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【硬式野球】左腕のリードに指揮官も太鼓判を押す土肥憲将は1試合を任せられる捕手を目指し流れを呼ぶ守備にこだわる(春季リーグ戦振り返りインタビュー⑪)

土肥 憲将 捕手

ーーリーグ戦を振り返って
序盤はなかなか出番がありませんでしたけど、中盤から出してもらうことができて、それも8回9回の大切な場面が中心なので、本当にいい経験ができたなと言うのが感想です。

ーー今季の自身の活躍を振り返って
抑えることはできたのですが、最後の明治戦でスタメンとして出してもらった時に勝ちきれなかったのがまだ自分の力不足だなと感じました。

ーー土肥選手が選ぶ今季のベストゲームは
明大の第2戦だと思います。1試合目毛利(海大、4年=福岡大大濠)に完璧に抑えられたところを切り替えてゲームに臨むことができて勝てたので1番いい試合だったかなと思います。

ーー今季は赤間投手と組むことが多かったが
身長がありますから、リリースの高さだったり角度だったりが普通のピッチャーとは違うのでそれを活かして配球しました。

ーー左投手のリードに強いと大島監督がおっしゃっていたが得意なのか
左ピッチャーのリードは、中高と左投手(現国学大、冨田遼弥)と組むことが多かったので得意になったって感じですね。

ーー慶大3回戦で今季初マスクを被ったがリーグ戦の雰囲気はどうだったか
全員が勝ちに行くっていう緊張感がある試合の入りで、下級生の只石(貫太、営1=広陵)がスタメンマスクをかぶる試合も多かった中なので、自分も気が引き締まって試合に入れたと思います。

ー今季2戦目の慶大4回戦では終盤の大事な展開で途中出場。心境は
やはりリードしている展開だったので、試合を勝って締めるということだけを意識して向かいました。

ーー慶大打線も終盤粘りを見せ安打で繋いでいたが、リードしていて嫌な感じはあったか
慶應は最後まで気を抜けるような打線ではないこともわかっていたので、自分たちのペースで投球を続けられるように意識してリードしました。

ーーその中で赤間投手が最後の打者を三振に切り、振り逃げで一塁へ送球する時は緊張したか
まぁ(笑)、少しおきに行きましたね(笑)

ーー明大2回戦で初めて右の小森投手と組むことになったと思うが、何か変えたことは 
特にガラッと変えたことはないんですけど、やっぱり各投手の強みをどんどん出していけるよう意識してリードはしています。

ーー今季最終戦の明大3回戦ではリーグ戦初スタメン。どんな準備をしたか
いつも通りです。常に0点で抑えるということだけを意識して、守備を特に大事に準備しました。

ーー1年越しのリーグ戦の打席はどうだったか
まだリーグ戦でヒットを打つことはできていないので、神宮でもっとたくさん打席に立って頑張っていきたい思いがあります。

ーー外野まで惜しいあたりも飛ばしていたと記憶しているが、打撃の調子は今季どうだった
良くなってきたタイミングでのスタメンだったので、明大3回戦は悪くなかったです。

ーー松下選手の送球が逸れたあの場面どう思ったか
そこのプレーは自分もフォローできる範囲内だったと思っています。あれは自分のミスでもあると思うので、これからは状況に応じたプレーをできるように練習していきたいです。

ーーリーグ戦を通して意識していたライバルは
そうですね、同じポジションの選手たちです。中西祐と只石ですね。

ーーチームの課題は
失点する場面が多くて、リーグ戦を通して劣勢になってしまっていたので、そこを抑えて勝ち切る。守備力が全体的な課題だと感じました。

ーー個人の課題は
1試合通して試合の流れを呼ぶ守備をして、1試合丸々マスクを被れるような選手にならないといけないと思っています。

ーーそれを克服するべくこの夏どのように取り組んでいくか
毎試合毎試合全力で、同じミスを繰り返さないように意味のあるプレーをしていきます。

ーー秋への意気込みを
秋は最初のカードから勝っていい流れで最後まで全部勝って優勝することが目標です。

(取材:中山達喜)

土肥憲将(どい・けんしょう)
キャリアデザイン学部3年・2005年3月9日生まれ
徳島県出身・鳴門
173cm78kg・右投右打
今季成績:4試合 2打数 0安打 打率.000 0打点 0盗塁

硬式野球部の写真はスポーツ法政新聞会の公式インスタグラムにも掲載しております。ぜひご覧ください。

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