【アイスホッケー】第90回日本学生選手権 準々決勝 対中大 数的有利で2失点 つかみかけた流れ手放し中大に零封負け 今回もインカレはベスト8で終幕
第90回日本学生選手権
2017年12月27日(水)
テクノルアイスパーク八戸
大会3日目。やってきた準々決勝の舞台。相手は前々回優勝、前回準優勝で今回も優勝候補の一角である中大だ。1Pで先制こそ許したが1点に抑える。しかし2Pで1人数的有利という状況下で2失点したところから崩れる。失点を重ね、気が付けば7失点。1点も返すことができず0-7で敗戦した。
試合結果
トータル試合結果
0 (19) |
0(5) | 1P | 1(12) | 7 (43) |
---|---|---|---|---|
0(11) | 2P | 4(14) | ||
法政大学 | 0(3) | 3P | 2(17) | 中央大学 |
※(カッコ内)は、シュートの本数を表しています。
ゴールデータ
チーム | 時間 | ゴール | アシスト | アシスト | PP/PK |
---|---|---|---|---|---|
中大 | 06:39 | 26 坂本颯 | 16 脇本直迪 | 20 切江蓮 | PK |
中大 | 27:10 | 26 坂本颯 | ― | ― | PP |
中大 | 28:01 | 77 齊藤大知 | 26 坂本颯 | ― | PP |
中大 | 33:05 | 77 齊藤大知 | 26 坂本颯 | 16脇本直迪 | PK |
中大 | 37:02 | 20 切江蓮 | 26 坂本颯 | ― | ― |
中大 | 49:56 | 72 宮本明朗 | 23 乾純也 | 18 佐藤優樹 | PK |
中大 | 56:39 | 23 乾純也 | 11 植森脩太郎 | ― | PK |
※PPは法大のパワープレー、PKは法大のペナルティキリングを示しています。
メンバー
SET | FW | FW | FW | DF | DF |
---|---|---|---|---|---|
1 | 10 鈴木翔弥(営3) | 48 小西遼(人2) | 67 志田凌大(文2) | A 14 松井洸(法2) | 4 福島勇啓(文2) |
2 | 23 沼田翔(法3) | C 11 西口開羅(法4) | A 29 石田和哉(営3) | 18 川上朝日(法4) | 76 田畑秀也(法2) |
3 | 72 土屋光翼(法1) | 91 土田啓太(法1) | 81 工藤将一郎(法3) | 27 小堀健祐(法2) | 7 上村光輝(営3) |
4 | 9 近藤謙成(営1) | 13 南陽向(法1) | 24 石川亜蘭(文1) | 80 澤口迪弥(営4) | 47 佐藤佑亮(人3) |
※GKは#39中島康渡(法1)が先発出場。3Pから#31吉田駿太(文2)。#80澤口、#47佐藤はFW。
大会結果
回戦 | 対戦相手 | 結果/試合開始時間 |
---|---|---|
1回戦 | 愛知学院大 | 〇14-0 |
2回戦 | 青山学院大 | 〇9-1 |
準々決勝 | 中大 | ●0-7 |
戦評
12大会ぶりのベスト4を懸けた試合。法大は今季一番ともいえる出だしとなる。6分にPKから失点したものの1セット目の松井、2セット目の石田が切れのある動きを見せて松井は自陣深くから、石田は主戦場のサイドから駆け上がり中大ゴールに迫る。彼らに連動するかのように他の選手も躍動。11分、14分と連続でPPを獲得すると小西のアップラウンド、川上のスルーパスに抜け出した土屋が枠内を捉えるシュートを放つなど攻撃のリズムが生まれる。守備面においても前線からのチェック、パスコースを読んだインターセプト、最後の砦として中島が立ちふさがり中大オフェンスを止める。しかし、待望の得点は中大・GK金子将太郎に阻まれ0-1で1Pが終わる。
2Pも法大ペースで試合は進む。リバウンドに反応した志田、石田の執拗なチェックからパックを奪い西口のミドルレンジからのシュートもこれらは枠をとらえ切れず。それでも27分PPを獲得しより一層攻勢に出る法大。しかし、チームの重心が前に出すぎたところを中大は逃さず、坂本颯が中島との1対1を作り追加点を奪うとその1分後にも同じような局面を作られ再び失点。PP中にまさかの2失点。この失点は選手たちに重くのしかかりそれまでの攻勢から一転して中大の猛攻を受けるようになる。33分に4点目を奪われると、37分にはゴール前でのパックの奪い合いでパックが空中に上がるとそのまま法大ゴールへ。このピリオドだけで4失点を取られ、選手たちは意気消沈のまま3Pへ。
悪夢は3Pも続く。開始53秒、それまで1セットのセンターとして攻守両面で活躍していた小西が負傷退場。それに付随して得たPPも中大の厳しいチェックによって思うようにパックを動かせず、中大にシュートを打たれる展開。3Pから変わって入ったGK吉田もこらえきれず49分に6点目を取られる。流れを変えたい法大は佐藤、南、石川といったフレッシュな面々を投入。しかし、2P中盤から続く中大の攻撃を止めることはできず、さらにはペナルティを連発し3Pは多くの時間を自陣にくぎ付けにされた法大。57分にもPKから失点し0-7で試合終了となった。
今年もベスト8の壁を越えられずに終わり、これで12大会連続となってしまった。来季こそは負の記録ストップへ。今試合0得点で終わった石田、沼田、鈴木、佐藤、工藤の新4年生FWの奮起に期待が懸かる(山崎志馬)
選手コメント
※後日、選手コメント集にて掲載致します。
フォトギャラリー
- 試合後の整列で頭を下げる選手たち
- 相手エース坂本颯(右端)に翻弄された
- ルーキーながら春から活躍した土屋
- 最後までゴールへの執着を見せた西口
- 持ち前のパスセンスでチャンスを演出した川上
- 無念の負傷交代となった小西
- キープ力の高さを見せつけた土田
- 中大の作る歓喜の輪に呆然とする選手たち