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【フェンシング】関東学生フェンシング選手権大会 男女フルーレ個人・団体 男子フルーレ団体優勝で3つ目のタイトル!女子フルーレ団体も3位と健闘!

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【フェンシング】関東学生フェンシング選手権大会 男女フルーレ個人・団体 男子フルーレ団体優勝で3つ目のタイトル!女子フルーレ団体も3位と健闘!

関東学生フェンシング選手権大会
2017年10月12日(水)、13日(木)
駒沢オリンピック公園室内球技場

5日間に渡って開催される関東学生選手権。フルーレは初日、2日目に試合が行われた。今年3つ目のタイトルを懸けて挑んだ男子フルーレ団体が優勝し2年連続の「5冠」へ向け残り2と迫る。また男子フルーレ個人では西藤俊哉(法2)が準優勝、女子フルーレ個人で梅津春香(国文2)が3位という結果だった。

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男子フルーレ個人で準優勝の西藤(左)

試合結果

男子フルーレ個人

選手名 順位
 西藤俊哉(法2)  準優勝
 鈴村健太(法1) 4位
敷根崇裕(法2) ベスト8
野口凌平(営3) ベスト8
敷根章裕(法3) ベスト16
中村豪(人4) ベスト32
栢木琢也(理4) 2回戦進出
佐藤篤史(営4) 2回戦進出
 

女子フルーレ個人

選手名 順位
 梅津春香(国文2) 3位 
 緒方実奈海(法3) ベスト8
伊藤理那(文4) ベスト16
高田真帆(法1) ベスト16

男子フルーレ団体

出場選手   試合詳細 順位
 野口凌平 西藤俊哉 敷根崇裕 敷根章裕 鈴村健太  準々決勝〇専大45-34 準決勝〇中大45-31 決勝〇45-19早大 優勝

 

女子フルーレ団体

出場選手 試合詳細  順位
 梅津春香 緒方実奈海 伊藤理那 高田真帆  準々決勝○45-24専大 準決勝●33-45日大 3位決定戦○45-41早大 3位 

男子フルーレ個人戦評 

 大会初日。男女フルーレの個人戦が行われた。法大からは男子8人の選手が出場。2回戦からの登場となった男子は、4選手が着実に8強入りを果たした。

 4強入りを懸けた準々決勝、野口対西藤の同校対決が行われた。序盤から西藤が優位に試合を進めていくも、野口も負けじと要所でポイントし、西藤に流れを渡さない。しかし、中盤に連取から点差が開き、最後は15-10で西藤が4強入りを果たした。

 そして同じく準々決勝では敷根崇が永野雄大(中大)と対戦。序盤から連取を許し、一時は大きくリードを許す展開となったものの、徐々に流れを掴み、13-14まで追いつく。しかし最後に1本勝負まで持っていくことができず。準々決勝で姿を消した。

 そして、準決勝。ルーキー鈴村の相手は早大の松山恭助。昨年の全日本選手権を制した兵だ。序盤こそ鈴村が優位に試合を進めるが、12-7から4連取され、流れを掴まれる。最後は14-14の一本勝負となるも、相手に軍配が上がった。

 決勝戦では西藤対松山が相見えた。昨年の同大会と同じカードとなった。先制したのは西藤。しかし松山も負けじと取り返すと、そこから松山が連取を見せ、2-6とリードを許す。西藤はそこから4連取を見せ、一気に逆転に成功。しかし反撃もそこまで。最後は9-15でまたも強敵の前に敗れた。

 宿敵に阻まれ、念願の個人タイトル獲得とはならなかった男子フルーレ陣。しかし本調子ではなかった中でのこの結果は、決して悪いものではないだろう。世界選手権でメダルを獲得した西藤、敷根を中心に、彼らの成長は留まることはない。(阿部暁野)

女子フルーレ個人戦評

 女子フルーレには伊藤、緒方、梅津、高田の4人が出場。伊藤、高田がベスト16で姿を消すなか、ベスト4を懸けて梅津と緒方の同校対決が行われた。
序盤は梅津がリードするも、中盤からは緒方が連取。一時は逆転に成功する。しかし終盤、梅津がじわじわと点を積み上げて行くと、最後は15-11で梅津が勝利を挙げた。

 準決勝は日大の伊藤真希と対戦。序盤は梅津が3連取を見せるなど、順調な滑り出し。しかしそこから5連取を許し、一気に5-9とリードされる。2セット目、6-10の状況から梅津が一気に流れを引き寄せ同点まで追い付く。そこからはお互い譲らず12-12とするも、最後は相手に勝負強さを見せつけられ、12-15で決勝進出とはならなかった。

 そして迎えた3位決定戦。先制こそ許すも、そこからは梅津がコンスタントにポイントを重ね、リードを保つ。最後まで相手の流れにすることなく、15-10で表彰台に上がった。

 梅津、緒方を中心に着実なレベルアップを続ける女子フルーレ。ここからインカレ、全日本と続く個人戦で、それぞれがどこまで結果を残せるか、注目だ。(阿部)

男子フルーレ団体戦評

 男子フルーレ団体は3つ目のタイトルを懸けて戦った。今大会シードの法大は準々決勝からの登場。準々決勝は専大と対戦。一回り目の敷根章が3点差に詰め寄られる嫌な流れに。しかし続く野口がそれを断ち切ると敷根崇、西藤が徐々に点差を広げ、45‐34で勝利する。

 準決勝は中大と対戦。この試合は接戦となった。二回り目の敷根崇がピストに上がったときのスコアは25ー22とリードは3点。セーフティリードとは言い難い状況となった。しかし敷根崇は相手に1点しか許さない完璧な試合運びを見せる。すると勢いに乗った法大は得点を重ね45‐31で勝利し、決勝に駒を進めた。

  決勝戦の相手は早大。この試合は終始法大ペースで試合を展開。相手にリードを許さず圧倒。終わってみれば45‐19と大差をつけての勝利。見事3つ目のタイトルを手にした。(増田)

女子フルーレ団体戦評

 準々決勝の相手は昨季リーグ戦で敗北を喫した専大。1回り目の時点で6点リード。最後には21点も大差をつけて昨季の借りを返した。

 準決勝では、昨季の覇者であり、今大会個人戦で優勝した伊藤真希を率いる日大と対戦した。序盤からシーソーゲームで、点差が離れない展開に。しかし高田真帆(法1)が一気に8連続ポイントを許してしまう。今大会ベスト8に輝いた梅津春香(国文2)が後輩の分をしっかりと取り返し20-19と勝ち越す。しかし、また高田がそのわずかなリードを守り切れず。同じく緒方実奈海(法3)も「相手のペースにはまってしまった」と相手に大量リードを許してしまい、試合はこのまま33-45で敗戦。3位決定戦に挑むこととなった。

 3位決定戦の早大戦では、「やりにくい人たちがいっぱいいた」と語る緒方。2回り目まではリードしているものの、点差がつかない状態だったが徐々にと相手に慣れ始めたのか4回り目には6点のリードで最後は緒方にバトンを渡す。相手も粘りを見せるが、その役目をきっちりと果たした緒方が45点目を突いた。(京岡沙寿乃)

選手コメント

西藤俊哉(個人戦後コメント)

―今日の試合を振り返って
今回の試合は、来週の17日にシニアのワールドカップに出発するので、そっちに向けて調整している中での試合でした。結果的に最後は2位という形で、自分の予想よりも結構上まで行けたなというのが正直なところですね。ただやっぱり決勝は去年と同じ対戦相手で、同じ結果に終わってしまったので、それは凄く悔しいなと思います。

―決勝で敗れた松山選手の印象は
もともと一緒にナショナルチームでやっているので、もちろん強いというのは知っていますし、実際直接対決でも僕の方が負けている数も多いので。今日は松山選手も疲れているというのが選手目線で分かったので、勝つチャンスがあったというなかでの敗退というのは凄く悔しいと思います。

―野口選手との同校対決もありましたが
僕野口選手はあまり得意じゃないので、結構集中してやったらあのスコアで勝てたというのがあります。もちろん法政で一緒にやってはいるんですけど、野口選手も同じナショナルチームでやっているので、そういった意味では勝てて良かったなと思います。

―先日の世界選手権では銀メダルを獲得されました
世界選手権は正直メダルを獲ろうと挑んだわけではなくて。世界選手権に向けて、練習を積んでいって、世界選手権で勝負ができるように準備をして、それを発揮しようという感じで挑んだ結果、銀メダル獲得という形になったので、そういった面では正直びっくりしたというか、気づけば銀メダルという感じです。ただ銀メダル獲るにあたって、強豪の選手を倒していけたということは自分の自信にもなりました。

―反響はありましたか
みんなおめでとうって言ってくれましたね。みんなもびっくりしていたんじゃないですかね、まさか僕が獲るとはみたいな(笑)。そうやって喜んでもらえるのは僕にとっては幸せなことですし、僕がメダルを獲ることで、日本人の同じ種目の選手が自分も世界で戦えるんだというのを感じてもらえれば一番いいのかなと思います。

―ナショナルチームでの大会も学生としての大会も続きますが、試合が続くなかで調整の難しさはありますか
シーズンに入ってしまえば、月1で試合がぽんぽん入ってくるので、調整ってなると短いスパンでできることを自分でやるだけですね。シーズンに向けての準備はしてあるので、それに向けての調整は本当に微調整くらいですね。一気に大きいものに変えるということもできないので、ちょっと変えるくらいです。シーズンに入ったときに、大きな決断をしなければいけないというとき以外は基本的には、各試合を終えての反省を次の試合に向けるということだけですね。

―明日の団体戦に向けて
優勝します!

梅津春香(個人戦後コメント)

—今日の試合を振り返って
1試合1試合集中して出来たかなと思います。
—同校対決について
試合をしているときは、「先輩に勝とう」という気持ちよりもいろいろ戦略面などを考えてやろうと思って挑みました。自分の課題を意識しながら試合をしようとやっていました。
—3位に入賞できたことについて
優勝を狙っていたので悔しいです。悔しい面もありながら、去年はベスト8だったので、去年よりは成長したのかなと思います。
明日はチーム一丸となって優勝を狙っていきます。

野口凌平(団体戦後コメント)

ー優勝おめでとうございます
ありがとうございます。

ー今のお気持ちは
順当にちゃんとタイトルを勝ち取ることができてよかったと思います。

ー今日の試合をふりかえって
みんな基本的に安定していて、自分たちの力をしっかり出せたと思います。

ー決勝は大差となる展開でしたが何か課題を持ってピストに上がられましたか
そうですね。相手は松山恭助選手が強いのでその選手にたいしてしっかり自分たちの力をぶつけていくというのが課題だったのですが、みんなそれぞれ自分の役割を果たして結果大差で勝つことができてよかったと思います。

ー3冠目のタイトルですがやはり目標は5冠でしょうか
総力的には去年と同じくらいの力が今のチームはあると思うのでまた今年も5冠できるように頑張りたいです。

ーインカレに向けてひとこと
今回のように自分たちの力をしっかりと出せればインカレもきちんと取れると思うので頑張りたいです。

ー他の種目の選手に向けて
今回僕たちが団体で優勝してそれがチームに勢いをもたらすことができたと思うのでそれに続いて個人も団体も優勝目指して頑張ってほしいですね。

ー最後に今後に向けて
男子フルーレは大学の試合はもちろんそうですけど、国際大会でもみんな活躍することを目標にしているので国内外の大会で良い成績を残せるように頑張りたいです。

 緒方実奈海

—今日の試合を振り返って
優勝を目指してやってきていたので、勝てなかったので悔しい気持ちが一番です。
—日大戦の敗因は
私が取らなくてはいけないところで、点を取って相手の点数を抑えないといけない場面でそれができなかったところです。
他のメンバーの子達も、取らなくてはいけないところで点差がつけられてしまったりしてしまいました。あとは向こうのペースにはまってしまいました。
—3位の結果について
優勝したかったですけど、3位決定戦で心を切り替えることができて早大戦はやりにくい人たちばかりだったんですけど、勝てたことは良かったです。
—春に比べて成長した面は
チームワークはよくなりました。前回の反省を踏まえて戦い方も変えることができたところです。
—今後は
インカレでは優勝できるように頑張ります。

フォトギャラリー

  • saitou R男子フルーレ個人で準優勝の西藤(左)
  • noguti R団体戦でチームを引っ張る野口
  • sikine R敷根崇は安定の強さを見せる
  • 20171012umedu1 R女子フルーレ個人3位の梅津
  • 20171012umedu2 R団体戦でも活躍の梅津
  • 20171012ogata R昨年を上回る結果となった緒方
  • 20171012takada Rガッツポーズをする高田
  • zentai2 R表彰後に笑顔を見せる女子フルーレ団体の選手たち

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