【ハンド】2017年度関東学生ハンドボール連盟秋季リーグ戦 第4節 法政大29—31筑波大 勝負を分けたラストプレー あと一歩及ばず敗れる
2017年度関東学生ハンドボール連盟秋季リーグ戦 第4節 法政大—筑波大
2017年9月3日(日)
日本大学八幡山体育館アリーナ
今節の対戦相手は現役の日本代表・徳田新之介を擁する筑波大だ。昨季の対戦では怒涛の追い上げを見せ、引き分けた相手である。前半から互角の戦いを繰り広げたものの、最後に一歩及ばず敗戦。昨日に引き続く勝利とはならなかった。
試合結果
トータル試合結果
29 法政大学 |
14 | 前半 | 17 | 31 筑波大学 |
---|---|---|---|---|
15 | 後半 | 14 |
スターティングメンバー
ポジション | 選手名 | 学部・出身校 | 今節得点 | 今季得点 |
GK | 深井亮太 | 理工3・浦和学院 | 0 | 0 |
CB | 山本晃大 | スポ健2・大分雄城台 | 1 | 10 |
RB | 内門竜之介 | 経済4・鹿児島工業 | 6 | 24 |
LB | 山本祐輝 | 社会2・浦和学院 | 3 | 11 |
RW | 竹野恭平 | 社会4・法政二 | 0 | 4 |
LW | 高間アミン | 経済4・富岡 | 9 | 18 |
PP | 下條輝 | スポ健4・法政二 | 4 | 11 |
交代選手
ポジション | 選手名 | 学部・出身校 | 今節得点 | 今季得点 |
GK | 仲村充 | 社会3・藤代紫水 | 0 | 0 |
CB | 福本直也 | 経済3・法政二 | 0 | 1 |
LB | 沖山葉太 | スポ健3・法政二 | 1 | 2 |
LB | 松岡寛尚 | 経済2・藤代紫水 | 4 | 16 |
RW | 本田拓海 | 社会2・法政二 | 1 | 5 |
試合後順位表
順位 | 大学名 | 勝-分-敗 | 得点 | 失点 | 得失点 | 勝ち点 |
1位 | 国士舘 | 4-0-0 | 116 | 97 | 19 | 8 |
2位 | 日本大 | 3-0-1 | 125 | 103 | 22 | 6 |
3位 | 筑波大 | 3-0-1 | 115 | 105 | 10 | 6 |
4位 | 早稲田 | 2-1-1 | 119 | 108 | 11 | 5 |
5位 | 順天堂 | 2-1-1 | 106 | 117 | -11 | 5 |
6位 | 中央大 | 1-2-1 | 120 | 111 | 9 | 4 |
7位 | 日体大 | 1-0-3 | 115 | 121 | -6 | 2 |
8位 | 東海大 | 1-0-3 | 108 | 123 | -15 | 2 |
9位 | 法政大 | 1-0-3 | 107 | 126 | -19 | 2 |
10位 | 明治大 | 0-0-4 | 112 | 132 | -20 | 0 |
※9位と10位は2部との入れ替え戦へ
秋季リーグ 結果
節 | 日付 | 対戦校 | 結果 | 会場 |
1 | 8月26日(土) | 中央大 | ●26-37(詳細) | 日本大八幡山 |
2 | 8月27日(日) | 早稲田 | ●18-33(詳細) | 日本大八幡山 |
3 | 9月2日(土) | 東海大 | 〇33-25(詳細) | 日本大八幡山 |
4 | 9月3日(日) | 筑波大 | ●29-31 | 日本大八幡山 |
5 | 9月9日(土) | 日体大 | 国士舘大多摩 | |
6 | 9月10日(日) | 日本大 | 日体大健志台 | |
7 | 9月16日(土) | 順天堂 | 明治大和泉 | |
8 | 9月17日(日) | 国士舘 | 茨城県水海道 | |
9 | 9月23日(土) | 明治大 | 国士舘大多摩 |
戦評
今節のの対戦相手は、昨季リーグ準優勝の強豪筑波大だ。とはいえ、昨季の対戦では、引き分けた相手。勝機は十分にあるといえる。
試合開始25秒。いきなり2分間退場者を出してしまい、出だしより不利な状況となった。その隙にサイドから攻め込まれ先制を許すも、フィジカルの強い筑波大を相手に、ディフェンスで善戦。中盤までは点を取り合う展開となった。しかし徐々にパスカットされてからの失点などにより点差が開き、前半を14-17と3点のビハインドで終えた。
後半、ディフェンスが機能した良い流れを引き継いだまま、山本祐輝(社2)、沖山葉太(スポ3)、内門竜之介(経4)と3選手が連続して得点を決め、1点差にまで詰め寄る。しかし、筑波大も黙ってはいない。エースの徳田新之介に2連続得点を許してしまうと、17-20と点差は再び3点差。なかなか追いつくことができない。
しかし、その後はGKの仲村充(社3)が好セーブを連発。勢いづいた法大は速攻による得点を重ね、51分の時点で26-26と同点へと追いついた。その後は互いに意地の粘りを見せ、点の取り合いに。残り20秒、29-30のスコアでのタイムアウト後。なんとしてでも1点を取り、勝ち点を奪いたい法大は相手の意表をつくため、キーパーを下げてコートプレイヤーを7人にするパワープレーにでる。しかしその動きを察知した相手にボールは奪われると、そのままゴールへ。これで29-31となり、惜しくも引き分けに持ち込むことはかなわなかった。
一度もリードを奪うことはできなかったが、終始互角の戦いを見せた法大。今季リーグ1、2戦目の大差での敗北を考えると、チームの雰囲気は確実に良くなってきている。次節は日体大戦だ。なんとしてでも勝利を挙げ、上位進出への巻き返しを図りたい。(飯島愛未)
選手コメント
高間アミン
―今日の試合を振り返って
相手エースの方を重点的に守ろうという練習をしていました。それで勝負所になったら左サイドの方に持っていくという形で進めていきました。サイドシュートがキーパーと合わなくて、流れがつかめない部分もありました。最後は勝負所で自分とかがシュートを外してしまって、それで負けたという形です。
―筑波大の対策は
相手はシュート力があるので、高めに当たるという事を意識してプレーするようにしました。
―後半は速攻が多く決まりました
リーグの最初の2戦は、ディフェンスが守れなくてリズムをつくれなかったです。今日の後半や、昨日の後半もですが、ディフェンスの足が動いていて、しっかり守ることができました。ディフェンスをしっかりとやらなければ、速攻が出せません。そういう部分で、今日は守れたから速攻がでて、いい雰囲気につながったのだと思います。
―試合終了間際の作戦は
キーパーがスクイズボトルを飲む感じでベンチに入っていき、代わりにコートプレイヤーが入っていって、パワープレーをする作戦でした。それが完全に相手にばれていて、相手の分析にやられてしまったかなという感じです。
―今後の目標は
最初の2戦を落としてしまったので、優勝とかは厳しいんですけど、ここから勝ちを積み重ねて上位へ行けるように頑張りたいです。
松岡寛尚
―今日の振り返りをお願いします
開幕から1、2試合目は雰囲気が悪くて負けてしまいましたが、その後にミーティングをして、そこから1週間は雰囲気をよくしていこうということになりました。結果的には負けてしまいましたが、試合の最初から最後まで雰囲気良く出来たので、次の試合につながると思います。
―接戦で負けたことについてはどう考えていますか
1部のどこのチームも実力は一緒ぐらいですので、接戦をモノにする力が必要になります。勝つときは、しっかりとチームで決めたことをやったり、シュートを決めきることができた時です。接戦をモノにできるチームにしていかないと、インカレでは負けてしまうので、そこが今回の課題かなと思います。
―相手エースの対策についてはどうしていましたか
徳田新之介さんをマークしてたんですけど平本恵介さんにやられてしまいました。少し徳田さんを警戒しすぎてしまいました。
―次節に向けての意気込みをお願いします
雰囲気が悪くなると負けが込んでしまうので、雰囲気良くやっていきます。やるべきことを徹底して、ジャイアントキング起こせるように頑張ります。
フォトギャラリー
- ロングを狙う内門>
- 苦しいマークに遭う山本晃
- 攻守ともにチームを引っ張る下條
- 高間(左)はこの日9得点