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【硬式野球】リーグ単独最多47度目の賜杯奪還への戦いが幕を開ける !/東京六大学春季リーグ戦 対立大戦展望

東京六大学野球2024春季リーグ戦 対立大
2024年4月20日(土)、4月21日(日)
神宮球場

ついに法大野球部の春リーグが開幕する。法大にとってはリーグ単独最多47度目の優勝を目指す戦いが始まる。大事な開幕カードの相手は、昨年春秋ともに5位に沈んだ立大。今回は明日からの立大戦の展望を紹介する。

右のエース・篠木健太郎に期待がかかる

今季リーグ戦日程、結果

慶大 ―― 5/18
5/19
6/1
6/2
4/28
4/29
5/4
5/5
○5-2
○8-3
明大 5/18
5/19
―― 4/28
4/29
5/25
5/26
5/11
5/12
4/20
4/21
早大 6/1
6/2
4/28
4/29
―― 5/18
5/19
○3-1
●1-3
○7-1
5/4
5/5
法大 4/28
4/29
5/25
5/26
5/18
5/19
―― 4/20
4/21
5/11
5/12
立大 5/4
5/5
9/16
9/17
●1-3
〇3-1
●1-7
4/20
4/21
―― 5/25
5/26
東大 ●2-5
●3-8
4/20
4/21
5/4
5/5
5/11
5/12
5/25
5/26
――

立大戦展望

法大の開幕カードの立大は近年苦手としていた相手だった。昨年春の勝ち点(2勝先取)獲得は2019年以来4年ぶりであり、春秋連続での勝ち点は2012年以来11年ぶりであった。試合に関しても1点を争う接戦も多く油断大敵である。

第1戦の先発が予想されるのは右のエース・篠木健太郎(営4=木更津総合)である。4月に入ってからのオープン戦では本来の投球もみられ、けがからの完全復活と言えるだろう。最優秀防御率(0.68)を取った昨春のような快投に期待したい。

さらに左のエース・吉鶴翔瑛(営4=木更津総合)も順調な調整を見せている。ゾーン内で勝負できる力強いストレートに加え、新たに縦のスライダーを習得。昨秋リーグ最多奪三振の『ドクターK』のさらなる進化に注目である。

左のエース・吉鶴翔瑛

打線の注目は第109代主将・𠮷安遼哉(法4=大阪桐蔭)だ。大島公一監督もキーマンに挙げた投打の要は、オフでさらにレベルアップ。日常的に行っている大川航駿(社4=日大鶴ケ丘)とのティーバッティングで強化した打撃で今季はクリーンナップの一角である5番を担うだろう。また守備の面でも昨年1年間正捕手を務めた経験値をもとに巧みにリードする。篠木、吉鶴翔瑛(営4=木更津総合)以外の投手陣は経験が少なく不安もあるが、彼の経験値がカバーしてくれるだろう。

主将の𠮷安遼哉

対する立大は第1週の早大戦では1勝2敗で惜しくも勝ち点を落としている。第1、3戦の先発を任された小畠一心(3年)は三振は少ないものの打たせて取る投球で打者を翻弄(ほんろう)。また第2戦で勝ち投手となった大越怜(3年)をはじめ、計8人の投手がすでに登板しており、細かい継投には注意が必要だ。

要警戒のキャッチャー・戸丸

打線に関しては3試合で5得点と鳴りを潜めているが、6番に座った菅谷真之介に要注意だ。3試合で9打数4安打、打率.444と好調であり、走者をためての対戦は避けたい。さらに昨春の3回戦ではリーグ戦初本塁打を献上しており一発にも警戒したい。また昨年は4番に座っていた強打者・戸丸秦吾(4年)は下位打線の8番での出場だったが、早大2回戦では決勝打を放つなど勝負強く気が抜けない。

今季は近年最高戦力と呼び声も高く期待も大きいが初戦を勝ち切ることは容易ではない。大島公一監督、髙村祐助監督のもと新体制で迎える新たな法大の第一歩に注目して欲しい。

(矢吹大輔)

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