2021年度秋季関東大学男子2部リーグ戦
2021年10月31日(日)
対 亜大
秋季リーグ最終戦は法大と同じく上位争いの亜大との対決になった。第1セットは奪うものの、互いに譲らず一進一退の白熱した展開に。第2・3セットを奪われ後がない法大は、調子を取り戻し法大の強みを存分に発揮。フルセットに持ち込んだ。しかし第5セット惜しくも一歩届かず敗北となり秋季リーグを終える結果となった。
試合結果
トータル試合結果
2
法 大
|
25 | 1セット | 21 | 3
亜 大
|
---|---|---|---|---|
19 | 2セット | 25 | ||
20 | 3セット | 25 | ||
25 | 4セット | 20 | ||
13 | 5セット | 15 |
法大スターティングメンバー
背番号 | 選手名 | ポジション |
---|---|---|
7 | 持田 恒希(営3) | WS |
13 | 山本 帯刀(文2) | WS |
15 | 安部 翔維斗(法2) | WS |
17 | 中田 拓斗(営2) | S |
19 | 伊藤 貴将(文1) | MB |
21 | 東 颯汰(文1) | MB |
12 | 森山 陸人(営3) | L |
24 | 武田 絢太郎(法1) | L |
途中出場選手
背番号 | 選手名 |
---|---|
2 | 佐藤 真和(法4) |
10 | 渡邊 虎央(法3) |
14 | 泉川 大輔(文2) |
23 | 三谷 浩太郎(営1) |
戦評
リーグ最終戦となる今試合。相手はリーグ上位常連の亜大だ。この時点で7勝3敗。上位でこのリーグを終えるためには絶対に負けられない法大は、最終戦の勝利を手にすることができるか。
第1セット、法大の得点からスタートするも相手にスパイクをブロックされ3連続得点を許してしまい、追いかける展開に。しかし安部翔維斗(法2)の鋭いスパイクから流れをつかみ、リードを広げていく。緒方悠大(法4)の代わりにキャプテンマークを付ける佐藤真和(法4)がリリーフサーバーとして登場し、相手レシーブを翻弄。続いて長いラリーを制し3点差をつけ主導権を握る。そのまま流れを渡すことなくこのセットをものにする。
続く第2セット、セッターを中田拓斗(営2)に代わり三谷浩太郎(営1)を起用した。相手の3連続得点から更にサービスエースを許し、序盤から亜大ペースに。粘り強く攻撃を仕掛けるがなかなか決めきることができない。山本帯刀(文2)のクロススパイク、安部のサービスエースが相手コートに突き刺さり、徐々に点差を縮めていく。迎えた終盤、安部ら攻撃陣が果敢に得点を重ねるも2本連続サービスエースを決められ、第2セットを奪われる。
互いに1セットずつ奪取し迎えた第3セット。序盤から相手のミスを誘い3連続得点を奪うも、相手の攻撃を止めることができずすぐさま同点に追いつかれてしまう。一進一退の攻防の中、1歩抜け出したい法大だったがクイック攻撃が相手ブロックに捕まるなど攻撃に苦戦し、相手ペースの時間が続く。先に20点に乗られると相手の勢いを止めることができないまま第3セットも落としてしまう。
後がない法大は第4セット、持田恒希(営3)の相手レシーブをはじき飛ばす強烈なスパイクからスタートした。続けて長いラリーも持田が制し、山本のバックアタックが決まり法大ベンチも盛り上がる。相手のツーアタックに森山陸人(営3)が素早く反応するも、相手に押し込まれ惜しくも得点を許してしまう。東颯汰(文1)のブロック、安部のこの試合3本目となるサービスエースからリードを4点に広げ法大ペースに。中盤ミスが重なり同点に追いつかれるが、伊藤貴将(文1)のブロック、森山のレシーブなど守備陣の活躍が光り再び4点差に広げることに成功。その後もこの勢いを落とさずフルセットに持ち込んだ。
勝負のファイナルセット。開始早々山本のサービスエースが決まるも、連続で相手ブロックに捕まり主導権を握られる展開に。しかしサーブで相手を乱し得点を重ね、1点リードでセットを折り返す。互いに一歩も譲らず点差は僅か1点の状況が続く。同点のまま終盤に入るが、この白熱した状況を動かしたのは亜大だった。3連続得点で点差を一気に離され、そのままマッチポイントを与えてしまう。1点差に追いつくも最後は法大のミスにより13–15で試合は終了した。
法大は今季リーグ7勝4敗、最終順位5位で終えることになった。最終戦は悔しい黒星となったが、今後も法大バレーの活躍を期待したい。
(取材:岩田かおり、鈴木しほり)
インタビュー
吉田康伸 監督
- 本日の試合を振り返っていかがですか
はじめてのフルセットの試合でしたが、選手は非常に頑張ってくれました。本当は勝ち切りたかったので、結果に関しては残念ですが、粘るチームを相手によく頑張ってくれたと思います。
- 本日でリーグ戦は最終戦となりました
久々の公式戦ということで、リベロ含めて7人中4人が初めてのメンバーでした。そのような中でも、選手はよく頑張ってくれました。リーグ戦の前半では、非常にいい試合ができていました。強みの攻撃力を活かせていたと思います。ただ、後半の上位チーム相手の試合では、力を発揮しきれていない部分がありました。そこで見つかった課題を、インカレや来年以降につなげていければと思います。
- 試合後半は、主将の緒方選手を欠いての戦いとなりました
緒方は、慶大戦で負傷してしまい、インカレを見据えて休んでもらっています。緒方の代わりに入った選手も、非常によくやってくれました。ただ、スパイクの高さの面などで通用しない部分があったため、そこでの課題をしっかり活かしていきたいです。
- 来年以降の課題は何でしょうか
それぞれの大学には、エースがいる・粘りに強いといった特徴があるため、そこをしっかり分析し、試合に臨んでいくことが重要だと思います。今回、我々はサーブで攻めて相手を崩すパターンができていました。それ以外の部分で、セッターからのボールを緻密にしたり、レシーブを粘り強くしたりして、特徴を出していければと思います。
安部翔維斗(法2)
- 今日の試合を振り返っていかがですか
フルセットは初めてだったのですが、最後終盤を決め切ることができなかったので悔しいです。
- 連続でセットを奪われた後の4・5セット目はどのような気持ちで入りましたか
もう負けられないという気持ちで入って、自分に上がってきたボールは全部決めようと思っていました。
- 今日で最終戦を終えましたが、リーグ全体を振り返っては
チームがまだ安定したチームになれていない部分があるので、この部分はこれからまた練習していって、チームを一から作っていかなければいけないと感じます。
- 今後の課題や強化したい部分はどんなところでしょうか
終盤決め切ることが課題で、サーブがもう少し安定して入るように強化していきたいと思っています。