2020年度関東学生テニストーナメント大会
2020年10月30日(金)~11月5日(木)
大宮けんぽグラウンド
『春関』がついに開幕した。例年の5月開催とは違い、秋開催となった関東学生テニストーナメント、男子シングルスでは中川舜祐(社3)が準々決勝に進出。さらに男子ダブルスでは4ペアがベスト8入りを果たすなど法大硬式テニス部が今大会で大躍進を遂げている。
男子シングルス2回戦
勝敗 | 選手名 | スコア | 対戦相手 |
---|---|---|---|
○ | 岡垣光祐(経4) | 6-3,6-3 | 上野浩太郎(立大) |
○ | 賀川稜太(社4) | 7-5,6-3 | 権藤宅巳(亜大) |
○ | 柚木武(スポ4) | 7-6(4),6-3 | 小坂竜大(明大) |
○ | 横尾淳司(社4) | 6-0,6-0 | 矢島淳揮(スポ2) |
○ | 中川舜祐(社3) | 6-0,6-3 | 畠山尚(早大) |
● | 大田空(スポ1) | 1-6,4-6 | 高畑里玖(早大) |
男子シングルス3回戦
勝敗 | 選手名 | スコア | 対戦相手 |
---|---|---|---|
○ | 岡垣光祐 | 6-3,6-1 | 堀内竜輔(亜大) |
○ | 中川舜祐 | 6-0,6‐2 | 萩野颯太(青学大) |
● | 賀川稜太 | 3-6,2-6 | 石榑元晴(筑波大) |
● | 柚木武 | 6-4,2-6,9-11 | 丹下将太(早大) |
● | 横尾淳司 | 4-6,2-6 | 高見澤岳飛(亜大) |
男子シングルス4回戦
勝敗 | 選手名 | スコア | 対戦相手 |
---|---|---|---|
○ | 中川舜祐 | 6-1,6-1 | 藤原智也(慶大) |
● | 岡垣光祐 | 4-6,4‐6 | 丹下将太(早大) |
男子ダブルス2回戦
勝敗 | 選手名 | スコア | 対戦相手 |
---|---|---|---|
○ | 佐野有佑(経3)・高清水研人(経3) | 6-4,6-4 | 森田凌矢(社1)・大野文也(スポ3) |
○ | 加藤木塁(経1)・守屋達貴(人2) | 7-6(5),6-3 | 矢島淳揮(スポ2)・村田雄飛(社2) |
○ | 中川舜祐・大田空 | 6-3,6-4 | 岡垣光祐・柚木武 |
○ | 田中諒弥(経3)・賀川稜太 | 6-2,7-6(2) | 野田樹力・坂野唯 (日大) |
男子ダブルス3回戦
勝敗 | 選手名 | スコア | 対戦相手 |
---|---|---|---|
○ | 佐野有佑・高清水研人 | 7-6(4),2-6,10-8 | 吉本優太・今鷹洸太(慶大) |
○ | 加藤木塁・守屋達貴 | 4-6,7-5,12-10 | 田形諒平・弘光慎太郎(筑波大) |
○ | 中川舜祐・大田空 | 6-2,6-3 | 平林輝・吉田響介(駒大) |
○ | 田中諒弥・賀川稜太 | 6-2,7-5 | 小清水拓生・成耀韓(慶大) |
女子シングルス2回戦
勝敗 | 選手名 | スコア | 対戦相手 |
---|---|---|---|
○ | 猪川結花(社2) | 6-2,6-1 | 清水里咲(駒大) |
● | 小松茉莉奈(経4) | 0-6,3-6 | 神鳥舞(早大) |
女子シングルス3回戦
勝敗 | 選手名 | スコア | 対戦相手 |
---|---|---|---|
● | 猪川結花 | 4-6,6-2,4-10 | 吉岡希紗(早大) |
女子ダブルス2回戦
勝敗 | 選手名 | スコア | 対戦相手 |
---|---|---|---|
○ | 蛸井涼華(スポ3)・山﨑京花(経2) | 7-6(2),5-7,10-8 | 小林彩夕里・木村菫(立大) |
● | 猪川結花・鵜飼日南乃(スポ1) | 1-6,6-3,4-10 | 倉島愛・淺野汐香(立大) |
女子ダブルス3回戦
勝敗 | 選手名 | スコア | 対戦相手 |
---|---|---|---|
● | 蛸井涼華・山﨑京花 | 3-6,1-6 | 松田望愛・倉持美穂(早大) |
戦評
第3日(10/30 男女シングルス2回戦)
男子・女子シングルス2回戦では岡垣光祐(経4)、賀川稜太(社4)、柚木武(スポ4)、横尾淳司(社4)、中川舜祐(社3)、猪川結花(スポ2)の6名が3回戦に駒を進めた。この日は勝ち上がった全選手がストレート勝ち。連戦の疲れを感じさせない調子の良さがうかがえた。
3回戦進出を決めた猪川
第4日(11/2 男女シングルス3回戦、ダブルス2回戦)
男子シングルス3回戦に臨んだ岡垣は序盤は長いラリーを取られてしまうなどして、上手く流れをつかむことができない。しかし、徐々に立て直して着実にポイントを重ねていく。第1セットを奪うと、続く第2セットでも力強いショットを繰り出し、最終的にはセットカウント2-0。見事な圧勝を見せた。
中川・大田ペアが岡垣・柚木ペアに勝利、世代交代が進んでいる
第5日(男女シングルス4回戦、ダブルス3回戦)
男子シングルス4回戦
単複共に勝ち上がりを決めている中川がベスト8進出をかけ、シングルス4回戦に挑んだ。序盤から相手を左右に振り、絶妙なコントロールで試合を支配する。第1セットを6-1で制すと、第2セットでもその勢いは衰えず、6-1でストレート勝ち。シード順で格上の相手に1度もブレイクを許すことなく圧倒した。
男子シングルス4回戦で、岡垣は早大の丹下将太と対決。鋭い角度の高速ショットを繰り出すなどしてポイントを重ねるが、流れを引き寄せきれずに第1セットを落としてしまう。第2セットでは積極的に仕掛けて巻き返しを図るが、相手の攻撃に苦しみ、このセットも奪われてしまう。0-2で悔しさをにじませながらコートを去ることとなった。
ベスト8に進出した加藤木・守屋ペアは試合中のコミュニケーションを欠かさない
(記事・写真:岩田かおり、加瀬航大、鳥越花音、宮川昇)
選手コメント
矢島淳揮・村田雄飛組
―今日の試合を振り返っていかがでしたか
矢島:僕たちはシードでランキング的には向こうのほうが向かってくる感じだったので、自分たちもそれに負けずに向かっていきました。でも結局ファーストセット接戦で2ポイントの差で向こうに取られてしまってから相手に余裕が出てきてしまってそのままいってしまったという感じですね。
村田:大事なところを取り切れなかったという感じでしたね。
―同校対決という点はいかがでしたか
村田:僕は手の内が知っている分結構いいなと思ってました。でもさっき矢島が言ったとおり自分たちがシードだったんですけれど、向こうは最初の試合もスーパータイブレークで勝ってきていて試合を通して自身がついてきてたのかなと感じました。対照的に自分たちは最初の試合だったからそういう部分で負けちゃったのかなとも思います。
矢島:自分は正直やりにくくて、できれば当たりたくないなと思ってました。普段一緒に練習している言ってしまえば『仲間』なので、公式戦で当たるとなると少し私情が入っちゃうというか、結局試合中はそんなこと考えてる余裕もなかったですけどやりたくはなかったですね。
―今試合でうまくいったなと思う点は
村田:課題だったサービスゲームとかは前より確立されてきたのかなと思います。よくなったのはそこと前より崩れはしなくなったのかなと思います。今日もファーストとられてもそこでセカンド切り替えて取れたのは前よりはよくなったのかなと実感しました。
矢島:今、村田が言ったように僕たちは相手にリードされちゃうと引いてしまう癖があって、でも今日はファーストセット取られたとしても悔しさをばねにセカンドの最初とか戦えていたので、引いちゃう癖はよくなったなと思いました。
―今後に向けての意気込み、またどういう練習に力をいれていきたいか
村田:コンソレが残っているので2日空きますけれど、そこをしっかりコンディションあげて臨みたいですね。長期的な目標は、もしインカレに行けなかったら次は1月の夏関でどこまでとは言わないですけど(笑)。今よりレベルアップして臨みたいなと思います。
矢島:今日負けた敗因が最初のタイブレークなどの大事な場面でのミスがつながっていると思っています。大事なところでミスらないように練習中にもっと本番に基づいた練習をしてい大事なところで攻められるようになりたいなと思います。
森田凌矢・大野文也組
ー今日の試合を振り返って
森田:僕も大野さんもいい状態で。最初声を出して相手にプレッシャーをかけられていたというのがありました。佐野さんのサーブは固くて、もう片方の高清水さんのサーブの時にブレイクを狙おうと話していて、それがうまくいったところまでは、ファーストもセカンドも良かったんですけれど、そこから逆に自分のサーブゲームをキープできなかったというのが一番の敗因でした。
大野:出だしは2人とも良くて、自分たちのペースだったんですけれど、リードしてからすぐに流れが相手に行ってしまうというパターンが試合通してずっとありました。リードした時に自分たちで考えて、流れのままいけたら結果は違っていたのかなと思います。
ーペア間での戦略は
大野:最初から「行くところは行こう」という気持ちでチャンスがあったら前に行って、ボレーで決めるって感じでした。2人ともストロークの方が得意なので、ミスなくストロークで押していこうという感じですね。
ー同校対決となりました、やりにくさは
森田:僕的にはやりやすかったです。僕はファイターなので、圧をかけられるので向こうがひるんでくれたらラッキーだなと思っていて、今日も最初はそうだったのでやりやすかったですね。
大野:やりにくさはなかったですね。練習も一緒にしていましたし、そこまで無かったですかね。
ー大野選手はシングルスでも本戦に出場しました
大野:シングルスでもさっきの試合みたいにチャンスは何度もあって、今大会通してなんですけれど、チャンスを自分のものにできないことが目立ってしまったので、敗因としてはシングルスもそこですかね。
ーこれで春関はコンソレーションに回ります、意気込みは
大野:(インカレ出場は)2ペアしか行けないので、ショートセットですし、相手も強いですし厳しい戦いになると思います。自分たちのプレーをしてできることをやっていきたいです。
森田:上がるしかないです!
ーこれからもペアは続けていきたい
森田:僕は結構大野さんとマッチしていると思います!
大野:僕はちょっと、無理ですね(笑)。
森田:(笑)。らしいです。
大野:これから考えていきたいですね(笑)。
猪川結花・鵜飼日南乃組
―今日の試合を終えていかがですか
鵜飼:出だしがすごく悪くて、私は勝手になんとか行けるかなと思っていたので、惜しかったな、という感じです。勝負弱かったかな、と思っています。
猪川:2セット目に良い感じになってきて、ファイナルで乗り切れなかったのが、うーん、という感じです。
―今回の試合でうまくいったと思う部分は
鵜飼:1セット目は全然だめだったんですけど、2セット目で、私はストロークメイン、(猪川選手は)ボレーメインで、というふうに分けている部分があったので、そこは上手くいったかなと思っています。
―逆に課題だと思った部分はありますか
鵜飼:30-30やテンポイントといった大事な場面で、自分たちのプレーができないことや、ミスが早くなることや、勝負弱いところがまだまだだな、と感じました。
猪川:粘られたときなど、おくられることが結構あったので、そこを気を引き締めていかないとな、と思いました。
―今後強化していきたい部分は
鵜飼:もっと積極的にポーチに入れていくことと、ストロークも今は頼ってばかりなので、自立してポイントを取れるようにしたいです。
猪川:私はもっとストロークでミスが無いように、減らしていきたいなと思いました。
―今後に向けて一言お願いします
鵜飼:コンソレが残っているので、絶対に勝ってインカレ行きます!
猪川:一緒です!
猪川結花
―今日の試合を振り返っていかがでしたか
出だしがかなり悪くて、相手のミスもあったりしたんですけど、それをゲームにつなげていくことができませんでした。ファイナルの集中力というか、それが続かなかったかなと思います。
―今日の試合に向けての調整はどのように行っていましたか
打っていくけれどミスはしない、というのを前提でやってきたのですが、風やコートの状況から思うようにできなかった部分はありました。
―今日の体のコンディションは
良かったと思います。
―今後の試合の予定は
シングルスは、2週間後にインカレが決まっています。思い切って頑張っていこうと思っています。
―インカレに向けて一言お願いします。
シングルスはシードだったので、1つでも多く勝てるように頑張っていきたいと思っています。
蛸井涼華・山﨑京花組
ー今日の試合を振り返って
蛸井:やりあえる相手だとは思っていたんですけれど、単純にミスが多かったですね。
山﨑:ファーストでリードしていた時に追いつかれてしまったところが悔しかったですね。そこでもっとリードを広げられていればチャンスがあったと思うんですけれど、ミスが多くなってしまって流れを戻せなかったのかなと思います。
ー試合前の戦略は
蛸井:相手選手の分析があって、ラリーをつなげるよりもロブ系の球が苦手というのが分かっていました。なので、ロブを使って試合動かしていこうというのは話していました。
ー試合中に変えた部分は
山﨑:クロス展開を意識していたんですけれど、ストレートに展開したりコースを色々と変えたりしないとってやっていたんですけれど、だめでした(笑)。
蛸井:3-3の時に私がダブルフォルトをしてしまって、その時に「あぁ、ファースト入れないとな」って思いましたね。
ー春関を総括して
蛸井:2次予選からインカレ本戦に出られるという目標が達成できたので、自分はインカレ初出場なので満足はいっています。
山﨑:競った試合を勝てたことは良かったですし、インカレ決まったこともうれしいんですけれど、まだまだ課題がたくさんあるのでインカレに向けて頑張っていきたいです。
ーインカレまでの期間で調整したいことは
山﨑:もっと引き出しを増やすことですね。一つのことだけじゃなくて、試合中にいろいろなことができるようになりたいです。
蛸井:一緒です(笑)。
ーインカレに向けて
蛸井:やるしかないかなという感じなので、声出して盛り上げていけるようにしたいです!
山﨑:一つでも多く勝てるように頑張りたいです!
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