東京夏季フィギュア2026
2026年8月22日(土)~23日(日)
東京辰巳アイスアリーナ
大会1日目、シニア女子のショートプログラムが行われ法大からは4名が出場。38名中18名のFS進出枠を狙った。関東サマートロフィー完全優勝の髙橋舞(デザ4=横浜創英)と北條楓(文4=鹿沼東)がともにジャンプの転倒がない高水準の演技をみせ、FS進出が決定。また、吉原由衣華(法1=國學院)と花田実優(人1=水戸啓明)は法大入学後初の東京夏季フィギュアスケート競技会を滑りきり、確実な収穫を得た。
試合結果
個人結果
| クラス |
選手名(学部・学年・出身高校) |
SP順位・得点 |
| シニア女子 |
髙橋舞(デザ4=横浜創英) |
4位・54.22 |
| 〃 |
北條楓(文4=鹿沼東) |
14位・43.16 |
| 〃 |
吉原由衣華(法1=國學院) |
22位・37.31 |
| 〃 |
花田実優(人1=水戸啓明) |
29位・30.53 |
戦評
第3グループに登場した吉原。真っ赤な衣装を身にまとい、「Harem」を演じた。足のけがの影響もあってか、冒頭の3回転サルコウで着氷が乱れ、続くコンビネーションジャンプでも減点を受けた。それでも以降は大きなミスなく演技をまとめ、青森の合宿で練習を重ねたというステップやスピンでは加点を獲得。37.31点でSP22位という結果になった。

吉原は表現力で観客を魅了した
関東サマートロフィーで優勝を飾った髙橋は、第4グループの最終滑走で登場。冒頭の3回転トウループのコンビネーションジャンプでは着氷をなんとか堪え、続く3回転ループは焦ることなく着氷に成功した。2回転アクセルもまとめ、スピンやステップでも加点を重ねる。最後まで自信あふれる笑顔で滑り切り、54.22点をマーク。サマートロフィーから得点を伸ばし、表彰台の見えるSP4位につけた。
初めてジャンプを全て着氷することに成功し、演技後には笑顔を見せた北條。しかし、得点が発表されると一転、思わず苦い表情を浮かべた。冒頭の3回転トウループやステップでは加点を得た一方、3回転サルコウ+2回転トウループでは回転不足、2回転アクセルでも減点がつき、43.16点でSP14位発進。自身の手応えとは裏腹に得点を伸ばせず、フリーでの巻き返しに期待がかかる。
第7グループの3番滑走で登場した花田。冒頭の3回転サルコウ、続く2回転アクセルで相次いで転倒するなど、ジャンプで苦戦を強いられた。その後もジャンプで減点が続き、30.53点でSP29位という結果になった。一方、今大会に向けて練習を重ねてきたスピンやステップでは加点を獲得。「自分が変えたいと思っているところを練習して、実現できたら」と語った花田。得点には悔しさを残したものの、演技面での変化を追い求める姿勢を見せた。

「表情の変化を意識した」と話した花田
インタビュー
吉原由衣華(法1=國學院)
ーー今日の演技を振り返って
一昨日まで青森の八戸まで合宿に行っていたのですが、そこでスピンのレベルチェックだったり、ジャッジの方への表現、魅せ方を特に強く練習してきたので、そういう部分では練習してきた成果が出せていたのかなと思います。ジャンプが足を怪我したりしてしまっていて、うまく試合で降りることができていないので、それはここからも課題だなというふうに思ってます。
ーー青森の合宿を振り返って
足を怪我してしまっていたので、ジャンプは思うように練習ができてなかったのですが、その中でも他のスピンだったりステップだったり、表現力、そういう部分については集中的に取り組むことができたので、良かったのかなというふうに思います。
ーー後半にアクセルジャンプを置いた意図は
元々アクセルは得意なジャンプなので、後半でも降りられるという自信があったのですが、左足を怪我してしまっていて、アクセルも1週間半ぶりくらいに今日跳びました。回転不足を多分取られてると思いますが、ちゃんと形になって良かったなと安心しています。
ーー今回の大会で取り組んでいること
スピンのレベルを取れるようにすごく練習してきたので、大会でも、ジャンプが崩れてもスピンだけは絶対に崩れないように、心がけて大会に取り組みました。
ーーファンの皆様へ
まだまだジャンプだったりスピンだったり、表現力が未熟なところもすごくたくさんありますが、これからどんどん成長した姿をお見せできるように頑張ります。

髙橋舞(デザ4=横浜創英)
ーー今日の演技を振り返って
最初のジャンプがちょっと耐える形になってしまいました。しかし、そこで焦らずに2つ目のトリプルジャンプも前回の試合で失敗してしまった部分ではありますが、落ち着いて決めることができたので良かったかなと思います。
ーー後半を振り返って
最後のジャンプの後も少し振り付けが変わったり、ジャンプのエグジット(着氷して滑り出す瞬間)のところで工夫しました。前回の関東サマートロフィーから変えた部分がありましたが、自信を持って挑めたのかなと思います。
ーー今回の大会に向けて取り組んだこと
前回の試合は練習ではできていたところを失敗してしまったりしたので、この2週間ぐらいは試合を意識した練習というか、曲1本を集中して滑れるように練習を積んできました。
ーーご自身が納得できなかった前回の演技から変化は
気持ちの部分で、前回の試合は不安なまま滑っていた部分が結構あったのですが、今回の試合は最後まで自信を持って笑顔で滑りきれたかなと思います。
ーーファンの皆様へ
フリーも頑張るので応援よろしくお願いします。

北條楓(文4=鹿沼東)
ーー今日の演技を振り返って
前回のサマートロフィーでだめだったトウループが立てたこと、ジャンプを全部立てたこと、そして昨日まで合宿に行ってて、ステップをめっちゃ頑張ってきて、それが自分的にはできたかなと思ったので、まあ良かったかなとは思いました。でも、点数が全然出なかったので、ちょっとびっくりしています。
ーージャンプの着氷ミスはなかった
今年でシニアカテゴリーは4年目なんですけど、初めて全部立つことができたので、それは素直にすごくうれしかったです。
ーー今回の大会で取り組んでいること
前日まで神戸の方に合宿に行かせてもらってて、そこでスケーティングをいっぱい教えてもらっていました。ステップとかの体の使い方をオリンピックに出た、小松原美里先生とか坂本花織ちゃんとかがすごく教えてくださって。それを少しでも活かせる試合にしたくて、この1週間取り組んできました。
ーー改善したいポイントは
点数が本当にびっくりするくらい出ませんでした。下の点数(演技構成点)も自分が思っているより2、3点出なかったのと、上の点数(技術点)も前回とほとんど変わっていなかったので、改善するところしかないと思います。明日、たぶんフリーで滑れるので、リザルトが出てから何が取れていなかったのかを、1日で少しでも修正できるようにしていきたいと思います。
ーーファンの皆様へ
応援ありがとうございました。まだ大事な試合はこれから始まるので。この夏の試合を糧に、ブロック大会や東日本で良い結果を残せるように頑張るので、応援よろしくお願いします。

花田実優(人1=水戸啓明)
ーー演技を振り返って
前回同様、大きく変えられたところがあまりなかったので、自分が変えたいなと思っているところを練習を積み重ねて実現できたらなとより思う試合でした。
ーー前回と比べて意識したところ
表情の変化とかはコーチにも言われて意識しました。
ーー今大会で表情以外に取り組んでいる点
ジャンプの調子があまり良くないので、スピンとかステップを練習しています。今回の試合では、スピンが細かいところまでできているか、あとで確認できたらいいなと思います。
ーーこれから大学4年間を通して意識したいところ
自分らしいスケートができるように、結果というよりは過程を大事にして練習していきたいです。
ーーファンの皆様へひとこと
精一杯頑張ります!!

(撮影・取材:山田竣矢、清水悠太郎、冨井結仁、角田昌優)