるかだと思います。

-黒田選手の試合で見てほしいところは
クリーンヒットですね。自分はガンガン行くタイプというよりも、遠目の距離から一発当てるタイプなので、そこを見てほしいです。

-リーグ戦に向けて
とりあえずは1部に昇格することです。個人はまだまだ先の事なので、まずはチームのために頑張っていきたいです。
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今季はリーグ戦でもフル回転が期待される

高山涼深

―昨季を振り返って
個人的にはリーグ戦で勝てたことが大きいなと思います。1年生の時は自分が4試合出て、全部負けてしまいましたが、昨季は入れ替え戦含めて4試合で3勝1敗の結果を残せました。個人的には良かったなと思うんですけど、チームとして2部に落ちてしまったので、何とも言えない感じです。
 
―昨季出た課題は
気持ちの弱さが一番大きいかなと思います。
 
―理想の先輩像は
やっぱり頼ってもらえる先輩でありたいですし、結果を残して背中でアピールをするというか。カッコいい先輩でい続けたいなと思います
 
―上級生という立場ですが
あっという間ですね。後2年間で大学が終わっちゃうので、ボクシングをアマチュアとしてやれるのも残り少ないです。また、4年生とできる時間も少なくなっているので、この一年で1部に上がって気持ちよく4年生を送り出せるようにしたいです。
 
―練習中はどんな意識で
綺麗事なんですけど、試合で泣くなら練習で泣けっていう言葉を自分に言い聞かせて練習は毎日頑張っています。
 
―今季に向けて
自分はまだアマチュアでランキングに入ってないのでランキングに入って最低でも一つチャンピオンになりたいです。卒業したらプロでやろうと思っていて、最終的には世界チャンピオンを目指してやっていくので応援よろしくお願いします。
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昨季は大きく飛躍した

佐藤眞男

—昨季を振り返って
高校の時から一部リーグで勝つということを目標にしてきました。そこで、戦うチャンスをもらって勝つことができたというのは自信になりました。

—実際に戦ってみて高校との差は感じましたか
高校の時は当てて逃げて勝つことをやっていまいましたが、そういった誤魔化しは効かなかったです。分かったのは大学ではしっかり打ち合うファイタータイプが有利だということです。

—現在はどのような練習をしていますか
部活の後にボクシングジムに行き、そこでも練習することで人よりも練習量を多く取っています。量を増やしたからといって手を抜くことはしないようにしています。手を抜こうと思えば抜くことはできます。でも、自分は練習では絶対に手を緩めないと決めています。

—練習も自分との戦い
結局、練習をやった分だけ試合での自信や恐怖心に打ち克つ心に繋がるので、練習は大事です。

—今季は二部での試合となりますが
こだわる所は勝ち方です。勝つのは当たり前。その上で印象に残る試合をして一部との入れ替え戦に弾みをつけたいです。二部で微妙な試合をしていたら印象が悪いので。

—今季の目標は
同じライト級には黒田選手がいるのですが、二部ではその枠が一つしかありません。なので、自分がしっかり戦って入れ替え戦では2人で出場できるようにしたいです。

—佐藤選手のアピールポイントは
自分は華がある選手だと思うので、法大を盛り上げるだけでなく会場全体を盛り上げたいです。
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練習でも人一倍声を出す佐藤は法大の元気印だ

(取材・戎井健一郎、下田朝陽、小山祥奎、山崎志馬)

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