第7戦目は明大。明大からのスローオフ。早速得点したのはパスカットからボールを受け取った竹中柊翔(社2)。しかしパスミスをしこちらも失点。スピード感のある試合展開でゲームが進む。開始4分30頃、相手の速攻を止め、布田航(経4)が走り込みのシュート。そこから一進一退の攻防が続く。だが開始15分からなかなか攻め込めない状態が続いている。そこで雰囲気を変えたのはポイントゲッターである西村佳起(経3)。力強いボールで得点。さらにGK山口の好プレー、渡邊桂也の安定したボールと続いた(法大10-11明大)。23分には7mスローのチャンスを許してしまうもGK松田大介(社4)が見事に阻止。法大に与えられた7mスローは岩﨑琢未(スポ3)が決める。だが徐々に開いていた差が縮まることはなくラスト30秒まで粘り石田季里(経4)得点するも前半13-18の5点差で終了。
後半開始2分でGKがいないゴールを狙われ2失点。なんとしても勝ちたい法大は士気を上げ、3分30秒には岩﨑の一撃。そして竹中は粘りながら大きな動きを見せ3連続点。さらに西村が得点と法大は5点連続を果たす。それでも3点ビハインドの法大は8分27秒のタイムアウト後、ゲームを仕切り直そうと奮闘。開始20分、またも7mスローを止める山口の好プレー。そして竹中から岩﨑のスカイシュート!!またもそこから一進一退に。明大有利の状態でゲームが続いている。そんな中、またも2人のスカイシュートが見られ、ラストスパートに突入(30-28)。試合終了まで30秒失点するも最後は岩﨑がきっちりと決め2点差で白星をあげた。
西村佳起 選手(経済・3年)
ー今日を振り返って
試合展開は最初負けていて逆転という形になったんですけどいつも自分たちは負けているところのスタートが弱くて雰囲気を盛り返すというのが苦手なんですけど今回はそれが出来たのですごい良い時間で自分たちの力になる試合だったなと感じます。
ー前半に引き離された要因
オフェンスはシュートミスっていう所が一点、ディフェンスで言えばいつも自分たちが言っているのは連携で。チームで固めるっていうディフェンスなんですけどそれがちょっと出来ていなくて意思疎通が合わなくてバラバラになっていたとこでやられたっていう形だと思います。
ーそれは焦りから来てしまったものでしょうか
そうですね、ここは絶対勝ちたい、勝たなきゃいけないっていう試合だったので今週は2回試合があって2戦2勝っていう目標で掲げていたんですけど昨日は残念ながら負けちゃったので今日は絶対にという気持ちが先行しすぎていたのかなって思いますね。
ー後半戦の始めに差をつけましたがハーフタイムではどのようなお話をされましたか
チームで決まっているルールの徹底ですね。ディフェンスはちゃんと固める。ディフェンスの形をちゃんと話して、その基礎を固めるっていうことを話したのとオフェンスはとりあえず攻める。どんどん走って、もう負けている状態なので点差が5点差くらいあったのでもうビビらずに攻めろという感じですかね。
ーポイントゲッターとして
言ってもらった通りポイントゲッターなので出るからには点数を取らなきゃいけないっていう自分の中でやっぱりプレッシャーなんですけどやっぱりフルで出ているわけじゃなくて所々で少し出て点を稼ぎって感じなんでやっぱり怖かったんですけど、やっぱり出ると緊張と責任で怖いんですけど来たからにはもう全力でっていう。ちょっと力んじゃって外しちゃったのもあって悔しいところはあるんですけど自分の中では全力が出せたかなと思います。
ー様々なシュートフォームがありますが試合中は相手重視、自分重視とどちらで決めていますか?
元々自分の得意なシュートフォームが基礎ではあるんですけど、相手のキーパーの調子とか止め方ってそれぞれ違うので、それを見てこの打ち方が1番入るかなとか試合中に模索しながらやっているって感じですね。
ー次戦順天堂大二向けて意気込みをお願いします
順天堂は自分たちのチーム全体で見て苦手な相手なので、いつもあんまり良くない試合結果なんでそこはやっぱり練習で天狗にならず、基礎を徹底してっていうのと自分の部分部分、シュートだったらシュート、ディフェンスならこれというものをちゃんと固めて試合に出せるようにしようかなと思います。
岩﨑琢未 選手(スポ・3年)
ー今日を振り返って
流れが悪い時といいところで差があったんですけどいい時で結構点差を縮められたので良かったなと思います。
ー前半のOF,DFについて
DFの真ん中の部分が結構やられていて、相手に当たれてなかったので結構そこから点数を取られてしまって、ディフェンスが上手く行かなかったのでオフェンスもどんどん崩れていって点がとれなくて離されたって感じかなと思います。
ー昨日のインタビューで明治大は個が強いからそこを守るのがポイントと他の選手がおっしゃっていましたがその点はどうですか
確かに一人一人強かったんですけど法政の強みとしても一対一、個人個人強かったりとか引きつけてクロスしたりとかするような強みが法政にはあるのでそれを使いつつ流れを持って行けたかなと思います。
ー後半開いていた差を縮められましたがタイムアウトではどのようなお話を
焦らずチームでやるって決めたことを徹底的にするっていう話をキャプテンもコーチも言っていました。
ー様々なシュートフォームがありますが試合中は相手重視、自分重視とどちらで決めていますか?
基本的にはキーパーを見てそのキーパーの位置でループ打ったりとかストレート打ったりとかしてます。
ー順天堂大学の特徴
オフェンス全振り見たいなチームなのでディフェンスで負けないようにしっかり守って寄せて、潰していきたいなと思います。
ー次戦への意気込みをお願いします。
順天堂は結構まあ勢いがあってでも法政としても負ける気はないし勝てると思っているのでしっかり勝ち点を取って頑張りたいなと思います。
竹中柊翔 選手(社会・2年)
ー今日を振り返って
前半OF,DFともにいい感じにならなかったのでそこで後半7人攻撃とかディフェンスの徹底とか意識し直してここでやってやろうっていうのがいい感じに入って良かったと思います。
ー前半に引き離された要因は?
疲れと焦りが結構混じって出ちゃって、オフェンスとかも急がなくていいのに焦って攻めてしまったりディフェンスも逆に身構えてしまって、いつも通りできなかったりしてそういう気持ち的な面で焦りがあった分悪くなっちゃったのかなと思っています。
ー昨日のインタビューの際に明治大学の特徴として個が強いからそこをカバーするのがポイントというお話をしていましたがそこはどうでしたか
前半は出来ていなかったのですが、後半につれて修正出来たので良かったと思います。
ー後半点差を一気に引き離していました。ハーフタイムではどのようなお話をしましたか
自分たちのミスでやられてしまったところが多かったのでそこを修正すればいけるっていう、まあそこは点差が開いている以上に勝てるっていう感じはあったので頑張りました。
ー3点連続で得点されていました。今日自分の中でのコンディションは
7人DFになったことで相手のスペースが広くなったので結構自分でいけるなっていう感じはありました。それでいったら、まあたまたまみたいなシュートも多かったんですけどなんとか上手くいきました。
ーシュートを打つ際に相手を重視してシュート方法を決めているか、自分の得意なシュートを優先しているか
GKと相手のディフェンスに合わせてやっています。相手がどう来るかに対してそれをどう避けるかっていうイメージの方が強いです。
ー次戦に向けて意気込みをお願いいたします。
次は2連戦じゃなくて1戦、順天だけで集中できるのでしっかり体も休めて対策もしっかりして、上手なハンドボールをやってくる相手なのでディフェンスもそれに応じて出来たらなと思います。チームとしてはやることをやるっていうのをもうずっとキャプテンが言っているので、それがまだ何なのか決まっていないですがそこの意思統一が出来れば仮にそれでミスをしたとしても自信を持ってプレーできると思うのでやっぱりやることをやるっていうのを意識していきたいです。
(取材・記事 松岡茉満子)
法大ハンドボール部さんにお写真提供していただきました。ありがとうございます!!。