【サッカー】第92回関東大学サッカーリーグ戦 第19節 法政大2-0明治大 新旧大臣杯王者対決は法大に軍配!後期リーグ初の連勝で4位浮上!
第92回関東大学サッカーリーグ戦 第19節 法政大ー明治大
2018年11月4日(日)
Shonan BMW スタジアム平塚
前期リーグ戦では苦杯をなめた明大との対戦は、前半10分に長谷川元希のゴールで早々に先制に成功する。その後も比較的優位に試合を進めると、エース・上田綺世の得点で勝利を決定づけ、見事2-0で完勝。前期リーグ戦での借りを返す結果となった。
試合結果
トータル試合結果
2 法政大 |
1 | 前半 | 0 | 0 明治大 |
---|---|---|---|---|
1 | 後半 | 0 |
試合スタッツ
時間 | 経過 | 大学 | 選手名 | 得点経過 |
---|---|---|---|---|
10分 | 得点 | 法政大学 | 長谷川元希 | 1-0 |
62分 | 得点 | 法政大学 | 上田綺世 | 2-0 |
67分 | 交代 | 法政大学 | 橋本→紺野 | |
87分 | 交代 | 法政大学 | 森→黒崎 | |
89分 | 交代 | 法政大学 | ディサロ→青柳 |
スターティングメンバー
背番号 | ポジション | 選手名 | 学部・前所属 | 成績(出場・得点) |
1 | GK | 吉田舜 | 社会4・前橋育英高 | 12・0 |
23 | DF | 関口正大 | 現福2・新潟明訓高 | 7・1 |
27 | DF | 蓑田広大 | 現福1・青森山田高 | 4・0 |
19 | DF | 鳥居俊 | 理工2・東京ヴェルディY | 7・0 |
17 | DF | 高木友也 | 経済2・法政第二高 | 13・0 |
16 | MF | 長谷川元希 | 現福2・大宮アルディージャY | 6・2 |
13 | MF | 末木裕也 | スポ3・ヴァンフォーレ甲府Y | 16・1 |
9 | MF | ディサロ燦シルヴァーノ(cap) | 経済4・三菱養和SCY | 15・1 |
30 | MF | 橋本陸 | 経済3・西武台高 | 4・2 |
11 | MF | 森俊貴 | 情科3・栃木SCY | 18・2 |
20 | FW | 上田綺世 | スポ2・鹿島学園高 | 17・11 |
サブメンバー | ||||
---|---|---|---|---|
21 | GK | 中野小次郎 | 経済2・徳島ヴォルティスY | 3・0 |
3 | DF | 前谷崇博 | スポ4・ガンバ大阪Y | 11・0 |
6 | DF | 長倉颯 | 経済4・横浜FMY | 7・0 |
22 | DF | 黒崎隼人 | 経済4・栃木SCY | 10・0 |
8 | MF | 紺野和也 | 現福3・武南高 | 19・2 |
7 | MF | 下澤悠太 | 社会3・柏レイソルY | 10・1 |
10 | FW | 青柳燎汰 | 現福4・前橋育英高 | 9・3 |
※成績は試合終了時のもの
試合後順位表
順位 | 大学名 | 勝点 | 試合数 | 勝-分-負 | 得点/失点 | 得失点 |
1位 | 早稲田大 | 40 | 19 | 12-4-3 | 44/33 | 11 |
2位 | 筑波大 | 34 | 19 | 10-4-5 | 34/22 | 12 |
3位 | 順天堂大 | 31 | 19 | 9-4-6 | 31/18 | 13 |
4位 | 法政大 | 31 | 19 | 9-4-6 | 31/23 | 8 |
5位 | 明治大 | 29 | 19 | 8-5-6 | 35/20 | 15 |
6位 | 駒澤大 | 29 | 19 | 8-5-6 | 34/31 | 3 |
7位 | 東洋大 | 27 | 19 | 7-6-6 | 27/25 | 2 |
8位 | 流通経済大 | 26 | 19 | 8-2-9 | 30/39 | -9 |
9位 | 桐蔭横浜大 | 22 | 19 | 6-4-9 | 29/32 | -3 |
10位 | 専修大 | 22 | 19 | 6-4-9 | 25/38 | -13 |
11位 | 東京国際大 | 15 | 19 | 3-6-10 | 20/38 | -18 |
12位 | 国士館大 | 11 | 19 | 3-2-14 | 21/42 | -21 |
後期リーグ途中経過
節 | 日付 | 対戦校 | 結果 | 会場 |
12 | 9月16日 | 駒澤大 | △1-1 | 日立市民運動公園 |
13 | 9月23日 | 順大 | ●0-1 | 味の素フィールド西が丘 |
14 | 9月30日 | 桐蔭大 | △1-1 | BMWスタジアム平塚 |
15 | 10月7日 | 筑波大 | ●0-2 | 笠松運動公園陸上競技場 |
16 | 10月13日 | 専大 | ○3-1 | 味の素スタジアム西競技場 |
17 | 10月20日 | 流経大 | ●1-2 | 笠松運動公園陸上競技場 |
18 | 10月27日 | 東国大 | ○5-0 | 山梨中銀スタジアム |
19 | 11月4日 | 明大 | ○2-0 | BMWスタジアム平塚 |
20 | 11月10日 | 国士大 | 14:00 KO | 相模原ギオンスタジアム |
21 | 11月17日 | 東洋大 | 14:00 KO | 相模原ギオンスタジアム |
22 | 未定 | 早大 | 未定 | 未定 |
マッチレポート
残すところ4試合となった関東1部リーグ戦。し烈な上位争いが繰り広げる中、今日の法大の相手はその上位を争う明大。明大は前回のリーグ戦で完敗を喫した相手。その相手へのリベンジの一戦に挑んだ。
前半、法大は前線の上田綺世やディサロ燦シルヴァーノを起点としたシンプルな攻撃でリズムをつかむ。立ち上がりに決定機を迎えることはできなかったが、試合が落ち着き始めた直後に均衡が破れる。10分、左サイドでボールを受けた高木友也がグランダーのクロスをディサロがそのボールをスルー。上田が二列目にいた長谷川元希にボールを落とすとそのボールを長谷川がしっかりとゴールに流し込み、法大が先制する。前半の45分間は明大がシュート数で法大を上回るも決定機と言えるのは終了間際の村田航一のヘディングシュートのみ。法大がバランスの取れた守備で主導権を握り、前半を終える。
後半に入っても法大ペースで試合が進む。前節の東国大戦に続いてボランチで出場となった長谷川を中心に試合を組み立て、次々とチャンスを作る。その中で迎えた62分に追加点が生まれる。自陣でボールを奪った蓑田広大が相手の隙を見計らってドリブル開始。そのまま相手のペナルティーエリア付近までボールを運び左サイドにいるディサロにパス。ディサロのシュートはポストに嫌われるもこぼれたボールを上田が押し込みゴールをゲット。切り替えの早さと運動量で獲得したゴールだった。2点のリードを得た法大であったが、気を緩めることなく、むしろ集中力が増していった。終盤以降、意地を見せたい明大が果敢に法大ゴールに襲いかかるも粘りのある守備でシャットアウト。結局、90分間ゴールを破られることなく、前節に続き無失点での勝利を収めた。
明大へのリベンジに成功し、4位浮上となった法大。しかし、依然と上位争いは白熱しており、次の国士大戦に敗れると6位まで順位が落ちる可能性がある。残り3戦、厳しい戦いが待っているがそれを乗り越え、ノルマであるインカレ出場権を獲得してくれるはずだ。(草野慧)
監督コメント
長山一也監督
ー試合を振り返って
内容も含めて前期では一番やられた相手でしたので今日はリベンジできるようにしっかりと準備してきた中で、結果も内容もしっかりと勝てたので良かったです。
ー明大相手に意識した準備は
(明大は)球際は迫力を持って来るので、球際で負けないというのと、球際以外の部分で選択肢を持って崩すというところ、奪われた後の切り替えやボール保持者にプレッシャーをかけるということは今日は意識してやっていました。良いゲームができたと思っています。
ー長谷川元希選手のボランチ起用が続いていますが
ボールを握れる選手ですし、チャンスを作ってくれる選手です。顔を上げてプレーしてくれるのでトップパスを入れて時間を作ったり攻撃のスイッチを入れてくれますし、フィニッシュも2試合連続で決めていて、そういうポジションを取れるので攻撃のアクセントになる選手です。
ー長谷川選手の相方は末木裕也選手が適しているのでしょうか
大西(遼太郎)がけがをしてしまったというのもありますし、(末木)裕也も(長谷川)元希と相性が良いというか、攻撃のところでもリズムが合います。下澤(悠太)もサブにいますけど、裕也は体の強さがあります。また元希は攻撃的ですが、下澤も攻撃的ですので、バランスを取れる裕也を使っています。
ー前回対戦では相手の9番が要注意だったと仰っていましたが今日も意識はしていましたか
そうですね。前節でもハットトリックを決めている選手ですので。そこは蓑田(広大)が潰してくれましたし、そこは絶対に隙を作らないようにと伝えていましたが、しっかり対応してくれたので良かったです。
ー今日の法大の守備陣は相手の攻撃陣と比べると高さでは不利でしたが
そこは負けるシーンもありましたが、そこのこぼれ球をボランチもサイドバックもカバーをするように伝えていましたし、前のところでもしっかりと戦うことができていたので、球際で負けないようにというのは果たしてくれました。
ー次節に向けて
今2連勝していて、1週間のトレーニングもすごく良くなってきていますし、チーム全体が何をすれば良いのかというのもすごく分かってきています。すごく良い状態なので、最後まで連勝できるように良い準備をしていきたいなと思います。
高木友也
ー今日の試合を振り返って
試合の入りで、早めに得点できたことと、守備で球際にしっかりついていけたことが勝利した要因だと思います。
ー2試合続けての完封勝利ですが
今まで無失点勝利がリーグ戦を通してありませんでした。なので、DFラインで話し合い、一戦一戦集中して取り組むことを共有できていたことが良かったと思います。
ー攻撃にも積極的に参加されていましたが
自分の持ち味は、ドリブルや攻撃参加だと思っています。守備もしっかり0で抑えつつ、攻撃参加できる選手になれるように心掛けています。
ー前線の選手との連携は
外のスペースを空けてもらい、ドリブルしやすい環境を作ってもらえるように話し合っています。
ー順位も一つ上がりますが
もっと上に行かなければならない存在だと思います。また、インカレ出場権だけでなく、出場した際のシード権も重要になってくると思うので、できるだけ高い順位を取れるように残り3試合勝っていきたいです。
ー次節に向けて
次節も難しい試合になると思いますが、しっかりと勝利し、3連勝を収めたいです。
長谷川元希
ー今日の試合を振り返って
明大と対戦する時、自分がマッチアップするのは大宮ユースの先輩なので絶対に負けたくないという気持ちがありました。チームとしてもインカレの出場権を獲得するためにはこの試合を取らなければならなかったので自分たちが練習でやってきたことを発揮して勝つことができたのは良かったと思います。
ー2試合連続でボランチでの出場となりました
監督からは自由にプレーしていいと言われていて、その中で他のボランチにはないようなゴールを決めたり粘り強い守備などでボランチとしてプレーしていこうと考えていました。
ー先制点のシーンについて
ボランチに入ることでセカンドボールの予測は徐々に良くなってきてその中で今日のゴールシーンも自分の前にこぼれてきたのを落ち着いて決めることができたので非常に良かったと思います。
ー2試合連続無失点を記録しています
強力な2トップがいる明大相手に無失点で終えられたのはとても大きいです。1番の要因はチームの中で声をかけあってしっかりと連携を取れたことだと思います。その中で自分は守備面で劣っている方だと思うので味方へのカバーリングなどで貢献できるように心がけました。
ー上位チームが混戦となった中で少しでも上の順位で終えるために必要なことは
関東1部はとても厳しいリーグで常に拮抗してる中での戦いなので試合ごとに強い気持ちを持って、90分間相手に走り負けないようにすることが重要になっていくと思います。
ー次の試合に向けて一言
次の試合も厳しい試合になると思いますが今のチームの調子を保って個人としてもチームの勝利に貢献できるように頑張ります。
蓑田広大
ー今日の試合を振り返って
相手は上位の明治だったということで、強い相手だと分かっていましたが、自分たちのやれることをやれば勝利につながると思っていました。しっかり一人一人がチームのためにプレーしたから勝利できたんだと思います。
ー前回と対明治戦では敗戦でしたが対策は
前回の試合は監督も言っていたように内容でも負けて、正直完封負けしましたが、そこから明治対策を積み重ねました。やれることをやろうとチームで対策を立てたので良かったと思います。
ー相手FW2人にマッチアップするときに意識したことは
明治もあの2人が中心となって攻めてきたので本当に強くて、自分自身が本気でやらないと勝てないと思いましたが、気持ちでは負けなかったので、しっかり勝てて良かったです。
ー鳥居俊との相性は
とてもやりやすくて良かったです。
ー2試合連続スタメンでの出場でしたがコンディションは
コンディション的にはとても良くて練習もしっかりやれています。
ー次の試合への意気込みを
2試合連続無失点で来ているので、次の試合も無失点で勝ち抜き、インカレの出場権を獲得できるように頑張っていきたいと思います。
フォトギャラリー
- 末木は攻撃の起点に
- 2戦連発の長谷川
- 長谷川を祝福
- 上田は今季11点目となるゴール
-
- 集中応援が行われた
- 上田が勝利を決定づけた