【陸上競技】第29回上尾シティマラソン
第29回上尾シティマラソン
2016年11月20日(日)
上尾運動公園陸上競技場~上尾市内~上尾運動公園陸上競技場
箱根本戦に向け各校の主力が多く走り、過去稀に見る高速レースとなった上尾シティマラソン。法大からは予選会のメンバー外の選手が9人出場し、本戦に向け層の厚さを他校に見せつけた。
試合結果
個人結果
全体順位 |
法大内順位 |
名前 |
記録 |
68位 |
1位 |
鹿嶋隆裕(経3) |
1時間04分00秒 |
121位 |
2位 |
鈴木亮平(経2) |
1時間04分58秒 |
158位 |
3位 |
増田蒼馬(経1) |
1時間05分33秒 |
236位 |
4位 |
柳川和史(経4) |
1時間06分42秒 |
242位 |
5位 |
福田兼士(経2) |
1時間06分48秒 |
300位 |
6位 |
大畑和真(社2) |
1時間08分02秒 |
332位 |
7位 |
杉本耀太(経4) |
1時間09分01秒 |
380位 |
8位 |
矢島雄平(スポ4) |
1時間11分01秒 |
389位 |
9位 |
増田将也(経3) |
1時間11分24秒 |
戦評
予選会4位で箱根出場を決めた法大。ここ2カ月、1万㍍では予選会メンバー外の実に5名が29分台に突入。メンバー争いは熾烈を極めている。
今大会は気温も上がらず、トップは61分台の好記録とタイムが狙えるコンディションの中行われた。法大のトップは64分00秒で鹿嶋隆裕(経3)。29分台を2度記録し、好調の鈴木亮平(経2)も64分台でまとめ、最後のアピールとなった。成長著しい1年生の増田蒼馬(経1)は、後半5㌔で失速し、65分33秒というタイムに終わった。
来週には1万㍍記録挑戦会が行われ、来月10日にはエントリーメンバー16名が発表される。今年は例年に比べチーム内の競争は激化。ここにきて、多くの選手が自己ベストを更新している。生き残りをかけた戦いの先にはシード権獲得という大きな目標が待っている。(八木下伸一)
監督・選手コメント
鹿嶋隆裕
ーレースを振り返って
今回の上尾ハーフは自分にとって、箱根駅伝メンバーに入れる最後のチャンスだと思っていたので、大一番に臨む覚悟で走りました。結果としては自己ベストでチーム内1位ということだったので、良かったと思います。
ーレースプランは
前半突っ込んで後半粘るというより、一定のペースで押していく方が得意なので、今日もそのような展開でいこうと思っていました。
ー実際の展開はどうでしたか
最初の5㌔を落ち着いて入って、10㌔、15㌔と徐々に上げながら良いテンポで押せました。しかし最後の5㌔の落ち込みが少し気になりました。夏合宿の練習を最後までこなせなかったのが響いたんだと思います。
ーケガの影響は
ケガを治して練習を積んでから臨んだこのレースだったので、特に影響は無かったです。
ー予選会メンバーからは外れていました
予選会のメンバーというのは夏合宿の出来でほぼ決まってくるので、後半ほとんど参加出来ていなかったことを考えると仕方ないのかなと。でもここで腐っても仕方ないと気持ちを切り替え、今回に向けて準備を整えてきました。
ー箱根駅伝に向けての意気込みをお願いします
この1年間、故障で走れない時期が続き、その度に先輩方に励まされてきたので、何とか結果で返したいなと。そして今回こうして結果を1つ残すことが出来たので、また箱根でも先輩たちの分までしっかり走りたいと思っています。
増田将也
―今日のレースプランは
今日は箱根のメンバーに入る最後のチャンスだったので、今日まで距離と質を高める練習を行いました。懸ける思いは強かったんですけど、自分の調整不足で2日前に熱を出してしまい、案の定うまく走れなくなってしまいました。
―濃霧で寒い中のレースでしたが
今日みたいな気候は選手にとても走りやすいと思うので、問題ありませんでした。
―日体大記録会では好記録を出しましたが
日体大では自己ベストで調子も上がってきた状態で臨めました。今回も2日前まですごくいい状態だったので、かなり悔しいです。言い訳になってしまいますが、体調を万全にできなかったことが今の実力です。
―自己ベストを更新できた要因は
足羽さんをはじめ、チームで絶対自己ベストを出してやろうという雰囲気があります。そういうのに引っ張られた感じがしますね。
―12月は合宿等もありますが
ちょっと今回酷すぎたので合宿にも呼ばれるかどうか。メンバーには入れないと思いますが、まだ12月末の記録会はあるので、来年に向けて頑張っていきたいです。
―次の記録会にむけての意気込みを
来年は自分のラストイヤーになるので、来年に繋がる走りをしたいと思います。
鈴木亮平
ー今日のレースを振り返って
スタート直後で人が混み合ったことで少し焦ってしまい、最初の5㌔を突っ込んでしまいました。それでも楽に走れてましたけど、10㌔を過ぎてから最初の5㌔を速く入ってしまったのが、終盤につれて最後は動かなくなってしまった原因だと思います。
ー自身の調子については
夏合宿が終わってから体調を崩してしまいその後記録会に連戦で出て自己ベストが出ました。けど無理に状態を合わせたのが響いて最近は全く走れなくなってしまい、帳尻合わせの調整になってしまったので状態はあまり良くはなかったです。
ー自身の記録については
目標にしてたのは、64分20秒とかで流れに乗れたら64分切りも狙っていたのでこの結果は悔しいです。
ーチーム順位は2位でしたが
やっぱり箱根の10人を狙うとなったらチームで1番は取って当然だと思っていたので、2番という結果は満足してないですし、同じ2年生は予選会でも活躍して、もっと上をみていかないといけないので、まだまだだなと思います。
ー同学年には活躍している選手も多くいますが
坂東(悠汰=スポ2)や土井(大輔=経2)のような力のある選手がいることは刺激になりますし、あと去年けがとかで走れていなかった東福(龍太郎=経2)とか矢嶋(謙悟=経2)などが下から築き上げてきていることもとても刺激になっていますね。もちろん坂東たちのところまではいかなければいけないですけど、東福たちと切磋琢磨していってチームの底上げをしていきたいなと思っています。
ー今年は10000㍍で29分30秒を目指していましたが
日体大の記録会では調子も悪くなかったので、もうちょっといい記録は出せたのかなと思いますね。もうちょっと速いペースで走っていれば、目標に届いた手応えはありました。目標には届かなかったですけど、走りの感覚などを掴めた部分では悪くなかったと思います。
ー箱根出場に向けて意気込みをお願いします
16人に選ばれるか分からないですけど、チームはシード権獲得を狙っているので、今日の反省を活かして貢献するような走りをしていきたいと思います。
福田兼士
ー試合を振り返ってみて
初めてのハーフだったんですけど、今の練習でこれだけ走れれば十分かなと思いました。
ー結果としては満足はしている
悪くなかったなと思います。
ー法大のスピードランナーとして距離に対して不安はなかったですか
高校時代も最長で8㌔しか走ったことがなかったですけど、今回はラスト5㌔でタイムを落としてしまったんで。でもこっから走り込んでいけばもつと思いました。
ー個人的な自分の課題は
レースの流れの中で揺さぶりにも対応できるようにして、ラストを上げられるようにすればなって、今回のレースを通じて痛感しました。
ー箱根駅伝でメンバーに絡む可能性もありますが
チーム目標がシード権なので、出場できたらしっかり貢献できればなと思います。
ー直近の大会、東海大学記録会での14分32秒という結果については
11月に入ってから、ほとんど練習に参加できなくて、ポイントでも離れてしまうことが多かったんです。その中で東海大学・上尾ハーフを走って、練習ができていない中ではまとまった走りができたのではないかなと思います。
ー練習が上手くいっていない理由は
練習の疲労で、上手く走れないくて。体調不良も原因のひとつかなと感じてます。
ー箱根に向けての個人的な目標は
メンバーに入れたらチームの目標のために全力で、そうでなくてもチームのサポートを全力でやっていきたいです。
増田蒼馬
-本日のレースを振り返って
15㌔地点までは良いペースで進んでいたのですが、そこから自分の力不足でペースが極端に落ちてしまったのが反省点です。
-タイムについては
64分台を狙っていて、極端に落としたわけではないですが、もう一段階上の走りができればと思います。
-そのためにたりなかった部分は
10㌔から15㌔に頑張ってしまい、そこをもう少し肩の力を抜いて走れたら15㌔から20㌔も余裕を持って走れたと思うのでそこを修正したいです。
-予選会前には1万㍍の記録会で好タイムを記録しました
1週間くらい前に軽いけがをしてしまい、逆にそれが体の疲れとかを休めて、けが明けということもあり、本番も逆に吹っ切れて、自分の力のすべてを出せたのであの記録がでたと思います。
-その後の5000㍍の記録会について
1万ですべてを出し切り、調子を落とし、練習の時点で垂れていたのですが、坪田さんにも出るからにはA標準狙えと言われたので、できるだけ粘って走ってあのタイムになりました。夏合宿では自分の地力がついたというのは実感できたので、今後に繋がる走りになったと思います。
-先週の記録会は
今週のハーフに繋げるための調整を兼ねていて、記録は狙っていなかったのでタイム自体には問題なかったです。
-予選会のメンバー外れたことについては
自分の力不足で悔しい面もありましたが、選考の練習で自分は垂れてしまい、他の選手は力もあったので、自分が落ちたのは妥当だと思います。
-予選会前後で好タイムを記録し、本戦メンバーに絡めているという実感はありますか
トラックの面では記録も出て、絡めたかなと思っていたのですが、箱根はハーフを走れないとメンバーにも入れないと思っていて、今回次第という気持ちでした。今回もう少し走れれば自分でも自信を持ってメンバー入りをもらえたと思うのですが、微妙だったので納得いかず悔しいです。
-この後の大会は
まだ指示を受けていないので、わからないですが、メンバーに入れたとしても入れなかったとしても、練習をしっかりやって今後の自分の力にしていきたいです。
-箱根出場が決まった時の気持ちは
素直に嬉しかったです。みんなの力もありましたし、全員で本戦にいくぞという気持ちだったので、良かったです。予選会で同期が頑張ってくれたのは自分の刺激にもなりましたし、その後の日体大記録会頑張ろうという気持ちになりました。
-箱根に向けて意気込みを
箱根のメンバーに入れたらシード権獲得できるように頑張ります。