【サッカー】第91回関東大学サッカーリーグ戦 第9節 法政大1ー4桐蔭横浜大 前半に痛すぎる4失点 最下位に突き付けられた厳しい現実
第91回関東大学サッカーリーグ戦 第9節 法政大ー桐蔭横浜大
2017年6月10日(土)
味の素スタジアム西競技場
最下位の桐蔭横浜大を相手に必勝を誓った試合だったが、前半に大量失点となる4得点を献上。後半アディショナルタイムに1点を返すのが精いっぱいで、順位を2つ下げて9位に転落した。(6/10時点)
試合結果
トータル試合結果
1 法政大学 |
0 | 前半 | 4 | 4 桐蔭横浜大学 |
---|---|---|---|---|
1 | 後半 | 0 |
試合スタッツ
時間 | 経過 | 大学 | 選手名 | 得点経過 |
---|---|---|---|---|
8分 | 得点 | 桐蔭大学 | イサカゼイン(鈴木国友) | 0-1 |
23分 | 得点 | 桐蔭大学 | 石川大地 | 0-2 |
31分 | 得点 | 桐蔭大学 | 鳥海芳樹(中家亮) | 0-3 |
36分 | 交代 | 法政大学 | 道願→末木 | |
38分 | 得点 | 桐蔭大学 | 山下優人 | 0-4 |
45分 | 交代 | 法政大学 | 清谷→川崎 | |
59分 | 交代 | 桐蔭大学 | イサカ→國場 | |
60分 | 交代 | 法政大学 | 青柳→松澤 | |
85分 | 交代 | 桐蔭大学 | 鳥海→松本 | |
90分 | 交代 | 桐蔭大学 | 石川→菅原 | |
90+4分 | 得点 | 法政大学 | 松澤彰② | 1-4 |
※丸文字は今季通算
スターティングメンバー
背番号 | ポジション | 選手名 | 学部・出身校 | 成績(出場・得点) |
1 | GK | 関口亮助 | 経済4・浦和レッズY | 9・0 |
17 | DF | 武藤友樹 | 社会4・八千代高校 | 9・0 |
27 | DF | 加藤威吹樹 | 経済2・サンフレッチェ広島Y | 3・0 |
32 | DF | 森岡陸 | 現福1・ジュビロ磐田Y | 8・0 |
24 | DF | 黒崎隼人 | 経済3・栃木SCY | 2・0 |
35 | MF | 道願翼 | 経済2・関東第一高校 | 3・0 |
2 | MF | 長倉颯 | 経済3・横浜FMY | 3・0 |
19 | MF | 清谷陸 | 経済4・広島皆実高校 | 3・0 |
13 | MF | 青柳燎汰 | 現福3・前橋育英高校 | 8・1 |
29 | MF | 長谷川元希 | 現福1・大宮アルディージャY | 8・1 |
18 | FW | 松澤彰 | 現福2・浦和レッズY | 8・2 |
サブメンバー | ||||
---|---|---|---|---|
12 | GK | 吉田舜 | 社会3・前橋育英高校 | 0・0 |
3 | DF | 前谷崇博 | スポ健3・ガンバ大阪Y | 7・3 |
7 | DF | 川崎雅哉 | 現福4・静岡学園高校 | 8・1 |
22 | MF | 末木裕也 | スポ健2・ヴァンフォーレ甲府Y | 2・0 |
33 | MF | 服部剛大 | 社会1・横浜FCY | 3・0 |
25 | MF | 紺野和也 | 現福2・武南高校 | 8・0 |
34 | FW | 上田綺世 | スポ健1・鹿島学園高校 | 8・2 |
※成績は試合終了時のもの
試合後順位表
順位 | 大学名 | 勝点 | 試合数 | 勝-分-負 | 得点/失点 | 得失点 |
1位 | 筑波大 | 20 | 9 | 6-2-1 | 17/8 | 9 |
2位 | 流通経済大 | 16 | 8 | 5-1-2 | 15/9 | 6 |
3位 | 順天堂大 | 15 | 8 | 4-3-1 | 13/9 | 4 |
4位 | 東洋大 | 14 | 9 | 4-2-3 | 15/11 | 4 |
5位 | 東京国際大 | 14 | 9 | 4-2-3 | 13/10 | 3 |
6位 | 明治大 | 12 | 9 | 3-3-3 | 13/12 | 1 |
7位 | 専修大 | 11 | 9 | 3-2-4 | 10/12 | -2 |
8位 | 日本体育大 | 10 | 8 | 3-1-4 | 10/13 | -3 |
9位 | 法政大 | 10 | 9 | 3-1-5 | 11/16 | ‐5 |
10位 | 駒澤大 | 8 | 8 | 2-2-4 | 8/12 | -4 |
11位 | 慶應大 | 8 | 9 | 2-2-5 | 6/15 | -9 |
12位 | 桐蔭横浜大 | 7 | 9 | 2-1-6 | 12/16 | -4 |
前期リーグ途中経過
節 | 日付 | 対戦校 | 結果 | 会場 |
1 | 4月16日 | 慶應大 | ●1-2(詳細) | 味の素フィールド西が丘 |
2 | 4月30日 | 順大 | ●1-2(詳細) | 味の素フィールド西が丘 |
3 | 5月3日 | 明治大 | ○2-1(詳細) | 多摩市立陸上競技場 |
4 | 5月7日 | 東国大 | ○3-1(詳細) | 江東区夢の島競技場 |
5 | 5月13日 | 駒澤大 | ○1-0(詳細) | 山梨県中銀スタジアム |
6 | 5月21日 | 専修大 | ●1-2(詳細) | 味の素スタジアム西競技場 |
7 | 5月27日 | 筑波大 | ●0-3(詳細) | 相模原ギオンスタジアム |
8 | 6月3日 | 東洋大 | △1-1(詳細) | 東京国際大第一サッカー場 |
9 | 6月10日 | 桐蔭大 | ●1-4 | 味の素スタジアム西競技場 |
10 | 6月17日 | 流経大 | 14:00KO | 日立市民運動公園陸上競技場 |
11 | 6月24日 | 日体大 | 11:30KO | 龍ヶ崎市立たつのこフィールド |
マッチレポート
連敗を止めた法大が対するは、現在最下位ながらも、前節に今季初勝利を挙げた桐蔭大。落としてはいけない試合だったが、苦しい結果となった。
ボランチからのサイドチェンジをベースに、大きな展開から攻撃の糸口を探す立ち上がり。しかし8分、サイドの裏を取られると、バイタルエリアにスペースを開けてしまい、イサカゼインに先制ゴールを許す。煮え切らない展開の中、エンジンをかけ切れずにいると、給水を経た直後の24分には最終ラインでのミスから石川大地に決められ、厳しい2点差に。直後に青柳燎汰(現3)がゴール前での混戦から初シュートを放つが、今ひとつ反撃ムードを作れない。その後、31分にアーリークロスを合わされて3失点目を許すと、38分には山下優人にボールロストからロングシュートを決められ、痛すぎる4失点目。法大は左サイドを起点に崩しにかかるも、前線の動きに元気がなく、嵌められてミスが増える悪循環に陥ってしまった。今季最大の4点ビハインドを負い後半へ。
まずは1点ずつ返していきたい後半。選手交代を敢行し、川崎雅哉(現4)を左サイドバックへ投入。これによって武藤友樹(経4)は右サイドハーフに、黒崎隼人(経3)は右サイドバックへとポジションを移した。54分には、その黒崎がグラウンダーのクロス。ニアで収めた青柳が振り向きざまに狙うも、相手のブロックに遭って枠へ飛ばせず。全体が前がかりになり、トランジションから逆に相手2トップへ自由を与える場面もあったが、迫力不足にも助けられ、後ろはなんとか0で耐える。攻撃はロングボールとサイドアタックを意識的に使い、特に右の武藤・黒崎コンビは盛んに上下動を繰り返した。
58分、67分とGK関口亮助(経4)のフィードを起点にゴール前に迫るも、フィニッシュの局面で正確性を欠く。89分の長倉のFKも落ちきらず、枠の上に逸れた。アディショナルタイムは4分。ラストプレーで松澤彰(現2)がアウトサイドで押し込み、一矢報いるも直後にタイムアップ。「絶対に落とせない試合」と多くの選手が意気込んでいた試合を大敗で落とし、これで4試合勝利なしとなった。
「彼らがどのように捉えるかが重要。自分から発信する、行動を起こさないといけませんね」。長山一也監督は試合後、選手のメンタリティを強調しながら厳しい言葉を並べた。開幕からアップダウンを繰り返すチームは安定感に欠け、気づけば降格圏もすぐ側に迫ってきた。前期リーグ戦は残り2試合。このショックから立ち直り、もう一度立ち返って戦うことが求められそうだ。(下田朝陽)
監督・選手コメント
長山一也監督
―試合を振り返って
酷い試合でしたね。あのようなパフォーマンスでは残念で仕方ないです。どういう捉え方をしたら良いか分かりませんが、とにかく自分から発信できる選手が少ないので残念です。
―次節への切り替えの部分は
切り替えてやれるメンタリティを持っているかが大事ですし、下手でもそういった選手を使った方が良いと思います。うちのサッカー部は歴史のあるチームですし、それを明らかに汚しているというか、もっと1人1人がやらないといけないですし、逆にそれができない選手は厳しいですね。
―かなり難しい状況だと思いますが
勝つ準備はしないといけませんが、彼らがどのように捉えるかが重要です。自分から発信する、行動を起こさないといけませし、それが出来るかどうかだと思いますね。
関口亮助
―試合を振り返って
シンプルにキーパーとして4失点してしまいすごく悔しいです。
―前節は法大のペースで試合を進めながらも引き分けという結果でしたがこの1週間どのような意識をして練習に臨みましたか
前節で出た課題は得点力、良いところまでは行ったけどシュートで終われないというところだったので、そこをやっていきました。
―ハーフタイムにはチームとしてどのようなことを話し合いましたか
失点してガタッと落ちてしまった部分があって、というのも自分たちのミスからの失点だったので、もっと主体的に行こうということを話しました。
―次節に向けて
次は絶対に勝たないといけないと思います。さっきも言いましたが、主体性を持って、ミスをしてしまった選手に対しては、キャプテンやキーパーとして盛り上げつつまとめていきたいです。
フォトギャラリー
- 終了間際に惜しいFKを放った長倉
- 長谷川は苦しいチーム状況で出場を続ける
- 途中出場の上田は得点につながるヘディング
- 後半は右サイドハーフでプレーした武藤