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【準硬式野球】東京六大学準硬式野球春季リーグ戦 対早大1回戦 粘り負けで初戦を落とす。

準硬式野球

【準硬式野球】東京六大学準硬式野球春季リーグ戦 対早大1回戦

東京六大学準硬式野球春季リーグ戦 対早大1回戦
2017年5月14日(日)
早大東伏見G

優勝するためには何としても取らなければならないこのカード。望みをつなぐべく、まずは初戦を取りたいところだったが投手陣が踏ん張り切れず敗戦。

DSC 0755 R
法大先発の室木

試合結果

トータル試合結果

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
早 大 0 0 0 0 2 2 0 2 0 6 11 1
法 大 0 0 0 0 3 0 1 0 0 4 12 1

(早大)〇黒須、古賀―吉田
(法大)●室木、竹内、秋山ー木村

打撃成績

打順 位置 選手名 出身校 打数 安打 打点 四死球 打率
1 (5) 萩原幹斗(社4) 報徳学園 5 2 1 0 .324
2 (8) 甲本裕次郎(社4) 鳴門 4 2 1 1 .292
3 (4) 藤口帝(社4) 遊学館 4 0 0 1 .148
4 (2) 栗田和憲(社4) 掛川西 4 1 1 0 .434
  PR 窪田剛士(経4) 桐蔭学園 0 0 0 0 .000
5 (9) 石橋優一郎(法3) 徳島北 5 1 0 0 .242
6 (7) 鳴川宗志(社3) 鳴門 4 2 0 0 .357
7 (3) 佐々木勇哉(社2) 花巻東 4 1 0 0 .227
8 (6) 大石智貴(社2) 静岡 4 2 0 0 .434
9 (1) 室木大(経4) 星稜 2 0 0 0 .357
  PH 堀皓貴(社2) 鳴門 1 1 0 0 .333
  1 竹内悠(社3) 藤代 0 0 0 0 .000
  PH 大石悠月(経1) 静岡 1 0 0 0 .000
  1 秋山駿介 藤代 0 0 0 0 .000

二塁打:大石智貴(5回)、甲本(5回)
盗塁:佐々木(2回)

投手成績

  被安打 奪三振 四死球 自責点 防御率
室木 7 7 2 1 4  2.65
竹内 1 2 1 0 2  5.14
秋山 1 2 0 0 0  0.00

戦評

 法大の先発は、今季先発した試合全てでクオリティスタートを記録しながらも、なかなか勝ち星に恵まれずにいる室木。初回は危なげなく三者凡退で切り抜け、続く2回もあやわホームランかという当たりを浴びるも、フェンスを越えず外野フライで命拾い。
 その裏、内野ゴロで出塁した佐々木が盗塁を成功させ、2死二塁とするも、牽制死でチャンスの芽を摘んでしまう。3、4回は室木の緩急のあるピッチング、早大黒須のノビのある速球を前にお互い苦しみ、未だゼロ行進が続く。
 試合が動いたのは5回表、室木はヒットとフォアボールで無死一、二塁とされ、続く送りバントは、栗田がぬかるんだグラウンドに足をとられ処理を失敗。満塁とされ、迎えた打者にフルカウントからの速球をセンター前に弾かれ、ついに失点。続く当たりは三遊間に抜けるかに思われたが、大石がダイビングキャッチ。追加点を1に抑え、 0-2で5回裏へ。
 5回裏、ヒットと内野ゴロで1死2塁の場面で大石が中前適時打を放ち、1点を返す。大石はフォースプレイでアウトになったものの、2死から室木がエラー、萩原がヒットで出塁し、続く甲本がライトオーバーの会心の一発を放ち、走者一掃の2点タイムリー。一気に逆転に成功した。
 逆転も束の間、続く6回表に室木は2本のソロ本塁打を浴び、再逆転を許してしまう。
 7回裏、大石が低めの球を捉え、内野安打とすると、代打堀が左中間を抜くヒットで起用に応え、1死一、三塁のチャンス。ここで萩原の打球は三遊間に転がるが、サードが処理に手間取る間に大石が生還し、同点。なおも2死満塁から栗田がレフト線にヒット性の当たりを放つも、相手の守備に阻まれスリーアウト。勝ち越しはならなかった。
 8回からは竹内がリリーフ登板。勝敗のかかったマウンドを託されるが、1死一、二塁から走者一掃のタイムリーを浴び、リリーフ失敗。2点のビハインドを背負うが、諦めない法大はその裏、走者一、二塁のチャンスをつくるが、ここで早大は投手をアンダースローの古賀に交代。変則フォームの投手に後続が苦しみ、得点を奪えず9回へ。
 3番手秋山も2死一、三塁のピンチを誘うが、栗田がドンピシャの送球で二盗を阻止。そして迎えた9回裏、2死からアンダースロー右腕の制球が乱れ、フォアボールとデッドボールで一、二塁のチャンス。打席には石橋。粘りを見せたが、最後は悔しい見逃し三振。重要なゲームを落としてしまった。
 この敗戦で、優勝まで完全にあとがない状況まで追い込まれてしまった。さらに、投手陣がここ一番で踏ん張りきれなかったことは、今後の新たな不安材料となってしまった。黄色信号が灯ったV戦線に、どとまることができるかが注目となる。(戎井健一郎)

監督・選手コメント

 本間監督

ー今日の試合振り返って
シーソーゲームで、よく選手は粘ってくれたのでなんとか明日につながる試合だったと思います。

ー室木投手が本塁打を二本浴びる結果になりましたが
滅多にあることではないので気を抜いたということはないと思います。尾を引くようなホームランとは思ってないので明日以降改善してくれると思っているので気にしていないです。

ー打線は活発になりましたが
次につながるゲームだったという意味では結果負けになったんですけど、野手の粘りやつながりが出てきたので明日なんとかひっくり返せる雰囲気を残してくれました。

ー明日以降にむけてひとこと
明日明後日勝って、最後の明治大学さんとの試合まで、そこまで本当にもう連勝するしか生き残る道がないのでなんとか勝ち点4と、数字だけは揃えられるように学生たちと一緒に最後まで頑張っていきたいです。

大石智貴

ー今日の試合を振り返って
皆、調子いいながらに負けてしまったので、悔しいです。

ー大石選手としては、打撃の調子の方はいかがですか
調子が良くて、しっかり振れていたので結果的に2安打出て良かったです。

ー好調の要因は
菅さんっていう学生コーチの人からアドバイスを受けたり、萩原さんからも1日1本打てればいいよと言われているので、気楽に出来ているのがいいのかなあと思いますね。

ー打席に入る前に心がけていることはありますか
積極的に振ることですね。

ー守備でも貢献する場面がありましたが
あそこで捕れたのはでかいですけど、その次のプレーでミスしてしまったので反省かなあと思ってます。

―次の試合に向けて
次は絶対勝ちます。

甲本裕次郎

―今日を振り返ってみて
ピッチャーが粘りきれなかったことと、守備でのミスが出てしまったことが反省です。勝てる試合を落としてしまったのはもったいないですね。

―最初の打席どんな気持ちで打席に入りましたか?
1番の萩がアウトになってしまったので、とにかく粘っていこうと思いましました。

―5回のタイムリーについて
2点取られたあとだったのでランナーを返す強い気持ちを持ってました。あと前の打席でインコースで打ち取られて、狙い球をインコースにしぼって読み通りきたので振り抜きました。

―打った瞬間の感触はどうでしたか?
完璧です

―チームの雰囲気はどうでしょうか?
とても良いです。今日は負けたけど、見ての通り明るく、前向きな感じです。

―次戦へ向けて
絶対勝ちます

室木大

―今日の試合を振り返って
野手のミスをカバーできなかったことと、打たれちゃいけないところでホームラン打たれてしまって、悪循環におちいりました。

―強い当たりを多く打たれていた印象です
今日は比較的飛ばされてたなという印象でしたが、それより僕は持ち味の粘り強さが粘りきれなくなっていて、何が悪いんだろうと模索しているところです。

―かなり気合いが入っていたように見受けられました
気合いが空回りしてしまいました。自分が自分がという気持ちで、背負いすぎてるというか気負いすぎてるというか。

―先発2番手以降、リリーフ陣の安定感も今ひとつという印象を受けますが、原因は
1番手の自分が勝ちきれないというのもあるとは思うんですが、野球はピッチャーで8割決まるので、それをしっかり把握して練習しているのかということですね。まだ甘い部分があると思います。仲良し集団ではなくて、もっとライバル意識や、自分が柱になるという闘争心が必要だと思います。

―明日以降に向けて
自分は肩やスタミナには自信あって、明日も明後日もいつでも投げられるんで。勝負どころは全部自分が投げるつもりで準備したいと思います。

フォトギャラリー

  • DSC 0755 R法大先発の室木
  • takeuti R二番手で登板した竹内
  • akiyama R三番手で登板の秋山
  • hagihara R軽快な動きを見せる萩原
  • koumoto Rタイムリーを放った甲本
  • kurita R栗田は1安打
  • ooisi R好調の大石
  • hori R安打を放ちガッツポーズを見せる堀

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