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【フィギュア】2018東京選手権 東伏見で魅せた!シニア男子・小林建&宮田が表彰台ワンツーフィニッシュ‼

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【フィギュア】2018東京選手権 東伏見で魅せた!シニア男子・小林建&宮田がワンツーフィニッシュ‼

2018年東京フィギュアスケート選手権大会
2018年10月5日(金)~8日(月・祝)
ダイドードリンコアイスアリーナ

本格的なフィギュアシーズンが到来。12月に大阪・東和薬品RACTABドームで開催される、全日本選手権に向けた第一次選考会となる今大会で、小林建斗(文2)がSP2位からの逆転優勝。宮田大地(文4)も準優勝を果たし、法大勢がシニア男子を席巻した。同じくシニア男子の小林諒真(営2)は惜しくも10位。シニア女子の佐上黎(文1)はルーキーながら6位と健闘した。

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表彰台で賞状を手にする優勝の小林建と準優勝の宮田

試合結果

クラス 選手名(学部・学年) 順位 SP FS 総合得点
シニア男子 小林建斗(文2) 優勝 60.31点 2位 114.99点 1位 175.30点
宮田大地(文4) 準優勝 55.42点 3位 108.37点 2位 163.79点
小林諒真(営2) 10位 49.71点 10位 94.64点 10位 144.34点
シニア女子 佐上 黎(文1) 6位 43.15点 7位 86.53点 6位 129.68点
 

戦評

シニア男子SP

 2年目の新たなスタートダッシュ。昨年から2年連続の全日本選手権出場を目指し、小林建斗(文2)の挑戦が始まった。東京夏季競技会では優勝の宮田大地と共に表彰台に上り、今年もその存在感を見せつけている。「全日本に行くためには、失敗は一つも許されない」。確かな自覚をしっかりと持ち、リンクに足を踏み入れた。
 曲は『Anvil Chorus』。冒頭の3トウループ+3トウループのコンビネーションジャンプはオーバーターンをしてしまうものの、高さあるジャンプで幸先の良いスタートを切る。落ち着いたスピン、ステップを織り交ぜ、持ち前の豊かな表現力を発揮した。一方、ジャンプは3フリップを踏み切る際のエッジが正確ではないなど、細かい点で改善の余地があったと振り返ったが、それでも安定した滑りを見せた小林建。会場を『コバケンワールド』に包み込み、落ち着きを保ったまま演技を終了した。
 得点は56.64点で2位。昨季の東京選手権SPよりも点数を4点アップさせ、順位も3位から2位に上昇。成長した姿を1年越しの東伏見で披露した。FSに向け「1個1個を落ち着いてやっていきたい」と、決して油断していない表情で翌日の演技に意気込み、念願の初優勝へ挑む。(岡崎祐平)

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 昨年は全日本選手権への出場は叶わなかった小林諒真(営2)。今季こそは全日本出場を叶えるため、5月の関東学生選手権から変更した曲『Adios Nonino』でSPに臨んだ。5月時点では滑り込めていなかったと語っていたが、4ヵ月ほど経ちどれだけ磨きあげてきたのか注目である。
 緊張の中、演技が始まった。冒頭の3ルッツ+3トウループのコンビネーションジャンプは、3トウループで転倒してしまう。しかし、焦りを見せずに続く2アクセルではしっかりと着氷し、後半の3フリップも危なげなく決めた。スピンやステップでは彼の魅力を存分に会場に伝えたが、本人も「最後のスピンが流れてしまった」と語っていた通り、そこだけが惜しい点であった。
 得点は49.70点で10位と、転倒等の影響で思うように伸びず、本人も悔しさをにじませた。昨年よりは得点を伸ばしているが、彼の向上心は留まるところを知らない。他の法大選手2人が表彰台を狙える位置についている中、彼もどこまで食い下がれるだろうか。明日のFSでは自己ベストを目指し、氷上に舞う。(小倉明莉)

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 男子の最終滑走で登場した宮田大地(文4)。SPの衣装、曲目『冬』は昨季から継続し、大学最後のシーズンに挑む。名前をコールされた際の歓声はひときわ大きく、彼の人気の高さをうかがわせた。
 張り詰めた空気の中で「緊張して飛び急いでしまった」と冒頭の3ルッツはやや堪える形にはなったものの、コンビネーションを2トウループにすることで対応。続く2アクセルはしっかり決め、大きなミスもなくスピードに乗ってしなやかに演技を進めていく。しかし「練習不足だなと感じた」と中盤のスピンでは乱れる場面も。レベルを落としてしまう結果になった。終盤のステップでもバランスをやや崩してしまっただけに、本人も納得のいかない様子。「数をこなすしかない」とさらなる技術向上を誓った。
 55.42点という点数にも「物足りない」と語るなど、宮田の目指すレベルはさらに上にある。2年連続の東京選手権Vに向けて。次のFSが東伏見のリンクでの最後の演技となるが「楽しみつつ、次につなげたい」とすでに先を見据えていた。(湯浅 駿)

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シニア女子SP

 今大会法大唯一の女子選手として出場したのはルーキーの佐上黎(文1)。「夏の試合は練習試合だと思ってシーズンに合わせてきた」と気合十分でSPに臨んだ。
 「自信を持っていけた」と余裕すら感じさせて冒頭のコンビネーションジャンプを成功させ勢いに乗ると、壮大な曲調の『ハレルヤ』にのせ、ゆったりとした演技を披露。得意だと語るスケーティングにもさらに磨きがかかり、繊細さの中にも力強さを感じさせた。中盤の3ルッツは惜しくも両足着氷となり出来栄え点でマイナスされるも、その後の2アクセルを落ち着いて決めるなど、それ以外はほぼ文句なしの内容。ステップもエッジが深く、スピードに乗った滑りは終始観客の目を虜にした。43.15点で7位という結果にも「もっと上がる」と満足せず、さらなる高みを目指している。(湯浅 駿)

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シニア男子FS

 SP10位と今大会で遅れをとってしまった小林諒真。FSでは、着物をアレンジしたかのようなシックな衣装に身を包み現れた。6分間練習をいつも通りの調子で終えた小林諒はこのFSで巻き返しを図りたいところだ。演技前にコーチからは「背筋を伸ばして、落ち着いて」とSPでも言われた同じ注意点を意識し、リンクへ足を踏み入れた。
 曲中では、曲名に『Shogun』とあるように将軍らしい勇ましさを連想させる演技で魅せた。太鼓の音で演技が始まると、序盤から2アクセルを見事成功させ、勢いをつける。続く3ルッツ+3トウループのコンビネーションも上々な出来栄え。しかし、後半になり曲調が変わると、テンポが上がり始めたと同時にジャンプのキレが悪くなってしまい、終盤の2ルッツでは着氷時に転倒。その中でも、最後は曲のスピード感に合わせた華麗なスピンを決め、大の字のポーズで演技を終えた。
 得点は94.64点と、昨季の東京選手権との順位とは変わらず10位。この得点に対し、本人は「『スケートそのもの』の問題でこの得点になった」と悔しそうに語った。次戦への意気込みに対し「建ちゃん(小林建)を越します!」と答えたその笑顔を、表彰台から見られる時が楽しみだ。(下石川愛実)

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 東京選手権初優勝に向け、SPを2位という高順位で終えた小林建斗。「先のことを考えずに落ち着いていこう」と、FSでは今まであまり着たことのない白をメインとした衣装を身にまとい、リンクへ向かった。
 曲は電撃復帰した憧れの高橋大輔(関大KFSC)も使用していた『道化師』。冒頭の3フリップを完璧に決めると、続く、3ルッツ、3サルコウも問題なく決める。スピン、ステップの安定したスケート技術を見せ、素晴らしい立ち上がりになった。後半に入っても、「体力的には全く問題がなかった」と語るように3トゥーループ+2トゥーループも目立ったミスはなかったが、続くコンビネーションジャンプは単発になり、2アクセルも1回転に。しかし、今季の彼はひと味違う。「自分の知っているスケートをすれば良い、頑張らなくて良い」とコーチからの言葉を頭に入れ、何とか持ちこたえ、最後の3トウループをきれいに決め、FSを締めくくった。
得点は114.99点で1位に。総合でも175.30点で2位に10点差以上をつけ、逆転優勝を収めた。本人は得点には満足していないものの、東京選手権初優勝に笑みをこぼした。彼はすでに、東日本、その先の全日本、そしてインカレを見据えており、去年の悔しさをバネに、今後もより一層大人びた彼らしい演技を見せてくれることだろう。(安達拓馬)

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 3位からの逆転優勝を目指すFSに、前回覇者・宮田大地が挑む。前日の演技を振り返り納得のいかない表情を浮かべていた彼だが、今季からのFS曲『グラディエーター』に乗せ、高みを目指し演技をスタートさせた。
 6分間練習では少しの緊張からフワフワしてしまっていたと話し、万全の状態とは言えなかった。序盤の3トウループを成功させ流れを作るものの、2つ目の3ルッツの着氷で手を付いてしまい減点対象に。その後の3サルコウ、3トウループ+2トウループのコンビネーションジャンプは成功。さらに持ち前のスケーティング技術で失敗のリカバリーを心掛け、最悪の状態は免れる。その後は回転不足のジャンプが出てしまうが、最小限の減点に抑え終了。最後となる東伏見の舞台で、『グラディエーター』らしい勇敢な滑走で観衆を魅了した。
 得点は108.37点で総合2位。準優勝を果たしたが、試合後のインタビューに答える彼には笑顔があまり見られなかった。今月末の東日本選手権に向けては「気持ちの部分で自信を持てるように練習していきたい」。昨年は11位で全日本選手権出場とはならず涙を飲んだだけに、3年ぶりとなる大舞台への切符は何としてでもつかみ取らなければならない。大学最後の挑戦から目が離せない。(岡崎祐平)

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表彰台に立つ小林建㊨と宮田

シニア女子FS

 法大の選手として出場する初めての東京選手権で、SPを7位で折り返した佐上黎。6分間練習で課題とするループを落ち着いて決め、状態は良好。FSが始まる直前にはコーチと両手を握り合い、気持ちを引き締めてスタートポジションへ向かった。
 曲は、佐上の表現力を引き出しやすいようにと選ばれたミュージカル曲『Sunset boulevard』。両手を上に挙げ始まった佐上のFSは、明るさと女性らしさの混じりあった演技となった。序盤の2つある3回転ジャンプを難なく決め、2アクセル+オイラー+2サルコウのコンビネーションジャンプも見事成功。その後も手をしなやかに動かしつつ、スピード感のある2つのスピンでメリハリをつけた演技を見せた。後半、無得点となってしまったジャンプがあったものの、赤い衣装の輝きに負けず堂々と滑り切った。
 得点は86.53点で、SPから順位を上げ6位となった佐上。「80点超えたからいい方かな」と話し、シニアとして初の東京選手権で満足のいく演技を見せた。彼女はこれからの東日本選手権に向け、90点台という更なる高みを目指す。(下石川愛実)

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※SP・FSそれぞれの滑走順で掲載

選手コメント

宮田大地

SP後

ー今日の演技を振り返って
1カ月前の試合でスピン、ステップが思うようにできなかったので、その部分をしっかり練習してきたつもりだったんですけど、ミスが出てしまったので練習不足だなと感じました。
 
ー夏季東京競技会で優勝されましたが、現在のコンディションは
夏はシーズン前ということもあってか、みんな本調子じゃない中で優勝できたという感じなのであてにはならないですけど。8月頭の大会で散々だったので、そこから追い込んで練習してきてコンディションは悪くないかなと思います。
 
ースピン、ステップの乱れはどのように改善していきますか
スピン、ステップについては回数を重ねて練習するしかないなと思うので、さらに数を増やしていこうと思います。
 
ージャンプは転倒無くまとめましたが、最初のルッツは少し堪える形になりました。ジャンプの調子は
6分間練習はまとまっていたので大丈夫かなと思ったんですけど、試合になると緊張して飛び急いじゃったかなと思います。
 
ー今日の55.42点という点数についてはどのように感じていますか
最低でも60点以上は毎試合とっていきたかったので、物足りないなと思います。
 
ー4年生として学生最後のシーズンが本格的に始まりました。まずは明日のFSへの意気込みをお願いします
明日で東伏見のリンクでの試合も最後なので楽しみつつ、次の試合に繋がるような演技が出来たらいいなと思います。
 

FS後

―今日のコンディションは
朝はよく動けていたかなと思うんですけど、試合になるとまだまだ自信が持てない部分があって、まあもうちょっとかなという感じです。
 

―昨日からの疲労は
特になかったですね。

―曲『グラディエーター』について
色んなスケーターがこの曲で滑ってきたんですけど、違ったグラディエーターを出せたらいいなと思っています。5月くらいに作って練習してきました。

―直前の6分間練習で感じたことは
緊張なのかフワフワしていましたね。順位とかは気にしていなくて自分の力をどれだけ出せるのかなということをずっと意識していました。

―コーチからの話は
自分の練習を信じて頑張ってきてという風に言ってもらいました。

―演技を振り返って、ジャンプの精度は
練習してきたことは間違っていないと思うので、もっともっと突き詰めて東日本までにしっかりと仕上げていきたいなと思っています。

―ステップやスピンは
時間に追われていて、また先生と話し合ったりして自分の納得のいけるものを出来るようにしたいです。

―得点は108.37点でした
やっぱり甘いなという感じですね。加点もそうですし、スピンとステップを練習してきただけに残念でした。

―表彰台では小林建斗選手とともにワンツーを飾りました
とても良かったと思います(笑)。

―東日本に向けて重点的に練習したいことは
ジャンプの細かい部分を突き詰めてこられていると思うので、あとは気持ちの部分、自分が試合に自信を持って臨めるように練習を突き詰めてやれたらいいと思います。

―去年と比較して今の宮田選手はどのように写っていますか
去年は復帰したシーズンで、楽しんでシーズンを送れたらいいなと思っていましたけど、そういう気持ちもあって自分の中でも練習に甘さが出てしまって、シーズン最後なんですけど、自分を追い込んで、終わったときに良かったなと思えるような気持ちが今年は出来つつあるので、気持ちの面では成長しているかなと思います。

―今日も多くのファンの方々が声援を送りました。次に向けてメッセージを
いつも応援ありがとうございます。不甲斐ない演技ばかりで申し訳ないんですが、1試合1試合成長して、自分の演技に自信を持てるような練習を頑張るので、これからも応援よろしくお願いします。

小林建斗

SP後

―夏季東京競技会を振り返って

その時のSPは要素が違って、3ルッツ+3トゥーループでやっていて、回転不足でしたけど形にすることができて、やれることはできたんですけど、FSが練習から不安定だったので、2日間ちゃんと揃えないとなってすごい悔しい思いをしたのは覚えています。

―今日のSPに向けて練習したこと
SPもFSも要素を落として今回もトゥーループ+トゥーループでやって、やっぱり全日本に行くためには1つも失敗は許されないっていう自覚を自分の中で持つために、確実に失敗しないための練習を心がけてやってきました。
 
―今日の体調は
ここ数年はあまり体調を崩すことが無くなったので、とてもいい状態で練習もできていますし、今日もいい状態で迎えられました。
 
―6分間練習で感じたことは
いつも靴を履くときに1番緊張しているんですけど、今回はリンクサイドにいる時間が1番緊張したので、いつもより遅いなと思ったんですけど、でもリラックスして動けていたのであまり考えすぎずいい状態を保てていたのではないかなと思います。
 
―コーチからの話は
とにかく頑張りすぎなくていいと、絶対に自分で跳びにいこうとしないで真っ直ぐ上がるだけでいいからという話をしました。
 
―演技を振り返って、ジャンプの精度で感じたことは
ジャンプ自体は一見よかったように見えるんですけど、コンビネーションでオーバーターンが入ってしまったり、フリップも降りたけど踏み切りのエッジが正確ではなくて、点もあまり伸びませんでしたし、2アクセルも加点は貰えましたけど自分の中で一瞬焦ってしまったので、個々のジャンプを見たらまだまだかなとは思いました。
 
―ステップやスピンは
先生からも滑った後に、今日は落ち着いて滑れていたと話があって、1個1個のスピンもステップも丁寧に踏めていて、ステップは1つレベルを取りこぼしてしまったんですけど、他のスピンはしっかりレベルを取れて、落ち着いてやるのはやっぱり大事だなと思いました(笑)。
 
―点数は60.31点で第2位でした
オーバーターンも入っているのによく60点が出たなとは思ったんですけど、逆にオーバーターンが無ければこれ以上いけたと思うので、東日本選手権ではそれを目指して頑張りすぎないように落ち着いてやりたいなと思いました。
 
―明日のFSに向けて
今日の滑りはよかったと思うので、それは変えずに、ミスは許されないという自覚をしっかり持って1個1個目の前のことを落ち着いてやりたいと思います。
 
FS後
 
―優勝された今の実感は
100%の演技は出来なかったんですけど、こうして東京ブロック初優勝出来たというのはとてもうれしいです。
 

―今日のコンディションは
公式練習からあまり焦らずに、6分間もとても良い状態で試合に臨めたかなと思います。

―SP2位からどのような気持ちで演技に挑んだか
一個一個、目の前のことを丁寧にやりながら、あまり先のことを考えずに落ち着いてやろうと思いました。

―6分間練習を振り返って
氷に乗った瞬間が一番緊張したんですけど、あまり下ばっかり見ずに周りの景色をしっかり見て、自分にゆとりを持ちながら練習してました。

―コーチからのアドバイスは
自分で上手くやろうとしなくていいから、自分が知っているスケートをやればいい、頑張らなくていいと言われました。

―FSの新しい曲について
小さい頃から高橋大輔君が憧れで、この曲を詰めていた時があって、それだけで選んだわけではないんですけど、今まで映画のサントラとか王道の曲を使ってきたので、今回はこういう重い曲を使って滑りたいなと思って選びました。

―新しいプログラムで気を付けていることは
最初と中盤と終盤で曲調が違うので、表情作りとか役者になったつもりで気を付けています。

―新しい衣装のイメージは
白っていうのはあまり着たことがなかったんですけど、少しふわふわ感を出して、少し悲しげな感じの雰囲気が衣装から出るようにしました。

―ジャンプの精度を振り返って
小さいミスはあったけど、最小限のミスに抑えられたので、その他のジャンプはそれなりに良い評価をもらえたので良かったかなと思います。

―終盤になるにつれて疲れは
夏の試合からは後半からはもう疲れて動けないとかは全くなかったのでそこの問題は大丈夫だと思います。

―今日のスコアは
あと0.01で115点にのっていないというのはやっぱり詰めが甘いなと正直、自分でも思いますし、もったいないなと思うんでけど、今の仕上がりでここまで出来たのは良かったんじゃないかなと思います。

―東日本選手権に向けて
全日本選手権で去年は悔しい思いをしているので、今年の東日本は優勝を目指す勢いでさらに追い込んで良い結果を残して、全日本も良い結果を出したいし、インカレも去年はまだ詰めが甘かった部分があるのでそこを頑張って修正して、ショート、フリーともにノーミスにしたいなと思っています。

小林諒真

SP後

―6分間練習の具合は
体はあまり重くなく、動いてるなあという感じでした。
 
―滑走前にコーチからは
いつも背中が曲がっているので、ちゃんと伸ばしてやりなさいと一言言われました。
 
―衣装が変わっているようですが
(前回は)飾り付けがまだできておらず、間に合わずに試合に出ていて、今回はちゃんと衣装が準備できた状態でした。ですので、飾りが増えた感じです。
 
―コンビネーションジャンプで転倒してしまいましたが原因は
自分でもまだよくわかっていないのですが、多分、タイミングが普段より少し早かったかと思います。
 
―2回目、3回目のジャンプの精度は
練習通りきっちりできました。
 
―スピン、ステップは
最後のスピンが少し流れてしまったので、そこだけは反省点だと思いますが、それ以外はできました。
 
―得点(49.70点)について
当初の目標よりだいぶ下ですね。転倒してしまったので。
 
―明日のFSに向けて改善点や意気込みを
練習してきたことを出すだけなので、全てのジャンプをきっちり飛んで、自己ベストに向けて頑張りたいです。
 

FS後 

ー6分間練習を振り返って
そうですね。いつも通り体も動いてジャンプもはまってたと思います。

ー滑走前のコーチとのお話
ショートと同じなんですけど、背筋伸ばして落ち着いてとのことでした。

ー実際に背筋を伸ばしてできたと思いますか
後半はちょっと疲れて丸くなってたかなって思いました。

ーFSの曲への想いはどういったものでしょうか
2011年の無良崇人くんが使っててかっこいい曲でとても使いたいなぁって思ってたんですけど、なかなかタイミング無くて、それで今回先生に打診して、使おうって話になって。

ー衣装も和服な感じに見えましたが、こだわりなどはありましたか
せっかく和の曲を使うなら、着物とかそういうっぽい曲を初めてやっているので、衣装もそういうのを着てみたいなと。

ージャンプで転倒する場面など見られましたが、全体的に振り返って
そうですね。ちょっと落ち着いてなかったかなと思って、後半の失敗はやはり体力がついていない、残っていないのかなって思います。

ーステップやスピンはいかがでしたか
ステップはちょっと躓いちゃったんですけど。スピンは取れるところはしっかり取ってたかなと思ってます。

ー94.64という点数について  低いですね。

ーどういった点が得点に響いたと思いますか
スケートそのものだと思うので、曲を使って滑っている以上は表現しないといけないと思うので。

ー次に向けて意気込みをお願いします
建ちゃん(小林建)を越します!

佐上 黎

SP後

ー今日のSPを振り返って
最初のトゥーループは良かったんですけど、練習では成功の確率も上がっていたループが試合で飛べなくて悔しいです。

ー夏季の練習や大会を終えて、今のコンディションは
夏の試合は練習試合だと思って秋冬に合わせてきたので、ジャンプがまとまってきていい感じだと思います。

ー冒頭のコンビネーションジャンプは余裕があったように感じられました
いつもあまり失敗しないので自信を持って行けたと思います。

ー演技前コーチと笑顔で会話をされていました
落ち着いてループだけ丁寧にというのと、あとはグイグイ滑ってこいという話でした。

ージャンプ以外の要素についてはどうですか
スピンはレベル4を取れたと思うし、ステップもエッジが深く乗ったので大丈夫だと思います。

ー43.15という点数についてはどのように捉えていますか
ループが入ればもっと上がると思うので頑張りたいです。

ーお兄さん(佐上凌、明大)は1位でSPを終えました。何か話はされましたか
いや、してないです笑。フィギュアの話は家ではしないです笑。

ー明日のFSに向けて
課題はループですけど、他のジャンプも丁寧にやっていきたいです。

FS後

ー6分間練習を振り返っていかがでしたか
昨日が少し力が入っちゃったんで、今日は落ち着いてやってジャンプもループを2回降りれたしいい感じだったと思います。

ー本番前に心がけたことは何ですか
力入りすぎちゃうから練習だと思ってやることといま課題としているループをまずは綺麗に降りることを頑張ろうと思いました。

ージャンプを総体的に自己評価するといかがでしたか
そんなに力まずに飛べたと思います。加点が付くようなジャンプだったと思います。

ーフリー曲の決め手は
自分が表現力があまりないから、音楽が盛り上がるような曲にしないと、多分自分も上がってこないからそういう曲にしようと思いました。(舞台の曲のため)その女優さんの強い想いを表現しようとしました。

ー演技中のスピンやステップは自己評価してみてどうですか
ステップは、まずレベルを取りたいからエッジ深く丁寧にやれて、スピンはコンビネーションスピンが回転足りなかったかなと思うんですけど、それ以外のレイバック(スピン)とかは結構速く回れたかなと思います。

ー得点を見ての感想はありますか
80点超えたからいい方かなって思ってます。90点を目指したいなと思ってます。

ー次はどのようなことを目標にしたいですか
今日はループを目標にしていたんですけど、それ以外のジャンプでミスしてしまったので、いつも飛べているジャンプをミスしないように頑張ります。

フォトギャラリー

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  • IMG 3470 R佐上 SP②
  • IMG 5322 R佐上 FS①
  • IMG 5548 R佐上 FS②
  • IMG 5068 R賞状を授与される小林建
  • IMG 5132 R3位の明大・佐上選手と表彰台に上った

 

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