【ラグビー】関東大学リーグ戦 対立正大 キッキングゲームを制し2連勝!!

関東大学リーグ戦1部
対立正大
2024年10月13日
法政大学多摩キャンパスラグビー場

4戦目の立正大戦は、相手の追い上げを制し勝利を収めた。

 

好キックが目立った金

試合結果

トータル試合結果

34
法大
17 前半 0 19
 立正大
17 後半 19

 

ポイント詳細

2/2 0/3
2/2 G 0/2
0/0 PT 0/0
1/1 PG 0/0
0/0 DG 0/0
T:花澤、炭竃、北川拓、細川G:金4

※前半/後半、得点者は法大のみ記載

法政大学メンバー

No. ポジション 選手氏名 学年 出身校
1 PR 杉山優太朗 4 法政二
2 HO 花澤祐太 1 法政二
3 PR 渡辺明志 4 佐賀工業
4 LO 三浦幹太 2 秋田中央
5 LO 細川幹太 3 國學院久我山
6 FL 大沢空 1 秋田工業
7 FL 嶋崎汰星 3 法政二
8 NO.8 宮下晃毅 3 報徳学園
9 SH 小山田裕悟 3 桐蔭学園
10 SO 侑悟 4 大阪朝鮮
11 WTB 小林雅治 4 法政
12 CTB 田中大誠 3 國學院栃木
13 CTB 炭竃柚斗 2 報徳学園
14 WTB 箕輪大地 2 石見智翠館
15 FB 北川拓来 3 昌平
16 Re 本橋陽助 2 國學院久我山
17 Re 小笠原吉宗 3 大津緑洋
18 Re 和山学弥 2 法政二
19 Re 上杉太樹 4 東福岡
20 Re 植浦慎仁 2 報徳学園
21 Re 鈴木稜斗 4 法政二
22 Re 渡辺圭祐 1 中部大春日丘
23 Re 鈴木颯太 2 秋田工業

 

戦評

前節の関東学院大戦では大勝した法大。この試合も勝利し、勢いに乗りたい。メンバーは左LOに三浦幹太(2)が入り、リーグ戦初先発となった。またインサイドセンターには、右足首の捻挫から復帰した田中大誠(3)が入った。
4戦目の相手は立正大。これまで1勝2敗で勝ち点7も流経大に勝利するなど侮れない相手だ。200cmのテビタ・バティウェテイを筆頭に高さのある留学生とハイパントには警戒していきたい。

前半は法大のペースで試合が進んだ。ハイタックルのペナルティを獲得すると法大はショットを選択。18分、SO金侑悟(4)がペナルティゴールを決め、3点を先制する。また31分には、敵陣5メートルライン右でのマイボールラインアウトからサインプレーで、HO花澤祐太(1)がトライを決めた。その後はキックでのエリアの取り合いが続いたが、WTB小林雅治(4)のキックで転がったボールを立正大がノックオンし、敵陣深くに攻め込む。そのマイボールスクラムで押し込み、コラプシングのアドバンテージを獲得し、有利な展開で試合を進める。SH小山田裕悟(3)のパスに反応したCTB炭竈柚斗(2)が42分にトライを決めた。これまでの課題であった「試合の入り方」を修正し、17-0で前半を終えた。

突破力を見せた炭竃

後半も法大のペースで試合が進んだ。敵陣でのカウンターラックからフェーズを重ねると最後はFB北川拓来(3)が4分にインゴールに飛び込んだ。またNO8宮下晃毅が自陣からビックゲインし、敵陣で連続攻撃。ペナルティを獲得すると、クイックスタートからLO細川幹太(3)がトライを決めた。しかし、立正大の反撃が始まった。11分、23分、28分と3本連続でトライを決められ、31-19と12点差に追い上げられた。一方の法大も34分にSO金がペナルティゴールを決め15点差にリードを広げる。その後は何度も自陣ゴールライン付近でのプレーが続いたが何とかノートライに抑え、見事に勝利を収めた。

力強いボールキャリーを見せ、POMに輝いた宮下

キッキングゲームを制し、何とか勝利した法大。次戦の相手は流経大。これまで1勝2敗で勝ち点10と苦しんでいるが、決して侮れない相手だ。春には大敗し、昨季のリーグ戦でも1点差で負けているだけに何としてでも勝ちたいところだ。大学選手権出場をかけた大きな一戦になるに違いない。
(記事:盛岡惟吹、写真:中野拓真)

インタビュー

金侑悟(主将、4年、SO、大阪朝鮮)
ーー今日の試合を振り返って
前半は自分たちがやりたかったプランをそのまま実行できて、結構いい流れで試合を運ぶことができました。後半は慢心はしてないですがどこかで心に浮かれた気持ちがあったので、そういったところが後半だけでは試合に負けてしまっているという結果につながったと思います。

ーー前節に新宮孝行監督が話した「試合の入り方」について今日の試合の入りはいかがでしたか
本日の入り方はとても良かったと思います。法政自体が敵陣でラグビーをしようというのを実行できて、それがこういった入りの良さにつながったと思います。

ーー課題に挙げたディフェンスを振り返って
前半0点ということで、それを常に心がけていたのでしっかりとディフェンスできたのかなと思います。

ーー前半はキッキングゲームとなりましたが
僕の持ち味であるキックが立正さん相手でも負けるはずがないという自信があったので、そこはしっかりとキャプテンとしてもそうですし、チームのリーダーとして「キッキングゲームに負けない」という意気込みも込めてプレーした結果、すごくいいキックが何本も蹴れたのかなと思います。

ーーゴール成功率が100%だったことに関しては
キックは元々得意で100%が当たり前というメンタリティを持っています。そのために日頃からしっかりと練習して試合でつなげていこうという気持ちがあったので、そこは自信持ってやれるところかなと思います。

ーー今後の意気込みを
今3勝1敗で大学選手権につなげるためにも残り3戦絶対に勝たないといけないので、しっかりと法政のプライドを持って戦っていきたいなと思います。

(インタビュー:外山栞)

宮下晃毅(3年、NO8、報徳学園)
ーー今日の試合を振り返って
相手の立正がアタックで、ハイパントを上げてくるんですけど、それの練習をずっとしていました。上がりのところやキックされた後の帰りのところを練習していました。キック蹴った時に全員が意識して下がれて、そこのハードワークで勝てたと思います。

ーー後半は力強いボールキャリーが目立ちました
いや、自分の中ではまだまだです。もっといいキャリーができるように頑張ります。

ーー体つきが非常に良くなった印象ですが、現在の身長、体重は
186センチの110キロぐらいですね。(体重を増やすために取り組んできたことは)筋トレと食事ですね。食事の質がまだ課題で、太ってしまっているので(体重を)5キロくらい落とそうかなと思います。

ーーベンチプレスの数値は
最高は165キロです。今は肘のけがの影響であまりできていないです。

ーーセットプレーの感触は
ラインアウト良かったですね。ラインアウトディフェンスで、相手ボールをスティールできて良かったです。

ーー兄の宮下大輝選手(花園近鉄ライナーズ)と話したことは
2週間前に一緒にご飯に行きました。リーグワンの話などをいろいろ相談したりして、いつもお世話になっています。

ーー報徳学園高出身の選手たちが各地で活躍を見せています
「頑張らなあかんな」って思います。後輩でジャパン選ばれてる奴(海老澤琥珀、明大2年、村田大和、京産大2年)もいるので、自分も高みを目指してやっていきます。

ーー今後の意気込みを
チームでは、大学選手権出ていい結果残して、来年につなげたいです。個人としては、もっと上のレベルでやってみたいので、トップに入れるように頑張ります。

(インタビュー:盛岡惟吹)

田中大誠(3年、CTB、國學院栃木)

ーー今日の試合を振り返って
前半と後半で安定したプレーを継続することができなくて、前半良くて後半悪いっていうのが顕著に出てしまったので、そこは修正していきたいなと思います。

ーー復帰後初試合の感触は
案外よく動けたと思います。けっこう動けて良かったです。

ーーけがした箇所と診断名は 
足首です。右足首のねんざですね。

ーーけがで出れなかった期間を振り返って
出れなかった期間を振り返って…ずっと外で試合見てて「はやく出たいな」とは思ってました。

ーー春はプレースキッカーを務めていましたが、今後は
そうですね、足の治り次第、調子次第って感じです。

ーー今後の意気込みを
とりあえず試合に出れるように、全試合出場できるように頑張ります!

(インタビュー:堀川風和里)

花澤祐太 (1年、HO、法政二)

ーー今日の試合を振り返って
前半はフォワードやセットプレーで相手より優位で、試合をコントロールできたんですけど、後半の途中から自分たちがセットプレーのサインミスをしてしまって、そういうので相手に流れが行きました。危ない展開になってしまったので、次からはしっかりと修正して臨みたいと思います。

ーーサインプレーについて
ミスのところに関しては、シンプルなサインの共有ミスっていうのが2個ぐらいありました。上のチームとの戦いになると、こういうことが本当に命取りになるので、そういうサインの共有ミスは絶対なくしていきたいです。

ーー今日のスクラムの感触は
前半の最初から、ヒットから前3人全員で今日行けるってなったので試合通して、押していこうってなりました。最後レフリーとのコミュニケーションミスで、反則を取られたので、そこは気をつけたいと思います。

ーー相手に身長2mを超える選手がいましたが、ラインアウトスローの時に意識していたことは
そんなに意識するというか、リーグ戦は結構留学生が多いので、いつも通り投げました。

ーー今後の意気込みを
今3勝1敗で、選手権出るためにもう一戦も落とせないので、どんどん相手のレベル高くなっていくんですけど、全勝目指して頑張ります。

(インタビュー:小林裕翔)

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