第102回日本選手権水泳競技大会
2026年6月4日(木)〜6月7日(日)
東京アクアティクスセンター
日本選手権も大詰めを迎えた。法大勢は3選手が決勝、B決勝の舞台へ駒を進めた。白戸が1500m自由形で6位入賞するなどこの日も法大勢が躍進し、4日間の激戦を締めくくった。
今大会の泳ぎは夏に行われる関東インカレ、全日本インカレに向け、確かな手応えを掴むものとなった。

男子400m個人メドレー決勝に進出した仲光陸遥
3日目 結果
予選結果(女子)
| 種目 |
順位 |
選手名 |
タイム |
備考 |
| 50m自由形 |
ー |
亀井彩華(現2) |
ー |
棄権 |
| 19位 |
森田眞心(現4) |
26.23 |
ー |
| 37位 |
磯江月希乃(国4) |
26.70 |
ー |
| 400m個人メドレー |
17位 |
中澤心暖(人1) |
4:50.41 |
ー |
予選結果(男子)
| 種目 |
順位 |
選手名 |
タイム |
備考 |
| 100mバタフライ |
26位 |
諏訪遥希(経3) |
53.82 |
ー |
| 400m個人メドレー |
25位 |
水町龍太郎(経2) |
4:23.88 |
ー |
| 15位 |
市丸愛翔(経2) |
4:19.41 |
B決勝進出
自己新 |
| 8位 |
仲光陸遥(経3) |
4:17.98 |
決勝進出
自己新 |
決勝結果(男子)
| 種目 |
順位 |
選手名 |
タイム |
備考 |
| 400m個人メドレーB決勝 |
8位 |
市丸愛翔(経2) |
4:23.61 |
ー |
| 1500m自由形 |
6位 |
白戸亮太(営4) |
15:21.61 |
|
| 400m個人メドレー |
8位 |
仲光陸遥(経3) |
4:19.28 |
ー |
試合結果の詳細につきましては SEIKO公式リザルト よりご確認ください。(青字をクリックしていただきますとWEBサイトへ移動いたします。)
マッチレポート
日本一のスイマーを決めるこの大会も最終日を迎え、大詰めとなった。法大からは3名の選手が決勝、B決勝進出を果たし、4日間の戦いを締めくくった。
男子1500m自由形決勝の舞台には、前日の予選を15分20秒57の6位で通過した白戸亮太が登場。決勝は15分21秒61の6位フィニッシュとなった。目標の「15分1桁台」や自己ベスト更新には届かなかったものの、大学ラストイヤーの夏へ向け、大きな収穫と課題を得る一戦となった。
レースは序盤から前3選手が超ハイペースで突っ走る展開。その後方では、事実上の4位争いの激しい集団が形成された。その主導権を握ったのが白戸だ。前半から果敢にペースを上げて集団の先頭に躍り出ると、400m通過地点まで4位をキープ。「隣の田中(駿=明治大)くんが良いタイムで泳いでくれると思っていたので、前半でちょっと離しておいて、持ち味の後半でさらにまくれればと考えていた」というプラン通りの攻めを見せる。500m過ぎからレースが激化し、一時は先行を許したものの、ここからの粘りが白戸の真骨頂だった。残り200mから猛スパートをかけると、ラスト100mを1分00秒36という執念のビルドアップ。実力者がひしめく中で、見事6位入賞を掴み取った。今大会を「ここでダメでもインカレが良ければいい。何か1個取り組めればと思っていた。メンタル的には良かった」と挑戦的に振り返った白戸。ラストインカレに向け、大きな武器を手に入れた。

また、今大会は男子400m個人メドレー勢の躍進も光った。市丸愛翔は初の日本選手権B決勝へ進出。「予選でベストが出て、2本泳げたのは大きな収穫」と語る一方、「2本目でタイムを上げていかないと夏のインカレでは戦えない。これから強化していきたい」と早くも夏を見据える。同種目で決勝に進出した仲光陸遥は、200mバタフライ、1500m自由形にもエントリーしたタフネス。「予選でベストを出せたのでもう一度狙ったが、4日目でレース数も多く、疲労でうまく泳げなかった」と決勝の悔しさを滲ませたが、そのポテンシャルの高さを示した。
多くの種目で決勝進出者を出し、初舞台や表彰台を経験する選手が続出した今大会の法大勢。昨年度は届かなかった日本選手権の表彰台に、今回は岡村梨香、桐山真葵、そしてルーキー園部ゆあらの3名が登り詰め、チームの層の厚さを証明してみせた。ここで得た果実を糧に、夏に行われる関東インカレ、そして全日本インカレへ。オレンジの熱き逆襲が、ここから始まる。
(山鳥優里)
試合の様子につきましては スポーツ法政新聞会公式インスタグラム よりご確認ください。(青字をクリックしていただきますと移動いたします。)
インタビュー
白戸亮太

ーー昨日の予選、今日の決勝の泳ぎを振り返って
最近はちょっとフォームを改良していて、そのフォームでどこまでいけるか、どこまでスピードを上げられるかという感じで泳いでいて。でも、ちょっとこれ以上は無理そうだなって予選で思って、思い切ってちょっとフォーム崩しながらでもいいタイムで泳げるようにしてみようと思ったんですけど、ちょっとダメそうですね(笑)
ーー決勝のレースプランについて
前半から突っ込んで、隣の田中(駿=明治大学)くんが多分いいタイムで泳いでくれると思っていたので、ちょっと前半離しつつ、後半が持ち味だと思っていたので、後半まくれればと思っていたんですけど、ちょっとうまく運べなかったかなと思います。
ーー前回課題としてあげていた疲労の抜き方については
疲労の抜き方に関してはちょっと先輩に習っているし、色々試して、今回は一応800(m自由形)も泳いだんですけど、次のレースに(疲れを)引き継ぐみたいなことは感覚的にはなくて、今も意外と耐えていたのかなとは思うので、その点は克服してるかなと思います。
ーー前回の日本選手権から着実な成長を実感していたが、今もいいイメージが続いているのか
なんか1個挑戦したいなって思って。別に自分は何も代表とかかかってないし、ここでダメでもインカレよければいいかなと思って、なんか1個取り組めればなと思いながらやっていました。いいイメージについてはメンタル的には良かったかなと思います。
ーー日本選手権に向けて意識して調整してきたことは
前回も同様にスピードが上がっていなかったので、スピードを上げる練習だったり、それ以上のこととして、このタイムがあげられるような、ペースが上げられるようなことに取り組んできて。ちょっとラップがわからないのでわからないんですけど、前半のタイムが良かったなら、良かったのかなと。
ーー自己ベスト更新や目標の15分1桁には届かなかったが
ベストは出したかったので、ちょっとベスト出てないとこは残念ですが、調子というか波がなくて、全部3秒以内に3月から収められているので、そこはよかったと思います。
ーー次の大会やインカレに向けて、強化したい点や課題は
スピードを上げつつ、このペースが上げられるようにっていうことと、あとテンポがちょっと遅くなっちゃっているので、そこを直せるようにしたいかなと思います。
ーー日本選手権を振り返ってどのような大会になったか
3本とも自分の納得まではいかないんですけど、及第点のタイムで泳げてきているので、自分の実力を把握できて、課題は変わってないかなみたいな感じです。その課題解決能力のところはまだできてないって感じです。
(インタビュー:浅岡凜)
仲光陸遥

ーー今日のレースを振り返って
決勝は予選がしっかりベストを出せたので、もう一度ベスト更新を目標にやったんですけど4日目っていうこともあってレースも結構数やってて、その分の疲労があってうまく泳げませんでした。
ーー今日のレースに向けてどのような調整
前回の日本選手権が終わって、1500が全然良くなかったんで、しっかり1500のベースというものをしっかり2ヶ月間作ってきたうえで、その4個目とかリバタンもしっかり強化しつつ、今大会に挑戦しました。
ーー今大会での意気込み「お母さんにいいところを見せたい!」は果たせたか
2バタの予選がベストで、そこは良かったんですけど、1500の結果は全然不甲斐なかったので見せれたかって言われたらちょっと見せれなかったのかなと思います。
ーー今後に向けて
夏のインカレの種目はまだ決まってないんですけど、どの種目になっても今まで以上の練習を頑張ってメダル獲得を目標に頑張ります!
(インタビュー:金山遥南)
市丸愛翔

ーーレースを振り返って
予選でベストが出て、2本目(B決勝)ではもっと(タイムを)上げたかったですが、結構タイムを落としてしまって、それが自分の現状というか、実力のなさかなと思い知らされました。
ーーコンディションについては
3月の日本選手権では、ベストは出ましたが、B決勝、日本選手権決勝という目標には届かなくて。6月は2本泳ぎたいという気持ちで日々練習を頑張っていきたいという状況で、今日の朝ベストが出て、こうやって2本泳げたということはすごく大きな収穫かなと思います。
ーー日本選手権では初めての決勝の舞台か
はい。初めて2本泳げたという感じです。
ーー率直な気持ちは
やっぱり2本目で(タイムを)上げていかないと、その先の夏のインカレだったり泳げなくなるので、まずは1本目、(納得のいくタイムに)いけるようにしていくことを大前提に、2本目もしっかりタイムを上げて戦えるようにこれから強化していきたいです。
ーー自身の強みについては
どんな練習でも逃げずに頑張ることができることは自分の強みかなと思います。
ーー大学入学して1年経ったが
練習もそうですが、結構周りを見てだったり、自分の現状を理解して練習に取り組んだりっていうところは去年の自分とは少し成長した部分でもあるかなと思います。
ーー関東インカレ、全日本インカレに向けて目標や強化していきたいことは
今日の予選よりもタイムを上げていかないと、決勝に残って戦えなかったりすると思うので、まずは1本目で今日の朝の自分よりもさらに早いタイムで順位を1つでも上げられるようにして、大学に貢献できるように頑張りたいと思います。
(取材・撮影:山鳥優里、浅岡凜、金山遥南)
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