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【ハンド】2022年度関東学生ハンドボール連盟春リーグ戦 第8戦 対順天堂大学 昨年のリベンジ果たせず、、

ハンドボール

2022年5月21日(土)
国士舘大学多摩キャンパス

 

第8戦は去年負けてしまった相手、順天堂大学との対戦であった。春季リーグも残すところ2戦。前半は拮抗する試合で2点差でリードするものの、後半で法大のペースには乗せれず点差を大きく離されてしまう、、。上位を狙うには勝ち切ることが目標であり今季こそは勝ちたかったところだがそうもいかなかった。

試合結果

トータル試合結果

33
法政大学
19 前半 17 38
順天堂大学
14 後半 21

個人得点

背番号 選手名 学部・出身校 今試合得点 通算得点
9 吉田峻介 社会4・愛知県立日進西高 7 24
10 渡邊桂也 経済2・市川 6 56
18 石田季里 経済3・越谷南 5 39
19 加藤怜央 現4・法政二 1 15
22 岩﨑琢未 スポ2・熊本国府 5 46
13 石川洸達 経済4・法政二 0 9
6 林来連 経済4・法政二 0 10
4 布田航 経済3・藤代紫水 4 13
5 林優我 経済1・近江兄弟社 1 5
3 山本浩介 社会4・浦和学院 2 7
25 今松祐也 経済3・浦和学院 0 12
26 竹中柊翔 社会1・法政大学第二 0 3
7 親泊寛粋 経済1・興南 1 6
14 西村佳起 経済2・近江兄弟社 1 4

試合後順位表

順位 大学名 勝-分-負 得点 失点 得失点 勝ち点
1位 筑波大学 7-0-1 247 220 27 14
2位 国士舘大学 6-0-2 198 170 28 12
3位 日本体育大学 5-2-1 256 232 24 12
4位 中央大学 4-1-3 230 207 23 9
5位 早稲田大学 4-0-4 233 221 12 8
7位 法政大学 3-1-4 249 257 -8 7
6位 東海大学 3-1-4 242 257 -15 7
8位 明治大学 2-1-5 228 248 -20 5
9位 立教大学 2-0-6 224 247 -23 4
10位 順天堂大学 1-0-7 171 219 -48 2
※得失点の順位は上ですが、勝ち点が同点の場合はその試合自体(法大vs東海大)での勝ちを優先し順位が決まるため法大は7位となっております。

 春季リーグ戦結果

日付 対戦校 結果 会場
1 4月16日(土) 早稲田大学 ⚪︎30-29 国士大多摩
2    17日(日) 筑波大学 ⚫︎30-34 立教大新座
3      23日(土) 中央大学 ⚪︎29-27 法政大多摩
4      24日(日) 立教大学 ⚪︎40-30 法政大多摩
5 5月1日(日) 国士舘大学 ⚫︎24-30 立教大新座
6       7日(土) 日本体育大学 △29-29 国士大多摩
7     14日(土) 東海大学 ⚫︎34-40 三郷市総合体育館
8     21日(土) 順天堂大学 ⚫︎33-38 国士大多摩
9     22日(日) 明治大学 国士大多摩

 

戦評

前戦からの1週間、調子を整えて順天堂大学に挑む。残すところ2戦だからかいつもよりも少し緊張した様子を伺える。法大からのスタートでパスを回しながら攻め込む機会を狙うも加藤怜央(現4)からのパスを受け取れず早速相手にゴールを許してしまう。しかしそんなことは気にせずにまずは一点を取ろうと石田季里(経3)が相手のディフェンスに邪魔されながらも素早い手捌きでゴールする(開始1分40秒)。その後すぐに攻め込まれるが布田航(経3)が相手を上手く押さえ込み失点を防ぐ。2分37秒7mスローに持ち込まれ悔しくも失点。そこで自チーム(順天堂大)を勢いに乗せようと順天堂大のベンチのメンバーが大きな声援を送っている。そんな雰囲気には負けじと岩﨑琢未(スポ2)が上からストレートに高速なボールで得点。加藤のフェイントパスからの連携も相まった。6分36秒渡邊桂也(経2)が勢いよく攻め込むも身体の大きなGKにカットされる。そんな中、7mスローで主将高木アレキサンダー(経4)が確実にボールを防ぐ。さすが守護神である。次に法大が得点したのは岩﨑がゴールしてから5分間弱たった8分27秒。吉田峻介(社4)、布田、岩﨑と3人とも良い調子で3連続得点を獲得。12分、16分、18分と同点になっては得点を重ねるというように前半戦は一進一退の攻防が長く続く。そしてまたも法大の石田、親泊寛粋(経1)、7mスローで吉田が、3連続ゴールで13-10(法大-順天堂大 20:12)。→

相手の隙をつき、ど真ん中にゴールを決めた吉田峻介選手。

そのまま点差を引き離していくかと思われたが相手もそう簡単には得点を許さない。そんな中、24分13秒にはよくゴール前を守っている山本浩介(社4)が力強いボールで得点、それに続き東海大戦から復帰した西村佳起(経2)が上から軽やかに、25分50秒は渡邊がまたも勢いのあるボールで得点し、26分にタイムアウトを取る。タイムアウト後連続で仕掛るも百発百中とはいかず、相手の雰囲気に少し呑まれ気味なものの19-17と2点差をつけて前半戦終了。

後半戦の合図が鳴る。このまま点差を引き離したい。早速、岩崎が攻め込む。しかし惜しくも得点とはならず。2分34秒に渡邊が得点し20-17。3分12秒では相手の速いボールに圧倒され失点。それを取り返そうと石川洸達(経4)が攻め込むも惜しい結果となる。それに続き相手に決められてしまう。同点に追いつかれる前になんとか点差を離しておきたいと加藤からのパスを受け渡邊がシュート(21-19)。5分42秒石田がゴール。そして吉田が6分から7分30秒にかけて点数を稼ぐ。だが、相手も負けじと勢いを胸に攻めてくるため大きな差は開かず11分59秒には同点、その1分後には追い越されてしまう(25-26)。後半戦になってゴールする率が高くなった渡邊がまたも1点、さらには石田も得点。法大を追い越した順天堂大の勢いが強まってくる中、16分45秒に布田が得点する。得点はしているがなかなかの接戦で後半の終盤に入っていく。20分49秒のタイムアウト後、山本が得点、高木がしっかりとボールをカットするなどディフェンス面が回復してきたように思えた。しかし一方で法大の3人が攻め込むも全てゴールから外れてしまう。そこから一気に流れが順天堂大の雰囲気に。そんな中でも岩崎からのパスを受け吉田が、そして渡邊、布田が28分17秒に得点するも、やはり先ほどの勢いに押された点差は縮まらず33-38(法大-順天堂大)という黒星で第8戦幕をとした。

颯爽とパスを受け取る渡邊桂也選手

 

選手インタビュー

布田航選手

―今日の試合を振り返って
ディフェンスを課題にしてたんですけど、先週よりは改善したけどやっぱりディフェンスが上手くいかなくて負けたっていう感じです。

―順天堂大学との試合の中で新たな気づきはありましたか
今回は2枚目の働きをしっかりと役割を明確にしてやろうというテーマで臨んでその分1人で抜かれるということはないですけどフォローした選手がコンタクトが弱かったかなとか、2枚目もそうですがコンタクトの部分でやっぱり課題が出たかなって思います。

―チームとして良かったところ、反省点は?前回のインタビューで雰囲気の改善をしたいとお話をなさっていました。
雰囲気で言うと、残りの2戦は色んなプレーをチャレンジする2戦だと思うので失敗とかは多いけどそこで凹むべきでないのに今日の試合はチャレンジしたことに対してチームとして盛り上げが足りなかったかなと、そういうところはもったいないなと思いました。

―個人としての良かったところ、反省点をお願いします
ディフェンス面では2枚目があまり釣り出されないように出来るだけ低くコンパクトに意識してっていうのはできたんですけど、逆にディフェンス面の悪かったところっていうのは相手がスピードに乗っている時とかでも低くいたりとか、下がるイメージが強すぎてしまって当たることを忘れてたりとかそのようなことがありました。

―前回のインタビューで順天堂のGKが同じ出身校で特徴を知られているかも、というお話を聞きました。その点について特徴を読まれてしまっているなというのは感じましたか?
読むっていうよりかはでかいキーパーに対して下ばっかり狙ってしまって本当は上も(シュートを)増やしていかなければはいけなかったんですけど下とかのシュートが多くて最初の方外していたので、そういうふうに見ていたので自分は駆け引きして簡単に打たないようにしようというように考えていました。

―明日の最終戦に向けて意気込みをお願いします。
もちろん勝つことっていうのは大事なんですけど、それよりもインカレに向けてそれまでに秋リーグそしてインカレって繋がっていくので春リーグに終わらないような試合にしたいというか、こっから上り調子にしていくために色んなプレートとかそれこそディフェンスでの課題を修正して次に繋がるような試合にしたいなと思います。

山本浩介選手

―今日の試合を振り返って
チームが全体的にまとまっていなかったのが良くなかったかなと思います。雰囲気もそうですが声かけだったりとか含めて全部チームがバラバラだったかなと思います。

―順天堂大学の試合前と試合後の印象の違い
あまり個人技がないと思っていなですが、やはり個人技が強かったりとかこっちがミスした時の速攻などがすごい早かったなという印象があります。

―今日の敗因はどのようなものですか
ディフェンスが上手くいかないことで途中途中フラストレーションというか結構イライラが溜まってしまってそれがオフェンスにも伝わってそこでオフェンスでのミスが増えたっていうことが大きな要因かなと思います。

―後半のタイムアウトはどのようなお話をなさいましたか
やっぱりディフェンスのことでどこをどう守るとか、やられたくない人がいたのでそういう人に対しての対処法とかも話したんですけどあまり上手くいかなかったというのが正直なとこですね。

―明日の試合に向けて今リーグで得たものをどのように活かしていきたいかをお願いします。
今日はあまり出来なかったんですけどチームプレイというのがオフェンスもディフェンスでも成長したかなと思うのでそこを活かして明日はなんとか(勝ちを)取りたいと思います。

林優我選手

ー今日の試合を振り返って
(試合途中)怪我をしてしまったのが今日後悔している点で、明日の試合に響くかなっていうのが心配です。チームでは最後の上に負けかけみたいな感じになった時にみんな士気が下がってってしまったのがダメだなと思う点です。

―チームとして意識したこと、活かせたこと
四年生の来連さん(林来連選手)が(試合に)出られなくて自分が出るってなった時に来連さんと自分のポストのポジションのスタイルが少し違うのでそれに合わせられるようにチームで話し合いました。

―1年生で今季のリーグを通して得たこと
気持ちの面で自分は点を決めたりして強くなれました。高校生の時は流れで自分のプレーが変わってしまうこともありましたが今は切り替えることができます。

―ハーフタイムではどのようなお話をしましたか
ディフェンス面で左の方が何本も(シュートを)やられていて右ではなかったのでもっと左に固めてもっとディフェンスを高くするという話をしました。オフェンス的には前半点が取れていたのでこのまま行こうという話しでした。

―最終戦の明治大学戦に向けて意気込みをお願いします。
相手は体が大きいので上からシュート打つより、ずらしていく方がシュートが入ると思うんでそれを意識しながらやります。

親泊寛粋選手

ー今日の試合を振り返って
最初はディフェンスが崩れていて前半から失点も多くて、オフェンスは良かったですが後半は崩れて最悪な流れで試合が終わったと思っています。

―この1週間で取り組んだ順天堂大学に対する課題はどのようなものでしたか
最初みんなで分析してそこで色々課題もあったのですが自分たちのすること、相手に合わせるんじゃなくて自分たちの求めるディフェンスをやろうと決めて。ディフェンス重視で(練習を)やりました。

―個人として頑張ったところ、反省点は
自分が最初から出て、一年生だけどもっとチームの柱になってやりたいなと思いました。勝ちたかったです。もっとプレー時間を増やしてほしい、やり切りたいです。

―前半と後半で意識した作戦はありますか?
相手の逆エース(左利き)がフェイントが早くてそこで点を取られていたでそこを厚く守ってそこにボールを入れるというのを意識してました。

―最終戦の明治大学に向けて意気込みをお願いします
最後の試合なので全力出し切って自分も試合出れるように頑張ります。(ー 明治大学の印象はありますか)個人個人が日本代表レベルの選手でカテゴリー別で入っていて、相手は個人でくると思うのでこっちはチームで団結して頑張っていきたいと思います。

一年生ながら強気な姿勢で試合に臨む親泊寛粋選手。限られた時間の中いつも奮闘している。

 

前半戦、後半戦ともに拮抗した争いが続く場面が多く、前半に2点差をつけ後半に挑むも自分たちのペースでプレーすることができずに最終的には5点差というかなり悔しい試合であった。相手の粘り勝ちといったところである。しかし選手個人のオフェンスは一人一人しっかりとして、今までの試合の課題でもあるディフェンスで相手に崩されることもあったが今回の試合の中ではそこからの脱却をしようという姿も見られた。また選手インタビューで山本選手がリーグを通して「成長した」と語るように、そういった姿は明日の最終戦でのプレーに生かされるだろう。

(取材・記事 松岡茉満子)


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更新遅くなり申し訳ありません。

 

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