2024年5月5日(日)
JR東日本カップ2024第98回関東大学サッカーリーグ2部
第4節 法大-拓殖大
拓殖大学八王子国際キャンパスサッカー場
みんなが待ち望んだ勝利は同じ八王子エリアに本拠地を構える拓大との八王子ダービーで圧巻のゴールショーだった。前半は攻めあぐねるも、副将エース・中川の一撃で先制する。後半は退場で一人少なくなった拓大を圧倒し、2年主力・小湊、松村の揃い踏みで快勝に華を添えた。
2024年5月5日(日)
JR東日本カップ2024第98回関東大学サッカーリーグ2部
第4節 法大-拓殖大
拓殖大学八王子国際キャンパスサッカー場
みんなが待ち望んだ勝利は同じ八王子エリアに本拠地を構える拓大との八王子ダービーで圧巻のゴールショーだった。前半は攻めあぐねるも、副将エース・中川の一撃で先制する。後半は退場で一人少なくなった拓大を圧倒し、2年主力・小湊、松村の揃い踏みで快勝に華を添えた。
3 法政大学 |
1 | 前半 | 0 | 0 拓殖大学 |
---|---|---|---|---|
2 | 後半 | 0 |
時間 | 経過 | 大学 | 選手名 | 得点経過 |
---|---|---|---|---|
37分 | 得点 | 法大 | 中川敦瑛 | 1-0 |
59分 | 交代 | 法大 | 洪怜鎭→小湊絆 | |
61分 | 退場 | 拓大 | 神山友陽 | |
67分 | 交代 | 法大 | 小池直矢→松村晃助 | |
72分 | 得点 | 法大 | 小湊絆 | 2-0 |
73分 | 交代 | 法大 | 青木俊輔→溝口駿 | |
77分 | 交代 | 法大 | 揖斐俊斗→大畑凜生 | |
85分 | 交代 | 法大 | 中川敦瑛→中村翼 | |
90+7分 | 得点 | 法大 | 松村晃助 | 3-0 |
背番号 | ポジション | 選手名 | 学部・出身校 |
21 | GK | 寺田周太 | 経済2・法政二 |
3 | DF | 竹内豊 | 現福4・新潟明訓 |
16 | MF | 荒井駿希 | スポ3・静岡学園 |
18 | DF | 日高華杜 | 経済3・大津 |
26 | DF | 薬師田澪 | 経済3・大津 |
7 | MF | 青木俊輔 | 社会4・東福岡 |
15 | MF | 揖斐俊斗 | 経済4・柏レイソルU-18 |
24 | MF | 小池直矢 | 現福2・前橋育英 |
30 | MF | 小倉幸成 | 経済1・鹿島アントラーズユース |
10 | FW | 中川敦瑛 | 経済4・横浜FCユース |
17 | FW | 洪怜鎭 | 社会3・三菱養和SCユース |
サブメンバー | |||
---|---|---|---|
1 | GK | 諏訪部隼 | 経済3・法政二 |
4 | DF | 木村恵風 | 社会4・横浜F・マリノスユース |
19 | DF | 保田成琉 | 社会2・阪南大高 |
11 | MF | 溝口駿 | 経済4・法政二 |
14 | MF | 中村翼 | 経済4・横浜F・マリノスユース |
22 | MF | 大畑凜生 | 現福3・矢板中央 |
23 | MF | 松村晃助 | 経済2・横浜F・マリノスユース |
28 | MF | 根津元輝 | 経済2・前橋育英 |
27 | FW | 小湊絆 | スポ2・青森山田 |
節 | 日付 | 対戦校 | 結果 | 会場 |
1 | 4月7日 | 神奈川大 | ●0-1 | 法政大学城山サッカー場 |
2 | 4月14日 | 山梨学院大 | ●1-2 | 山梨学院大学川田ツインサッカー場 |
3 | 4月28日 | 日本体育大 | ●0-1 | 法政大学城山サッカー場 |
4 | 5月5日 | 拓殖大 | ⚪︎3-0 | 拓殖大学八王子国際キャンパスサッカー場 |
5 | 5月19日 | 早稲田大 | – | 早稲田大学東伏見サッカー場 |
6 | 5月26日 | 順天堂大 | – | 順天堂大学桜キャンパスサッカー場 |
7 | 6月2日 | 立教大 | – | 法政大学城山サッカー場 |
8 | 6月9日 | 立正大 | – | 法政大学城山サッカー場 |
9 | 6月16日 | 城西大 | – | 法政大学城山サッカー場 |
10 | 7月14日 | 慶應義塾大 | – | 慶應義塾大学下田キャンパス |
11 | 7月21日 | 産業能率大 | – | 産業能率大学第二グラウンド |
12 | 7月28日 | 立正大 | – | 立正大学熊谷キャンパスサッカー場 |
13 | 8月3日 | 早稲田大 | – | 法政大学城山サッカー場 |
14 | 9月21日 | 立教大 | – | 立教大学富士見総合グラウンド |
15 | 9月29日 | 日本体育大 | – | 日本体育大学横浜・健志台キャンパスグラウンド |
16 | 10月6日 | 城西大 | – | JOSAI SPORTS FIELD 第1グラウンド |
17 | 10月13日 | 順天堂大 | – | 法政大学城山サッカー場 |
18 | 10月20日 | 慶應義塾大 | – | 法政大学城山サッカー場 |
19 | 10月27日 | 産業能率大 | – | 法政大学城山サッカー場 |
20 | 11月3日 | 神奈川大 | – | 神奈川大学中山キャンパストラック内フィールド |
21 | 11月10日 | 拓殖大 | – | 法政大学城山サッカー場 |
22 | 11月16日 | 山梨学院大 | – | 法政大学城山サッカー場 |
開幕3連敗。さすがにもう後がない中で挑むは八王子ダービー。昨年この地で苦い敗北を喫した悔しさを晴らすべく、拓大に乗り込んだ。スタメンには荒井駿希(スポ3=静岡学園)が左サイドバックに入り、後ろで丁寧に繋ぐというスタイルを変えずに試合に臨んだ。
前半は固い入りとなる。法大はシュートまでいけず、なかなかネットが揺れる予感が来ない。その中でも39分。最後尾からのロングフィードに洪怜鎭(社3=三菱養和SCユース)が競り勝つと、華麗なパスワークで最後は中川敦瑛(副将・経4=横浜FCユース)が右足一閃。ここしかないというところに突き刺し、前半最初で唯一のシュートで貴重な先制点を奪う。後半はさらにゲームを優位に進める。61分、投入されて間もない小湊絆(スポ2=青森山田)が前線から猛プレスをかけると、相手DFからボールを奪って運ぶ。奪われたDFはこれに焦り小湊を倒して一発退場。早速一仕事をすると、72分には自ら得点を奪い、リードを2点に広げる。その後も安定した戦いで後半は被シュート0と鉄壁を築き、試合終了までの時間を着々と減らす。後半アディショナルタイム7分、途中出場の松村晃助(経2=横浜F・マリノスユース)が勝負を決める3点目を決め勝負あり。みんなが待ち望んでいたリーグ戦勝利をつかみ取った。試合後、井上平監督は「法政に関わる全ての人々を笑顔にするということはひとまず今日できたので、またこれからひとつひとつ勝っていってみんなを笑顔にできるように頑張ります」と安堵した表情を見せた。2部優勝のために、ここから始まる法政の反撃を見せつける。
(記事:大草拓馬 撮影:大隈慶吾、山口晴暉)
順位 | 大学名 | 勝点 | 試合数 | 勝-分-負 | 得点/失点 | 得失点 |
1位 | 山梨学院大 | 10 | 4 | 3-1-0 | 11-5 | 6 |
2位 | 日本体育大 | 9 | 4 | 3-0-1 | 8-5 | 3 |
3位 | 立正大 | 8 | 4 | 2-2-0 | 6-4 | 2 |
4位 | 慶應義塾大 | 7 | 4 | 2-1-1 | 10-7 | 3 |
5位 | 拓殖大 | 6 | 4 | 2-0-2 | 7-7 | 0 |
6位 | 神奈川大 | 6 | 4 | 2-0-2 | 4-4 | 0 |
7位 | 順天堂大 | 5 | 4 | 1-2-1 | 5-6 | -1 |
8位 | 産業能率大 | 5 | 4 | 1-2-1 | 4-6 | -2 |
9位 | 早稲田大 | 4 | 4 | 1-1-2 | 6-9 | -3 |
10位 | 法政大 | 3 | 4 | 1-0-3 | 4-4 | 0 |
11位 | 城西大 | 3 | 4 | 1-0-3 | 5-10 | -5 |
12位 | 立教大 | 1 | 4 | 0-1-3 | 4-7 | -3 |
ーリーグ戦において345日ぶりの勝利、無失点勝利は562日ぶり。今の率直な感想について
感動しました。みんなの姿を見てうるうるしていました。
ーベンチ含め、試合終盤の一体感が印象的だった
一体感を出すことを目指しているんですけど、やっぱり勝たないとそれは生まれないのかなって思っていたので、ハードワークって大事なんだなと思いました。
ー球際の強さが光っていたが
すごかったですね。これをみんなできるんだから、これを当たり前に出せる状況を相手がどうであれ生み出せたら勝ちつづけられるチームだと思うので、これを出せるように我々はもちろん、選手もメンタル面とかフィジカルをつくっていかないといけないと思います。
ーここ2戦、小倉選手の起用が続いている
攻撃のビルドアップの時の関わりであったり、前を向ける技術とか、フィードであったり効果的に攻撃に関われるので起用しています。
ー久しぶりの勝利を手にしましたが、これから選手に伝えていきたいことは
今週も先週も伝えていたことなんですけど、やっぱり勝つにはハードワークが大事になってくるので、走って、戦って、それがあった上での彼らの素晴らしい個があるので、キツくてもそこをがんばらないといけないよということを伝えていきたいです。
ー勝利を心待ちにしていたファンの方々へ一言
こんなに素晴らしいチーム、選手たち、そして法政に関わる全ての人々を笑顔にするということはひとまず今日できたので、またこれからひとつひとつ勝っていってみんなを笑顔にできるようにがんばります!
-今の率直な感想
去年から多分1年ぐらい勝利できてなくて、今年は開幕3連敗というところで、 もう今週1週間、練習の取り組みや質は本当にみんなよくて、特にコミュニケーションのところで、練習の合間合間にみんなで話し合って、「もっとこうしていこうっていう」という、密なコミュニケーションが取れていました。今日も試合中にうまくいかないことがあったら、ゲームの中で改善できたっていうのが、本当にこの1週間の取り組みの成果が出たなと思っていますし、よかったです。
-得点を振り返って
オグ(小倉幸成)が出して、自分の横をオーバーラップしてくれたので、それで相手がちょっと引き連れたのが見えたので、少しコースが空いてシュートを打てました。ゴールを見ていなかったのですが、入るかなと思ったんで、決まってよかったです。
-リーグ戦対拓大は4戦連発。相性の良さについて
試合前は全く意識していませんでした(笑)。でも後半が始まる前に拓大の三浦(敏邦・4年/千里丘FC→ヴィッセル神戸U-18)くんが俺に「お前に毎年やられてる」って言われて、それで「たしかに拓大戦、俺全部決めてるな」って思いました。相性がいいとは思っていなかったのですが、なんか点が取れてます。次の拓大戦(第21節 11月10日)で5試合連続点を取りたいですね(笑)
-今後への意気込み
今日の1勝っていうのは必ずチームにとってプラスなものになると思っていますし、なっていかないといけないと思っています。まだ1勝しただけですが、本当に残り前期全勝できるようにチームとして1日1日質の高い練習をして、本当に見ている人たちに楽しんでもらえるようなサッカーをしていきます。
-今の率直な感想
前節も一応ベンチには入れましたが、出場することはできず、今節が今シーズン最初の試合でした。チームも開幕3連敗という状況の中で、自分自身危機感や責任を感じていたので、今日出たらほんとにチームの責任全部自分が背負うぐらいの気持ちで入ろうと思っていました。自分が出た時もリードしてましたが、そこからリード3点に広げられた上に、自分自身も結果を残せたというのはすごい良かった点です。
-投入前に監督やベンチからは
相手10人なってる中で、 今日試合開始からずっと続いていた強度の部分を落とさないようというところと、間で受けて攻撃のリズム作るっていうところを求められていました。
-ゴールを振り返って
前にも1本同じような形でボール来たときはボレーを打って、DFに当ててしまったので、 もう少し落ち着いて相手最後まで見て、切り返してゴール前で落ち着いて決めることができました、
-アジアカップ優勝メンバーの内野航太郎(筑波大・2年/横浜F・マリノスジュニアユース→横浜F・マリノスユース)から受ける刺激
もちろん刺激は受けますし、また自分自身こうして2部リーグ戦う中で、 「ほんとにこんなところに居てはいけないな」という風に、もう本当に危機感しかないです。
-次節以降への意気込み
今日のゲームでの勝利がリーグ戦約1年ぶりの勝利になったんで、本当にここから全部試合勝つぐらいの勢いで試合に臨みます。
ー久しぶりの勝利、今の率直な気持ち
個人的には天皇杯予選に出ていないので今シーズン初勝利なんで、その勝利に関われたっていうのは嬉しいですけど、これで満足するような選手ではないのでここからもっとやり続けられたらと思います。
ーチームの一体感が感じられるゲームでしたが
開幕三連敗して後がないという状況で臨みましたし、応援してくれる人をこれ以上悲しませることはできないという話はしていましたし、その結果を操れるのはピッチの選手だけという話もしていたので、すごく一体感をもって臨んで結果が出て良かったです。
ーU-23アジアカップでは内野航太郎選手などの活躍があったが刺激は受けているか
ちゃんと全試合リアルタイムで見ましたけど(笑)すごく悔しい気持ちもありますけど、デンソーカップで一緒にやっていた選手でもあるので悔しさもあり嬉しさもあるという感じです。自分がすぐあの場所に立つっていうことは願っていても難しいことだと思うので、そこは自分なりに人と比較せずにやっていきたいと思います。
ー勝利を待っていたファンの方々へ一言
まだまだシーズンは続きますし、この一勝で終わるんじゃなくてもっと喜んでもらえるように全力を尽くしていきたいと思います。