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【サッカー】「アミノバイタル®︎」カップ2023 第12回関東大学トーナメント大会準々決勝 法大2-5早大 5失点大敗も、まだ道は残されている。

2023年6月27日(火)
「アミノバイタル®︎」カップ2023 第12回関東大学サッカートーナメント大会
準々決勝 法大ー早大
熊谷スポーツ文化陸上競技場

またしても中1日で挑む今節。川崎、渡邉綾、小湊以外の8人を入れ替えて挑んだ
前半はわずか11秒の失点含む4失点を喫するも、小湊、中川敦のゴールもあり2点ビハインドで折り返す。
後半、絶対に点が欲しい法大だったが、終わってみればシュートはわずか1本。2-5と大敗を喫した。
5-8位決定戦に回ることになった法大。次は中2日、東国大戦。ここが正念場、勝てば全国、気持ちをピッチで体現してほしい。


2試合ぶりのスタメンとなった中川敦。結果で存在感を示した。

試合結果

トータル試合結果

2
法政大学
2 前半 4 5
早稲田大学
0 後半 1

スターティングメンバー

ポジション 背番号  選手名 学部・出身校
GK 30 川崎淳 社会2・浦和レッズユース
DF 3 木村恵風 社会3・横浜F・マリノスユース
DF 5 渡邉光陽 経済3・尚志
DF 17 モヨマルコム強志 現福4・東福岡
DF 26 大迫蒼人 経済2=FC東京U-18
MF 8 渡邉綾平 経済4・前橋育英
MF 11 中川敦瑛 経済3・横浜FCユース
MF 14 吉尾虹樹 現福4・横浜F・マリノスユース
MF 22 溝口駿 経済3・法政二
MF 25 中村翼 経済3・横浜F・マリノスユース
FW 27 小湊絆 スポ1・青森山田
サブメンバー
GK 1 中川真 スポ4・徳島市立
DF 4 細谷航平 社会4・サンフレッチェ広島ユース
DF 10 髙橋馨希 社会4・常葉大橘
MF 13 林航輝 現福4・清水エスパルスユース
MF 16 島田春人 社会1・横浜F・マリノスユース
MF 23 松村晃助 経済1・横浜F・マリノスユース
MF 29 青木俊輔 社会3・東福岡
MF 31 大畑凛生 現福2・矢板中央
FW 9 久保征一郎 経済4・FC東京U-18

試合スタッツ

時間 経過 大学 選手名 得点経過
1分 得点 早大 小倉陽太 0-1
13分 得点 早大 小倉陽太 0-2
20分 得点 法大 小湊絆 1-2
26分 得点 早大 平松柚佑 1-3
35分 得点 早大 伊勢航 1-4
38分 得点 法大 中川敦瑛 2-4
61分 交代 法大 中村翼→松村晃助
65分 交代 法大 溝口駿→青木俊輔
69分 得点 早大 山市秀翔 2-5
69分 交代 法大 中川敦瑛→久保征一郎
75分 交代 法大 吉尾虹樹→林航輝
75分 交代 法大 小湊絆→髙橋馨希

マッチレポート

勝てば全国大会出場が確定する一戦。相手は2部・早大。今年の3月には天皇杯予選で戦い、4-3で勝利を収めた、相性の良い相手だ。ディフェンスラインを全員入れ替えるなど、8人のスタメン変更をしてこの一戦に挑んだ。

落ち着いた入りになると思われたが、試合はすぐに動く。0分11秒、木村恵風(社3=横浜F・マリノスユース)がロングボールを弾き返すが、そのこぼれを拾った早大・小倉にミドルシュートを叩き込まれ、大事な先制点を奪われる。その後も早大が試合を握る。13分、小倉にこの日2本目のシュートを叩き込まれ、2点を追いかける厳しい展開になる。これ以上の失点は致命傷となる法大、木村が相手のチャンスの芽を紡ぎ耐え凌ぐと20分。中村翼(経3=横浜F・マリノスユース)が抜け出しからシュート、こぼれを詰めた小湊絆(スポ1=青森山田)が1点を返す。しかしその後もペースは早大。26分、CKから頭で決められ1-3とされる。突破のためにはゴールが必要な法大。高い位置でプレスをかけ、吉尾虹樹(現4=横浜F・マリノスユース)や中川敦瑛(経3=横浜FCユース)がチャンスを作るもネットを揺らすことはできない。すると35分、ミドルゾーンから早大にシュートを叩き込まれ1-4とされる。その3分後、相手のミスを見逃さなかった中川敦がゴールを奪い、2点ビハインドで前半を折り返す。

絶対に得点が欲しい後半。しかしアクシデントが起こる。相手GKとの接触で転落したエース・小湊が負傷交代。その後も、選手交代で早大が形成する強固なブロックを掻い潜ろうと模索するがシュートに至らない。69分にダメ押しの5点目を決められると、その後も決定的なチャンスを作れずタイムアップ。

2-5とまさかの大敗となった法大は、今季最多タイの5失点を喫した。しかしながらこれは既に終わった試合。「次勝つぞ!!」「切り替えていこう!!」ベンチ外メンバーが、出場した選手を大きな声で労った。30日・東国大戦で勝利すると全国への切符を掴み取ることができる。この大敗を糧に、ラストチャンスへ挑む。死に物狂いで戦う法大サッカー部を見せてくれるに違いない。
(記事・取材:大草拓馬、山口晴暉 撮影:大隈慶吾)


反撃ののろしを上げた小湊。無念の負傷交代となった。

試合後インタビュー

井上平監督

ー前半、後半それぞれ振り返って
前半は”試合の入り”が良くてなくてそれが物語っていた。「相手の前線は人を変えないでやってくるから疲労もあるかもしれないが、前回我々が天皇杯で勝っているし気持ちを入れて向かってくる」と言っていたが、試合の入りでフワッとしたクリアになってしまってゴールを決められたことが良くなかった。あとはクロスがそのままゴールになってしまったようなイレギュラーなゴールもああいう状況をつくってしまった自分たちに責任がある。とにかく”入り”が全てを物語っていたと思う。
後半は、前半を2点差で折り返したのでハーフタイムで修正出来たらいけるだろうと踏んで、ゴールをとるために皆でコミュニケーションをとってやっていたが、ほとんど良くならなかった。ボールの動かし方のところもあまり選手の距離感が良くなくてセンターバックのサイドの間でインターセプトされることも多かったのでそこの工夫は必要だったと思う。ボールを運んで相手を引き出してからパスを出すとか、スペースを空けないとなかなか厳しい。小湊が裏へ抜け出してチャンスをつくっていたが負傷交代でそれが無くなり、代わって入った久保へももう少しクロスを上げる形をつくってあげたかった。そうしているうちに追加点を奪われ試合を決めさせてしまった。

ー負傷交代した小湊の容態は
痛そうにしていたので厳しいかもしれないが、交代選手がやってくれると思っているしそこは信じてやっていきたい。

ー総理大臣杯への切符をつかむため。次節への意気込み、応援してる皆さんへ一言
5失点した中でも1番近くにいる仲間が「次、切り替えていけばいいよ」「総理大臣杯出ようね」と言ってくれていて、あれほどいい仲間はいない。そういった仲間のためにも必ず出場を決めないといけない。また、来てくださる保護者やサポーターの方々がいるので全力を出し切ります。

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