秩父宮賜杯第58回全日本大学駅伝対校選手権大会
関東学生陸上競技連盟推薦校選考会
2025年5月4日(土)
レモンガススタジアム平塚
11月1日(日)に開催される第58回全日本大学駅伝の関東地区の出場権を懸けた戦いが明日、レモンガススタジアム平塚で開催される。昨年は三大駅伝に出場することがかなわず、同大会でも4年連続で予選の壁に阻まれ続けている。エントリーメンバー13人から各組2人、合計8名が出走し、合計タイム上位7校が推薦対象校となる。法大は平塚決戦を通過し、5年ぶり14回目の伊勢路を目指す。
今回は先日発表されたエントリーから、法大の展望を紹介する。

▼チームエントリー
| 選手名 | 自己最高記録(10000m) |
|---|---|
| 重山弘徳(経4) | 29:16.81 |
| 田井中悠成(経4) | 28:48.78 |
| 野崎翔太郎(経4) | 28:57.02 |
| 野田晶斗(社4) | 28:13.20 |
| 平井蒼大(スポ4) | 28:46.94 |
| 星野泰地(スポ4) | 29:10.27 |
| 湯田陽平兵(社4) | 28:52.35 |
| 青手木陽太(経3) | 28:37.14 |
| 加庭翔太(社3) | 29:09.16 |
| 平山櫂吏(社3) | 29:18.18 |
| 福田大馳(経3) | 29:27.83 |
| 山際晃太朗(経3) | 29:08.36 |
| 大枝颯太(経2) | 30:26.35 |
展望
13名のエントリーを眺めると、昨年のトラックレースで好タイムをマークした選手が数多く選ばれた印象を受ける。昨年度とはスケジュールが変わり、昨年よりも早い5月初旬での開催となった全日本大学駅伝予選会。比較的涼しい時間帯に行われるうえ、各校の資格タイムは僅差である。そのため、高速化かつ激戦が見込まれ、一人ひとりの「1秒」がとても重要となってくるのは間違いない。資格タイムでは2位に位置する法大であるが、当日のコンディションが勝負を大きく左右する。
まず注目すべきは、法大の大エースであり駅伝主将を務めている野田晶斗(社4=京産大附)だ。1万メートルではチームトップの記録を持ち、今の法大には欠かせない存在である。今年に入ってからも数多くのレースに出場し、常にチーム内上位をキープ。最終組での出走が見込まれる野田、好走でチームを伊勢路に導くことができるか。

最上級生となった星野泰地(スポ4=國學院久我山)は、着々と実力を伸ばしてきたランナーだ。今年2月に行われた神奈川ハーフマラソンでは、ケガから復帰し大幅な自己ベスト更新を果たした。3月の日体大記録会でも3000メートルの自己ベストを更新。最終学年、満を持しての活躍を見せる星野の走りに注目だ。

今年の丸亀ハーフマラソンで自己ベストを大幅に更新し、チーム内2位の記録を打ち出した田井中悠成(経4=滋賀学園)も今回のキーマンであるといえるだろう。昨年には何度も1万メートルの自己ベストを更新するなど大きな成長を遂げてきた。他大学のスピードランナーと競り合う粘りの走りに目が離せない。

昨年の箱根駅伝予選会でその名を法大ファンに知らしめた平井蒼大(スポ4=川西緑台)もメンバー入り。1万メートルの自己ベストは、野田、青手木に次いでチーム内3位と存在感を示している。今年1月のニューイヤーハーフ以降出走のない平井だが、副将として迎える最初で最後の予選会が復帰レースとなる。

青手木陽太(経3=自由ヶ丘)も2月の丸亀ハーフ以来レースへの出走がないながら、エントリーメンバに名を連ねた。昨年10月の国士館大学Combined Challengeでは5000メートルの自己ベストを出し、立て続けにハーフ、1万メートルでもベストを更新。出走すれば久々のレースとなるが、法大のエースの自覚をとその持ち合わせたポテンシャルでチームを伊勢路に導きたい。

今回の予選会では、この1年で大きく成長している3年生ランナーが数多くエントリー。先月行われた日体大記録会では、ケガから復帰後初レースとなる福田大馳(経3=名経大高蔵)に加え、山際晃太朗(経3=小林)、加庭翔太(社3=富岡)らも5000メートルの自己ベストを更新。箱根駅伝予選会を走った山際をはじめ、彼らの躍進が今の法大には必要不可欠。今大会でも勢いそのまま、粘りの走りができるか。

箱根予選で涙を飲み、新チームが始動してから半年が経った。以前から多くの選手が「全日本予選会突破」という目標を口にして挑む今大会。ここ数年、伊勢路でオレンジ色の襷(たすき)をつなぐことはかなっていない。今年こそは伊勢への切符を持って帰れるか。昨年度は三大駅伝での出走ができなかった分、選手らの三大駅伝出走への熱意は日に日に高まるばかりだ。「雪辱のオレンジ」が躍進を遂げる一歩となるか、レースから目が離せない。
(記事:寺西幸咲)


