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【アイスホッケー】第65回関東大学選手権 3位決定戦 対日体大 土屋&石田が決めた!吉田が止めた!GWSにもつれ込む熱戦の末つかみ取った8年ぶり3位!!!

アイスホッケー

【アイスホッケー】第65回関東大学選手権 3位決定戦 対日体大 土屋&石田が決めた!吉田が止めた!GWSにもつれ込む熱戦の末つかみ取った8年ぶり3位!!!

第65回関東大学選手権
2017年4月30日(日)
ダイドードリンコアイスアリーナ

8年ぶりとなる3位を懸けて激突するのは日体大。昨年のこの大会の5位決定戦でGWSの末に破って以来1年間勝利を挙げることはできていない相手だ。先制した法大だったが、1P終了間際に同点を許す。3Pで勝ち越しを許すも土屋が2ゴールを連続で決め、逆転に成功する。しかし試合終了まで11秒のところで同点に追いつかれてしまう。OTでも決め手に欠き勝負はGWSへ。後攻の法大は日体大の2人目を止め、その裏で石田が決める。その後日体大の3人目を吉田がきっちりと止め勝利。8年ぶりの3位に輝いた。

準決勝の結果はこちら
準々決勝の結果はこちら

DSC 8567 R
勝利を決め抱き合う吉田(手前)と石田

試合結果

トータル試合結果

4
(51)
1(11) 1P 1(8) 3
(25)
0(18) 2P 0(4)
2(14) 3P 2(11)
0(8) OT 0(2)
法政大学 1 GWS 0 日本体育大学

※(カッコ内)は、シュートの本数を表しています。

ゴールデータ

チーム ピリ 時間 ゴール アシスト アシスト PP/PK
法大 1 11:34 29 石田和哉 91 土田啓太
日体大 1 19:47 87 山本健太郎 9 松野佑太 72 金子嵩基 PK
日体大 3 13:42 87 山本健太郎 9 松野佑太 PK
法大 3 18:25 72 土屋光翼 91 土田啓太 14 松井洸 PP
法大 3 18:45 72 土屋光翼 11 西口開羅 10 鈴木翔弥
日体大 3 19:48 81 沢崎彪斗 PP
法大 GWS 29 石田和哉 PS

※PPは法大のパワープレー、PKは法大のペナルティキリングを示しています。

ゲームウイニングショット(GWS)

大学名 1巡目 2巡目 3巡目
日体大

81 沢崎彪斗

9 松野佑太

×

72 金子嵩基

×

法大

72 土屋光翼

29 石田和哉

メンバー

SET FW FW FW DF DF
1 67 志田凌大(文2)  48 小西遼(人2)  A 29 石田和哉(営3)  A 14 松井洸(法2)  76 田畑秀也(法2) 
2 10 鈴木翔弥(営3)  C 11 西口開羅(法4)  72 土屋光翼(法1)  18 川上朝日(法4)  4 福島勇啓(文2) 
3 19 三田村哲平(営2)  91 土田啓太(法1)  23 沼田翔(法3)  7 上村光輝(営3)  27 小堀健祐(法2) 
4 47 佐藤佑亮(人3)  80 澤口迪弥(営4)  81 工藤将一郎(法3)  44 船越準平(法3)  1 新田谷兼翔(人1) 

※GKは#31吉田駿太(文2)が先発出場。控えに#33伊藤崇之(法3)

戦評

 君臨し続けた4強の一角を崩しベスト4入りした法大と日体大。その2校が3位をかけて戦った試合は意地と意地のぶつかり合い。先の読めない試合を制したのは法大だった。

 開始49秒でPPのチャンスをつかんだ法大。細かくパスを回し、チャンスをうかがうがゴールには結び付かない。反対に突破を許し、ピンチを作るも吉田の決死の顔面セーブで事なきを得る。その後も慣れない3位決定戦の雰囲気からかパスがつながらず、相手に奪われカウンターという場面を幾度となく作ってしまう。すると9分、流れを変えたのは土屋。右サイドを一人で切り裂き一気にゴール前へ。相手GKの肩口を狙ったシュートは惜しくもセーブされるが、法大に勢いを呼んだ。直後の10分、ゴール裏でパックをキープした土田から出されたパスに走り込んできた石田が合わせ先制点を挙げる。そこからは相手のフィジカルを生かした激しくぶつかってくるプレーに押されてしまう。その状況下でも今季、強化してきたディフェンスが機能し続けていたが、1Pも残り13秒というPKの場面で詰められ同点とされる。
 2Pで光ったのはウイング陣のスピード。志田、沼田が積極的に持ち込み仕掛けるもゴールとはならない。その後迎えた3度のPPでは石田を起点に松井、川上がミドルシュートを打ち続けるも相手のGK中心の固い守備を崩せずせない。このピリオド相手の3倍以上のシュートを浴びせるも無得点に終わる。
 3Pではこれまでとは違い時間を長く使った攻撃で確実に得点を奪いに行く姿勢を見せた。しかしゴールは割れず緊迫した展開が続く中、法大はペナルティからPKが多くなる。そして待ちわびた瞬間は日体大に訪れた。PKの13分。数的不利にも屈せず攻め続けた法大だったが、カウンター攻撃を喰らい、相手エースの松野に飛び出されると山本が決め、勝ち越しを許す。反撃したい中で攻めあぐねるが、PPのチャンスを得る。すると18分、ゴール前でフリーになった土屋が押し込み同点。その20秒後にもサイドを突破し一人で持ち込んだ土屋が決め逆転に成功。焦った日体大は残り1分を切ったところでフッキングを犯し、法大のPPに。西口も「抑えて当然の状況だった」と振り返るように勝利は決定的になり、このタイミングでタイムアウトを挟むと選手たちにも笑顔が見られた。しかしこの油断が悲劇を生む。日体大サイドがGKを下げ、実質的な5on5状態になった残り僅かのところで法大は石田がパックを奪い、無人のゴールへ流し込もうとする。しかしこのシュートは外れ、互いの選手がパックへ向かった。ここでキープした日体大のカウンターがさく裂。沢崎が一気に左サイドを突破し、ゴールへ叩き込んだ。残り11秒でまさかの同点となった。

 一筋縄ではいかない決戦は5分間のOTに入った。本来3on3で行われるが3P終盤からのPPで法大は4人で最初の1分を戦うことに。メンバーは土田、石田、田畑、松井。シュートを打ち続けるもゴールを割れない。PPの時間も終わり、選手たちの疲労もピークになった3分。相手の選手チェンジの間にフリーになった西口が飛び出し1対1、最大のチャンスを迎えたがシュートは惜しくもキーパー正面。決定機を決めきれず、GWSに持ち込まれた。
 先攻の日体大が1人決め、法大の1人目は土屋。好調で勢いに乗る男が確実に決める。そしてそのムードはGKの吉田にも伝染する。日体大の2人目、松野のシュートに飛びつくファインセーブを見せる。すると続く法大の2人目石田は相手と接近戦になりながらも決めリードを奪う。止めたら勝利の場面で吉田が対するは日体大の3人目、金子。股下を狙ってくるシュートに好反応でセーブ。この瞬間、法大が8年ぶりに3位に輝いた。

 長く続いた5位という負の歴史にピリオドを打った法大。勝利にこそ価値はあるが決して手放しで喜べるものではない。OTまでで日体大の倍以上となる51本のシュートを放ちながら3点に抑え込まれた決定力不足は今後への課題となる。3大大会を7大会連続で優勝と準優勝を分け合う明大、中大に割って入るべく、彼らの戦いはこれからも続く。(飯田翼)

総括

 古豪復活の足固めとなるか。昨年、創部80周年を迎えながらタイトル0、リーグ戦では6位に沈んだ法大。木谷克久新監督を迎え戦った最初の大会で堂々とした戦いぶりを見せ、8年ぶりとなる3位で関東選手権を終えた。大会全体を振り返ると決勝は中大対明大という組み合わせになったが、日体大・青学大の快進撃。ベスト4常連の早大が史上初となる7位。日大が10位に沈むなど、変化の大きな大会となった。その中で法大は課題であった守備を改善。準々決勝の東洋大戦では相手を2P以降シャットアウトし、勝利を挙げた。準決勝の明大戦には敗れたが、大敗することの多かった相手を4点に抑え、王者に肉薄した。3位決定戦でもシュートが決まらず得点が稼げない中でGKの吉田を中心にディフェンスが耐え抜きつかんだ勝利となった。その鍵となった3本の柱。三者三様の貢献で3位へ導いた。

☆プレーで引っ張る主将に 西口開羅
 3試合で0G2A。チームを引っ張る主将としても、セットを率いるCFとしても物足りない結果に終わった西口。今大会は「みんなのおかげで勝った」と自分の力を見せつけての躍進とはならなかった。
 昨季はオルタネイトキャプテンとしてチームを引っ張る側に回った西口。しかし、相手への報復プレーなどでペナルティを取られる場面も多く、強固な中核とは言えない状態だった。その1年間で見てきたのは主将の苦労。松本力也前主将(平28年度卒)も一昨季のようなプレーができず精彩を欠き、同級生に支えながらチームをけん引し続けていた。奮闘しながらもリーグ戦では6位、インカレもベスト8止まりとチームを浮上させることができずに流した涙を一番近くで見続けてきた。
 今季主将に就任し、意識したのは後輩との連携。3人しかいない最上級生だけでは昨年のようにチームを引っ張り続けることは難しいと考え、2人のオルタネイトキャプテンを中心に後輩の意見も取り入れながら新しいチームを作り上げてきた。「キャプテンとしてやらなければいけないプレー」を理解しながらも実行に移せなかった今大会。しかし主将の本来の働きがなくてもチーム全体が躍動したのは、リンクにいる主将が作り出す全員ホッケーの雰囲気が伝染したからだ。DSC 8510 R
名実ともにチームを引っ張る存在を目指す西口

☆新エース襲名 石田和哉
 松本が抜け、絶対的エース不在と思われた法大に現れた救世主。石田が最後のGWS含めチーム最多の4得点。ゴールという最高の結果で引っ張るエースの姿を見せつけた。
 高校時代にU-18日本代表にも選ばれた大型FW。法大入学後も公式戦1戦目からゴールを量産したが、活躍し続けるには殻の破れていない状態が続いていた。昨季のインカレでは2試合で5ゴールを重ね、調子が上向きな中の準々決勝。再三作り出したチャンスで決めきれずノーゴール。チームも零封負けと石田の勝負弱さがチームの成績に直結していた。松田圭介前監督からもシーズン終了後「お前が来年から引っ張って行け」と声を掛けられ再起を誓った。
 チームを引っ張る責任感、主力としての自覚を見込まれ、今季はオルタネイトキャプテンに就任。これまでは感情を表に出すことも多かったが、3位決定戦では同点にされた後のインターバルでは周りへの声掛けに徹した。ゴールを許した吉田を励ますなど周囲に気を配り、勝負への集中、モチベーションを高め選手たちは躍動。石田もGWSを決め決勝点となるなど自分の力を発揮しながら周りを生かす選手へと成長した。
 覚醒したチームを先頭を走る石田が、真のポイントゲッターへ。エースのさらなる飛躍が新生法大を誰も知らない高みへ導いていく。DSC 8131 R
攻撃の柱として存在感抜群の石田

☆周りを生かし生かされ 松井洸
 仲間もフォローに入れないほど、強く速いミドルシュートを繰り出す法大の最恐DF松井。今季は2年生ながらオルタネイトキャプテンに任命された。木谷監督からも「リーダーシップのある人間」と評されての就任。加えて1月から行われたユニバーシアードの日本代表にも選ばれた実力の持ち主。しかし準々決勝の一週間前に行われた早大との練習試合ではAマークの重みもあり、固さが抜けきれていなかった。
 それでも東洋大戦では見違える動きを見せた。要因となったのは石田との連携。「やりたいことが分かりあっている」(石田)というほど昨季から同じセットでプレーしていた2人。石田にうまくプレーを引き出されると華麗なパスワークから石田の2得点を演出。最後はダメ押し点を自らたたき込み、勝利を決定づけた。以降2試合で得点に絡むことはできなかったが、ユニバーシアード代表、U-20代表としての存在感から周りの選手が自由に動くことができ相乗効果を生んだのは言うまでもない。
 3位に入ったチームの中心DFとして今後はさらにマークが厳しくなり活躍するのは難しくなる。だがその松井包囲網を潜り抜けた時、チームの上位定着が見えてくる。 
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試合の度に成長する攻撃型DF松井

選手インタビュー

西口開羅

―試合を振り返って
日体大がここまでいい試合をしてきて、油断をしていたつもりはなかったがこの2試合に比べるとみんな比較的悪かったと思います。その中で勝ち切れたのは昨年や一昨年より少し成長して部分だと思います。

―自身のプレーは
僕は3試合出ましたが、全然ダメでキャプテンだからこう動かなければいけないのは頭の中では分かってます。でも気持ちが付いて行かず、今回は下級生に助けてもらいました。僕じゃなくてみんなのおかげで勝ちました。

―相手の印象は
2Pを見ても明らかですが、トータルを見てもこっちがシュートを倍打っている中でGKを中心に守っている部分があると思います。3位決定戦に来るだけの力はあるなと思いました。

―ペナルティの多い試合でしたが
1Pの反則でペースをつかまれていきなり疲れた部分がありました。今日はしょうがないような反則もなく、全部が要らない反則だったので改善できればもっと楽な試合ができたと思います。

―終盤からOTやGWSのチームの雰囲気は
残り6分くらいのところで2点目を取られて、残り2分でポンポン決めたところまでは1点決めるぞという雰囲気で気持ちは落ちていませんでした。最後の失点は油断です。タイムアウトも挟み、残り1分でPPという場面で普通に行けば勝ち切れるはずでした。最後はみんな点を取りたい気持ちで行ったことで反撃を喰らった形ですね。みんなに時間を使っていけということは話したが、欲が出てディフェンスへの意識が足りてなかったです。ただ、追いついて逆転したところはよく頑張った部分だと思います。

―OTの難しさはありましたか
僕らは朝の練習で1限があったりすると抜ける人も多いのですが、そういうときに練習の残り45分くらいを3on3でやることもあります。練習でやってきた部分がうまくはまったと思います。普段からできるようになっているので、3on3で日体大に負ける気は一切しませんでした。

―ペースはつかみながらもシュートを決めきれずという場面も多かったですが
シュートは紙一重な部分があり、運がなかったと思います。

―PSの練習は普段からされてますか
普段から最後のフリーアイスでやる人は練習してます。たまに監督の指示で何人かがやることがあります。練習してる人の中から今日、調子のいい2人が出た感じです。

―今大会の総括を
まずベスト4に行くのに大きな壁となる東洋大戦にみんなの気持ちが入っていました。3月に集合してからも陸トレも行ってきたので、いい試合にできました。明大戦も負けはしたが決勝まで行く相手に接戦にできました。自分たちのミスが多い部分はあったが修正すればいいと思います。今日の試合も最終的にはいい動きになっていたので、良かったです。今回のトーナメントは1試合ごとに1週間空く中で気持ちを切らさずにみんなできたと思います。8年ぶりの3位は個人的にもチームとしても向上していくいいきっかけになると思います。

―1年生の活躍が光りましたが
あの二人が今試合に出てる数少ない1年生で、今日決めた(土屋)光翼はいつもの感じでした。3点目を取るときは後ろから追いかけてたが絶対入るという雰囲気が出てました。光翼は練習からテクニックで魅せるうまい選手なので、練習通りという感じでした。(土田)啓太は東洋大戦に比べると落ち着いて、試合に慣れてきたと思います。まだまだ頑張ればうまくなるタイプだと思います。今大会は2人とも頑張ってくれたと思います。

―GKは吉田選手でしたが
(吉田)駿太は昨秋のリーグ戦の最後から出てて信頼もあります。木谷監督も吉田でいくと言ってました。今年に入ってからも調子がいいので、駿太ならPS止めてくれると信じてました。今一番頑張ってるいいキーパーだと思います。

―GKは固定されてる方がチームにはいいのでしょうか
去年は誰が良くて誰が悪いとかではなく、1試合、1試合調子が良かったり悪かったりという形でした。今年は駿太が正GKみたいな感じになっているので、駿太のモチベーションも上がると思いますし、頑張らなきゃいけないと思ってると思います。それを追う2人もいるのでいい関係になっていると思います。なので固定しているほうがチームとしては楽ですね。

―監督変更による影響は
練習のときに松田(圭介前監督)さんなら大きい声出して「ちゃんとやれ」と一喝する人ですが、木谷さんと川村さんはそういうことはしないので、選手が自主的にいい雰囲気を作り出してやる風にはなってます。(松田前監督が)いなくなってみんなだらけるかなと思ってましたが、逆にいなくなった分自主性を持ってやれてますね。

―雰囲気づくりをする中で心がけていることは
僕が士気を下げるようなことは言えないですし、みんなの気持ちのコントロールもしないといけないです。誰かやる気ない人がいたりしたらみんなの前で怒るのではなく、その人に近づいて声かけてあげたりしてますね。チームとして一回の練習を気持ちよく終われたら、次もうまくいけると思っています。自分がちゃんとやって他の人にも気を配っていますね。

―選手たちでディフェンスの意識のミーティングをされたようですが
最初の練習試合の時に明大に8失点で負け、大量失点だと去年となにも変わらないということで、食堂に選手を呼んでセットごとにどうすれば失点を防げるかということを紙に書き出しました。前までは分かっていてもやらないということもありました。書き出したことでどうすればよいかが頭に入るので、今回からは自分たちで出したからにはちゃんとやらないといけないという意識が芽生えていると思います。今大会でもいつもなら6点取られていたような試合でも失点を少なく抑えられた要因の一つだと思います。

―出た意見とは具体的にどのようなものでしたか
バックチェックの3番手4番手人につくポジショニングやプレーゾーンでどういったプレーを心がけるかということです。シンプルにやるならシンプルに。セットで決めていることがあるならセットで決めていることをやればいいということになりました。フォアチェックをかけた後にみんなが連動して動かないと、一個穴が空いたらそこから漬け込まれるという確認にもなりました。数が多すぎて思い出せないくらいみんな考えてくれました。

―セット内で話し合うことで連携面はいかがですか
セット内での連携はうまくいってますし、各セットごとに全体に話していたので、みんなが発表してみんなで反応を見せてました。セット内で共有するだけだとセットがごちゃごちゃになった時に困るので、最終的にはみんなで共有することが大事になります。話し合ったらみんな同じようなことを考えていたので、同じならやることは変わらないし、ちゃんとやろうという話にはなってます。

―今後の戦いは
僕が1年生の時のキャプテンから2年、3年でも言われたが秋リーグが一番だらだらして流す部分があるのでそこをうまく僕やアシスタントキャプテンの2人、4年生でやって行ければと思います。一回3位になったことで追われる立場になったので、下に追いつかせないように上を目指していきたいです。インカレは秋リーグの勢いが大事だと思うのでインカレは秋リーグの結果次第だと思います。秋リーグでは全日本選手権に出られる2位以内に食い込みたいです。

―今後へ
法政は1位2位と競れるような実力があっても、ずっと4位にはなれなかったですが自分たちの代で3位という結果を収めることができたのはこれから先に自信がつくきっかけだと思います。優勝はもちろん狙いますが、僕たちの代で上位に確実に進出させてあげることが僕の目標なので、願わくば優勝。最低でも4位からは落ちないような練習の取り組みをしていきたいです。DSC 8248 R
主将として背中で引っ張った西口

石田和哉 

―今日の試合を振り返って
最後の最後まで気が抜けない中、どっちも気持ちの入った試合だったと思います。

―大事な試合でしたが、試合の入り方で意識したことは
相手も守りを一生懸命やってくるチームだったので、シュートをたくさん打っていこうという気持ちで臨みました。

―今日は1ゴール、GWSでもしっかりと決めました
最後相手に同点にされる前にキーパーがいない状況で外してしまい、そのカウンターで失点したのは自分の責任だなと思いました。その分、OTで入れようとしたが、なかなか入れられなくて、でも最後のPSで入れられてよかったです。

―最終ピリオドの最後の最後で同点になってしまいましたが、嫌な流れではなかったですか
そこはベンチでもイライラしないで勝てるからといった声かけはしましたね。

―攻守ともに体を張ったプレーが多かったですね
今年は体を張るということを目標にして、開幕戦から体を張るプレーをずっと続けてこられているので、そこはよかったです。

―個人、チームともに課題は
個人としては守りです。攻めは今大会で4ゴールと悪くないと思うので、守りを意識して波のないプレーを心掛けたいです。チームだとミスをして失点してしまうと(チーム全体の勢いが)落ちてしまうので、すぐ切り替えていけるようにしたいです。

―最後に今後に向けて意気込みを
今年のチームは優勝できる実力を持っているので、これからもっと練習して優勝を目指します。DSC 8128 R
チームを勢いづける先制ゴールを放った石田

吉田駿太 

─今日の試合を振り返って
シュート打っても得点できず、1Pは反則が多く得点ができない中で自分はGKというポジション上、シュート止めるということが役割ですが、今日はそれができませんでした。3Pでも土屋が逆転しくれたのに失点してしまったので、そこは秋リーグに向けての課題だと思います。

─得点を許せば試合が終わるオーバータイムの心境はいかがでしたか
オーバータイムは3対3でスペースがあるので一つのパスでピンチやチャンスになるのですが、プレーヤーがキープしてチャンスを作ってくれたので良かったです。

─オーバータイム前には石田選手や松井選手から声を掛けられていましたが、どのような話でしたか
3ピリ終了間際にに失点してしまったのでそれに対しての励ましなどでした。

─今大会を通じて先発での出場でしたが自信になったのでしょうか
昨季のインカレで東洋に負けて、今大会では二回戦で当たって勝つことができたので、それは自分自身にとってもチームにとっても自信になったと思います。

─中島康渡(法1)選手が入ったことは刺激になったのでしょうか
インターハイの優勝校GKとして入部してきて練習でも参考になることはありますし、PSの前にも「あの選手はああいうプレーをしてくるから気をつけたほうが良い」などアドバイスをくれるのでお互い刺激になっています。

─GK出身の木谷監督が就任したことでGK練習などに変化はありましたか
イージーミスで失点しないことを練習でも徹底しています。昨年よりは声をかけられることが増えました。

─今大会では守備の良さが目立ちましたがそこは実感されていますか
昨季よりも失点は減っていると思います。実際に最多失点が4点なので守りの面では改善していると思います。

─今後の目標
秋リーグまで時間があるのでチームで陸トレなどをしっかりやって、秋リーグ、インカレでは優勝したいと思います。 MG 9065 R
全試合でマスクをかぶり続けた吉田

土屋光翼 

―今日の試合を振り返って
勝てそうになって、でも同点になって危ない試合だったんですけど、これからはそういう試合を無くしていきたいです。

―個人的には2ゴール、GWSでもしっかりと決めましたが
2ゴールをしっかりと決められて、PSは結構自信があったので、あまり緊張はしなかったです。

―GWSでは1番手を任されましたが、監督からの指示ですか
試合前は言われていなかったんですが、いきなり言われてビックリしましたけど、特に緊張はなかったです。

―個人的な動きの質はいかがでしたか
立ち上がりがあまり全体的に良くなくて、そこが最近練習試合も含めて多いので、改善していきたいですね。

―最終ピリオドでは残り十数秒で追いつかれてしまいました
守れば勝てるというところで、そこで失点してしまうのはチームとしてまだ甘いと思います。

―今日の勝ちから得た課題は
3位になったのは久しぶりだったので、今日は喜んで明日からは切り替えて、秋にまた上を狙えるようにみんなで頑張ります。

―最後に今後に向けて一言
秋(リーグ戦)とインカレを獲りたいと思います。
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鋭い突破で相手を翻弄した土屋 

フォトギャラリー

  • DSC 8567 R勝利を決め抱き合う吉田(手前)と石田
  • DSC 8128 Rチームを勢いづける先制ゴールを決めた石田
  • DSC 8462 R大会を通して3ゴールと大器の片鱗を見せた土屋
  • DSC 8563 RPSを懸命に止める吉田
  • DSC 8248 R主将として背中で引っ張った西口
  • DSC 8331 R強烈なミドルシュートが脅威になっている松井
  • DSC 8219 R快足を飛ばし数多くのチャンスメイクをした沼田
  • DSC 8635 R表彰を受けた澤口(左)と西口 

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