【水泳】第90回日本学生選手権水泳競技大会1日目 女子、リレーで銀メダル獲得!目標に向け好スタート!
第90回日本学生選手権水泳競技大会
2014年9月5日~7日
横浜国際プール
学生水泳の頂点を決める戦いが今年も幕を開けた。主要国内大会とは違いチームで勝利を目指すのがインカレ。年に一度、ここでしか味わうことの出来ないプレッシャー、歓声に溢れ会場全体が興奮のるつぼとなる中で法大水泳部の挑戦が始まった。
試合結果
予選結果(女子)
種目 | 順位 | 選手名 | タイム | 備考 |
---|---|---|---|---|
50㍍自 | 28位 | 吉田 英里子 | 26秒94 | |
400㍍自 | 20位 | 木屋川内 万穂 | 4分23秒97 | |
22位 | 田中 瑞穂 | 4分23秒56 | ||
200㍍バ | 48位 | 根岸 優歩 | 2分24秒46 | |
200㍍背 | 15位 | 中村 桃子 | 2分15秒86 | B決勝 |
39位 | 小林 江舞 | 2分21秒38 | ||
100㍍平 | 1位 | 浜野 麻綾 | 1分08秒35 | 決勝 |
5位 | 茂木 美桜 | 1分09秒28 | 決勝 | |
14位 | 神宮司 瀬里奈 | 1分10秒31 | B決勝 | |
400㍍リレー | 3位 |
青木・西尾 |
3分50秒72 | 決勝 |
予選結果(男子)
種目 | 順位 | 選手名 | タイム | 備考 |
---|---|---|---|---|
50㍍自 | 33位 | 木村 圭佑 | 23秒64 | |
38位 | 新保 拓也 | 23秒74 | ||
49位 | 松田 優太 | 23秒96 | ||
400㍍自 | 16位 | 東 隼平 | 3分55秒75 | B決勝 |
18位 | 竹田 渉瑚 | 3分55秒99 | ||
30位 | 露崎 真基 | 3分59秒42 | ||
200㍍バ | 7位 | 伊藤 瑞輝 | 2分00秒68 | 決勝 |
9位 | 伊佐治 淳 | 2分04秒45 | B決勝 | |
57位 | 瀬戸口 裕嗣 | 2分05秒73 | ||
200㍍背 | 14位 | 山岸 祐介 | 2分02秒62 | B決勝 |
21位 | 小川 将平 | 2分03秒45 | ||
55位 | 相田 悠希 | 2分09秒62 | ||
100㍍平 | 8位 | 渡邊 一輝 | 1分01秒45 | 決勝 |
32位 | 堤 大陸 | 1分02秒97 | ||
41位 | 川畑 佑平 | 1分03秒39 | ||
400㍍リレー | 10位 |
池端・中山 |
3分24秒49 | B決勝 |
B決勝結果
種目 | 順位 | 選手名 | タイム | 備考 |
---|---|---|---|---|
男400㍍自 | 8位 | 東 隼平 | 3分56秒59 | |
男200㍍バ | 5位 | 伊佐治 淳 | 2分00秒49 | |
女100㍍平 | 6位 | 神宮司 瀬里奈 | 1分10秒56 | |
男200㍍背 | 8位 | 山岸 祐介 | 2分02秒61 | |
女200㍍背 | 8位 | 中村 桃子 | 2分18秒52 | |
男400㍍リレー | 2位 |
池端・中山 齊藤・豊田 |
3分24秒49 |
決勝結果
種目 | 順位 | 選手名 | タイム | 備考 |
---|---|---|---|---|
男200㍍バ | 4位 | 伊藤 瑞輝 | 1分58秒52 | |
女100㍍平 | 2位 | 浜野 麻綾 | 1分08秒55 | |
7位 | 茂木 美桜 | 1分09秒17 | ||
男100㍍平 | 5位 | 渡邉 一輝 | 1分01秒32 | |
女400㍍リレー | 2位 |
青木・西尾 小松・茂木 |
3分46秒13 |
戦評
大会1日目はは男子18人、女子が13人出場。
昨年は初日のスタートダッシュで苦戦した事もあり、シード権上位を狙うために遅れは許されない所。予選では1年生ながら伊藤瑞生(経1)が予選6位の好タイムでチーム初の決勝進出を決めると、失格選手の取り消しによりB決勝に繰り下げというハプニングがあったものの伊佐治淳(経3)も午後へ駒を進めた。400m自由形では足首の怪我により長期離脱を強いられていた東隼平(経4)が16位でB決勝に進み最終学年の意地を見せた。一方で昨年この種目B決勝に進み自己ベストを更新する活躍を見せた田中瑞穂(経2)は予選落ち。専門種目である個人メドレーに期待がかかる。
決勝では法政のお家芸となりつつある、女子平泳ぎで浜野麻綾(スポ3)、茂木美桜(人3)が出場。茂木は5位と順位を落とすが、浜野が去年から1つ順位を上げ2位。最後を金指美紅(東洋大)に差される形になってしまったがチーム1つ目のメダルを獲得した。400mフリーリレーでは女子が銀メダル掴みとった。今大会好調の第一泳者青木智美(社2)が大きくリードを奪うと西尾奈那子(経1)小松桃子(人1)のルーキーコンビがしっかりと繋ぎアンカーの茂木へ。レース終盤、一時は抜かれるも最後まで粘り切りタッチの差で見事ゴールした。
1日目を終えて男子が52点で8位、女子が67点で7位と何とかシード圏内に踏みとどまった形だ。上位大学に食らいつくためには2日目以降の更なる奮起が必要不可欠だ。(安藤岳)
選手コメント
浜野麻綾
―レースを振り返って
予選は自分のレースが出来てタイムも良かったので決勝ではもちろん優勝を目指していたんですけど、最後に詰めの甘さが出てしまったと思います。明日はリレーがあるのでそこで誰よりも速く泳いで、この悔しさを晴らしたいです。
―予選から全体1位のタイムでしたが、調子は
調子はすごい良かったので落ち着いていけばいけると思っていたんですけど。正直今はまだ分からないんですけど、周りを意識し過ぎた部分があったのかなと思います。
―決勝前に茂木選手と話をされたりはしましたか
美桜もパンパシ以降は調子も取り戻してきているとは言っていたので、一緒に表彰台に乗ろうという話はしていました。今日はこんな結果でしたけどまだレースはあるので、切り替えてチームを私と美桜が引っ張っていけるような結果を出したいと思います。
―明日以降へ向けて一言
明日のリレーは表彰台を狙って、明後日の200m平泳ぎは今シーズン全然良くないんですけど、しっかり挽回できるようにタイムも順位も狙っていきたいと思います。
渡邊一輝
―今のレースを振り返って
ベストも出て練習の成果は出たので明日、明後日に繋がる良いレースが出来たのかなと思います。
―調子は上向きのようですが
今大会はスピードを上げるような練習をしてきてその成果が出たので良かったです。練習の中でスピードを上げるメニューを入れて取り組んでいて、全ては200mに繋がるための100mをつくってきたんですけど、それがこういう結果に現れているのかなと思います。
―2度目のインカレですが、去年との違いは
去年は悔しい思いをしているので今年こそは絶対やってやろうと強い気持ちで取り組んでいます。また、2回目なので雰囲気も分かっているし地元が横浜なので思いっきりやり易いレースが出来ています。
―200mに向けて意気込みを
メインは200mなので必ずしインターナショナルを突発して出来るだけ良い色のメダルを取りに行きたいです。
伊藤瑞希
―今のレースを振り返って
ベスト+1秒だったので正直この大学生になって上半期全然良くなくて、これが上半期最後のチャンスだったのですが、58秒5しか出なくて悔しいです。
―序盤からハイペースでレースを展開していましたが
予選は前半様子を見た感じになってしまって最後上がりきれないで終わってしまったので、決勝は挑戦ですけど前半からいって後半どれだけ耐えられるかというレースをしました。
―夏に取り組まれたことは
夏に毎年合宿を行っているんですけど高校生の時は高校生だけだったのが、大学生になって社会人の方とも一緒にやるようになり色々とアドバイスをしてもらい、自分の延びしろは理解できたかなと思います。
―延びしろとは具体的には
まだスピードやパワー、テクニックなどが出来ていないのでそこら辺です。今はしんどいですけど、上手くなりたいので。安定して57秒台出してリオオリンピックの選考会でしっかり勝負出来るようにしていきたいと思っています。
―初インカレの雰囲気は
神奈川県の県高校もすごい盛り上がりなんですけど、それよりもものすごい雰囲気で圧倒された感じですけどマイペースには出来たんじゃないかなと思います。緊張はさすがにしましたね。先輩からも声をかけてもらっていたので。
―大学にはいって半年経ちましたが
環境が変わって色々苦しいですが、これからも頑張っていきたいです。
―今後の意気込みを
持久的なものは確実についてきているので、スピードをしっかりつけて臨みたいと思います。
女子400mフリーリレー(青木ー西尾ー小松ー茂木)
―先程のレースを振り返って
青木:予選から見てこの大会は調子が良く、隣に日本代表の内田選手がいたので着いていって、1年生の二人はこの場に緊張していたと思うのでその二人を引っ張っていけるようにと思って泳ぎました。
茂木:個人が不甲斐なくて悔しかったので、今日最後これにぶつけていきました。みんなが繋いでくれたので安心していけましたし、後輩が取らせてくれたメダルです。
小松:緊張したんですけど絶対に渡せないと思ったし、負けられないと思ったのでとりあえず2番を守りました。
西尾:緊張し過ぎて自分のレースが出来なかったんですけど、先輩方が素晴らしいレースをしてくれたので2番という順位が取れたのだと思います。
―全員がグラブ練のなか、上手く合わせることはできたのですか
青木:リレーの引き継ぎとかも練習したことないし一緒に練習もしたこともないんですけど、きっと団結力があったんだと思います。やるぞっていうみんなの気持ちが一つになって、こういう結果が生まれたんじゃないかなと思います。
―1日目の結果を振り返って
茂木:とりあえず最終日の800mフリーリレーに向けてもこのメンバーなので、今日以上の結果が出たら良いですけど、みんなも慣れてくると思うので今よりも良い記録を期待して、残り2日やっていきたいと思います。
―明日以降のレースに向けて意気込みを
青木:明日から個人が始まって、明日は200m自由形で調子が良いので優勝目指してやっていきたいと思います。
茂木:明日は何もないと思うので、しっかり休んで明後日に200mを4本しっかり泳ぎ切ることが出来るように練習し直します。
小松:もう一回気を引きしめて明日から個人でリラックスして臨みたいです。
西尾:このリレーで場の雰囲気には慣れたと思うので自分のレースをしっかりして1点でも多く法政のチームのために貢献できれば思います。
伊佐治淳
―決勝の泳ぎを振り返って
もちろん予選よりもいいタイムを出そうと思っていたので、それなりの力を出していきました。自分で力んだつもりはなかったんですけど、結果的に力んでしまっていて、150mまでは良かったんですけどラストで抜かれてしまいました。
―考えていたレース展開は
56秒5くらいで前半を泳ぐ想定でいたんですけど予選は56秒1でいけたので、午後で体も動くので55秒9で入れたらいいなと思っていたんですけど、後半だれてしまって。情けないですね。
―インカレに向けて特に取り組んできたことは
この200mバタフライに懸けていたのでこの為の練習をたくさんしてきたんですけど、2本目がすごく遅くなってしまったので、もしこれでA決勝に残っていても8番ですし。200mバタフライを何本でも泳げるようにならないといけないなと思います。
―次のレースへ向けて
今朝はいいタイムで泳げたので、明日も予選から自分のベストを更新できるように。ベストは54秒6ですけど54秒1くらいを狙っていきたいなと思います。
中村桃子
―レースを振り返って
ベストを狙っていたので全然駄目だったなと思います。
―具体的なレースプランは
予選は思ったより良かったので、どれだけ速く泳げるかということを念頭に置きました。
―久しぶりの200m出場となりましたが
去年のインカレから短水路も長水路も200mには出ていなかったので、ちょっと気分転換に泳げればいいかなと思っていました。
―タイムはご自身でどう評価されますか
決勝は全然駄目で、予選は課題をクリアしてやっと2分15秒を出せたところは良かったんですけど、ベストを出せなかったというのはとても悔しいです。
―次のレースへ向けて
明日もレースがあるので、個人に繋げられるようなレースをやっていきたいと思います。
男子400mフリーリレー(池端ー中山ー齊藤ー豊田)
―レースを振り返って
池端:僕はベストでいけたので自分の仕事が出来たかなと思います。
中山:思ったより速く泳げたと思いますし、次に繋がるレースだったと思います。
齊藤:先輩方と一緒に泳げて良かったんですけど、自分の力が最大限出せなかった感じはします。
豊田:結果的には申し訳なかったです。
小林江舞
―今のレースを振り返って
タイムは遅かったんですけど、120mまでは理想のペースできていたので良いと思ったんですけど、最後までは体が動かなかったです。
―何か原因などはありますか
正直200mはB決勝に進出するのは難しかったので、練習をまったくしてなかったので後半持たないなと思いました。
―インカレに向けて、50mから100mに切り換えなければとおっしゃっていましたが
今日の50mは楽に速く回ることが目標だったので、タイムを見てみないと分からないですけど自分的には楽に速く回れたんじゃないかなと思います。
―チームとしての雰囲気はいかがですか
すごい楽しく明るい状態にチームがなっているので、雰囲気はすごく良いんじゃないかなと思います。
―先程のレースで主将の吉田さんが引退されましたが
グラブの私にもすごく良くしてくれたので、思いで深い先輩なんですけど英理子さんらしいレースで終われたなら、笑顔で送りたいなと思います。
―次のレースに向けて
明日はオフなので今日のことは切り換えて、明後日はまったく違うレースになると思うので、それに向けて頑張りたいと思います。
相田悠希
―今のレースを振り返って
1年なので気負わずにいこうと思ったんですけど、緊張してしまって思ったようなタイムが出なかったです。
―初インカレの雰囲気はいかがですか
応援する側としてはすごく楽しく出来ていたんですけど、出場するとなるとインカレ独特の緊張感があります。
―インカレではチーム戦となりますが
僕のレースは終わってしまったので後の2日間は精一杯サポートできればと思います。
―高校と大学の違いはありますか
高校の時は部活とかに力を入れてなくて、クラブでやってきたので団体でチーム戦とかは楽しめています。
―目標にしている先輩などはいますか
同じ種目の山岸さんと小川さんです。
―お二人からアドバイスなどはありますか
(練習している)チームは違うんですけど僕が泳いでいるときに泳ぎを見てくれて、色々とアドバイスを頂いています。
―具体的にはどのようなアドバイスを
僕は左手のキャッチが悪いので、よくそこを。あとキックについてもよく言われます。
―今後、改善していきたいところは
小川将平さんはもう抜けてしまうんですが、山岸祐介さんの泳ぎをしっかりと見て来年の夏に繋げられたらなと思います。
神宮寺瀬里奈
―今のレースを振り返って
予選よりもタイムを上げたかったんですけど、上がらなかったので悔しいです。
―B決勝を臨むにあたっての心境は
予選はそんなに悪くはなかったので、もう少し(タイムを)上げられるかなと思ったんですけど、上がらなかったです。
―現在の調子は
調子は悪くないです。
―夏に取り組んできたことは
後半の泳ぎが崩れてしまうので、そこを直すようにしてきました。
―初のインカレでしたが
予選はすごい緊張しましたが、B決勝は予選よりも気持ち的には余裕がありました。
―200mに向けて意気込みを
次の200mはベストを出したいです。
川畑祐平
―今のレース振り返っていかがでしたか
良いところが何も無かったです。
―4年生で最後のインカレですがコンディションの方はいかがでしたか
調子は全然良くないんですけど、そんなことを言っている場合では無いので。
―最上級生として1年生などに何か声などはかけられましたか
1年生は経験したことの無い大会なので楽しめればいいのかなと思います。
―次にレースに向けて
最終日は200mがあるのでそれは絶対に頑張りたいと思います。
瀬戸口裕嗣
―初めてのインカレでしたが泳いでみて
僕はもともと自由形専門で大学に入ったんですけど、自由形ではレギュラーに入ることができなくて。レギュラーを外れた人達に応援してもらったのにベストタイムを出すことが出来なかったのは凄く悔しいですし、200mバタフライのレギュラーを外れた人達にも申し訳ないです。
―初めてのインカレで専門種目でないもの泳いでみて
先輩方からは「お前の専門種目じゃないから思い切ってレースをしてこい」と言われたんですが、応援してくれたコーチなどにも結果を出してお礼したかったです。
―緊張などはありましたか
高校までは単独でやっていて大学になるとチームのために一人でも頑張らないといけないので凄くプレッシャーはありました。
―次大会のレースに向けて
泳ぎ込みの部分が足りてなくて後半バテてしまったので、泳ぎ込みっていうベースから作って来年に向けて頑張っていきたいです。
松田優太
―今のレースを振り返って
あまり納得のできるレースではありませんでした。
―朝一番の種目でしたが調整の面等は
これは自分の種目なので特には問題なかったです。
フォトギャラリー
- 女子400mリレーで見事銀
メダル - 予選で会心の泳ぎを見せた
渡邉 - トラブルがあった中泳ぐ伊
佐治 - 伊藤は1年生ながら決勝に
進出 - 中村は最終日の100mに標
準を合わせる - B決勝に進出した山岸
- 女子はシード権上位に向け
好スタートを切った - 男子は後半の巻き返しに期
待がかかる