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【水泳】第96回関東学生選手権 3日目 4年ぶりの仲間からの大声援。応援を力に岡村、森田の1年生が揃って種目優勝!! 女子メドレーリレー陣も続いた!!

第96回関東学生選手権 3日目
2023年8月1日(火)~8月4日(金)
東京アクアティクスセンター

この日は初日の200背泳ぎで優勝した1年生の森田眞心が、100mの同種目を制し二冠を達成した。同じく1年生岡村梨香は400m自由形を優勝。
またこの日からリレー種目が始まり、仲間の泳ぎを後押しする声援が会場中に響き渡った。

800m自由形では惜しくも表彰台を逃した岡村。400mではその悔しさを晴らし見事優勝

大会結果

予選結果(女子)

種目 順位 選手名 タイム 備考
100m背泳ぎ 6位 石田瑠海(スポ3) 1分03秒64
4位 森田眞心(現1) 1分03秒07
 

200m個人メドレー

7位 庄司朋世(スポ4) 2分18秒74
2位 鴨下奈苗(社3) 2分17秒77 自己新
22位 中村菜々穂(現3) 2分29秒09
 

400m自由形

9位 篠田沙彩(経4) 4分21秒07
4位 松野仁衣奈(スポ2) 4分19秒18
5位 岡村梨香(スポ1) 4分19秒43

予選結果(男子)

種目 順位 選手名 タイム 備考
 

100m背泳ぎ

3位 由良柾貴(社4) 55秒52 自己新
36位 テノリオ純(スポ1) 59秒57
26位 中谷悠空(経1) 58秒68
 

200m個人メドレー

17位 市川薫(経3) 2分06秒26
9位 神偉雄(経3) 2分02秒79
21位 齊藤優太(スポ1) 2分07秒41
 

400m自由形

23位 西田大晟(社4) 3分59秒70
31位 羽尻壮志(経3) 4分04秒11
22位 綿貫太地(経2) 3分59秒55

決勝結果(女子)

種目 順位 選手名 タイム 備考
100m背泳ぎ 決勝 6位 石田瑠海 1分03秒11
1位 森田眞心 1分01秒57 自己新
200m個人メドレー 決勝 3位 庄司朋世 2分16秒26 自己新
4位 鴨下奈苗 2分16秒96 自己新
400m自由形 決勝 1位 岡村梨香 4分15秒00
5位 松野仁衣奈 4分16秒72
400m自由形 B決勝 1位 篠田沙彩 4分19秒27
400mメドレーリレー タイム決勝 2位 森田-庄司-三井-水上 4分08秒97

決勝結果(男子)

種目 順位 選手名 タイム 備考
100m背泳ぎ 決勝 6位 由良柾貴 55秒80
200m個人メドレー B決勝 1位 神偉雄 2分02秒66 自己新
400mメドレーリレー タイム決勝 4位 由良-山尾-丹保-佐々木 3分40秒36

Close Up

鴨下奈苗

昨年の悔しさを晴らす準備は整いつつある。1日目の400個人メドレーから中1日空け、200m個人メドレーに出場した鴨下奈苗。予選を自己ベストを更新する2分17秒77の2位で通過して午後の決勝へと進んだ。「練習を積んでいくなかで、今回のレースはベストが出せる自信はあった」というレース後の言葉通り、予選から過去の自分を超えていった。

続く決勝、法大水泳部の女子キャプテンである庄司朋世とともに熾烈なメダル争いを演じた。前半のバタフライと背泳ぎで先頭から遅れをとるものの、得意の平泳ぎで前との差を一気に詰めた。ラスト50mの自由形のラストスパートでさらに追いすがるものの、3位に入った庄司に0.7秒及ばず4位となった。

惜しくも表彰台は逃したものの鴨下はしっかりとインカレを見据えていた。「前半の2種目が課題ではあるので、楽に速く泳げるような練習を残り1ヶ月積んでいきたい。インカレではまずはB決勝に進むことがひとつの目標だが、決勝も狙える位置に今回行けたのでしっかりと狙っていきたい」。1つ上の庄司と揃って臨む最後のインカレで、決勝の舞台で競演なるか。残り1ヶ月やるべき課題としっかり向き合っていく。(野田堅真)

写真館

予選、決勝共に自己ベストを更新した由良。インカレでのメダル獲得に期待がかかる

今大会個人メドレー2部門でメダルを獲得した庄司

4×100mメドレーリレーで準優勝した女子チーム。写真右から水上、三井、庄司、森田

インタビュー

400mメドレーリレーメンバー

ーレースを振り返って
森田:個人レース(100m背泳ぎ)よりタイムを落としてしまったことが悔しいです。

庄司:引き継ぎ込みで1分9秒台を出すのが目標だったので悔しいんですけど、みんなで2位を獲れたことがすごい良かったです。

三井:結構世界水泳の疲労が溜まっていてタイムが何秒でるか不安だったんですけど、疲労が溜まってる感覚の割には引き継ぎのタイム的に上手く泳げたと思います。順位は惜しくも2位だったんですけど、みんなで2位になれて良かったなと思います。

水上:2位で引き継いで1位が見えていたので抜けたらいいなとは思っていたんですけど、個人的には個人の種目タイム(100m自由形のタイム)よりは早く泳げたので良かったと思います。

ー1位まであと一歩だった。チームとしてどのように改善していくか
庄司:1位を目指してたので悔しい部分もあるんですけど、その借りはインカレで返すってことにします。インカレではこの悔しい気持ちを持って、A決勝に残ることで借りを返せればなと思います。

ーインカレに向けて 
森田:個人でもベストタイムを出した上で、リレーでもベストタイムと同じぐらいの泳ぎができるようにこの1ヶ月間死ぬ気(笑)で頑張りたいと思います。

庄司:メドレーリレーに出れるってなったら、しっかり目標の1分9秒台を出してチームのみんなに貢献できるように頑張りたいと思います。

三井:まだ引き継ぎの練習とかしたことなくて、そういう所をもっと詰めれると思うし、引き継ぎだけでなく個人的な泳ぎのタイムをしっかりと上げて貢献できればいいなと思います。

水上:最後のフリーが戦えないと、面白くも楽しくもないと思うので、しっかり泳ぎを強化してインカレに臨みたいと思います。

由良柾貴

-2レースともに自己ベスト更新。今日の結果についてどう考えているか
大学1年生振りのベストなのでそこは正直に嬉しいです。ただ、インカレで決勝に残ってメダルを獲るためには54秒台が必須になってくるので、54秒台に近いタイムで泳げなかったことは悔しいです。

-50mと100mの背泳ぎを両方泳ぐなかで、意識していることは何か
50mはペース配分考えずに最初から飛ばしていくんですけど、100mの方は前半から飛ばしていくとどうしても後半バテてしまうので、前半から行き過ぎないということは特に意識しています。

-その中で今日の予選のレースは自己ベストよりも速いタイムで前半50m入ったがそれについては
今まで考え過ぎてしまって前半を落とし過ぎてしまうことがよくあったので、今回は後半バテてしまってもインカレに繋がる泳ぎにしようと思って前半速く入りました。インカレに向けて試したような形です。

-インカレに向けての課題は
インカレは1日4レース泳ぐことになってくるなかで、今日は1日3レース泳いで泳ぐ度にタイムを落としてしまうことになったので、バテないように最後まで良いタイムで泳げるように練習していきたいです。そのうえで自分の持ち味であるスピード力を高めていって、インカレに臨みたいと思います。

鴨下奈苗

-1日目の400mに続いてのベスト更新。泳いでいて手応えは
練習を積んでいくなかで、今回のレースにはベストは出るという自信はありました。インカレの決勝とB決勝に進出するラインを200mの方では越えることができていなかったので、今日のレースはまずはB決勝の進出目安である2分17秒台をだすことをコーチとも目標に掲げていました。結果2分16秒台で泳ぎ切ることができて、インカレに向けて計画通りに進められている点はとても収穫になりました。

-平泳ぎでの追い上げが凄かった
自分の強みが平泳ぎで、その強みを活かしたい泳ぎができるように意識しています。背泳ぎが苦手でどうしても遅れをとってしまうので、平泳ぎで勝負を仕掛けることを意識しています。

-インカレに向けての課題は
前半の入りが自分の中ではずっと課題ではあるので、バタフライと背泳ぎをいかに楽に速く泳げるかを意識してここから練習を積んでいたいです。

-インカレの目標は
去年はベストタイムが出ていればB決勝進出ラインまで届いていたのですが、更新できず悔しい思いをしたので、まずはB決勝に必ず残ることがひとつの目標です。また今回のレースで200m個人メドレーの方は2分16秒台がでて、決勝も狙える位置にいることは確かなので上の舞台もしっかり見据えて戦っていきたいです。最後のインカレになる朋世さん(庄司朋世)と一緒に決勝にいきたいです。

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