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【硬式野球】『橙志』を胸に、『血の法明戦』を制せ! 東京六大学野球2021春季リーグ戦 対明大戦展望

東京六大学野球2021春季リーグ戦 対明大
2021年5月7日(金)
神宮球場

2勝3敗1分けで勝ち点2.5の法大。春連覇の夢は絶望的になったが、明日からは数々の死闘を繰り広げてきた明大との2連戦に臨む。昨季は2連敗を喫しただけに今季は2連勝でその借りを返し、『血の法明戦』を制したい。

明大のエースナンバーである11番を背負う竹田

春季リーグ戦途中経過

順位 試合 勝利 敗戦 引分 勝ち点 勝率
1位 慶大 ―― ●○ ○○ ○○ 6 5 1 0 5 .833
2位 立大 ―― ○○ △○ 4 3 0 1 3.5 1.000
3位 早大 ●● ―― ○● ○△ 6 2 3 1 2.5 .400
4位 法大 ―― 6 2 3 1 2.5 .400
4位 明大 ●● ―― ○○ 4 2 2 0 2 .500
6位 東大 ●● ●△ ●● ―― 6 0 5 1 0.5 .000

明大戦展望

3カード目の早大戦を1勝1敗と終えたことで優勝の可能性は絶望的な状況となった法大。しかし昨春王者としてこのまま終わるわけにはいかない。そんな中、明日から明大戦を迎える。

明大の第1先発として予想されるのは竹田祐。リーグ戦には1年春から登板し、制球力を武器に打者を手玉にとる投球が持ち味だ。昨季の対戦では7回途中まで無安打に抑えられるなど苦戦を強いられた。しかし、早大2回戦で12安打を放った法大打線への期待は大きい。


第1先発が予想される竹田

野手陣はここまで4試合で34得点、東大2回戦では17得点を奪うなど、調子の良さを発揮している。特に警戒したいのは陶山勇軌だ。陶山は打率.476、3盗塁を記録しリードオフマンとしての役割を果たしている。好調・明大打線の切り込み隊長となっている陶山を封じ込めることができるかがカギとなるだろう。

その明大戦で活躍が期待される野手陣は諸橋駿(法4=中京大中京)だ。早大戦では1、2回戦ともに1番を担った。2回戦では4打席全てで出塁をし、さらに勝ち越しの適時打を含む3安打の活躍をみせた。明大戦でも4年生らしいシュアな打撃でチームを勝利へ導きたい。


打率.500と好調の諸橋

また投手陣では三浦銀二(キャ4=福岡大大濠)、山下輝(営4=木更津総合)の二本柱が軸となる。三浦は3試合連続完投中、山下輝は早大2回戦で10個の三振を奪い、先発として初勝利を挙げるなど、プロ注目の名にふさわしい投球を演じている。さらには古屋敷匠眞(営4=八戸工大一)や平元銀次郎(営4=広陵)らも控えており、自慢の投手力を武器に強力明大打線を封じ込めたい。

優勝は厳しくなったとしても、昨季2連敗を喫した『血の法明戦』は絶対に負けられない。
今季も両校は熱い戦いを繰り広げてくれそうだ。

(大井涼平)

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