第65回関東地区大学選手権大会4回戦
2023年3月16日(木)
サーティーフォー保土ヶ谷球場
シード権を獲得している法大は3回戦からの登場。新主将・塩唐松を筆頭に、「五冠」を掲げる新チームの公式戦初戦。先発・古川端が6回無失点でゲームを作り、4番・福本の一発が飛び出すなど、投打がかみ合う試合で見事初戦を突破した。
試合結果
試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
法大 | 0 | 2 | 1 | 0 | 2 | 1 | 0 | 2 | 0 | 8 | 12 | 4 |
法大Ⅱ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 3 | 9 | 2 |
(法大)〇古川端、中野、鈴木ー澤野
(法大Ⅱ)●大内ー山原
本塁打:福本陽生(3回)
失策: 須賀 諒也(1回) 高橋 凌(5回) 須賀 諒也(8回) 菊池 開斗(9回)
暴投: 古川端 晴輝(1回)
盗塁: 塩唐松 宏将(2回) 森 涼太(6回) 唐橋 悠太(6回) 唐橋 悠太(8回)
走塁死: 福本 陽生(7回)
打撃成績
打順 | 位置 | 選手名 | 出身校 | 打数 | 安打 | 打点 | 四死球 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 6 | 唐橋悠太(経3) | 桐光学園 | 5 | 1 | 1 | 0 |
2 | 8 | 小原捷平(社1) | 仙台育英 | 5 | 1 | 1 | 0 |
3 | (9)→1 | 鈴木歩夢(社3) | 明星 | 4 | 0 | 0 | 0 |
4 | (DH) | 福本陽生(経3) | 星稜 | 2 | 2 | 2 | 3 |
(9) | 大塚海斗(社1) | 鳴門 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
5 | (5) | 須賀椋也(現2) | 新田 | 4 | 2 | 1 | 0 |
6 | (3) | 塩唐松宏将(社3) | 鳴門 | 3 | 2 | 2 | 0 |
7 | (4) | 高橋凌(社3) | 花巻東 | 3 | 0 | 0 | 1 |
4 | 茂木大樹(人2) | 前橋商業 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
PH | 吉田大晟(人3) | 小山台 | 1 | 0 | 0 | 0 | |
4 | 菊池開斗(社1) | 花巻東 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
8 | (7) | 森涼太(経1) | 三重 | 5 | 2 | 2 | 0 |
9 | (2) | 澤野智哉(社3) | 国士館 | 4 | 2 | 0 | 0 |
P | 古川端晴輝(社2) | 花巻東 | ー | ー | ー | ー | |
中野颯太(社1) | 健大高崎 | ー | ー | ー | ー | ||
鈴木歩夢(社3) | 明星 | ー | ー | ー | ー |
投手成績
回 | 被安打 | 奪三振 | 四死球 | 自責点 | |
---|---|---|---|---|---|
古川端 | 6 | 2 | 6 | 3 | 0 |
中野 | 2 | 2 | 1 | 0 | 0 |
鈴木 | 2 | 5 | 1 | 0 | 3 |
戦評
快晴の中、関東の大学王者を決める戦いに臨んだ法大。五冠を目指す彼らにとって、今試合は絶対に負けられない。相手は同じく法政大学に所属する2部のチームで、まさに法大対法大の対決となった。
先発に選ばれた古川端晴輝(社2)は、初回から得点圏に走者を出したものの、打たせて取る投球で相手を抑える。
初回を三者凡退で終えた攻撃陣は、2回、4番・福本陽生(経3)が四球で出塁。5番・須賀椋也(現2)が犠打を決め1死二塁としたところで、6番・塩唐松宏将(社3)が中方向へ適時打を放ち先制に成功する。
さらに、2死三塁の場面で8番・森涼太(経1)が適時打を決め、この回2点を奪取。3回には4番・福本の左方向への本塁打で追加点を得た。
また、5回には5番・須賀の適時打や6番・塩唐松の犠飛で2点を追加。6回にも1番・唐橋悠太(経3)の内野ゴロの間に1点を奪い、打線の勢いを見せつけた。
6-0と大きな援護を受けた古川端は、徐々に制球を修正し、安定した投球を披露。立ち上がりこそ不安はあったものの、6回無失点で相手打線を封じた。
7回のマウンドを任されたのは中野颯太(経1)。2死一、二塁と危機を招いたが、最後の打者を三振に打ち取り、この回を切り抜ける。
8回、1番・唐橋は内野安打で出塁し、盗塁や相手捕手の悪送球の間に1死三塁とする。すると、2番・小原捷平(社1)が三塁手の野手選択の隙をついて出塁し1点を追加。その後、4番・福本が適時打を放ち、この回2点を追加した。
終盤の投手を担ったのは、今試合で右翼手としてスタメン出場していた鈴木歩夢(社3)。2死まで相手を追い込んだが、そこから連続安打などを許し3失点。しかし、9回は無失点で抑え、8-3で勝利した。
(記事/写真:熊谷芽歩季)
4番・福本は本塁生還時に、控えめに拳を握りしめ、喜びをかみしめた
選手インタビュー
古川端晴輝選手
ー今日の試合を振り返って
初戦ってやっぱり難しいので、僕も立ち上がり緊張しました。その中でどうにか点を取りつつ、ランナーを出して苦しい場面もあったんですけど、初戦を突破することが出来たので良かったかなと思います。
緊張もあって序盤は制球も定まらない中で、野手にも助けられながら0点に抑えることが出来ました。終盤は上手く修正できて、これからの試合に繋がるようなピッチングができたかなと思います。
体づくりと、フォームに重点を置いて取り組んできました。
昨日逆転勝利をしていたので、勢いのあるチームだなという風に思って試合をしていました。
ピッチャー陣が少なくて少し厳しい大会になると思うんですけど、力を合わせて勝ち抜いていきたいと思います。
福本陽生選手
ー今日の試合を振り返って
大会の初戦ということで、やっぱりチームの入り方っていうのが1番不安定な試合でした。
序盤は守りも攻撃も不安定なところがあったので、そこは次戦に改善していければいいかなという風に感じています。
中盤からはバッティングでも相手のミスにつけ込んだり、繋がっていく打線ができたので、良かったと思っています。
ー2打数2安打、自身の打撃面の調子は
悪くは無いと思うんですけど、やっぱり(3回表で)ホームランが出たあとも自分の普段意識していることは忘れないように、毎打席リセットして入ることが出来るように意識しています。
ー3回表のホームランの感触は
芯では無かったのでレフトフライかなと思ったんですけど、伸びてくれたので良かったです。
ーオフシーズンではどのような取り組みをしたか
チーム全体としてスイング量を増やすっていうのが課題だったので、成果が出たかなと思っています。
ー明日の試合に向けて一言
明日の試合は、今日は走塁や守備のミスが多くあったので、そういったミスをゼロにして打って勝ちたいと思います。