【サッカー】関東大学サッカーリーグ 第7節 対早稲田大 強豪相手に苦しみながらも勝ち点3を得る
JR東日本カップ2015 関東大学サッカーリーグ戦1部
第7節 対早稲田大学
2015年5月5日(火)龍ヶ崎市陸上競技場たつのこフィールド
前節4得点で勝利した法大。ここで攻守共に波に乗り勝利を積み上げたい。この日の試合はボールを支配される時間も多く、強豪早大相手に苦しみながらも勝利。内容が悪い中で点を奪い勝利するという粘り強さを見せた。
試合結果
トータル試合結果
0 早稲田大学 |
0 | 前半 | 2 | 2 法政大学 |
---|---|---|---|---|
0 | 後半 | 0 |
得点とアシスト
時間 | 大学 | 得点者 | アシスト |
---|---|---|---|
18分 | 法政大 | 白石智之 | 上田慧亮 |
45+1分 | 法政大 | 山田将之 | 西室隆規 |
メンバー
早稲田大学 監督: 古賀聡 |
法政大学 監督: 長山一也 |
||||
---|---|---|---|---|---|
1 | GK | 後藤雅明 |
1 | GK | 富澤雅也 |
4 | DF | 新井純平 | 2 | DF | 山田将之 |
11 | DF | 奥山政幸 | 4 | DF | 柳沢拓希 |
15 | DF | 金澤拓真 |
9 | DF | 永戸勝也 |
39 | DF | 八角大智 | 22 | DF | 田代雅也 |
6 | MF | 平澤俊輔 |
23 | MF | 黒柳駿 |
7 | MF | 田中太郎 →須藤(85分) |
10 | MF | 西室隆規 |
10 | MF | 堀田稜 →中山(78分) |
14 | MF | 白石智之 →青島拓馬(36分) |
16 | MF | 小林大地 | 7 | MF | 鈴木貴大 →ディサロ(90分) |
17 | MF | 宮本拓弥 |
15 | MF | 上田慧亮 →鈴木歩(59分) |
9 | FW |
山内寛史 |
18 | FW | 日影健太 |
サブメンバー | |||||
21 | GK | 岸波卓志 | 12 | GK | 林翔太 |
13 | DF | 西山航平 | 6 | DF | 伊藤航希 |
25 | DF | 飯泉涼矢 | 13 | MF | 内嶺大輝 |
18 | MF | 大丸瞬 | 8 | MF | 青島拓馬 |
31 | MF | 佐藤飛天 | 16 | MF | 富田亮輔 |
33 | FW | 須藤駿介 | 20 | FW | 鈴木歩 |
37 | FW | 中山雄希 |
31 | FW | ディサロ燦シルヴァーノ |
※(カッコ内)は、選手の学年、および交代した時間を表示しています。
戦評
試合は開始後から早大のペース。1分にCK、3分にFKを与え、8分、13分にはミドルシュートを打たれ冨澤雅也(経4)のファインセーブで難を逃れるなど、立て続けにピンチを迎える。これまでの試合であれば立ち上がりの時間にチャンスを作られれば失点することが多かったが、この日は違った。集中して序盤を乗り切ったことで試合の展開は徐々に法大に。良いポジショニングでボールを回し、早大のゴールへと迫る。そして18分、上田慧亮(福2)が右サイドをドリブル突破。クロスに白石智之(経4)がヘディングで合わせ、先制に成功した。先制してからも冨澤雅也(経4)を中心に集中して守る法大だったが、35分にアクシデント。白石が負傷の影響でピッチを後にする。相手ペースの中で得点者が交代するという逆境の中だったものの、終了間際の44分にFKを得ると、それに山田将之(経3)が頭で合わせ追加点。少ないチャンスを確実にモノにし2点リードで前半を終える。
優位に後半を進めたい法大だったが、主導権は早大。後半51分、早大にクロスからゴールネットを揺らされたものの、これはオフサイドの判定。後半開始直後からあわや失点の場面を作られる。その後も早大にボールを回される時間が続く。流れが変わったのは65分カウンターからCKを得て、法大が試合の流れを掴む。70分には交代出場の鈴木歩(福3)がペナルティエリア内で相手の隙間を縫いシュートを放つが、惜しくもゴール内でDFに掻き出された。
結局両チームとも後半に何度か好機を迎えたものの、得点を得ることはできないまま試合終了となった。
早大に展開を支配される時間が多くなったこの試合。法大は苦しみながらも結果を残した。内容が悪くても勝てるようになれば、自ずと上位進出は見えてくるはずだ。混戦模様のリーグで、台風の目となれるか、今後の躍進に期待がかかる。(安部雅人)
コメント
長山一也監督
-今日の試合の総括を
前節に引き続いて「先に点を取って追加点を取ろう」というテーマを持ってやってたんですけど、前節は先に決められて今節はきっちり先制できて追加点も取れたという形でゲームを運んでたんですけど、その中でセットプレーで2点目を取ったというのはすごく良かったと思います。
-相手に攻められる時間が長かった上に疲れの見える選手もいたという厳しい状況で無失点に抑えた
ゼロに抑えたということはすごく大きいですし、それは前線の選手も含めてしっかりと守備をした結果だと思います。我慢する時間が長かった中でゼロに抑えたというのは評価できると思いますし冨澤がよく止めてくれたということもあります。ゼロの試合をもっともっと増やしていきたいと思います。
-ノーゴールの判定ではあったが後半の開始直後に失点しかけたが、今年はそういった時間での失点が多いが
そうですね、あれは絶対にやってはいけない失点でした。まだそういったスキがあるので、今日はジャッジに助けられた部分はあったんですけど、ああいうプレーは無くしていかないといけないです。
-次節に向けて一言
この3連戦で、今日勝ち越しはできたんですけど、次負けたらまた振り出しに戻っちゃうので満足することなくやっていきたいです。3連戦を3連勝できるように次にまた繋げてやっていきたいと思います。
DF山田将
-今日の試合、まず前半を振り返って
先制してからほとんど相手の流れで、自分たちのサッカーが全然できない中で終了間際にセットプレーで得点できたっていうことはいいかたちで終われたんじゃないかと思います。
-後半は
後半はもうほとんど相手のペースで。自分たちのサッカーが全然できなくて。結果的には勝てましたけど、内容的には全然だめだと思うのでそういうところを反省して次に活かしていきたいです。
-予想されていた試合展開は
相手もしっかり球際だったり戦うっていう部分は特徴的でもあるので、そういう球際だったり一回一回の個人での勝負事でしっかり勝てれば試合の流れもこっちに傾くんじゃないかと思って。そういう面では激しい試合だろうなというのは予想してました。
-今日の試合でMVPだったが、満足のいくプレーはできたか
まだ全然自分の中で納得のいくっていう試合はまだ一試合もないので、今日もミスが何回かあったりしたのでしっかりそういう部分を個人で反省して、次に活かして満足に近づけるようなプレーをしたいです。
-久しぶりの完封勝利ですね
ほっとしてます(笑)。
-今日の試合を通して意識して戦ったこと
なんとしても点をとりたいっていうのをイメージを描いていたんですけど、攻撃でどう変わっていくのかっていうのを意識していて。それがちょっとはプレーで表せたかなというのは思います。
-今日のコンディション
連戦でやっぱり疲労っていうのが溜まってるんですけど、自分の中では考えながらプレーできたので、いつも通り落ち着いてプレーできたと思います。それなりによかったと思います。
-次節に向けて
FWにやっぱりいい選手が、でかい選手が一人いて、その選手をどう抑えるかっていうのと、攻撃は自分が点に絡めるように。チームの勝利にも貢献できるようにしていけば、良い試合ができると思います。個人でもチームでもいつも通りの試合をやろうと思います。
MF白石智之
-今日の試合を振り返って
正直、内容はここ3試合、4試合の中で一番良くなかったんですけど、勝ち点3が取れて、三連勝することができてよかったです。
-先制ゴールのシーンについて
(上田)慧亮がドリブルがうまいので、そのドリブルで切り返した時っていうのをすごく練習でやっているので、うまくタイミングを分かっていたので。中に入って、良いボールが来たので、合わせるだけでした。
-順天堂大戦に引き続きヘディングでのシュートでだが、以前取材した際にヘディングでのゴールは苦手だとおっしゃっていたが
そうですね、得意ではないです。ですけど、今年すごい個人としても結果にこだわってやっているので、味方が打ったシュートだったりクロスのこぼれだったりを常に準備することを意識したらいいところにボールがくるというか。そこがヘディングシュートに繋がっているのかなと思います。
-途中交代だったが、ケガだったのか
そうですね、前半の20分くらいに足をひねっちゃって。監督とも前半はやるって言ったんですけど、プレーの質が落ちてしまって。交代になっちゃいました。
-今週末の試合には出場できそうか
明日病院に行って、ちょっと相談して。出れるか出れないかまだ分からないです。明日次第ですね。
-出場する場合、次節中央大戦への意気込みを
チームが今調子いいので、その中で自分が結果を残せるっていうのはいいことだし、チームに貢献できているので、その流れを崩さないように。けがだったり、しっかり治してというか、出れたらいいですけど、結果を求めて。頑張りたいです。
フォトギャラリー
- 左サイドで存在感を見せた永戸
- 競り合いで高さを見せる柳沢(中央)
- 1点目をアシストした上田
- 田代を中心とした守備で早大の攻撃を凌いだ
- 果敢な攻め上がりを見せた山田将
- 鈴木貴の突破からチャンスが生まれる
- 献身的なプレスでチームに貢献した日影
- エリア内で2人を同時に抜き去る鈴木歩