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【バスケ】第97回関東大学リーグ戦 第11節 対明治大学 無敗トップ相手に一時勝ち越すも、勝利とはならず…

第97回関東大学リーグ戦(オータムリーグ)対明治大学
2021年10月24日(日)
@関東学院大学 金沢八景キャンパス

前節では、内容的には悪くないものの2Qの得点の少なさが尾を引き敗戦した法大。続く相手は、今大会全勝中の明治大。前半を堅いディフェンスからの速攻で7点ビハインドで終えると、続く後半では一時逆転するも惜しくも勝利とはならなかった。

チーム内最多の20ポイントを獲得した#3今池翔大

試合結果

トータル試合結果

73
法政大学
16 1Q 21 80
駒澤大学
18 2Q 20
19 3Q 16
20 4Q 23

法政大学スターティングメンバー

選手名 ポジション 出身校 得点 リバウンド アシスト
#7 柴田京哉(経4) PG 東海大札幌 1 1 2
#14 小野怜史(文4) PG 法政第二 0 2 0
#1 川島聖那(法4) SG 福大大濠 12 7 6
#13 本間紗斗(営4) SF 明成 9 8 0
#74 長橋冬真(営2) C 國學院久我山 6 5 0

法政大学交代選手

選手名 ポジション 出身校 得点 リバウンド アシスト
#3 今池翔大(文2) PG 法政第二 20 1 1
#2 澁谷錬(法3) SG 洛南 3 0 0
#5 井黒桂亜(法3) SG 北陸学院 0 0 0
#27 原田一真(経3) SG 東海大札幌 9 0 1
#8 石田泰三(法1) SF 北陸学院 0 0 0
#51 金本一真(文4) SF 光泉 6 3 2
#6 杉澤ロメオ(文2) PF 東海大札幌 4 3 0
#9 黒木丈(法2) PF 福大大濠 3 1 0

試合経過・日程

日付 対戦相手 結果/試合開始時間
9/14 埼玉工業大 〇70-54
9/19 国士館大 ●61-80
9/25 東京成徳大 〇81-57
6 10/2 順天堂大 〇89-66
10/3 江戸川大  ●73-91
10/9 東洋大  ●76-78
10/10 関東学院大 (変電所火災によるJR運転見合わせの為延期)
2(振替) 10/17 駒澤大 ●69-70
10 10/23 明星大 ●73-95
11 10/24 明治大 ●73-80
9(振替) 10/30 関東学院大学 11:30
5(振替) 11/6 上武大 13:00

戦評

4連敗と苦しい状況の中迎えた相手はここまで全勝で昇格を決めている明治大学。この強豪相手にどこまで対抗できるのか注目だ。

1Qの出だしはお互いに強度の高いディフェンスでなかなか得点を許さない。開始2分半でお互いに得点が入らないという珍しい展開に。特に明大#52溝口の高さに苦しみ、なかなかゴール下まで攻め込んでも決めきることができない。対する法大もセットプレーが多い明大のオフェンスを非常に研究しており、相手の動きを先読みしたディフェンスが光る。お互いにハーフコートのオフェンスというよりは堅いディフェンスからの速攻が徐々に目立ち始め、16-21と法大の5点ビハインドで1Qは終了。

2Qも同様の流れが続き、明大が徐々に点差を離す。残り6分ほどで8点差となり法大がタイムアウト。しかしリードを広げたのにも関わらず明大ベンチではかなり厳しい声がコーチ陣から飛び、全勝チームの強さを垣間見る。タイムアウト明けからさらにディフェンス強度を上げた明大が最大15点リードとする。法大はたまらず2度目のタイムアウト。しかしこのタイムアウトから流れが変わる。法大はゾーンディフェンスに変更すると相手のシュートが落ちてからの速攻が増え始め、2Q最後の#13本間のスリーポイントブザービーターもあり7点差で前半を終える。

第3Qは7点差を埋めるべく法大が猛追を見せた。#1川島のレイアップを皮切りに、#7柴田から#74長橋のコンビネーションなどで点差を詰めていく。同点に追い付くと#13本間がスリーポイントを沈め、この試合初めての勝ち越しに成功。その後は#6杉澤のブロックが飛び出すも、再び一進一退の攻防が続き4点差ビハインドの展開となり、勝負の最終Qへ。

4Qは相手のオフェンスリバウンドに苦しみ徐々に点差が開き始める。しかし今日の法大はここで崩れない。地道にディフェンスで身体を張り続けると#3今池のスリーポイントなどで追い上げ残り2分半で5点差まで詰める。そこで明大が痛恨のアンスポーツマンライクファール。与えられたフリースロー2本を#51金本がしっかり決め3点差、なおも法大ボールのスローイン。エース#1川島のアタックからフリーでスリーポイントを立て続けに放つも惜しくも決まらず。そのリバウンドの流れから法大の選手の手が相手の顔に入ってしまいこちらもアンスポーツマンライクファールに。そのまま落ち着いて明大が試合を締め73-80で試合終了。

残念ながら敗れてしまったものの、全勝チーム相手にもしっかりと戦えることを証明した法大。鈴木コーチも話すように残り2試合負けたまま終わってしまうのと勝って終わるのとでは全くこのリーグ戦の価値が変わってくる。自信を取り戻し奮起してくれるであろう法大の戦いから目が離せない。(撮影・取材 鈴木滉平・有賀隆人)

選手コメント

川島聖那

ー今日の試合を振り返って
連敗が続いていて泥臭いところを徹底してチームで勝とうという意気込みで臨みました。最近のゲームの中では良いゲームが出来たと思います。

ー対策は
フォーメーションの確認とかはやっていたんですけど、根本的なところは自分たちのリバウンドとかディフェンスのコミュニケーションとかボイスをしっかりやれば、自分たちには勝てる力は十分あると思っていたので、そういったところを徹底してやろうという話をしていました。

ー第3Qでは一時逆転しました
自分が積極的に攻めることによって相手のディフェンスが収縮して2、3人寄っていたので、そこからアシストが出来ていたし、ディフェンスもみんなしっかり足を動かして相手のターンオーバーとか誘えたので点数を取れたのかなと思います。

ーここ最近勝ちきれないが、大きな原因は
やっぱり泥臭いところ(リバウンドや走ること、ルーズボールなど)を徹底してやることだと思います。出来ていることもあるんですが、40分徹底して出来ているかというところで、まだまだ他のチームより劣っていると思います。あと残り2試合しかないんですけど、そういった部分を徹底すれば勝てると思います。

ー残り2試合、どう臨んでいきたいか
しっかりチーム全員で一体感を保って、自分がエースなんですけど、自分がやりたいことをやるんじゃなくてチームが潤滑に機能するようなバスケットを展開していきたいです。

鈴木雄太学生コーチ

ー今日の試合のゲームプランは
秋にむけてリバウンド、コミュニケーション、全員でオフェンスしっかり走るという3つをチームとして強化してきましたが、今リーグ戦通して自分たちのミスだったり良くない流れの時にズルズルいってしまう試合が多かったです。その中で今日はまず相手の強度に負けないこととミスをミスで終わらせないということを話しながら試合に入りました。

ー相手のセットプレーはスカウティングをしてよく守れている印象でしたが
特に明治さんはこれまでの試合でもセットプレーが非常に多かったので、試合に出ない選手たちに同じ動きを練習でしてもらって対策してきました。コミュニケーションがよく取れていたのでそこは良かったと思います。

ー今のチームの課題は
もちろん良いミスもあるんですけど、次に繋がらないようなミスが出た時にチームとして沈んでいってしまうシーンがすごく多いです。負けが混んでいる中で選手たちそれぞれ少しずつ自信がなくなってしまっているんですけど、今日のようなゲームの中で良いプレーが出たときにそれを自信に変えて次のプレーに生かせるようにしたいです。ここ1年通して自分の思っていることを言葉にすることが苦手な選手たちがとても多くて、思っていることを面と向かって言えなくて他所で吐いてしまったりだとかがあったのでそこがチーム全体としての課題かなと思います。

ー今池選手や杉澤選手などベンチメンバーの活躍が徐々に出てきていますが
おそらく法大は他のチームより出場する選手を入れ替えてやっていると思います。この前駒大戦に負けてからこれまではスターターで始まってスターターで終わるということにこだわっていたんですが、そのこだわりをなくして最近は調子の良い選手を出すようにしています。やはり昨年コロナの影響で試合が少なかったので、経験を積んでいって欲しい中で下級生が活躍してくれるのは嬉しいです。

ー残りの2試合に向けて
今年は負けが混んでいるんですけど、このまま負けて終わるのと勝って終わるのでは自分たちのやってきたことに対する自信だったり再確認できるところっていうのは全く違ってくると思っているのでしっかりチーム全員で戦って、勝って何か得られるものがあれば良いなと思って練習に取り組んでいきます。

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